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第三章 : 耳飾りの旅
呪いの預かり品
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しとしとと雨が降る昼前の王都。
王都で小さな宝石店を営む男は開店準備を済ませるとカウンターにもたれて無精髭を蓄えた顎を掻いた。
「さぁて、どうしたものかな。今日こそ客が来てほしいが・・・。」
ここんところ客足が遠のいていることに男は頭を悩ませていた。
ただでさえ人様の家から盗み取った盗品を扱っているのに、リスクに見合ったリターンがなければ話にならない。
以前の自分だったら毎日気が気でなく、夜も眠れなかったが今の彼はそうではない。
自分の心が満たされる物を手に入れたからだ。
「まぁいいさ。今の俺にはこれがある・・・。」
そう呟くと、男は左耳に付けた耳飾りをそっと撫でる。
この耳飾りがあれば、他はもう何もいらない。
どんなに生活苦に陥ろうが、失うものがどれだけ増えようが、この耳飾りが自分の耳に付いている限り、俺は幸せだ。
男はこの満たされた気分がいつまでも続くと信じていたが、それは今日、唐突に終わることになる。
お店のドアがガチャと開いて、2人の男が入店した。
「ああ、いらっしゃ・・・。」
男達の服装を見た途端、店主の男は固まった。
何故ならその2人は、王都守衛隊の者達だったからだ。
「店主、少しいいか?」
「はい~何でしょう?」
「この店で“殺された家族が身に付けていた装飾品を見かけた”と通報が複数寄せられたのだが、心当たりはないか?」
守衛隊の質問に、店主は上目づかいを必死に保とうとしたが、内面では激しく動揺していた。
「なっ、何の話でしょうか~?ウチではきちんと正規に買い取ったもんを扱っておりやして・・・。」
「おい!これを見てくれ!!」
「どうした!?」
「これ、証言から書き記した絵とそっくりじゃないか?」
守衛隊の2人は、一方が持っていた問題の装飾品のスケッチとガラス棚の装飾品を見比べていた。
「そっ、そりゃ同じ職人が作ったからじゃないでしょうか?」
「そんなはずはない!!問題の装飾品は被害者の手作りで他にはないものだからだ!!」
「ッッッ!!!」
男は奥歯をギリッと噛み締めた。
造形がいいから盗んだが、まさか殺したババアの手作りだったなんて・・・。
「この店に売られた品の数々ももしや・・・。店主、詳しく聞かせてもらおうか?」
もはや言い逃れできないと悟った男は、守衛隊を振り切って店から逃げようとした。
だが屈強な守衛隊相手に敵うはずがなく、簡単に組み伏せられてしまった。
「おい!放しやがれ!!畜生・・・!!」
「貴様の耳のその飾りも盗品の疑いがある。よってこちらで押収させてもらうぞ!」
「やっ、止めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「ッッッ!!!」
守衛隊の男が店主の耳に手をかけた瞬間、彼は今までにないほどに絶叫して暴れた。
「なっ、何だ貴様!おとなしくしろ!!」
「この店の宝石をいくら持ってても構わねぇ!!でもこの耳飾りは・・・耳飾りだけは絶対てめぇらなんかに渡さねぇ!!俺の耳から取ってみろ!!てめぇらまとめて殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
鬼気迫る表情で抵抗する店主の男に、守衛隊の男達は絶句するしかなかった。
◇◇◇
「ヤな雨だな~・・・。」
庭園の窓を見つめて、あたしはため息を吐いた。
久しぶりのオフの日だから庭園でのんびりしようと思ってたのに、これじゃ外に出れないじゃんか・・・。
「任せて下さいアサヒお姉様!!こんな雨、私がパパっと止ませてみせますよぉ!!」
「ヒバナ様にそんなことができるのですか?」
「できるに決まってんでしょ。何なら見せてあげましょうか?」
「いいえ結構。別に見たいとは思いませんので。」
「そんなこと言ってぇ、ホントは私にいいカッコされんのがコワいんでしょ?」
「は?何を勘違いされておるのですか?」
「強がってんじゃないわよ。このミニミニ手足娘。」
「ご無礼を申さないで下さいますか、セクハラ大好きっ娘様?」
「なっ、何ですってぇ!?アサヒお姉様、コイツやっちゃっていいですか!?」
「アサヒ様、わたくしめにヒバナ様に反撃するご許可を。」
「ええいやめんかぁ!!2人してあたし挟んでケンカしようとすなぁ!!!」
もう~!!
会って五日経つんだからいい加減仲良くしてほしいよ~・・・。
「失礼します!アサヒ様!!」
「何ぃ?どったのぉ?」
「王都守衛隊本部長の、レオル・クリフヘッド殿がお目通りしたいと・・・!!」
「レオルさんが?どんな要件?」
「それが・・・アサヒ様に、大至急お見せしたい物があると・・・。」
「見せたい物・・・?分かった!取り敢えず通してっ。」
なんかただ事じゃない雰囲気だったけど、大丈夫かな?
◇◇◇
「アサヒ様、この度はお休みにもかかわわらず、お会いして頂き、誠にありがとうございます。」
「いやいいって。それで、あたしに見せたい物って何?」
「ええ。こちらの品を拝見願います。」
レオルさんのお付きの人が、懐から木箱を出すと、あたしにその中身を見せに来た。
「何これ?ピアス?」
「ええ。この耳飾りは、盗品を扱っていた宝石店の店主から押収した者なのですが、押収の際に店主の男は、まるで取り憑かれたかのように激しく抵抗しまして・・・それに・・・。」
「それに?」
「店主の男から耳飾りを取り上げた部下の者が、あろうことか自分の耳に付けようとし、止めさせたところ、同じように錯乱しまして・・・。」
なにそれ怖っ!
完全に呪いのアイテムじゃんコレ!!
「どうもこの耳飾りには、我々では計り知れない魔性の力が込められているようで、こちらで預かるにはあまりにリスクがあると判断し・・・。お願いしますっ!アサヒ様の方で引き取ってもらえないでしょうか!?」
「マジっすか!?」
「ご無理を申しているのは百も承知です!ですがこのような恐ろしい品、最高位の魔能士であるアサヒ様しか頼むことができないのですっ!!どうか何卒、何卒・・・!!」
深々と頭を下げるレオルさんに、あたしはとてもノーとは言えなかった。
この人だって、自分の仲間を守るために、申し訳なさでいっぱいだけどあたしを頼ってるんだ・・・。
「う~ん・・・分かりました!!とりあえずあたしの方で預かっておきますから、どうか頭を上げて下さい!」
「本当ですか!?ありがとうございます・・・!!」
「アサヒ様ったら。あんまり安請け合いするものじゃありませんよ?」
「分かってないなぁ!あんたは。困ってる誰かがいるとどんな人でも助けるのが、アサヒお姉様一番の美徳なんじゃな~い!」
「でもあんまりポンポン助けると、いつかとんでもない騒動に巻き込まれることだって在り得るのですよ?」
「何言ってんの!そんなの早々あるはずないじゃない。ねっ、アサヒお姉様?」
「え?うっ、うん!多分・・・。」
この時のあたしは、ヒバナの言う通り、そんなこと滅多にないと油断していた。
でも後々になって、そんな考えなど甘かったと思うようになる。
まさかこの耳飾りをめぐって、あんな大騒動に巻き込まれることになるなんて・・・。
◇◇◇
「ほう?かの耳飾りの所在がついに明らかになったか。それで、どこにあったのだ?」
「どうやらヴェル・ハルド王国にあったようでして・・・。」
「そうか・・・よもやあの国に・・・。」
「それで、どのように手に入れましょうか?」
「マースミレンの森精人どもに連絡しろ。奴らを隠れ蓑に利用するのだ。
「承知しました。」
「抜かるなよ。かの耳飾りは何としても、我ら黎明の開手が手に入れるのだ!」
王都で小さな宝石店を営む男は開店準備を済ませるとカウンターにもたれて無精髭を蓄えた顎を掻いた。
「さぁて、どうしたものかな。今日こそ客が来てほしいが・・・。」
ここんところ客足が遠のいていることに男は頭を悩ませていた。
ただでさえ人様の家から盗み取った盗品を扱っているのに、リスクに見合ったリターンがなければ話にならない。
以前の自分だったら毎日気が気でなく、夜も眠れなかったが今の彼はそうではない。
自分の心が満たされる物を手に入れたからだ。
「まぁいいさ。今の俺にはこれがある・・・。」
そう呟くと、男は左耳に付けた耳飾りをそっと撫でる。
この耳飾りがあれば、他はもう何もいらない。
どんなに生活苦に陥ろうが、失うものがどれだけ増えようが、この耳飾りが自分の耳に付いている限り、俺は幸せだ。
男はこの満たされた気分がいつまでも続くと信じていたが、それは今日、唐突に終わることになる。
お店のドアがガチャと開いて、2人の男が入店した。
「ああ、いらっしゃ・・・。」
男達の服装を見た途端、店主の男は固まった。
何故ならその2人は、王都守衛隊の者達だったからだ。
「店主、少しいいか?」
「はい~何でしょう?」
「この店で“殺された家族が身に付けていた装飾品を見かけた”と通報が複数寄せられたのだが、心当たりはないか?」
守衛隊の質問に、店主は上目づかいを必死に保とうとしたが、内面では激しく動揺していた。
「なっ、何の話でしょうか~?ウチではきちんと正規に買い取ったもんを扱っておりやして・・・。」
「おい!これを見てくれ!!」
「どうした!?」
「これ、証言から書き記した絵とそっくりじゃないか?」
守衛隊の2人は、一方が持っていた問題の装飾品のスケッチとガラス棚の装飾品を見比べていた。
「そっ、そりゃ同じ職人が作ったからじゃないでしょうか?」
「そんなはずはない!!問題の装飾品は被害者の手作りで他にはないものだからだ!!」
「ッッッ!!!」
男は奥歯をギリッと噛み締めた。
造形がいいから盗んだが、まさか殺したババアの手作りだったなんて・・・。
「この店に売られた品の数々ももしや・・・。店主、詳しく聞かせてもらおうか?」
もはや言い逃れできないと悟った男は、守衛隊を振り切って店から逃げようとした。
だが屈強な守衛隊相手に敵うはずがなく、簡単に組み伏せられてしまった。
「おい!放しやがれ!!畜生・・・!!」
「貴様の耳のその飾りも盗品の疑いがある。よってこちらで押収させてもらうぞ!」
「やっ、止めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」
「ッッッ!!!」
守衛隊の男が店主の耳に手をかけた瞬間、彼は今までにないほどに絶叫して暴れた。
「なっ、何だ貴様!おとなしくしろ!!」
「この店の宝石をいくら持ってても構わねぇ!!でもこの耳飾りは・・・耳飾りだけは絶対てめぇらなんかに渡さねぇ!!俺の耳から取ってみろ!!てめぇらまとめて殺してやらぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
鬼気迫る表情で抵抗する店主の男に、守衛隊の男達は絶句するしかなかった。
◇◇◇
「ヤな雨だな~・・・。」
庭園の窓を見つめて、あたしはため息を吐いた。
久しぶりのオフの日だから庭園でのんびりしようと思ってたのに、これじゃ外に出れないじゃんか・・・。
「任せて下さいアサヒお姉様!!こんな雨、私がパパっと止ませてみせますよぉ!!」
「ヒバナ様にそんなことができるのですか?」
「できるに決まってんでしょ。何なら見せてあげましょうか?」
「いいえ結構。別に見たいとは思いませんので。」
「そんなこと言ってぇ、ホントは私にいいカッコされんのがコワいんでしょ?」
「は?何を勘違いされておるのですか?」
「強がってんじゃないわよ。このミニミニ手足娘。」
「ご無礼を申さないで下さいますか、セクハラ大好きっ娘様?」
「なっ、何ですってぇ!?アサヒお姉様、コイツやっちゃっていいですか!?」
「アサヒ様、わたくしめにヒバナ様に反撃するご許可を。」
「ええいやめんかぁ!!2人してあたし挟んでケンカしようとすなぁ!!!」
もう~!!
会って五日経つんだからいい加減仲良くしてほしいよ~・・・。
「失礼します!アサヒ様!!」
「何ぃ?どったのぉ?」
「王都守衛隊本部長の、レオル・クリフヘッド殿がお目通りしたいと・・・!!」
「レオルさんが?どんな要件?」
「それが・・・アサヒ様に、大至急お見せしたい物があると・・・。」
「見せたい物・・・?分かった!取り敢えず通してっ。」
なんかただ事じゃない雰囲気だったけど、大丈夫かな?
◇◇◇
「アサヒ様、この度はお休みにもかかわわらず、お会いして頂き、誠にありがとうございます。」
「いやいいって。それで、あたしに見せたい物って何?」
「ええ。こちらの品を拝見願います。」
レオルさんのお付きの人が、懐から木箱を出すと、あたしにその中身を見せに来た。
「何これ?ピアス?」
「ええ。この耳飾りは、盗品を扱っていた宝石店の店主から押収した者なのですが、押収の際に店主の男は、まるで取り憑かれたかのように激しく抵抗しまして・・・それに・・・。」
「それに?」
「店主の男から耳飾りを取り上げた部下の者が、あろうことか自分の耳に付けようとし、止めさせたところ、同じように錯乱しまして・・・。」
なにそれ怖っ!
完全に呪いのアイテムじゃんコレ!!
「どうもこの耳飾りには、我々では計り知れない魔性の力が込められているようで、こちらで預かるにはあまりにリスクがあると判断し・・・。お願いしますっ!アサヒ様の方で引き取ってもらえないでしょうか!?」
「マジっすか!?」
「ご無理を申しているのは百も承知です!ですがこのような恐ろしい品、最高位の魔能士であるアサヒ様しか頼むことができないのですっ!!どうか何卒、何卒・・・!!」
深々と頭を下げるレオルさんに、あたしはとてもノーとは言えなかった。
この人だって、自分の仲間を守るために、申し訳なさでいっぱいだけどあたしを頼ってるんだ・・・。
「う~ん・・・分かりました!!とりあえずあたしの方で預かっておきますから、どうか頭を上げて下さい!」
「本当ですか!?ありがとうございます・・・!!」
「アサヒ様ったら。あんまり安請け合いするものじゃありませんよ?」
「分かってないなぁ!あんたは。困ってる誰かがいるとどんな人でも助けるのが、アサヒお姉様一番の美徳なんじゃな~い!」
「でもあんまりポンポン助けると、いつかとんでもない騒動に巻き込まれることだって在り得るのですよ?」
「何言ってんの!そんなの早々あるはずないじゃない。ねっ、アサヒお姉様?」
「え?うっ、うん!多分・・・。」
この時のあたしは、ヒバナの言う通り、そんなこと滅多にないと油断していた。
でも後々になって、そんな考えなど甘かったと思うようになる。
まさかこの耳飾りをめぐって、あんな大騒動に巻き込まれることになるなんて・・・。
◇◇◇
「ほう?かの耳飾りの所在がついに明らかになったか。それで、どこにあったのだ?」
「どうやらヴェル・ハルド王国にあったようでして・・・。」
「そうか・・・よもやあの国に・・・。」
「それで、どのように手に入れましょうか?」
「マースミレンの森精人どもに連絡しろ。奴らを隠れ蓑に利用するのだ。
「承知しました。」
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