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第五章 : 救世主と英雄
第二次ミラ討伐戦㉙・無慈
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「ドーラ様!!」
ノイエフを追い詰めている最中に、彼女の魔能をまともに食らったドーラ様に、激しく動揺してしまったが、すぐに回復してキイルに一撃を与えたドーラ様を見て、私は心から安心した。
「どういうことだよ・・・!?何でアイツ、ミラの顔を・・・。」
マスクに隠されたドーラ様の素顔を見て、ノイエフも気が動転してしまっていた。
しかしドーラ様・・・。
あの時ミラ様と交わした約束をしっかり守って・・・。
ミラ様からの授け物であるマスクが無くなっても、毅然とした・・・いやむしろ、いつにも増して闘気が表れているドーラ様を、私はすごく心強いと感じた。
「うっ・・・!ううっ・・・!!プッ・・・!!」
血の混じった唾を吐き捨て、キイルはゆっくり立ち上がった。
「お前・・・!!一体何なんだよ!?どうしてミラと同じ顔なんか・・・!!」
「ドーラ、本体に、作ってもらった。敵、倒すため。みんな、守るため。」
ドーラ様の言うことに、キイルは少し合点がいった表情をした。
「なるほど。お前、ミラの模倣体ってことだな。しかしどうも納得がいかないね。魔能で生成した模倣体には自我なんか芽生えないはず。やけにしっかりしてるじゃないか。お前。」
「ドーラ、本体の自信作。自慢の仲間。だから、特別。」
「言ってる意味が分からないが、お前が他の模倣体とは一線を画すってことくらいは理解できる。こうなれば私も、本気を出すしかないみたいだな。」
「ドーラ、お前には、負けない。必ず、ここで、倒す。」
ドーラ様の宣言に、キイルは「やれるものならやってみろ。」と言わんばかりの笑みをフッと浮かべた。
そして両者の間に、重苦しい沈黙が生まれた。
果たしてどちらが先に仕掛けるか・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ダメだよキイル。」
「ッッッ!!!」
突然キイルとドーラ様の間に、プラチナブロンドの髪をした男が現れた。
そして、人差し指と中指を立て、ドーラ様に向けた。
次の瞬間、ドーラ様の左肩から胸にかけてがざっくりと裂けた。
「ドーラさ・・・!!!」
私が声をかける間もなく、男は二本の指を横に引いた。
そしてドーラ様の上半身と下半身は真っ二つに分かたれた。
「どっ、ドーラ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
私はすぐさまドーラ様のところに駆け寄った。
「ドーラ様しっかり!!早く・・・早く治癒を・・・!!」
「残念だけど、そいつはもう助からないよ。」
「え・・・?」
言ってることが分からない・・・。
助からないって・・・。
私はふとドーラ様を見ると、おかしなことに気付いた。
傷口から全く出血していない。
まるで、初めからそうであったかのような・・・。
「“祖級第零位・絶空。”空間に斬撃を入れる僕の作った魔能だよ。この魔能で斬られたら、どんな治癒魔能を以ってしても治すことはできない。まもなくそのミラの模倣体は死ぬ。」
そん、な・・・。
私は、目の前が真っ暗になった。
ドーラ様が、死ぬ・・・。
何で・・・何でこんな・・・。
「グレース。」
「ドーラ様!!」
「ゴメン、ミスった。」
「え・・・?」
「本体から、教えてもらった。謝る時、使う。」
私は謝るドーラ様に対して、首をブンブンと横に振った。
「もうちょっと、一緒に、居たかった。残念。」
起伏が無いながらも、ドーラ様はどこか悔しそうな雰囲気を出しながらそう言った。
「ドーラ様・・・ドーラ様ぁ・・・。」
死にゆくドーラ様を目の前にして、私は涙が止まらなかった。
「グレース。お願い、ある。」
「何、でしょうか・・・?」
「ドーラ、グレースの中、入れて?」
吸血鬼の古来からの習わし!!
だけどそれは、私がドーラ様を・・・。
「でっ、出来ません!!そんな・・・。」
「グレース。ドーラ、グレース、大好き。だから、一緒がいい。ずっと、ずっと。」
「ッッッ!!!」
その言葉を聞いた瞬間、私の目から別の涙が流れた。
嬉しい・・・。
すごく、すごく嬉しい・・・。
「早くして。ドーラ、崩れる前に。」
見るとドーラ様の身体が、下からまるで土くれみたいにポロポロと崩壊しつつあった。
「ドーラ様!!イヤ・・・!!イヤぁ・・・!!!」
「泣いてるヒマ、あるなら、早く、やる。」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「はい・・・。」
覚悟を決めた私は、ドーラ様の首に牙を立て、血を飲み始めた。
ドーラ様の魂が、私の中に流れ込んでくるのを感じた。
思い込みかもしれないけど、そう、信じたかった。
「グレース。これからも、一緒に、本体、支えて、いこ?親友と、して。」
「ッッッ!!!」
その言葉を最後に、ドーラ様の身体は、跡形もなく消え去り、後には私だけが残された。
ドーラ様を目の前で失った私は、ただその場に座り込むしか、なかった・・・。
◇◇◇
「導主様、何故?」
「アレはミラの持つ力のおよそ7割くらいを使えそうだったからね。キイルの勝算は薄そうだと判断したから割り込んだんだ。余計な邪魔をしてしまったかな?」
「いえそんなことは・・・。あの吸血鬼の娘は?」
「別に放っといていいんじゃない?あんなザコ。」
「なりませんッッッ!!!奴を放っておけば、ミラ以上の脅威になりかねます!!奴の出自は・・・!!」
そう言いかけた途端、キイルは口をつぐんだ。
しかしアクメルは、キイルがグレースを殺したがっている理由を悟ったようだった。
「そうなんだ。これは驚いたね。てっきりあの家系は滅んだとばかりに思ってたけど。なら処分はお前に任せるよ。」
「ありがとうございます。」
(導主様。)
「どうしたリセ?」
(例の準備が完了しました。いつでも解き放てます。)
「分かった。じゃあそれが終わったら、こっちに合流して。」
(承知いたしました。)
リセとの交信を切ると、アクメルは右手を、指を鳴らしながら握った。
「じゃあ僕は行くよ。」
「どちらに?」
「ミラの目覚めが近くなってるからね。少しでも彼女の駒を減らしたい。南方吸血鬼軍が援軍を引き連れてこっちに向かっているみたいだから片付けてくるよ。数は・・・4000くらいかな?」
「大丈夫ですか?お一人だと・・・。」
「心配しないで。4分で済ませてくるから。」
優しい口調で答えるアクメル。
だがその表情には、途轍もない禍々しさを秘めていた。
ノイエフを追い詰めている最中に、彼女の魔能をまともに食らったドーラ様に、激しく動揺してしまったが、すぐに回復してキイルに一撃を与えたドーラ様を見て、私は心から安心した。
「どういうことだよ・・・!?何でアイツ、ミラの顔を・・・。」
マスクに隠されたドーラ様の素顔を見て、ノイエフも気が動転してしまっていた。
しかしドーラ様・・・。
あの時ミラ様と交わした約束をしっかり守って・・・。
ミラ様からの授け物であるマスクが無くなっても、毅然とした・・・いやむしろ、いつにも増して闘気が表れているドーラ様を、私はすごく心強いと感じた。
「うっ・・・!ううっ・・・!!プッ・・・!!」
血の混じった唾を吐き捨て、キイルはゆっくり立ち上がった。
「お前・・・!!一体何なんだよ!?どうしてミラと同じ顔なんか・・・!!」
「ドーラ、本体に、作ってもらった。敵、倒すため。みんな、守るため。」
ドーラ様の言うことに、キイルは少し合点がいった表情をした。
「なるほど。お前、ミラの模倣体ってことだな。しかしどうも納得がいかないね。魔能で生成した模倣体には自我なんか芽生えないはず。やけにしっかりしてるじゃないか。お前。」
「ドーラ、本体の自信作。自慢の仲間。だから、特別。」
「言ってる意味が分からないが、お前が他の模倣体とは一線を画すってことくらいは理解できる。こうなれば私も、本気を出すしかないみたいだな。」
「ドーラ、お前には、負けない。必ず、ここで、倒す。」
ドーラ様の宣言に、キイルは「やれるものならやってみろ。」と言わんばかりの笑みをフッと浮かべた。
そして両者の間に、重苦しい沈黙が生まれた。
果たしてどちらが先に仕掛けるか・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ダメだよキイル。」
「ッッッ!!!」
突然キイルとドーラ様の間に、プラチナブロンドの髪をした男が現れた。
そして、人差し指と中指を立て、ドーラ様に向けた。
次の瞬間、ドーラ様の左肩から胸にかけてがざっくりと裂けた。
「ドーラさ・・・!!!」
私が声をかける間もなく、男は二本の指を横に引いた。
そしてドーラ様の上半身と下半身は真っ二つに分かたれた。
「どっ、ドーラ様ぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
私はすぐさまドーラ様のところに駆け寄った。
「ドーラ様しっかり!!早く・・・早く治癒を・・・!!」
「残念だけど、そいつはもう助からないよ。」
「え・・・?」
言ってることが分からない・・・。
助からないって・・・。
私はふとドーラ様を見ると、おかしなことに気付いた。
傷口から全く出血していない。
まるで、初めからそうであったかのような・・・。
「“祖級第零位・絶空。”空間に斬撃を入れる僕の作った魔能だよ。この魔能で斬られたら、どんな治癒魔能を以ってしても治すことはできない。まもなくそのミラの模倣体は死ぬ。」
そん、な・・・。
私は、目の前が真っ暗になった。
ドーラ様が、死ぬ・・・。
何で・・・何でこんな・・・。
「グレース。」
「ドーラ様!!」
「ゴメン、ミスった。」
「え・・・?」
「本体から、教えてもらった。謝る時、使う。」
私は謝るドーラ様に対して、首をブンブンと横に振った。
「もうちょっと、一緒に、居たかった。残念。」
起伏が無いながらも、ドーラ様はどこか悔しそうな雰囲気を出しながらそう言った。
「ドーラ様・・・ドーラ様ぁ・・・。」
死にゆくドーラ様を目の前にして、私は涙が止まらなかった。
「グレース。お願い、ある。」
「何、でしょうか・・・?」
「ドーラ、グレースの中、入れて?」
吸血鬼の古来からの習わし!!
だけどそれは、私がドーラ様を・・・。
「でっ、出来ません!!そんな・・・。」
「グレース。ドーラ、グレース、大好き。だから、一緒がいい。ずっと、ずっと。」
「ッッッ!!!」
その言葉を聞いた瞬間、私の目から別の涙が流れた。
嬉しい・・・。
すごく、すごく嬉しい・・・。
「早くして。ドーラ、崩れる前に。」
見るとドーラ様の身体が、下からまるで土くれみたいにポロポロと崩壊しつつあった。
「ドーラ様!!イヤ・・・!!イヤぁ・・・!!!」
「泣いてるヒマ、あるなら、早く、やる。」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「はい・・・。」
覚悟を決めた私は、ドーラ様の首に牙を立て、血を飲み始めた。
ドーラ様の魂が、私の中に流れ込んでくるのを感じた。
思い込みかもしれないけど、そう、信じたかった。
「グレース。これからも、一緒に、本体、支えて、いこ?親友と、して。」
「ッッッ!!!」
その言葉を最後に、ドーラ様の身体は、跡形もなく消え去り、後には私だけが残された。
ドーラ様を目の前で失った私は、ただその場に座り込むしか、なかった・・・。
◇◇◇
「導主様、何故?」
「アレはミラの持つ力のおよそ7割くらいを使えそうだったからね。キイルの勝算は薄そうだと判断したから割り込んだんだ。余計な邪魔をしてしまったかな?」
「いえそんなことは・・・。あの吸血鬼の娘は?」
「別に放っといていいんじゃない?あんなザコ。」
「なりませんッッッ!!!奴を放っておけば、ミラ以上の脅威になりかねます!!奴の出自は・・・!!」
そう言いかけた途端、キイルは口をつぐんだ。
しかしアクメルは、キイルがグレースを殺したがっている理由を悟ったようだった。
「そうなんだ。これは驚いたね。てっきりあの家系は滅んだとばかりに思ってたけど。なら処分はお前に任せるよ。」
「ありがとうございます。」
(導主様。)
「どうしたリセ?」
(例の準備が完了しました。いつでも解き放てます。)
「分かった。じゃあそれが終わったら、こっちに合流して。」
(承知いたしました。)
リセとの交信を切ると、アクメルは右手を、指を鳴らしながら握った。
「じゃあ僕は行くよ。」
「どちらに?」
「ミラの目覚めが近くなってるからね。少しでも彼女の駒を減らしたい。南方吸血鬼軍が援軍を引き連れてこっちに向かっているみたいだから片付けてくるよ。数は・・・4000くらいかな?」
「大丈夫ですか?お一人だと・・・。」
「心配しないで。4分で済ませてくるから。」
優しい口調で答えるアクメル。
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