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第一章 : 救世主の復活
異世界の事情
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「クソ!どこ逃げやがった!?」
「必ず見つけ出して、殺さなくては・・・」
はあ・・・はあ・・・
もう、何でアイツ等あんなに血気盛んなんだよ・・・
そりゃ、あたしは吸血鬼の英雄で、見つけて〇せば大出世できるからなんだけど・・・
でもなんであたしがアイツ等の昇進とかのためにやられなきゃいけないワケ!!
っていうか、なんでそもそも普通人間たちから怖がられてるはずの吸血鬼が血取られるために逆に命狙われてんの!?
ああ、もう!!
意味分かんない!
ホンッッット、どうなってんの、この世界は!?
誰か教えてほしいよ・・・
「おい!いたぞ!!」
ヤバ!
見つかった!
早く逃げないと。
でもどこに逃げよ~?
見たカンジ、もう完全に囲まれちゃったみたいだし・・・
ボコッ!
え!?
地面が、抜けた・・・?
「あああああああああああああああ!!」
め、目が回るぅ~!!
ゴロゴロ!!ドサッ。
「う~~~」
いたた・・・
どこ、ここ・・・
「しっ!声を出さないで。」
「えっ・・・?」
「おかしい、いないぞ!」
「そんなはずは・・・確かにここにいたはずなのだが。」
「もしや隠れたのでは・・・まだそんな遠くには行ってないだろ。急いで見つけ出せ!!」
「「了解!!」」
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ・・・
いっちゃ、た・・・?
「連中、向こうに行ったみたいね。もう大丈夫だから安心して。」
ッッッ!?
紅い目、前歯の牙・・・
この人、吸血鬼だ。
「危ないところだったわね。私はグレース。あなたは?」
「ああはいっ。ミラです。助けてくれてありがとうございます!」
「ッッッ!?ではあなたが、あの・・・」
「え、ええ・・・なんかそうなってるみたいで・・・」
「そうなってるみたい?」
あっ、言葉間違えた!
ここは取り繕っても救世主っぽい喋り方しないと。
でもなぁ、あの口調ちょっと疲れんだよな~
やっぱ素で話すのが疲れないでいいし。
どうしよっかな~?
・・・・・・・。
・・・・・・・。
そうだ!!
いいこと思いついたっ。
「じ、実は・・・」
◇◇◇
「記憶がない、ですか・・・」
「はい。すでに聞いてるかと思いますが、あたし実は人間に殺された、らしくて・・・実はその時のことも覚えてなくって。で、多分その時に何かしたからこうやって復活することができたっぽいんですけどそのせいで記憶がすっぽり抜け落ちてしまったらしくって。」
し、信じてくれるかな?
咄嗟に思いついたことなんだけど・・・
「そういえば・・・」
「はい?」
「死の間際に、自分に後から効果が出る復活の魔能を施すことによって生き返ることができるのですが、その際の後遺症で記憶に欠落が生じると聞いたことがあります。もしかしたらミラ様は、それで自分の名前以外の全ての記憶を失いになったのではないかと。」
そうなんだ!!
そういう話があるんだったら、口実として使えそう。
さすがに、『中身は全くの別物』っていうのはマズそうだし。
「はっ、はい!多分そうだと思います。」
「そうでしたか・・・それは大変お辛い思いをされたかと存じます。」
「すっ、すいません!心配かけちゃって。」
「いえいえ!私たちは、最後の希望であるミラ様が甦ってくれただけでも大変嬉しいのですから。」
「ありがとうございますっ。それで何ですが、記憶を失ってるので、この世界がどういったことになってるのかそれも分からなくて・・・教えて下さい!一体どうして吸血鬼は人間から命を狙われてるんですか?」
「その理由は・・・」
◇◇◇
グレースさんが教えてくれた、この異世界の現状はこんなものだった。
この世界では、遥か数千年前に、幻想大厄災という未知の災害が発生して、さっきの話にも出てきた竜種をはじめとする、ファンタジー世界に出てきそうな動物は、ほとんどが絶滅してしまったらしい。
生き残ったのは、森精人や岩削人といった、高度な魔能を操ったりする種族や、あたし達吸血鬼のような繁殖力が高い種族ばかりだという。
そんな中、人間たちが吸血鬼の血に利用価値を見出した。
理由は、吸血鬼には種族としての特性、血を吸うことで他の種族が持っている魔能をレベルごと奪うことが可能であることと、森精人と同等の長寿であることだ。
吸血鬼から抜き取った血は色々な使い道がある。
手っ取り早く魔能を取り込むことができるポーションの原料、万病の特効薬、そして、不老不死の妙薬だ。
そのために吸血鬼は、人間たちの欲望のせいで大勢捕らえられ、そして殺された。
この世界では、吸血鬼は人間に利用されるだけのただの動物に過ぎないんだ・・・
「大勢の同胞が殺され、私達は滅びの時を待つばかりでした。しかしそんな中、あなた様、ミラ様が現れて私達を解放に導き出してくれたんです。怯えるばかりの私達に寄り添う慈悲深さと、敢然と人間たちに立ち向かうその雄姿は、まさに救世主のお姿そのものでした!」
なんかあたし、この世界で上手くやっていけるか分かんなくなっちゃった。
見た感じあたしは、他の人達よりかはちょっとは強そうだけど、それでも滅亡の危機に瀕した仲間を救うなんて、ただ単に強いだけじゃ無理そうだし。
なんであの子、本物のミラはあたしなんかをこの世界に自分自身として生き返らせたんだろう?
こんな、日本にゴロゴロいそうな普通の女子なんか・・・
「ミラ様?」
「えっ、あ、いやいや何でもない!この世界のことについては大体分かったからさ。それで、これからどうするの?」
「そうですね、人間の目をかいくぐりながら、更に南東に進んだ、森の奥地にある吸血鬼軍の拠点を目指そうと思います。実は私のいた隠れ村が人間の手に落ちてしまって、保護を求めるためにここまでやってきたんです。」
そういえば閉じ込められた吸血鬼もそんなこと言ってたな・・・
「ねぇ、あたしもそこに行ってもいい?そこにいけばあたしのこともっと分かるかもしれないし。それにここにいつまでもいると危険だし。」
「本当ですか!?分かりました。ミラ様のことは私が全力でお守りします!私、剣の腕には少しばかりですが自身があるのでっ。」
「そっ、そんなに張り切らなくたっていいよぉ~イザとなれば二人で逃げればいいし。」
「そんなワケには参りません!救血の乙女たるミラ様をお守りするためならば、この命、惜しむことなく使います!」
「いやいやいやいや!もっと自分大事にしなって!!」
自分のために他の人が身体を張ってくれるってのは、前までは素敵だと思ってたけど自分がそれをやられるのは疲れるし、心苦しい・・・
やっぱあたし、この世界で上手くやっていけるかどうか、不安だ。
うん、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉても・・・!!不安・・・。
「必ず見つけ出して、殺さなくては・・・」
はあ・・・はあ・・・
もう、何でアイツ等あんなに血気盛んなんだよ・・・
そりゃ、あたしは吸血鬼の英雄で、見つけて〇せば大出世できるからなんだけど・・・
でもなんであたしがアイツ等の昇進とかのためにやられなきゃいけないワケ!!
っていうか、なんでそもそも普通人間たちから怖がられてるはずの吸血鬼が血取られるために逆に命狙われてんの!?
ああ、もう!!
意味分かんない!
ホンッッット、どうなってんの、この世界は!?
誰か教えてほしいよ・・・
「おい!いたぞ!!」
ヤバ!
見つかった!
早く逃げないと。
でもどこに逃げよ~?
見たカンジ、もう完全に囲まれちゃったみたいだし・・・
ボコッ!
え!?
地面が、抜けた・・・?
「あああああああああああああああ!!」
め、目が回るぅ~!!
ゴロゴロ!!ドサッ。
「う~~~」
いたた・・・
どこ、ここ・・・
「しっ!声を出さないで。」
「えっ・・・?」
「おかしい、いないぞ!」
「そんなはずは・・・確かにここにいたはずなのだが。」
「もしや隠れたのでは・・・まだそんな遠くには行ってないだろ。急いで見つけ出せ!!」
「「了解!!」」
ドッ、ドッ、ドッ、ドッ・・・
いっちゃ、た・・・?
「連中、向こうに行ったみたいね。もう大丈夫だから安心して。」
ッッッ!?
紅い目、前歯の牙・・・
この人、吸血鬼だ。
「危ないところだったわね。私はグレース。あなたは?」
「ああはいっ。ミラです。助けてくれてありがとうございます!」
「ッッッ!?ではあなたが、あの・・・」
「え、ええ・・・なんかそうなってるみたいで・・・」
「そうなってるみたい?」
あっ、言葉間違えた!
ここは取り繕っても救世主っぽい喋り方しないと。
でもなぁ、あの口調ちょっと疲れんだよな~
やっぱ素で話すのが疲れないでいいし。
どうしよっかな~?
・・・・・・・。
・・・・・・・。
そうだ!!
いいこと思いついたっ。
「じ、実は・・・」
◇◇◇
「記憶がない、ですか・・・」
「はい。すでに聞いてるかと思いますが、あたし実は人間に殺された、らしくて・・・実はその時のことも覚えてなくって。で、多分その時に何かしたからこうやって復活することができたっぽいんですけどそのせいで記憶がすっぽり抜け落ちてしまったらしくって。」
し、信じてくれるかな?
咄嗟に思いついたことなんだけど・・・
「そういえば・・・」
「はい?」
「死の間際に、自分に後から効果が出る復活の魔能を施すことによって生き返ることができるのですが、その際の後遺症で記憶に欠落が生じると聞いたことがあります。もしかしたらミラ様は、それで自分の名前以外の全ての記憶を失いになったのではないかと。」
そうなんだ!!
そういう話があるんだったら、口実として使えそう。
さすがに、『中身は全くの別物』っていうのはマズそうだし。
「はっ、はい!多分そうだと思います。」
「そうでしたか・・・それは大変お辛い思いをされたかと存じます。」
「すっ、すいません!心配かけちゃって。」
「いえいえ!私たちは、最後の希望であるミラ様が甦ってくれただけでも大変嬉しいのですから。」
「ありがとうございますっ。それで何ですが、記憶を失ってるので、この世界がどういったことになってるのかそれも分からなくて・・・教えて下さい!一体どうして吸血鬼は人間から命を狙われてるんですか?」
「その理由は・・・」
◇◇◇
グレースさんが教えてくれた、この異世界の現状はこんなものだった。
この世界では、遥か数千年前に、幻想大厄災という未知の災害が発生して、さっきの話にも出てきた竜種をはじめとする、ファンタジー世界に出てきそうな動物は、ほとんどが絶滅してしまったらしい。
生き残ったのは、森精人や岩削人といった、高度な魔能を操ったりする種族や、あたし達吸血鬼のような繁殖力が高い種族ばかりだという。
そんな中、人間たちが吸血鬼の血に利用価値を見出した。
理由は、吸血鬼には種族としての特性、血を吸うことで他の種族が持っている魔能をレベルごと奪うことが可能であることと、森精人と同等の長寿であることだ。
吸血鬼から抜き取った血は色々な使い道がある。
手っ取り早く魔能を取り込むことができるポーションの原料、万病の特効薬、そして、不老不死の妙薬だ。
そのために吸血鬼は、人間たちの欲望のせいで大勢捕らえられ、そして殺された。
この世界では、吸血鬼は人間に利用されるだけのただの動物に過ぎないんだ・・・
「大勢の同胞が殺され、私達は滅びの時を待つばかりでした。しかしそんな中、あなた様、ミラ様が現れて私達を解放に導き出してくれたんです。怯えるばかりの私達に寄り添う慈悲深さと、敢然と人間たちに立ち向かうその雄姿は、まさに救世主のお姿そのものでした!」
なんかあたし、この世界で上手くやっていけるか分かんなくなっちゃった。
見た感じあたしは、他の人達よりかはちょっとは強そうだけど、それでも滅亡の危機に瀕した仲間を救うなんて、ただ単に強いだけじゃ無理そうだし。
なんであの子、本物のミラはあたしなんかをこの世界に自分自身として生き返らせたんだろう?
こんな、日本にゴロゴロいそうな普通の女子なんか・・・
「ミラ様?」
「えっ、あ、いやいや何でもない!この世界のことについては大体分かったからさ。それで、これからどうするの?」
「そうですね、人間の目をかいくぐりながら、更に南東に進んだ、森の奥地にある吸血鬼軍の拠点を目指そうと思います。実は私のいた隠れ村が人間の手に落ちてしまって、保護を求めるためにここまでやってきたんです。」
そういえば閉じ込められた吸血鬼もそんなこと言ってたな・・・
「ねぇ、あたしもそこに行ってもいい?そこにいけばあたしのこともっと分かるかもしれないし。それにここにいつまでもいると危険だし。」
「本当ですか!?分かりました。ミラ様のことは私が全力でお守りします!私、剣の腕には少しばかりですが自身があるのでっ。」
「そっ、そんなに張り切らなくたっていいよぉ~イザとなれば二人で逃げればいいし。」
「そんなワケには参りません!救血の乙女たるミラ様をお守りするためならば、この命、惜しむことなく使います!」
「いやいやいやいや!もっと自分大事にしなって!!」
自分のために他の人が身体を張ってくれるってのは、前までは素敵だと思ってたけど自分がそれをやられるのは疲れるし、心苦しい・・・
やっぱあたし、この世界で上手くやっていけるかどうか、不安だ。
うん、とぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉても・・・!!不安・・・。
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