ガチャを回してダンジョンマスター『現実はそんなに甘くない』

無月

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1章

10.不貞寝

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「知らない天井だ」

「起きてすぐ、なに馬鹿なこと言っているんですか?」

「知ってる天井だった」

 シュシルはその言葉に呆れたようで、深いため息を吐いていた。

「いやー言ってみたい言葉だったから、何となく言ってみただけだよ」

 この言葉は本当ならここに来たときやるべきものだったのだが、シュシルが物騒だったからな、ついそんなの思いつかずに忘れてたよ。
 名言って言ってみたくはなるよな・・・まあ、不特定多数がいる前ではちょっと無理だけど。
 そんなのやったら、変人確定だね!
 どうせ、シュシルは意味が、分からないから大丈夫だろう。

「随分、元気なようですね。それじゃ・・・」

「さて今日は、色々話そうじゃないか!」

 シュシルが昨日の続きとかいいそうだったので、慌てて話に割り込んだ。
 危ない危ない、昨日の悲劇の再来なんて当分勘弁だ。
 剣の素振りをひたすら2時間で疲れもあってか力尽きた。
 素振り地獄の手加減ありは休みを挟みながらゆっくりやってたんだが、今回一切手加減無し。
 一切休み無しでやらされて、1時間でもう剣を上げるのですらかなり厳しかった。
 今日は、筋肉痛で腕上がらないわ。
 そこにシュシルは、問題をだしてすぐに気を失わせないようやってたからな・・・
 あれは、拷問だね・・・体は悲鳴を上げて、眠りに落ちそうなところを起こして続けさせる。
 途中で中断してくれたようで助かったよ。

「話とはなんでしょう?本和の間の抜けた底抜けの馬鹿さ加減を、治すのは私の手に余ります」

 シュシルさんそこまで言わなくてもいいじゃないでしょうか?と言いたい!
 昨日のは、完全に俺の過失だしな気配把握を頼りすぎてた。
 行き止まりに、わざわざ自分から乗り込んでいったし、背後から襲ってくださいと言ってるようなものだ。
 十分に反省したので、そろそろ勘弁のほどを・・・という目線で、無言の訴えをした。
 その目線に気付いてくれたようで、仕方ないですね次から気をつけてくださいと言っていた。

「頼りにしてます。シュシル」

「すぐに、調子に乗らないでください」


「はい、すみません」

 とすぐに釘を刺された。
 という感じで何とか、許しを貰えたようで?貰えたという事にしておいた。

「さて、話ということなんだが、近くの村に行こうと思う。投擲と我流の剣術だと厳しい。今回は何とかなったが次はどうなるか分からないしから剣術か狩りに必要な技術を学ぼうと思う。もし無かったとしても、それについての情報はあるだろうし」

「なるほどそういう事ですか。そうですねその方がいいでしょう。でも、そこが村と確定しているわけではありませんよ?」

「ああ、分かってる、けれどどちらにせよ確認はしないといけないし」

 現在の位置なのだが、ダンジョンを中心に考えると、北はダンジョンの切り立った壁で進めない。
 飛べないと、ちょっと越える無理かな。
 そして、西の方へ行ったところに、恐らく村とされるものがあるそうだ。
 これがモンスターだったら、どうしよう。
 そうなると、もっと遠くに行かないと集落がない、どこにあるのかすら分からないということになる。
 まだ人と会いたくは無かったので、逆方向の東側に狩りに行っていた。
 南東方向に徒歩30分ぐらいで、牧草地帯で、そこから東に30分ぐらいで川周辺にたどり着いていた。
 川があったので、上流か下流に向かって歩いて行けばあるかもしれないけど、それは西になかったらその方法で行くしかないかな。
 南には森があったので、遠くで眺めただけにした。
 南に向かう道があったので、廃村の建物の木材はそこで調達をしたのであろう。
 一人で、森の攻略なんてやりたくないわー視界が悪いので遠慮した。

 さて、問題はどのくらいで、村にたどり着けるかだな。
 どのくらい、俺がいなくてもだいじょうぶなんだろ?・・・ずっとって言われたらちょっと心が痛いな・・・

「シュシル、俺がどのくらいダンジョンに居なくても大丈夫なんだ?」

「長くても、30日以内ですね」

「ちなみに理由は?」

「ゼレが、食事が水草だけだと30日くらいが限度で栄養分が足りないそうです」

「え?ゼレと喋れるの?」

「意思疎通ができるだけですよ」

 聞いた方法が、食事取らなくて何日持つのと聞いて、その日数分、分裂してもらったそうだ。
 ゼレは賢いな、かわいいやつだ。
 後で昨日狩った獲物を食べさせよう。

「なるほど、そうなると安全を取って10日以内に村が見つからなくても、戻ってくるよ」

「畏まりました」

「村があったら武器とか防具見たいし、ポーションあったら買っときたいな。前に取った薬草とか売れるかな?」

「ちょっと待ってください」

「シュシルどうしたの?」

「なぜ、薬草あったのに昨日怪我した時、使わなかったのですか?」

 その言葉を聞いて、冷や汗が大量に出た。
 どうする俺、このままだと昨日と同じことになるだろう、嘘言ってもさらに火に油を注ぐだろう。
 誤魔化すのも無理だろう、顔見られたら恐らく見破られるのなら、正直に言って謝るしかない。
 仕方がないので、伝家の宝刀を抜いた。
 伝家の宝刀・・・・・・素早く土下座で謝った!

「移転石と一緒ですっかり忘れてました!」

 シュシルはその姿に、怒ろうとしたが、俺の謝りに驚き困惑していた。
 そして、勝った!

「仕方ないですね、昨日ので十分でしょう。」

 ということで、御咎め無しの無罪を勝ち取った。
 人として、大事なものを無くなった気がした。
 かなり気まずい雰囲気だったが話題を変えた。

「筋肉痛にも、薬草って効くのかな?」

「効果がありますよ。美味しくないみたいですが」

「腕上がらなくて不便だしな、食べてみるか」

「水を用意しておいた方がいいですよ」

 湧水を汲んできてから、薬草を食べてみた。
 不味いと鑑定で知ってはいたが、不味かった。
 強烈な青臭さと苦みで、吐き出しそうになったが無理矢理水で流し込んだ。

「不味い・・・」

「筋肉痛くらいなら、若干効果が低くなりますが、薬草を叩いて揉んで体に張り付けるそうですよ」

「なぜそれを先に言わない!」

「間違いなく食べると思ったからですが?」

 わざと黙っていたな!

「これに懲りたら少しは考えることを、学んでください」

「善処します」

 昨日から散々辛酸を嘗め続けているが、なかなか進歩出来ないな。
 だが、過ちに気付いて辛いことを味わって、人とは進歩していくのだ!・・・きっと多分。
 薬草を食べたせいか、お腹が鳴った。

「そういえば、まだ食事取ってないや、ちょっとゼレのところに行って焼いてくる。取ったゴブリンも食べさせたいし」

 ゴブリンも少しは保存して置こう、ゼレの餌を取ってこれない日もあるかもしれないし。

「ゼレー出ておいで」

 天井から落ちてきて、合いに来たことに喜んでいるのか、ぷるぷる体を揺らしていた。

「ゼレに聞きたいからちょっと三体に分裂してくれないか?」

 言われた通りに、ゼレは三体分裂した。
 左から正しかったら、体を揺らしてくれ。
 どちらでもなかったら、真ん中の体を揺らしてくれ。
 右は間違っていたら、体を揺らしてくれ。
 そうして、質問を始めた。
 
「ゴブリン一体で、30日分の食事足りるかい?」

 右のゼレが体を揺らしていた。
 二体ではどうだと聞いたら、左のゼレが体を揺らしていた。

「なるほど二体で十分なのか、ついでにほかにも聞いてみるか」

 シュシルとは仲良くしているか?と聞いたら左のゼレが揺れて。
 シュシルは怖くはないかい?と聞いたら真ん中が揺れていた。
 これに関しては、詳しく聞くのは止めていた。
 恐らく俺の巻き添えを食ったのだろうと予想した。
 このダンジョンにいて楽しいかい?と聞いたら左のゼレが揺れていた。
 それを見て安堵した。

「そうか、こんな獲物の来ないところにいても楽しいのか。よかったよ」

 思わず、ゼレを撫でたら三体がジャンプし始め、喜んでくれたのだろう思わず心が温かくなった。

「腹拵えにゴブリンは二体でいいかな、ゼレなら食べてもまだまだ余裕だろう?まずこれ食べちゃって、その後、ラビの肉を焼くから後片付けと焼き終わったら三人で食事だ」

 ラビ十匹の解体を始めた。
 血抜きは終わってるから一気に切り裂き、上手く皮を剥ごうとするのだが、まあ見事に、皮がぼろぼろ・・・見るも無残な姿に大変身。
 本業の人いたら怒るだろうなこれ・・・わざとじゃないんだ、これでも真面目にやっているんだよ。
 解体は進歩しないなこれ、無理だわと途中から諦め、肉捕獲だけを慎重にした。
 切り取った肉を、今度は全部スライスして、少なめな塩を肉に塗して、肉の準備が終わった。
 一匹1kg以上は取れたかな、しかし、皿が足りない。
 十枚はあったのだが、高く積んで五皿分が肉で埋まってしまった。
 ラビ解体の残りは、すべてゼレが美味しくいただいた。

 「よし、やっと解体が終わった。ゼレ、ラビの処分ありがとな助かるよ」

 ラビはゴブリンよりかなり美味しいらしく、ぷるぷるいつもより激しく震えてた。
 ゼレ君まだ、メインディッシュは残ってるんですよ?
 枯れた牧草を最初に置き、その上に枯れ木を置き、着火剤で気を付けて着火させた。
 牧草から木に火が燃え移り、安定し始めたので一皿分だけ焼き始めた。
 一皿分を6つに分け、一皿分が焼き終わったらすぐボックス内に詰め込んだ。
 焼き終わったので、湧水で消化しそのままにした。
 もしかしたら人が来るかもしれないし、ここで野宿してくれるかもしれないしな。
 ゼレには、例外はいるけど、ここに人が来ても殺しちゃだめだぞと言っておいた。
 盗賊なら殺してもいいのだが、それの指示はシュシルにしてもらおう。
 一緒にマスタールームに行くために、ゼレを抱き上げた。
 ゼレはやわらかく冷たいこれは、素晴らしい感触だな、病み付きになりそうだ。
 一緒にマスタールームに移動した。

「シュシル、ただいま。みんなで一緒にご飯食べよう」

「本和、ゼレ、お帰りなさい」

 シュシルの言葉を聞いてゼレが、ただいまと言った感じでぷるぷる体を揺らした。
 それを見てシュシルの微笑んだのが見えて、俺がニヤついたら顔を背けられた。
 シュシルも可愛いのが好きなんだな。
 ゼレは可愛いそして正義だ!
 どれだけ可愛いかを語りたいがお腹が空いたので、みんなでテーブルの方に移動しゼレをテーブルの上に置いた。

「本和、私は食べませんよ?」

「ダメだよ、拒否は許しません。ゼレもシュシルに一緒に食べようと言って」

 ゼレが一緒に食べようと、ぷるぷる激しく体を揺らした。
 シュシル、これを見て断れることが出来るかな?
 最終兵器ゼレのぷるぷるの威力は絶大だった。
 これには、シュシルですら、断りきれずに諦めて席に着いた。
 焼いた肉の皿をだしたら、シュシルはこんなに食べなくていいのでと言って、強引に俺の皿に半分以上入れてきた。

「全くシュシルは強情なんだから、ゼレ半分づつ分けて食べような」

 ゼレの皿に貰った半分を分け入れた。
 ゼレは嬉しかったのであろう。ぷるぷるとかなり激しく体を揺らした。
 シュシルは本当に御人好しなのだからと言って呆れていた。

「それじゃ食べようか。いただきます」

 シュシルもいただきますと言い、ゼレはぷるぷる体を揺らした。
 恐らく、いただきますといったのであろう。

 「ちょっと塩が物足りないけど十分美味しいな」

 シュシルは美味しいですねと言い、ゼレは味わっているのだろうじっくりと遅めに消化していた。
 うん、みんなで食べる食事は美味しいな。
 全員が、食べ終わり、ゼレにも話をしておくことにした。

「ゼレ、明日から俺はダンジョンを出て近くの村を探しに行くんだ。それで、明日から最大で10日はいない」

 それを聞いて、ゼレがその場で飛び跳ねだした。

「ゼレ、ちょっと落ち着け、何をそんなに飛び跳ねてるんだ?」

 俺のそばまで来て飛び跳ねてるのだがよく分からないのでまた三つに分裂してもらった。
 左が正しい、真ん中どちらでもない、右が違う
 怒っているのかと聞いたら、真ん中が揺れて。
 何か言いたいのかと聞いたら、左が揺れて。
 何が言いたいのかが分からなかったので悩んでいたら、シュシルが言ってきた。

「もしかして、ゼレは、本和と一緒に行きたいんじゃないんですか?」

 それを言ったら、左が揺れた。
 そして、三匹が俺の体に引っ付いてきた。
 うーんこれには参った。
 まさかそんなこと言ってくるとは思ってもいなかったからだ。
 だけど、まだ自分の身を守ることすら危うい俺にそれを許すことが出来なかった。
 ゼレは、怒るかもしれないけど、ちゃんと言う事にした。

「ゼレ、悪いがそれはダメだ」

 その言葉に、ゼレは、体から離れ一つになって飛び跳ね抗議してようだった。
 ゼレが飛び跳ねてるところを掴まえ、抱き上げた。

「ゼレ、よく聞いて。まだ俺は弱いんだ。ゼレが付いてきて、もし危険が襲った時、ゼレを守れないかもしれない。今お前を失うこと出来ないお前は俺の大事な家族なんだ」

 それを聞いて、ゼレは大人しくなった。

「ゼレ、これを言うと怒るだろうけど、はっきり言って置こうと思う。ゼレ、お前は弱い、ラビにすら正面から向かったらやられてしまうだろう。スライムという種族は弱いそれでもだ、強くなれ。お前に強くなる可能性は十分にあるんだ。俺も強くなる為に行くんだ。
二人とも強くなったら、今度は一緒に行こう」

 ゼレは理解をしてくれたのだろういつものように、ぷるぷる体を揺らした。
 そんなゼレを撫でながら言った

「今回はシュシルと一緒に、このダンジョンを守ってくれ」

 シュシルは畏まりましたと言い、ゼレは、理解してもらえたようでぷるぷる体を揺らした。
 食事と明日からどうするかの話し合いを終わらせ、昨日の話をした。

「昨日ですが一匹ラビが迷い込んだようで、ゼレが水を飲んでいたところを仕留めました」

 仕留めたラビを見てから回収した。

「ゼレ、凄いじゃないか」

 ゼレは掴まえて俺の膝の上に置いたら、膝の上でぷるぷる体を揺らした。
 うん、肌触りが最高です。
 シュシルには焚き火跡をそのままにして置くようにと、人が来た場合はそのまま放置、盗賊とか悪そうなら、ゼレに分裂使わせて本体以外で殺せるようならやってみてと言っておいた。
 まあ、まず見つからないだろうが、コアを壊そうとしたら、容赦なくやっていいとも追加した。

「俺の方は、昨日カシーが一匹、ラビが十二匹、ゴブリン二十八匹だった」

「もう、危険なことをしてはダメですよ?」

「ああ、もうあれはやりたくないね」

 よくあれだけのゴブリン相手に勝てたものだ。
 地形がよかったんだろうな、ほぼ一体一で相手ができたし。
 いつも、これだけの狩りが出来ればいいのだが無理だな
 正直、命が幾らあっても足りない。
 まだまだ道は険しいな、がんばらないとな。

 後は特になかったので、ゼレを愛でて過ごそうと思ったが、シュシルに取り上げられ。
 いつもの恒例化した、剣の素振りを軽くと知識の勉強をした。
 素振りをしている時、ゼレはシュシルの膝の上で、ぷるぷる体を揺らしていた。
 恐らく応援してくれていたのだろう。
 勉強の時は、飽きたのだろういつもの場所に戻って行った。
 勉強の御浚いをした。
 こちらの世界では、単位が違う。
 単位表記は違うが大体同じくらいと思ってもらえばいい。

 重さ、1キログラムがこちらの世界で1KGと書いてケレグレと読む、1グラムが1Gと書いてグレと読む。
 俺の体重が、60KG前後だったかな、ゼレは、1KGぐらいじゃないかな、シュシルは・・・それを、知った日には俺は生きていないだろうな。
 長さ、1キロメートルがこちらの世界で1KMと書きキリメリと読む、メートルが1Mと書きメリと読む、1センチメートルが1CMと書きセリメリと読む。
 俺が、175CMぐらいで、ゼレは、伸びたり縮んだりできるので不明、ぷるぷる体を揺らしてる時が大体50CMくらいで、シュシルが、俺の少し低かったから170CM前後辺りだと思う。
 量、1リットルが1Lと書いてリトルと読む、1ミリリットルが1MLと書いてミリリトルと読む
 人と会うとこの知識は必要になるので、絶対に覚えてくださいと言われ読み方が向こうに似てるから大丈夫だよと言ったら、似ているからこそ本和は忘れたり、間違えるのですよね。
 忘れたり間違えたりで、何度も素振り回数増えたことあったな・・・あはは。

 そして、旅に必要なアイテムバックに入ってる物を確認した。
 簡易木のテント、三人くらいは入れる。
 魔道具『魔物除けのお香』、8時間くらい低級魔物なら寄せ付けない、ただし、魔石が必要。
 魔石は使い捨てで、低級だと魔石が出なく中級クラスの魔物から入手できる。
 魔石、価値が低いほど小さくて、色が黒が濃い黒紫で、価値が高くなるほど大きく、赤が濃い赤紫になる。
 魔物によって、魔石のある場所は若干違うが、大体は胸の中心にある。
 水筒、内容は10Lくらい入る。
 この水筒、魔道具の一種みたいで、買うと結構な値段するそうだ。
 ナイフ3本、剥ぎ取りで重宝しているのだが、一本が昨日のゴブリン相手に結構無茶をしたから、耐久度が心配だな。
 塩は大体1KGぐらいかな、まだあるけどこれ無くなると命の危機だからな、新しく入手できる手段を探さなくては。
 外套、雨の日や野営の時に纏う、体温を逃がさないようにする。
 そして、準備と御浚いで、俺の愛でる時間は無くなった・・・
 明日に、臨んで不貞寝した。

二日分
 減少DP 24DP
 増加DP 775DP
 残り 9301DP
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