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リクエスト集

誕生

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(ウィリアム視点)


「リーナ、体調は大丈夫か?」

「えぇ、大丈夫よ」

 臨月に入ったリーナ……予定日まではあと二週間程とまだ遠いが、いつ産気付いても対応が出来るように準備は進めてある。
 ミネルバ医師は少し前から屋敷に常駐している。リーナが街の患者さん達は大丈夫なのかと心配していたが、優秀な助手達がいるから問題はないらしい。

 リーナのお腹はとても大きくなっていて、動きも活発になっている。
 ミネルバ医師はお腹の大きさや胎動の感じからして、リーナのお腹にいるのは双子の可能性が高いと言っていた……初産な上に双子の出産だとしたら危険が伴うかもしれないとも、、

「……ウィル、心配しなくても大丈夫よ。貴方の子だもの、きっと私を気遣って出て来てくれるわ」

「そ、そうだな」

 ……またリーナに気を遣わせてしまった、、
 リーナの方が不安だろうに、私がこんなことではいけないな。

「あら?」 

「どうした?」

「なんだかお腹が張るような感じが……っっ!」

「リーナ、陣痛が始まったのか!?」

「用意した部屋にいるミネルバにリーナの陣痛が始まったと伝えてくれ!」

「はい!」

 控えていたメイドにミネルバ医師への報せを託してリーナを抱き上げるが、リーナは返事をするのも辛い様子だ。

「リーナ、移動するぞ。辛いと思うが耐えてくれっ……」 

「っは、はい」

 あぁ、リーナの痛みを代わってあげることができたらいいのに……。
 声を掛ける以外、何もでない自分が情けない。



* * *



「ミネルバッ、準備は整っているか!?」

「もちろんです、リーナ様をこちらへ!」

 出産に備えて準備をしておいた部屋のベッドにリーナをおろす。
 緊迫した部屋の中にはリーナが苦しそうに呻く声だけが響いている。なんとか和らげることはできないのか……。


「──収まったみたいですね」

「は、はい……」

「リーナ、今のうちに水を飲んでおくか?」

「えぇ……ありがとう」

 陣痛は周期的に続き、だんだんと間隔が短くなっていくのだという、、

「……リーナ、頑張ってくれ」

「もちろんよ、元気な子を生んでみせるわ」

「ウィリアム様は立ち会いをされるのですよね?」

「あぁ、何も出来ないが頑張っているリーナの近くにいたい」

 多くの貴族の男は妻の出産に立ち会わないが、私は二人の愛の結晶たる子供のために頑張っている妻の側を離れたくない。



「──っは、あぁっ」

「リーナ様! 次の波がきたら息んでください!頭が見えています、もうすぐ御子様に会えますよ!」 

 無限にも思える時間……いよいよなのか

「っっ!」


 ───ホギャアァ……


「う、生まれた?」

「はい、リーナ様おめでとうございます! 元気な男の子ですよ」

「ウ、ウィル……」

 部屋に響く元気な声……。
 リーナも疲労困憊といった様子だが、目に涙をうかべて嬉しそうにしている。
 
 私は、父親になったんだな───

「あぁ……リーナ、元気な子を生んでくれてありがとう。本当に……」

「リーナ様、ウィリアム様、御子様の顔を見てあげてください」

 まだ起き上がることが出来ない様子のリーナの頭を撫でていると、ミネルバ医師が簡単にお湯で清拭した赤子をリーナの枕元に置いてくれた。
 ミネルバ言うには初産とは思えない程の安産だったようだ。

「少し小さいかしら?」

「そうだな……だが、予定日よりも二週間程早いのにとても元気な子だ」

「そうね……髪の毛は私と同じみたい」

「あぁ、まだ少なく色も薄いがリーナと同じ綺麗なプラチナブロンドだ。瞳は何色だろうか」

「早く見たいわね。顔立ちはウィルに似ている気がするわ……っ?!」

「リーナ!」

「やはり双子だったようですね。御子様をこちらに!」

 一人目の子を生んでからまだ10分も経っていない……リーナの体力は大丈夫だろうか?

 また何も出来ない自分への無力感が訪れる。
 どうか、リーナも子も無事に……!
 

──────
─────
───


「──生まれました!」

 声が聞こえないが、、生まれたのか?
 生まれるまでに先程よりもさらに長い時間がかかった。

「っか、仮死状態です!処置を行います」

「っっ!」

 やっとの思いで出てきてくれた子は息をしていなかったらしい、何てことだ……
 ミネルバ医師が呼吸を促すために皮膚刺激を与えている、、リーナも心配そうにミネルバ医師の様子を見つめているな。



 ───ホギャア……



 しばらくして、一人目の子よりも元気な声が発せられた。

「もう、大丈夫ですよ」

「あぁ……よかったわ」

「本当に……リーナもよく頑張ったな!」

「二人目の御子様は女の子のようです」

 ミネルバ医師が抱いていた女の子をリーナに、メイドが抱いていた男の子は私へとそっと渡される。

「……この子はウィルと同じ髪ね」

「本当か?」

「えぇ!……名前はどうする?」

「私が決めていいのか?」

「もちろんよ、ウィルに決めてほしいの」

 リーナの妊娠がわかった時からいくつか候補を考えていたが、この子達の顔を見て意志が固まった。

「……兄である男の子には“エリオット”、妹の女の子には“ソフィア”という名前はどうだろう?」

「エリオットとソフィア……素敵ね! 何故かしら? この子達にピッタリな感じがするわ」

 腕の中にいるソフィアに目を落とすリーナ……大分疲れているようだな、、無理もない。
 初産なのに双子の出産となってしまったリーナの体力は限界に近いだろう。

「リーナ、この子達を生んでくれてありがとう」

「ふふっ、私こそありがとう」





* * *





 エリオットとソフィアが生まれてからあっという間に一週間が経った。

 二人共とても健やかで、元気だ。
 リーナは産後数日間……今もまだ後陣痛で大変そうだ。
 それでも、エリオットとソフィアの顔を見ると嬉しそうに笑みを漏らしている。
 ……まるで聖母だ。

「──リーナ、体調は大丈夫か?」

「えぇ、大分良くなったわ……どうかしたの?」

「父上と兄上から手紙が届いたんだ」

「もう?……相変わらず早いわね」

「あぁ……」

 苦笑気味のリーナの気持ちがよく分かる。
 リーナが男の子と女の子の双子を生んだことや、子供達をエリオットとソフィアと名付けたことなどを書いた手紙を送ったのは3日前だ。
 ……ここから皇城まで片道で3日かかるはずなのだが、、どうやっているのか大変気になるところである。

 手紙は二人からそれぞれあって、その両方が10枚を超える文字が綴られていたため、先に読ませてもらった。
 こんな質量の手紙、リーナの負担になってしまうだろう?

「すごく分厚かったから先に読ませてもらったが、まとめると『おめでとう、無事に生まれてよかった。子供達に会うのが楽しみだ』というところか? それと、来月に兄上がリリアさんとシリウスを連れて会いに来るらしい」

「まぁ! リリアも?」

「あぁ、会うのは久しぶりだろう?」

「えぇ!会うのが楽しみだわ」

「……エリオットとソフィアは寝ているみたいだな」

 ゆりかごの中でスヤスヤと眠る二人に視線を移す。
 生まれた時よりさらに可愛さが増した。瞳の色もわかって、エリオットは青銀でソフィアは緑金だった。

「可愛いわね」

「あぁ、天使のようだ」

「二人は将来どんな成長を遂げて、どんな人と結ばれるのかしら……ふふっ、気が早いわね」

 ……ソフィアは嫁に出さなきゃいけないのか?
 そんな………。

「ウィル?どうしたの?」

「い、いや……ソフィアは嫁いでいってしまうのだろうかと考えてしまって、、」

「エリオットもソフィアも、、想いが通じ合った人と結ばれてほしいわね」

「そ、そうだな……」

 それもそうだが、違うんだ。
 リーナの笑顔に否定することが出来なかったが、そういうことではないんだ。

 エリオットは私の息子なのだから、リーナのような素敵な女性を見つけることだろう。
 ソフィアは……変な男に絡まれてしまうかもしれない。
 リーナも、私が出会った頃には政略ではあるが婚約を結んでいたからな……。

 もちろん、二度とリーナをそんな目には遭わせないし、ソフィアにもそのような想いはさせないが。


 ……取り敢えず、ソフィアの相手は私も慎重に確認するとしよう。
 最低条件はソフィアを護れる強さと、心の支えとなれるような深い優しさがあることだろうか? 
 いや、足りないな……ソフィアが必要以上の苦労をすることがないような甲斐性や、知識や教養も……それに─────


 ……まだ、早いか。
 まずは私とリーナの元へ来てくれた二人と、そんな存在を与えてくれたリーナの幸せを護っていこう。




~~~~~~~~~~


《おまけ》

「う、ウィル?」
「………」
「どうしたの?」
「………」
「ねぇ、ウィル!?」
「……」

 ウィルがこんなに考え込んでいるなんて……
 私が呼んで反応しなかったことなんて初めてだわ。
 ……ソフィアが苦労する未来が見えてしまったわね、、ソフィアの将来は大丈夫かしら……?
 も、もしもの時は私がウィルをなんとかしましょう。

 でも、私の娘だもの、きっとウィルのような優しくて頼りがいのある方と結ばれることが出来るでしょうね……ふふっ、少し自慢っぽくなってしまったかしら?




 はい、以上、エリオットとソフィアの誕生秘話(?)でした!
 二人の成長もそのうち投稿していく予定ですが、この後《if》系の話を入れます!
 ちょっとドロドロで、リーナがブラックになっています_(..)_



 

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