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月灯りが朝日に変わり、私をぽかぽか温めた。
彼はもうすでに仕事に行った。
朝日が射し込む部屋は、ゴミも何もかもぐちゃぐちゃで、とりあえず寝る場所のみ確保されている感じだ。
しかし、彼は食事もしていた様子もない。
こんな状態で身体を壊してしまうのではないか。と、いきなり心配してしまった。
だが、私は石像で自分が動く事は出来ない。
『あぁ、神は動けずって言ってた。動けないのが罰か……』
日も暮れ、暗闇が私を包む。
そんな時、スーツ姿の彼が帰ってきた。
「ただいま、ニャンタロー」と頭をぽんぽん。
スーツを脱ぎ、部屋着になった彼はかなり疲れているようだ。
「ニャンタロー、今日も疲れた」
ハーッとため息をつく。
私を手に取ると膝に乗せた。
「俺は仕事出来なくて、毎日『馬鹿だ』『能無し』『給料泥棒』って上司に言われる」
彼は更に深いため息をついた。
「今の職場に異動するまでは、それなりに出来たと思うんだけどな……」
「何でだろ?俺やっぱ仕事出来ないのかな……」
と彼は瞳に暗い影を落とす。
「生きてる価値ないかも……」
彼はもうすでに仕事に行った。
朝日が射し込む部屋は、ゴミも何もかもぐちゃぐちゃで、とりあえず寝る場所のみ確保されている感じだ。
しかし、彼は食事もしていた様子もない。
こんな状態で身体を壊してしまうのではないか。と、いきなり心配してしまった。
だが、私は石像で自分が動く事は出来ない。
『あぁ、神は動けずって言ってた。動けないのが罰か……』
日も暮れ、暗闇が私を包む。
そんな時、スーツ姿の彼が帰ってきた。
「ただいま、ニャンタロー」と頭をぽんぽん。
スーツを脱ぎ、部屋着になった彼はかなり疲れているようだ。
「ニャンタロー、今日も疲れた」
ハーッとため息をつく。
私を手に取ると膝に乗せた。
「俺は仕事出来なくて、毎日『馬鹿だ』『能無し』『給料泥棒』って上司に言われる」
彼は更に深いため息をついた。
「今の職場に異動するまでは、それなりに出来たと思うんだけどな……」
「何でだろ?俺やっぱ仕事出来ないのかな……」
と彼は瞳に暗い影を落とす。
「生きてる価値ないかも……」
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