142 / 514
第三章 : 耳飾りの旅
名乗らぬ者への感謝
しおりを挟む
真っ暗な空間が、どこまでも広がっている。
先が見えず、上も下も分からない暗闇の中で、私は途方に暮れ、次第に孤独で泣き出しそうになってきた。
その時、誰かの後ろ姿が見えた。
あれは・・・お姉ちゃんだ!!
「お姉ちゃん!!」
お姉ちゃんの傍まで走って、背中に手が触れた瞬間・・・お姉ちゃんは鬼のような形相で振り返り、私の首を絞めながら押し倒してきた。
「おっ、お姉ちゃ・・・!止め・・・!」
お姉ちゃんの私の首を絞め上げる力が段々強くなり、私は息をすることができなくなってきた。
「お願い!お願いだから、死んでよ!!何で、何でアンタだけ楽しく生きてんのよ!?」
首を絞め上げながら、お姉ちゃんは私が生きていることへの怨みを、大きな怒声で口にした。
ああ、やっぱり・・・。
お姉ちゃん、一人遺った私が、アサヒ様達と楽しく過ごしてるのが、許せなかったんだ。
分かったよ。
私もお姉ちゃんと、一緒のところに行くから、それで、どうか許して・・・?
意識が朦朧としてきた時、暗闇いっぱいに「止めてッッッ!!!」と大きな声が響き渡り、私の首を絞めていたお姉ちゃんは、風で吹き飛ばされるように消え去り、周りも暗闇から広大な真っ白な空間へと一気に変わった。
どういうことかと思ったその瞬間、仰向けに倒れる私に誰かが覆いかぶさり、力一杯抱きしめてきた。
その人は・・・私の、お姉ちゃんだった。
「お姉、ちゃん・・・?」
「もう大丈夫だからねソレット!!本当の私はここにいる!だから・・・もう安心して!!」
「お姉ちゃん・・・私のこと、恨んでないの?一人だけ楽しく過ごしてる私を、妬んだり、してないの?」
「ソレットがみんなと楽しく、笑いながら過ごしてるのを見て、お姉ちゃんが何であなたを恨んだりなんかするのよ!?さっきの私は悪い幻・・・。お姉ちゃんね、一人遺したソレットが、心配で心配でたまらなかったの。私こそ・・・“一緒に帰ろう”なんて言っておきながら、それができなくて・・・本当に、ごめんなさいッッッ!!!」
すがりつきながら泣いて謝るお姉ちゃんの頭を、私は優しく撫でた。
「いいよ。もう謝らなくて。お姉ちゃんが、本当は私を嫌ってなんかいなかったって分かっただけで、私は、もう十分嬉しいよ。」
私は泣きじゃくるお姉ちゃんを抱きしめ、私達はごろんと横になりながら互いに抱擁し合った。
「ソレット。」
「なぁに?お姉ちゃん。」
「忘れないで。あなたと私が想い合ってる限り、私達はずっと一緒だよ。だから・・・もう寂しい思いなんかしないで。」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「寂しくなんかないよ。だって私には、お姉ちゃんと同じくらい、大切な人達ができたんだから。」
私がそう言うと、お姉ちゃんは安心しきった微笑みを見せ、それを見た私はそっと目を閉じたのだった。
◇◇◇
「ソレット!起きて!!ねぇソレットってば!!」
あたしが呼びかけると、ソレットはゆっくりと目を開けた。
「アサヒ・・・様・・・?」
「良かったぁ~!!目を覚ましてくれてぇ~。」
「誠に無事でよかった。」
「ファイセア様。それに、皆様も・・・はっ!そうだ!!ヒバナ様!ヒバナ様はどこに・・・!?」
「私がどうしたって?」
他のみんなよりも少し奥の方で立っていたヒバナを見つけると、ソレットは起き上がり、リリーに思いきり抱きついてきた。
「おおっ!?どっ、どうしたのよ?」
「分かりません。ただ何故か、こうしたくて・・・。」
「傷もまだ少し残ってるっていうのに私に飛びつくなんて、アンタ、よっぽど私が好きになったの?」
「べっ、別にそういうんじゃ・・・あっ!そうだ!!吸血鬼・・・。あの吸血鬼の方は!?」
「吸血鬼?吸血鬼がいたのかソレット?」
「はい!私を助け、重症だった私を癒してくれました!!ヒバナ様!あの吸血鬼の方はどうなりましたか!?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「分からないわ。ただ、この森を覆っていた霧が晴れたってことは、おそらくこの騒ぎの元凶に勝ったんでしょうね。」
「そう、ですか・・・。」
ソレットは、自分を助けた吸血鬼・・・といっても本人の前にいるのがその人なんだけど、彼女が姿を消したことに、しょんぼりとした。
「せめて、お礼が言いたかったです。お姉ちゃんの偽物から、私を助けてくれたこと。私に・・・とても優しい言葉を、かけてくれたことを・・・。」
ソレットのその言葉を聞くと、リリーはしゃがみ込み、しょんぼりする彼女の頭をそっと撫でた。
「その感謝の気持ちだけで、私は十分報われたと思うわ。だからいつまでも、そうしょげた顔をしないの!あなたらしくないわよ?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ヒバナ様に言われなくても分かってます!!“誰よりも元気いっぱい”がわたくしのモットーですからっ!」
「フフッ!何よそのなんの捻りもないモットーは!?ほら!もう大丈夫になったんなら、みんなに心配かけたこと謝って!」
「はっ、はい・・・。皆様!わたくしの軽率な行動で、大変ご迷惑をおかけして、本当にすいませんでした!!」
ソレットが90度でお辞儀してみんなに謝ると、リリー以外の私を含めた全員が「気にするな。」と彼女に言った。
「しかしアサヒ殿、此度のこの許し難い所業を行なった者の処遇はいかにしようか?まだ見つかっておらんのだろう?」
「いや、それはできないと思うわ。」
「何故かな?ヒバナ殿。」
「吸血鬼と戦って負けたとなったら、血を全部吸い尽くされて、今頃どっかで死んでると思うから。」
「そっ、その可能性もあり得るな・・・。」
結局、今まで死会の楽獄を牛耳っていた奴は、“吸血鬼との戦いで死亡”ということで結論付けられ、あたし達は。マースミレンへの道を急ぐことにした。
「ねぇリリー・・・。」
「何ですか?」
「今回の元凶のことなんだけどさ・・・。」
「ご安心を。杖へし折って、殺さずに力を全部奪って、そこらへんに捨ててきました・・・。」
コッソリ教えられて、あたしは、今回の騒動を引き起こした、“黎明の開手に入りたがっていた魔能士の女”の命が、とりあえず無事であると知ってホッとした。
本当だったら、この手でシバき倒してやりたかったけど・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ありがとね、リリー・・・。」
「なっ、何がですか・・・!?」
「ソレットのために、戦ってくれたんでしょ?あたし、嬉しいな・・・。リリーがあの子のことを、そんなに大切に想ってくれて・・・。」
「わっ、私はただ、ミラお姉様のお手を煩わせた下賤な魔能士を、叩きのめしただけで・・・!!」
「よっく言うよ・・・!“ソレットのために、アイツをブチのめして来ます”って言ってたクセに・・・。」
「あっ、あれは・・・!ああ!もう~・・・。」
あたしがからかうと、リリーはゴマ風を急かせて、一番先頭へと向かった。
素直じゃないんだから!
でも・・・本当にありがとね。
人間だけど、自分と同じ傷を抱える女の子のために、頑張って戦ってくれて。
やっぱり、あなたは・・・あたしの自慢の、最高の妹分だよ!
リリー。
先が見えず、上も下も分からない暗闇の中で、私は途方に暮れ、次第に孤独で泣き出しそうになってきた。
その時、誰かの後ろ姿が見えた。
あれは・・・お姉ちゃんだ!!
「お姉ちゃん!!」
お姉ちゃんの傍まで走って、背中に手が触れた瞬間・・・お姉ちゃんは鬼のような形相で振り返り、私の首を絞めながら押し倒してきた。
「おっ、お姉ちゃ・・・!止め・・・!」
お姉ちゃんの私の首を絞め上げる力が段々強くなり、私は息をすることができなくなってきた。
「お願い!お願いだから、死んでよ!!何で、何でアンタだけ楽しく生きてんのよ!?」
首を絞め上げながら、お姉ちゃんは私が生きていることへの怨みを、大きな怒声で口にした。
ああ、やっぱり・・・。
お姉ちゃん、一人遺った私が、アサヒ様達と楽しく過ごしてるのが、許せなかったんだ。
分かったよ。
私もお姉ちゃんと、一緒のところに行くから、それで、どうか許して・・・?
意識が朦朧としてきた時、暗闇いっぱいに「止めてッッッ!!!」と大きな声が響き渡り、私の首を絞めていたお姉ちゃんは、風で吹き飛ばされるように消え去り、周りも暗闇から広大な真っ白な空間へと一気に変わった。
どういうことかと思ったその瞬間、仰向けに倒れる私に誰かが覆いかぶさり、力一杯抱きしめてきた。
その人は・・・私の、お姉ちゃんだった。
「お姉、ちゃん・・・?」
「もう大丈夫だからねソレット!!本当の私はここにいる!だから・・・もう安心して!!」
「お姉ちゃん・・・私のこと、恨んでないの?一人だけ楽しく過ごしてる私を、妬んだり、してないの?」
「ソレットがみんなと楽しく、笑いながら過ごしてるのを見て、お姉ちゃんが何であなたを恨んだりなんかするのよ!?さっきの私は悪い幻・・・。お姉ちゃんね、一人遺したソレットが、心配で心配でたまらなかったの。私こそ・・・“一緒に帰ろう”なんて言っておきながら、それができなくて・・・本当に、ごめんなさいッッッ!!!」
すがりつきながら泣いて謝るお姉ちゃんの頭を、私は優しく撫でた。
「いいよ。もう謝らなくて。お姉ちゃんが、本当は私を嫌ってなんかいなかったって分かっただけで、私は、もう十分嬉しいよ。」
私は泣きじゃくるお姉ちゃんを抱きしめ、私達はごろんと横になりながら互いに抱擁し合った。
「ソレット。」
「なぁに?お姉ちゃん。」
「忘れないで。あなたと私が想い合ってる限り、私達はずっと一緒だよ。だから・・・もう寂しい思いなんかしないで。」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「寂しくなんかないよ。だって私には、お姉ちゃんと同じくらい、大切な人達ができたんだから。」
私がそう言うと、お姉ちゃんは安心しきった微笑みを見せ、それを見た私はそっと目を閉じたのだった。
◇◇◇
「ソレット!起きて!!ねぇソレットってば!!」
あたしが呼びかけると、ソレットはゆっくりと目を開けた。
「アサヒ・・・様・・・?」
「良かったぁ~!!目を覚ましてくれてぇ~。」
「誠に無事でよかった。」
「ファイセア様。それに、皆様も・・・はっ!そうだ!!ヒバナ様!ヒバナ様はどこに・・・!?」
「私がどうしたって?」
他のみんなよりも少し奥の方で立っていたヒバナを見つけると、ソレットは起き上がり、リリーに思いきり抱きついてきた。
「おおっ!?どっ、どうしたのよ?」
「分かりません。ただ何故か、こうしたくて・・・。」
「傷もまだ少し残ってるっていうのに私に飛びつくなんて、アンタ、よっぽど私が好きになったの?」
「べっ、別にそういうんじゃ・・・あっ!そうだ!!吸血鬼・・・。あの吸血鬼の方は!?」
「吸血鬼?吸血鬼がいたのかソレット?」
「はい!私を助け、重症だった私を癒してくれました!!ヒバナ様!あの吸血鬼の方はどうなりましたか!?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「分からないわ。ただ、この森を覆っていた霧が晴れたってことは、おそらくこの騒ぎの元凶に勝ったんでしょうね。」
「そう、ですか・・・。」
ソレットは、自分を助けた吸血鬼・・・といっても本人の前にいるのがその人なんだけど、彼女が姿を消したことに、しょんぼりとした。
「せめて、お礼が言いたかったです。お姉ちゃんの偽物から、私を助けてくれたこと。私に・・・とても優しい言葉を、かけてくれたことを・・・。」
ソレットのその言葉を聞くと、リリーはしゃがみ込み、しょんぼりする彼女の頭をそっと撫でた。
「その感謝の気持ちだけで、私は十分報われたと思うわ。だからいつまでも、そうしょげた顔をしないの!あなたらしくないわよ?」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ヒバナ様に言われなくても分かってます!!“誰よりも元気いっぱい”がわたくしのモットーですからっ!」
「フフッ!何よそのなんの捻りもないモットーは!?ほら!もう大丈夫になったんなら、みんなに心配かけたこと謝って!」
「はっ、はい・・・。皆様!わたくしの軽率な行動で、大変ご迷惑をおかけして、本当にすいませんでした!!」
ソレットが90度でお辞儀してみんなに謝ると、リリー以外の私を含めた全員が「気にするな。」と彼女に言った。
「しかしアサヒ殿、此度のこの許し難い所業を行なった者の処遇はいかにしようか?まだ見つかっておらんのだろう?」
「いや、それはできないと思うわ。」
「何故かな?ヒバナ殿。」
「吸血鬼と戦って負けたとなったら、血を全部吸い尽くされて、今頃どっかで死んでると思うから。」
「そっ、その可能性もあり得るな・・・。」
結局、今まで死会の楽獄を牛耳っていた奴は、“吸血鬼との戦いで死亡”ということで結論付けられ、あたし達は。マースミレンへの道を急ぐことにした。
「ねぇリリー・・・。」
「何ですか?」
「今回の元凶のことなんだけどさ・・・。」
「ご安心を。杖へし折って、殺さずに力を全部奪って、そこらへんに捨ててきました・・・。」
コッソリ教えられて、あたしは、今回の騒動を引き起こした、“黎明の開手に入りたがっていた魔能士の女”の命が、とりあえず無事であると知ってホッとした。
本当だったら、この手でシバき倒してやりたかったけど・・・。
・・・・・・・。
・・・・・・・。
「ありがとね、リリー・・・。」
「なっ、何がですか・・・!?」
「ソレットのために、戦ってくれたんでしょ?あたし、嬉しいな・・・。リリーがあの子のことを、そんなに大切に想ってくれて・・・。」
「わっ、私はただ、ミラお姉様のお手を煩わせた下賤な魔能士を、叩きのめしただけで・・・!!」
「よっく言うよ・・・!“ソレットのために、アイツをブチのめして来ます”って言ってたクセに・・・。」
「あっ、あれは・・・!ああ!もう~・・・。」
あたしがからかうと、リリーはゴマ風を急かせて、一番先頭へと向かった。
素直じゃないんだから!
でも・・・本当にありがとね。
人間だけど、自分と同じ傷を抱える女の子のために、頑張って戦ってくれて。
やっぱり、あなたは・・・あたしの自慢の、最高の妹分だよ!
リリー。
0
お気に入りに追加
106
あなたにおすすめの小説
異世界の片隅で引き篭りたい少女。
月芝
ファンタジー
玄関開けたら一分で異世界!
見知らぬオッサンに雑に扱われただけでも腹立たしいのに
初っ端から詰んでいる状況下に放り出されて、
さすがにこれは無理じゃないかな? という出オチ感漂う能力で過ごす新生活。
生態系の最下層から成り上がらずに、こっそりと世界の片隅で心穏やかに過ごしたい。
世界が私を見捨てるのならば、私も世界を見捨ててやろうと森の奥に引き篭った少女。
なのに世界が私を放っておいてくれない。
自分にかまうな、近寄るな、勝手に幻想を押しつけるな。
それから私を聖女と呼ぶんじゃねぇ!
己の平穏のために、ふざけた能力でわりと真面目に頑張る少女の物語。
※本作主人公は極端に他者との関わりを避けます。あとトキメキLOVEもハーレムもありません。
ですので濃厚なヒューマンドラマとか、心の葛藤とか、胸の成長なんかは期待しないで下さい。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
【完結】彼女以外、みんな思い出す。
❄️冬は つとめて
ファンタジー
R15をつける事にしました。
幼い頃からの婚約者、この国の第二王子に婚約破棄を告げられ。あらぬ冤罪を突きつけられたリフィル。この場所に誰も助けてくれるものはいない。
飯屋の娘は魔法を使いたくない?
秋野 木星
ファンタジー
3歳の時に川で溺れた時に前世の記憶人格がよみがえったセリカ。
魔法が使えることをひた隠しにしてきたが、ある日馬車に轢かれそうになった男の子を助けるために思わず魔法を使ってしまう。
それを見ていた貴族の青年が…。
異世界転生の話です。
のんびりとしたセリカの日常を追っていきます。
※ 表紙は星影さんの作品です。
※ 「小説家になろう」から改稿転記しています。
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
元勇者パーティーの雑用係だけど、実は最強だった〜無能と罵られ追放されたので、真の実力を隠してスローライフします〜
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
元勇者パーティーで雑用係をしていたが、追放されてしまった。
しかし彼は本当は最強でしかも、真の実力を隠していた!
今は辺境の小さな村でひっそりと暮らしている。
そうしていると……?
※第3回HJ小説大賞一次通過作品です!
異世界転生したらよくわからない騎士の家に生まれたので、とりあえず死なないように気をつけていたら無双してしまった件。
星の国のマジシャン
ファンタジー
引きこもりニート、40歳の俺が、皇帝に騎士として支える分家の貴族に転生。
そして魔法剣術学校の剣術科に通うことなるが、そこには波瀾万丈な物語が生まれる程の過酷な「必須科目」の数々が。
本家VS分家の「決闘」や、卒業と命を懸け必死で戦い抜く「魔物サバイバル」、さらには40年の弱男人生で味わったことのない甘酸っぱい青春群像劇やモテ期も…。
この世界を動かす、最大の敵にご注目ください!
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる