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100「何でもないなら動くな」
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「何でもないなら動くな」
気を取り直したエイダールが、大人しく熱を測らせろとユランに近付く。
「え、ちょっと今はだめですっ」
エイダールに距離を詰められて、ユランはずざざざざっと部屋の隅まで移動して体を丸める。分かりやすい防御体勢である。
「…………別に、襲ったりしないぞ?」
訳が分からないが、エイダールはユランから距離を取って座り直した。
「分かってますけど、そうじゃなくてっ」
ユランは丸くなったまま叫ぶ。今まで何故、平気で傍にいたり、気軽に抱きついたり出来ていたのだろうと、ユランの方も訳が分からなくなっている。
「もしかして、逆なのか?」
ちらっちらっと時折こちらを気にしつつ顔を赤くして俯いたり頭を抱えたりしているユランを暫く観察していたエイダールは、ある考えに辿り着いた。
「逆?」
丸くなっていたユランが、はっきりとこちらを向く。
「俺が襲われる……突っ込まれるほうだと思ってたんだが」
実際突っ込まれかけたことがあるので、そういう役割分担だと思っていたのだが。
「ユランが、俺に突っ込まれたかったのか?」
「…………へ?」
とんでもない誤解というか、あまりに斜め上な推測に、ユランの思考が止まる。
「ちょっと触られたぐらいでその反応って、まるで俺に手を出されそうになってその先を意識して恥じらっているようにしか見えないんだが」
そういう意味で意識している、という点では正しい観察である。
「ぎゃ、逆じゃないです、僕がその、先生をですね……」
他の誰も見たことのないエイダールを知りたい。奥の奥まで暴きたい。深く深く繋がりたい。
「俺を?」
エイダールが続きを促す。
「……それを口にしたら、僕、ここから追い出されません?」
家主を襲おうとする危険な思想を持つ人物として。
「追い出す理由なんてわざわざ探さなくても、もうあるが」
「えっ」
エイダールの言葉に、心当たりのないユランが驚く。
「僕、何かしましたか」
「どっちかっていうと、してないのが問題だな……月の半ばを過ぎたのに、まだ家賃を納めてもらってない」
家賃は、当月分を月の半ばまでに、という約束である。
「あっ」
期日から二日ほど過ぎている。
「給料貰ったら払うようにしてる、って言ってた気がするんだが、まだ給料を貰ってないのか?」
民間組織ならともかく、警備隊が給料の支払いを滞らせるとも思えないのだが。
「いえ、貰いました、給料日は僕は休みだったので一日遅れでしたがちゃんと」
エイダールとカスペルの結婚話が勘違いだったと判明したあの日のことである。
「先月末から今月初めにかけての魔獣討伐の報奨金が騎士団から入ってて、いつもより多めでした!」
騎士団からの依頼だった魔獣討伐に参加した警備隊員への報奨金は、警備隊にまとめて支払われ、先月分の給料と共に個人に分配された。
「それは良かったな。でも俺に払う金はなかったと」
いつもより多く貰ったのに払わないってことは、俺なんて蔑ろにしてもいい存在だと思われてるんだな、とエイダールが悲しそうに俯き、目許を指で拭う。
「違います、忘れてただけです」
慌てたユランが部屋の隅から走ってくる。
「僕は、世界で一番、先生が大切です!!」
蔑ろになんてしません! と、エイダールの前に跪き、手をぎゅっと握り締めた。
「お、やっといつも通りだな」
「ちょ、先生、嘘泣きですか!?」
笑いながら顔を上げたエイダールの目元には、涙の跡など微塵もなかった。
「まあ、とりあえず、覚えているうちに家賃払え。出ていく気がないんならな」
「はい」
自室にすっ飛んでいったユランが、すぐにお金を持って戻ってくる。
「お待たせして申し訳ありませんでした、今月分です、お納めください」
丁寧な口上と共に、ユランは金貨二枚と銀貨四枚を差し出した。
「おう、確かにな……これって、受取証とか領収証が要るのか?」
受け取った金貨と銀貨を数え、金額が合っていることを確認したエイダールは、首を傾げる。賃貸業初心者である。
「僕に聞かれても」
部屋を借りる立場でしか関わったことがないユランもよく分からない。
「前の大家さんは、受取証を書いて渡してくれてましたけど」
「そうか、あとで正式な書式を確認しとく」
とりあえず仮で、とエイダールはさらさらっと領収証を書いた。
「そういえば先生」
「なんだ」
エイダールは、ユランに恨みがましい目を向けられた。
「先生、僕が先生にそういうことをしたいって知ってたんですよね? 知ってたのに昨夜、僕のベッドで普通に寝てましたよね、どういうことですか……僕を試したんですか」
それとも、据え膳だと思って美味しく頂いても構わなかったのだろうか。
「試した訳じゃない。そもそもそんな可能性を考えなかったしな」
考えなかったというよりは、思いもしなかった訳だが。
「昨夜の時点では気付いてなかったからな」
「はっ?」
告白してきた相手の誘いに乗って寝床を共にしておきながら、可能性に気付いていなかったとは一体。ぽかんと口を開けたユランからエイダールは視線を外し、少し早口で説明を始める。
「今朝、仕事行って、スウェンに、俺の寝相が悪くてユランが寝不足になったって言ったら」
ふらふらと出勤するユランを見たスウェンに問われたのだ。
「ユランが気の毒だとか、反省しろとかって怒られた」
「…………」
助手に怒られる教授。なかなかない構図である。
「確かに反省が必要だった、今後は気を付ける。昨夜は無神経なことをして悪かった」
「いえ、僕もよく考えもせずに一緒に寝たいとか言っちゃって……」
どうせ断られるのだと思って、欲望を口にしてしまったのは良くなかったと思う。
「そうだな、次からはちゃんと断るからな」
「えっ、そんな!?」
断られるのも辛いユランが、泣きそうな顔になる。
「ユランお前、断られたいのかそうじゃないのかどっちなんだよ」
「どっちなんでしょう……」
一緒に寝たいが、一緒だと眠れない。難しい案件だった。
気を取り直したエイダールが、大人しく熱を測らせろとユランに近付く。
「え、ちょっと今はだめですっ」
エイダールに距離を詰められて、ユランはずざざざざっと部屋の隅まで移動して体を丸める。分かりやすい防御体勢である。
「…………別に、襲ったりしないぞ?」
訳が分からないが、エイダールはユランから距離を取って座り直した。
「分かってますけど、そうじゃなくてっ」
ユランは丸くなったまま叫ぶ。今まで何故、平気で傍にいたり、気軽に抱きついたり出来ていたのだろうと、ユランの方も訳が分からなくなっている。
「もしかして、逆なのか?」
ちらっちらっと時折こちらを気にしつつ顔を赤くして俯いたり頭を抱えたりしているユランを暫く観察していたエイダールは、ある考えに辿り着いた。
「逆?」
丸くなっていたユランが、はっきりとこちらを向く。
「俺が襲われる……突っ込まれるほうだと思ってたんだが」
実際突っ込まれかけたことがあるので、そういう役割分担だと思っていたのだが。
「ユランが、俺に突っ込まれたかったのか?」
「…………へ?」
とんでもない誤解というか、あまりに斜め上な推測に、ユランの思考が止まる。
「ちょっと触られたぐらいでその反応って、まるで俺に手を出されそうになってその先を意識して恥じらっているようにしか見えないんだが」
そういう意味で意識している、という点では正しい観察である。
「ぎゃ、逆じゃないです、僕がその、先生をですね……」
他の誰も見たことのないエイダールを知りたい。奥の奥まで暴きたい。深く深く繋がりたい。
「俺を?」
エイダールが続きを促す。
「……それを口にしたら、僕、ここから追い出されません?」
家主を襲おうとする危険な思想を持つ人物として。
「追い出す理由なんてわざわざ探さなくても、もうあるが」
「えっ」
エイダールの言葉に、心当たりのないユランが驚く。
「僕、何かしましたか」
「どっちかっていうと、してないのが問題だな……月の半ばを過ぎたのに、まだ家賃を納めてもらってない」
家賃は、当月分を月の半ばまでに、という約束である。
「あっ」
期日から二日ほど過ぎている。
「給料貰ったら払うようにしてる、って言ってた気がするんだが、まだ給料を貰ってないのか?」
民間組織ならともかく、警備隊が給料の支払いを滞らせるとも思えないのだが。
「いえ、貰いました、給料日は僕は休みだったので一日遅れでしたがちゃんと」
エイダールとカスペルの結婚話が勘違いだったと判明したあの日のことである。
「先月末から今月初めにかけての魔獣討伐の報奨金が騎士団から入ってて、いつもより多めでした!」
騎士団からの依頼だった魔獣討伐に参加した警備隊員への報奨金は、警備隊にまとめて支払われ、先月分の給料と共に個人に分配された。
「それは良かったな。でも俺に払う金はなかったと」
いつもより多く貰ったのに払わないってことは、俺なんて蔑ろにしてもいい存在だと思われてるんだな、とエイダールが悲しそうに俯き、目許を指で拭う。
「違います、忘れてただけです」
慌てたユランが部屋の隅から走ってくる。
「僕は、世界で一番、先生が大切です!!」
蔑ろになんてしません! と、エイダールの前に跪き、手をぎゅっと握り締めた。
「お、やっといつも通りだな」
「ちょ、先生、嘘泣きですか!?」
笑いながら顔を上げたエイダールの目元には、涙の跡など微塵もなかった。
「まあ、とりあえず、覚えているうちに家賃払え。出ていく気がないんならな」
「はい」
自室にすっ飛んでいったユランが、すぐにお金を持って戻ってくる。
「お待たせして申し訳ありませんでした、今月分です、お納めください」
丁寧な口上と共に、ユランは金貨二枚と銀貨四枚を差し出した。
「おう、確かにな……これって、受取証とか領収証が要るのか?」
受け取った金貨と銀貨を数え、金額が合っていることを確認したエイダールは、首を傾げる。賃貸業初心者である。
「僕に聞かれても」
部屋を借りる立場でしか関わったことがないユランもよく分からない。
「前の大家さんは、受取証を書いて渡してくれてましたけど」
「そうか、あとで正式な書式を確認しとく」
とりあえず仮で、とエイダールはさらさらっと領収証を書いた。
「そういえば先生」
「なんだ」
エイダールは、ユランに恨みがましい目を向けられた。
「先生、僕が先生にそういうことをしたいって知ってたんですよね? 知ってたのに昨夜、僕のベッドで普通に寝てましたよね、どういうことですか……僕を試したんですか」
それとも、据え膳だと思って美味しく頂いても構わなかったのだろうか。
「試した訳じゃない。そもそもそんな可能性を考えなかったしな」
考えなかったというよりは、思いもしなかった訳だが。
「昨夜の時点では気付いてなかったからな」
「はっ?」
告白してきた相手の誘いに乗って寝床を共にしておきながら、可能性に気付いていなかったとは一体。ぽかんと口を開けたユランからエイダールは視線を外し、少し早口で説明を始める。
「今朝、仕事行って、スウェンに、俺の寝相が悪くてユランが寝不足になったって言ったら」
ふらふらと出勤するユランを見たスウェンに問われたのだ。
「ユランが気の毒だとか、反省しろとかって怒られた」
「…………」
助手に怒られる教授。なかなかない構図である。
「確かに反省が必要だった、今後は気を付ける。昨夜は無神経なことをして悪かった」
「いえ、僕もよく考えもせずに一緒に寝たいとか言っちゃって……」
どうせ断られるのだと思って、欲望を口にしてしまったのは良くなかったと思う。
「そうだな、次からはちゃんと断るからな」
「えっ、そんな!?」
断られるのも辛いユランが、泣きそうな顔になる。
「ユランお前、断られたいのかそうじゃないのかどっちなんだよ」
「どっちなんでしょう……」
一緒に寝たいが、一緒だと眠れない。難しい案件だった。
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