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第三章 : 耳飾りの旅
騎獣の名付け
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「う~ん・・・う~ん・・・。」
馬小屋に繋がれた禍犬種達の前で、ミラお姉様は腕を組みながら何やら考え込んでいた。
朝食を済ませ、各々が出発を準備をする中で、ミラお姉様だけ早く支度を済ませ、「禍犬種の様子を見に行ってくる。」と行ったきり、中々戻って来なかったから、全員で様子を見に来た次第だ。
「どうしたもんかね~・・・。」
「ヒバナ殿・・・。」
「何?」
「アサヒ殿は、何をお悩みになっておられるのだ?」
ファイセアが後ろから、ミラお姉様に聞こえないように話しかけてきた。
「私にも分からないわよ。ただあのお顔・・・よほど深刻な悩みなようね。」
何を考えているか、聞いてくるべきだろうか?
だけどもし、私達にも相談できないことだとしたら・・・。
もしかしたら、私達があの禍犬種と上手く関係を築けるかどうか、悩んでいるのでは・・・!
私は白丸と茶々助、禍犬種の上位種である禍狼種と一緒だったから、大丈夫だとは思うけど、他の3人については魔獣に乗った経験がない人間。うち一人は子どもときた。
この旅のリーダーであるあの方が不安になって、私達に話しづらくなるのは分かる。
だけどここで放っておくのも、どうにも忍びない。
「あっ!みっ、みんな・・・!」
ずっと見ている私達に、ミラお姉様が気付いて振り返ってきた。
「あっ、アサヒお姉様・・・!こっ、これは~そのぉ・・・。」
「アサヒ様、何かお悩みなんですか?」
ちっ、ちんちくりん・・・!!
そっ、そんなストレートな・・・!!
「あはは・・・。ちょっとね。」
「よっ、良かったら・・・私達に話して下さい!!」
「すっごく・・・下らないことだよ?それでもいい?」
「アサヒお姉様の悩みが下らないはずないじゃないですか!!」
私の言葉に、他の者も大きく頷いた。
「そこまで言うなら・・・話すね・・・。」
私達はミラお姉様が話そうとしていることを、固唾を飲んで待った。
「・・・・・・・。禍犬種の名前、どうしよっか?えへへ~・・・♪」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
ミラお姉様・・・可愛いっ♡♡♡
◇◇◇
「ホントに下らないことでしたね。」
ソレットの辛辣な言葉が、あたしのメンタルに鋭利なナイフになってブッ刺さった。
「そっ、そんなことはないぞ!これから旅をともにする騎獣と絆を結ぶには、やはり名づけは大切であろう!」
「えっ、ええ!旅の仲間を率いる身としては、重要な役目だと俺も思います!」
「私達が乗る禍犬種の名前でそこまでお悩みになるなんて・・・アサヒお姉様、なんだかお可愛いです♡♡♡」
リリーはともかく、ファイセアさんとノイエフさんのあたしへの慰めは嬉しかったけど、なんかイタかった・・・。
「皆様がそこまで仰るのなら・・・。分かりました。先程の失言の詫びに、わたくしも一緒に考えます。しゃ~なしにですけど・・・。」
「しゃ~なしとか言うな!私は喜んでご協力しますよ!!アサヒお姉様♪」
「私も何か捻り出そう!なぁ?ノイエフ!」
「はい。」
「みんな・・・マジでありがと!!」
「それでアサヒ殿。ここまでで何かアイデアは浮かんではいるのか?」
「そうですね~・・・あたしが買ってるペットと同じように、色で付けたいなぁ~とは思ってるんですけど・・・。」
「アサヒ殿、動物を飼われていたのですね。」
「まっ、まぁね!王都に来る前に友達に預けてきちゃったけど・・・!」
「ちなみに何を飼われているのですか?」
「えっ・・・!?わっ、ワンちゃん・・・2匹?」
「へぇ~犬を~!!では、イメージしやすいですね。」
「うっ、うん!それでさ、この赤毛の子のは一応候補あんだけど・・・。」
「どういうのですか?」
「ちょ・・・チョコ之丞・・・。」
「「「ちょ・・・チョコ?」」」
「ああほら!見た目は怖そうだけど、この子らワンちゃんなワケだけだしさ!カッコよくて、それでいてカワイイ名前がいいかな~って・・・!」
「たっ、確かに・・・勇ましくて、それでいて親しみさを感じるやもしれんな・・・。」
ふぁ、ファイセアさんが真面目な顔で賛成してる・・・!!
「私は大賛成です!!チョコ之丞・・・とっても良い名前ですッッッ!!!」
「おっ、俺もいいかなって思います!!」
「そっ、ソレットは・・・?」
「ちょ、ちょっとビックリですけど、ギャップがあっていいかと・・・。」
「ほっ、ホント?じゃ、じゃあ決まりだね!!この子の名前はチョコ之丞だ!!よろしくね!」
「バウ!!」
「よし!ならこの調子で他の子も決めちゃおうっか!!名前のテイストは“カワイイかつカッコいい”で!!」
「「「はいッッッ!!!」」」
「それじゃあ次はこの灰色の子。ヒバナがお気に入りって言ってた・・・。」
「そうですね~・・・ゴマ風なんてどうです?。」
「おっ!いいね~!ヒバナ、センスあんじゃん~♪」
「ほっ、褒めて頂けて、嬉しいです♡仲良くやりましょ、ゴマ風。」
「クゥ・・・。」
「じゃあ次は、この薄茶色の子だけど・・・。」
「では私が!“クリーム丸”は、どうだろうか・・・?」
「くっ、クリーム丸・・・?」
「いっ、一応、アサヒ殿の提示したことに沿ったつもり、なのだが・・・。」
「あっ、あたしは全然アリだと思うよ!」
ただちょっと・・・いや、めっちゃ予想外だったけど。ファイセアさんからそんなワードが飛び出るなんて・・・。
「そっ、そうか~!ではこやつは、私がもらい受ける。頼りにしているぞ、クリーム丸!」
「ガウ!」
「で、最後はこの黄色と茶色のツートンの子だけど・・・。」
「あっ、あの・・・!!」
「何、ちんちくりん?」
「チーズ郎なんて、いかがですか・・・?」
「何で?」
「ちっ。チーズケーキ、みたいなので・・・。」
「ぷっ・・・あはははははははははははははははは・・・!!!」
「なっ、何ですかヒバナ殿!!そんなにおかしかったですか!?」
「いや別に!ただアンタ、あんなに禍犬種のこと怖がってたのに、そんな可愛い名前付けるなんて、なんか随分心変わりしたな~って!」
「わっ、わたくしは最初から怖がってなど・・・!」
ソレットが恥ずかしがっていると、突然チーズ郎がソレットの頬を大きな舌でペロペロ舐めてきた。
「わわっ!なっ、何を・・・!」
「“いい名前付けてありがと~”って言ってんだよ、多分。」
「よっ、よろしくお願いします・・・。」
ソレットの言葉に、チーズ郎は大きな声で「ワン!」と返事した。
「はぁ~・・・!」
「どうしたノイエフ?浮かない顔をして。」
「いや。結局俺、案出せなかったなぁって・・・。」
「別に無理して出す必要なんかないって!ノイエフさんはソレットの代わりにチーズ郎をお願いします。」
「ノイエフ様!わたくしに、是非乗馬の方法を教えて下さい!!わたくし・・・いつかは自分の手で、チーズ郎を乗ってみたいです!!」
「ソレット・・・。分かった。できる限り丁寧に教えよう。」
「ありがとうございます!!」
ふぅ~・・・!
何とかこれで禍犬種の名前も決まったし・・・。
「みんな!一緒に考えてくれて本当にありがとう!!それじゃあ、行きましょうか!!」
「「「はいッッッ!!!」」」
「「「「「バウッッッ!!!」」」」
馬小屋に繋がれた禍犬種達の前で、ミラお姉様は腕を組みながら何やら考え込んでいた。
朝食を済ませ、各々が出発を準備をする中で、ミラお姉様だけ早く支度を済ませ、「禍犬種の様子を見に行ってくる。」と行ったきり、中々戻って来なかったから、全員で様子を見に来た次第だ。
「どうしたもんかね~・・・。」
「ヒバナ殿・・・。」
「何?」
「アサヒ殿は、何をお悩みになっておられるのだ?」
ファイセアが後ろから、ミラお姉様に聞こえないように話しかけてきた。
「私にも分からないわよ。ただあのお顔・・・よほど深刻な悩みなようね。」
何を考えているか、聞いてくるべきだろうか?
だけどもし、私達にも相談できないことだとしたら・・・。
もしかしたら、私達があの禍犬種と上手く関係を築けるかどうか、悩んでいるのでは・・・!
私は白丸と茶々助、禍犬種の上位種である禍狼種と一緒だったから、大丈夫だとは思うけど、他の3人については魔獣に乗った経験がない人間。うち一人は子どもときた。
この旅のリーダーであるあの方が不安になって、私達に話しづらくなるのは分かる。
だけどここで放っておくのも、どうにも忍びない。
「あっ!みっ、みんな・・・!」
ずっと見ている私達に、ミラお姉様が気付いて振り返ってきた。
「あっ、アサヒお姉様・・・!こっ、これは~そのぉ・・・。」
「アサヒ様、何かお悩みなんですか?」
ちっ、ちんちくりん・・・!!
そっ、そんなストレートな・・・!!
「あはは・・・。ちょっとね。」
「よっ、良かったら・・・私達に話して下さい!!」
「すっごく・・・下らないことだよ?それでもいい?」
「アサヒお姉様の悩みが下らないはずないじゃないですか!!」
私の言葉に、他の者も大きく頷いた。
「そこまで言うなら・・・話すね・・・。」
私達はミラお姉様が話そうとしていることを、固唾を飲んで待った。
「・・・・・・・。禍犬種の名前、どうしよっか?えへへ~・・・♪」
・・・・・・・。
・・・・・・・。
ミラお姉様・・・可愛いっ♡♡♡
◇◇◇
「ホントに下らないことでしたね。」
ソレットの辛辣な言葉が、あたしのメンタルに鋭利なナイフになってブッ刺さった。
「そっ、そんなことはないぞ!これから旅をともにする騎獣と絆を結ぶには、やはり名づけは大切であろう!」
「えっ、ええ!旅の仲間を率いる身としては、重要な役目だと俺も思います!」
「私達が乗る禍犬種の名前でそこまでお悩みになるなんて・・・アサヒお姉様、なんだかお可愛いです♡♡♡」
リリーはともかく、ファイセアさんとノイエフさんのあたしへの慰めは嬉しかったけど、なんかイタかった・・・。
「皆様がそこまで仰るのなら・・・。分かりました。先程の失言の詫びに、わたくしも一緒に考えます。しゃ~なしにですけど・・・。」
「しゃ~なしとか言うな!私は喜んでご協力しますよ!!アサヒお姉様♪」
「私も何か捻り出そう!なぁ?ノイエフ!」
「はい。」
「みんな・・・マジでありがと!!」
「それでアサヒ殿。ここまでで何かアイデアは浮かんではいるのか?」
「そうですね~・・・あたしが買ってるペットと同じように、色で付けたいなぁ~とは思ってるんですけど・・・。」
「アサヒ殿、動物を飼われていたのですね。」
「まっ、まぁね!王都に来る前に友達に預けてきちゃったけど・・・!」
「ちなみに何を飼われているのですか?」
「えっ・・・!?わっ、ワンちゃん・・・2匹?」
「へぇ~犬を~!!では、イメージしやすいですね。」
「うっ、うん!それでさ、この赤毛の子のは一応候補あんだけど・・・。」
「どういうのですか?」
「ちょ・・・チョコ之丞・・・。」
「「「ちょ・・・チョコ?」」」
「ああほら!見た目は怖そうだけど、この子らワンちゃんなワケだけだしさ!カッコよくて、それでいてカワイイ名前がいいかな~って・・・!」
「たっ、確かに・・・勇ましくて、それでいて親しみさを感じるやもしれんな・・・。」
ふぁ、ファイセアさんが真面目な顔で賛成してる・・・!!
「私は大賛成です!!チョコ之丞・・・とっても良い名前ですッッッ!!!」
「おっ、俺もいいかなって思います!!」
「そっ、ソレットは・・・?」
「ちょ、ちょっとビックリですけど、ギャップがあっていいかと・・・。」
「ほっ、ホント?じゃ、じゃあ決まりだね!!この子の名前はチョコ之丞だ!!よろしくね!」
「バウ!!」
「よし!ならこの調子で他の子も決めちゃおうっか!!名前のテイストは“カワイイかつカッコいい”で!!」
「「「はいッッッ!!!」」」
「それじゃあ次はこの灰色の子。ヒバナがお気に入りって言ってた・・・。」
「そうですね~・・・ゴマ風なんてどうです?。」
「おっ!いいね~!ヒバナ、センスあんじゃん~♪」
「ほっ、褒めて頂けて、嬉しいです♡仲良くやりましょ、ゴマ風。」
「クゥ・・・。」
「じゃあ次は、この薄茶色の子だけど・・・。」
「では私が!“クリーム丸”は、どうだろうか・・・?」
「くっ、クリーム丸・・・?」
「いっ、一応、アサヒ殿の提示したことに沿ったつもり、なのだが・・・。」
「あっ、あたしは全然アリだと思うよ!」
ただちょっと・・・いや、めっちゃ予想外だったけど。ファイセアさんからそんなワードが飛び出るなんて・・・。
「そっ、そうか~!ではこやつは、私がもらい受ける。頼りにしているぞ、クリーム丸!」
「ガウ!」
「で、最後はこの黄色と茶色のツートンの子だけど・・・。」
「あっ、あの・・・!!」
「何、ちんちくりん?」
「チーズ郎なんて、いかがですか・・・?」
「何で?」
「ちっ。チーズケーキ、みたいなので・・・。」
「ぷっ・・・あはははははははははははははははは・・・!!!」
「なっ、何ですかヒバナ殿!!そんなにおかしかったですか!?」
「いや別に!ただアンタ、あんなに禍犬種のこと怖がってたのに、そんな可愛い名前付けるなんて、なんか随分心変わりしたな~って!」
「わっ、わたくしは最初から怖がってなど・・・!」
ソレットが恥ずかしがっていると、突然チーズ郎がソレットの頬を大きな舌でペロペロ舐めてきた。
「わわっ!なっ、何を・・・!」
「“いい名前付けてありがと~”って言ってんだよ、多分。」
「よっ、よろしくお願いします・・・。」
ソレットの言葉に、チーズ郎は大きな声で「ワン!」と返事した。
「はぁ~・・・!」
「どうしたノイエフ?浮かない顔をして。」
「いや。結局俺、案出せなかったなぁって・・・。」
「別に無理して出す必要なんかないって!ノイエフさんはソレットの代わりにチーズ郎をお願いします。」
「ノイエフ様!わたくしに、是非乗馬の方法を教えて下さい!!わたくし・・・いつかは自分の手で、チーズ郎を乗ってみたいです!!」
「ソレット・・・。分かった。できる限り丁寧に教えよう。」
「ありがとうございます!!」
ふぅ~・・・!
何とかこれで禍犬種の名前も決まったし・・・。
「みんな!一緒に考えてくれて本当にありがとう!!それじゃあ、行きましょうか!!」
「「「はいッッッ!!!」」」
「「「「「バウッッッ!!!」」」」
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