22 / 93
第21話 ポーションの効果
しおりを挟む
翌朝もよく晴れていた。
部屋の窓にガラスはなく、板戸の跳ね上げ式になっている。どうやら気密性はよくないようだ。目が覚める程度の明かりや、外の気配が入ってくるのだ。
そして僅か一週間とちょっとで夜明けと共に起きる習慣がついてしまった。まあ、起き出した人の気配がするからな。皆がそうしているのだ、私も従った方がよい。郷に入っては郷に従えと言う奴だ。
貴重品の塊であるウェストポーチだけ身につけて1階に降りる。左腕が体に固定されているため、着替えもせずに居たら、女将さんから『はしたない』を頂きました。着るのが難しかったのだよ、勘弁してください。
思えば、この世界で最初に覚えた言葉だな、はしたない。
はしたないを連呼する女将さんが、袖を通さないストールのようなものを貸してくれた。今朝は、スープに干し肉のようなものが加わっている。ちょっと臭みがあるが、久々に肉らしい肉を食べて満足する。
食事を終えた頃、図ったようなタイミングで男が現れた。
机の上に、汚い色の石と、耳を置いていく。多分、ゴブリンの耳だ。何故、耳を置いていくのだ…… 思わず絶句して男を逃しそうになった。
「ねえ、『ポーション』の使い方を教えて」
異物の説明もなく出ていこうとする男に声をかけて、慌ててポーチからポーションを取り出した。ガラス容器をふりふりして見せる。男の顔が順に、おま、それ、初めから出せよ、と言った感じで変わった。この世界の顔芸のおかげで、言葉が通じなくても割と意思が伝わってきて大変に助かる。
何だ? 自慢か? と片眉を上げて顎を笏って見せる男に、使い方が分からないと伝える。男から目を離さずに、瓶を傾けて飲むふりをしてみたり、頭から被るようなポーズをしてみせる。今度は反対側の眉を上げた男、どうやら理解してくれたのか、椿から瓶を取り上げた。
女将さんを呼んでから、椿の体に腕を固定している包帯を解き始めた。腕の、まだ腫れの残る場所を露出させてから、改めて体に腕を固定していく。何事か椿に断りを入れてから、布を添えながらポーションを半分くらいを塗りたくる。半分ほど中身の残った瓶を渡され、男はくいっと飲み干す仕草をする。
示された通りにポーションを飲む、意外にも無味無臭だ。喉を通るポーションが、すぐに反応しているのが分かった。温湿布を張ったような感じと言えばいいだろうか。折れた骨の周りでは筋肉や組織が炎症する。それが腫れの正体だが、そうした老廃物と反応するかのように体が熱くなる、まるでお酒を飲んだように。
ひょっとしてと思い、ポーションの効果に身体強化の魔法を重ねてみた。腫れた腕に魔力を集めて、散らすイメージだ。見る見る腫れが引く、痛みも消えていった。異世界、すげーな。
男がヒューッと口笛を吹きながら、椿の腕を固定している包帯を解いてくれた。
「※※※※※※※※※※※※※、※※※※」
豪快に笑いながら、背中をバシバシ叩いてくる。どうやら褒めてくれているようだ……
それから、ゴブリンの耳らしきものと、ツヤツヤの黒い石を指さして持っていけと言っているようだ。異世界だから、何ぞ意味があるのだろう。だが耳は要らん、石だけポーチに放り込んだ。
そこに、椿のシャツを持って女将さんがやってくる。なんと破れた袖を直してくれている。ありがとう、と思わず抱きついて感謝を述べると、豪快な笑い声を返してくれた。笑い方が似てるな、この二人は親子なんだろうか。
その場で着替えようとすると、また『はしたない』を頂きました。
男が顔を真っ赤にしている、割りと純情な奴だったようだ。
着替えを終えた椿は、男と広場に出る。すると兵舎の脇に、部長一味の死体が並べられていた。片方の耳がなく、胸も開かれていた。あの耳と石の出処はこれかな……? 石はひょっとして心臓なのか?! 先程の石を取り出して、男に示してみせる。頷いた男はゴブリンの開いた胸を指差してみせた。うーむ、不思議生物だな。
よく見ると、ゴブリンは全部で12体ほど居る。昨晩、男が手伝ってくれなかったのは、反対側でゴブを始末していたからかもしれない。椿が相手をしなかった6体には、一回り大きい部長級が混ざっていた。やっぱり、この男も体型に似合うだけの実力があるようだ。椿と違って無傷なあたり、相当使えるのだろう。
胸を開いて心臓を取り出すのはどんな理由なのだろう。それをしないと復活するのだろうか。
そんなこんなをしていると、陽が高くなってきた。追っ手がかかっていたら、もう近くまで来る頃だ。
昨晩の内にこの世界の水筒予想を幾つかイラストに起こしておいた。男を突付いて、イラストを見せてから井戸を指差す。
はぁ? 水筒もなしに此処まで歩いてきたのか? って顔を頂く。本当に分かりやすい。兵舎に戻った男が、でかい革袋を持ってきた。革の水筒か…… たしか匂いが入れている水に移ると聞くな。いや、我侭だったか。いずれ、予備が手に入ったらポーションづくりの応用とかで革を変質できないか試してみよう。
手渡された水筒は大分古くて汚れている。男が自分で洗えよ、とばかりに井戸を顎でしゃくると、手をヒラヒラして仕事に戻っていった。
「ありがとう~」
手を振り返して見送った。
水筒は井戸の水で中を洗いで、外側もぐいぐいと汚れを落とす。まあ、埃まみれなだけで変なものは付いていない。ある程度は綺麗になったので、中に水を入れてから口を付けてみた。うん、水だ。もう少し長いこと入れっぱなしにすれば匂うのかもしれない。水筒自体は、財布の革の匂いとかとは違う、何か独特な匂いだ。鞣し方が違うのかな?
宿に戻り荷物をまとめると、すぐに出発の準備をする。水筒は直接、腰に引っ掛けることができた。
女将さんに頭を下げて礼を伝える。もう行くんかい、みたいな顔をされた。名残惜しいが仕方ないのだ。
もう一度ハグして、この世界風の手ヒラヒラを送って別れた。
すでに木戸は空いており、馬車が1台通過していくのが見えた。馬車を追うように木戸をくぐると、脇に控えていたおっさんの一人が手を振ってくれた。
水筒を貰ったきり、あのごつい男には会わず仕舞いになってしまった。
まあ、いずれ会うだろう。カミラに会いに戻ってきたいからな。
部屋の窓にガラスはなく、板戸の跳ね上げ式になっている。どうやら気密性はよくないようだ。目が覚める程度の明かりや、外の気配が入ってくるのだ。
そして僅か一週間とちょっとで夜明けと共に起きる習慣がついてしまった。まあ、起き出した人の気配がするからな。皆がそうしているのだ、私も従った方がよい。郷に入っては郷に従えと言う奴だ。
貴重品の塊であるウェストポーチだけ身につけて1階に降りる。左腕が体に固定されているため、着替えもせずに居たら、女将さんから『はしたない』を頂きました。着るのが難しかったのだよ、勘弁してください。
思えば、この世界で最初に覚えた言葉だな、はしたない。
はしたないを連呼する女将さんが、袖を通さないストールのようなものを貸してくれた。今朝は、スープに干し肉のようなものが加わっている。ちょっと臭みがあるが、久々に肉らしい肉を食べて満足する。
食事を終えた頃、図ったようなタイミングで男が現れた。
机の上に、汚い色の石と、耳を置いていく。多分、ゴブリンの耳だ。何故、耳を置いていくのだ…… 思わず絶句して男を逃しそうになった。
「ねえ、『ポーション』の使い方を教えて」
異物の説明もなく出ていこうとする男に声をかけて、慌ててポーチからポーションを取り出した。ガラス容器をふりふりして見せる。男の顔が順に、おま、それ、初めから出せよ、と言った感じで変わった。この世界の顔芸のおかげで、言葉が通じなくても割と意思が伝わってきて大変に助かる。
何だ? 自慢か? と片眉を上げて顎を笏って見せる男に、使い方が分からないと伝える。男から目を離さずに、瓶を傾けて飲むふりをしてみたり、頭から被るようなポーズをしてみせる。今度は反対側の眉を上げた男、どうやら理解してくれたのか、椿から瓶を取り上げた。
女将さんを呼んでから、椿の体に腕を固定している包帯を解き始めた。腕の、まだ腫れの残る場所を露出させてから、改めて体に腕を固定していく。何事か椿に断りを入れてから、布を添えながらポーションを半分くらいを塗りたくる。半分ほど中身の残った瓶を渡され、男はくいっと飲み干す仕草をする。
示された通りにポーションを飲む、意外にも無味無臭だ。喉を通るポーションが、すぐに反応しているのが分かった。温湿布を張ったような感じと言えばいいだろうか。折れた骨の周りでは筋肉や組織が炎症する。それが腫れの正体だが、そうした老廃物と反応するかのように体が熱くなる、まるでお酒を飲んだように。
ひょっとしてと思い、ポーションの効果に身体強化の魔法を重ねてみた。腫れた腕に魔力を集めて、散らすイメージだ。見る見る腫れが引く、痛みも消えていった。異世界、すげーな。
男がヒューッと口笛を吹きながら、椿の腕を固定している包帯を解いてくれた。
「※※※※※※※※※※※※※、※※※※」
豪快に笑いながら、背中をバシバシ叩いてくる。どうやら褒めてくれているようだ……
それから、ゴブリンの耳らしきものと、ツヤツヤの黒い石を指さして持っていけと言っているようだ。異世界だから、何ぞ意味があるのだろう。だが耳は要らん、石だけポーチに放り込んだ。
そこに、椿のシャツを持って女将さんがやってくる。なんと破れた袖を直してくれている。ありがとう、と思わず抱きついて感謝を述べると、豪快な笑い声を返してくれた。笑い方が似てるな、この二人は親子なんだろうか。
その場で着替えようとすると、また『はしたない』を頂きました。
男が顔を真っ赤にしている、割りと純情な奴だったようだ。
着替えを終えた椿は、男と広場に出る。すると兵舎の脇に、部長一味の死体が並べられていた。片方の耳がなく、胸も開かれていた。あの耳と石の出処はこれかな……? 石はひょっとして心臓なのか?! 先程の石を取り出して、男に示してみせる。頷いた男はゴブリンの開いた胸を指差してみせた。うーむ、不思議生物だな。
よく見ると、ゴブリンは全部で12体ほど居る。昨晩、男が手伝ってくれなかったのは、反対側でゴブを始末していたからかもしれない。椿が相手をしなかった6体には、一回り大きい部長級が混ざっていた。やっぱり、この男も体型に似合うだけの実力があるようだ。椿と違って無傷なあたり、相当使えるのだろう。
胸を開いて心臓を取り出すのはどんな理由なのだろう。それをしないと復活するのだろうか。
そんなこんなをしていると、陽が高くなってきた。追っ手がかかっていたら、もう近くまで来る頃だ。
昨晩の内にこの世界の水筒予想を幾つかイラストに起こしておいた。男を突付いて、イラストを見せてから井戸を指差す。
はぁ? 水筒もなしに此処まで歩いてきたのか? って顔を頂く。本当に分かりやすい。兵舎に戻った男が、でかい革袋を持ってきた。革の水筒か…… たしか匂いが入れている水に移ると聞くな。いや、我侭だったか。いずれ、予備が手に入ったらポーションづくりの応用とかで革を変質できないか試してみよう。
手渡された水筒は大分古くて汚れている。男が自分で洗えよ、とばかりに井戸を顎でしゃくると、手をヒラヒラして仕事に戻っていった。
「ありがとう~」
手を振り返して見送った。
水筒は井戸の水で中を洗いで、外側もぐいぐいと汚れを落とす。まあ、埃まみれなだけで変なものは付いていない。ある程度は綺麗になったので、中に水を入れてから口を付けてみた。うん、水だ。もう少し長いこと入れっぱなしにすれば匂うのかもしれない。水筒自体は、財布の革の匂いとかとは違う、何か独特な匂いだ。鞣し方が違うのかな?
宿に戻り荷物をまとめると、すぐに出発の準備をする。水筒は直接、腰に引っ掛けることができた。
女将さんに頭を下げて礼を伝える。もう行くんかい、みたいな顔をされた。名残惜しいが仕方ないのだ。
もう一度ハグして、この世界風の手ヒラヒラを送って別れた。
すでに木戸は空いており、馬車が1台通過していくのが見えた。馬車を追うように木戸をくぐると、脇に控えていたおっさんの一人が手を振ってくれた。
水筒を貰ったきり、あのごつい男には会わず仕舞いになってしまった。
まあ、いずれ会うだろう。カミラに会いに戻ってきたいからな。
0
お気に入りに追加
288
あなたにおすすめの小説
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
【完結】おじいちゃんは元勇者
三園 七詩
ファンタジー
元勇者のおじいさんに拾われた子供の話…
親に捨てられ、周りからも見放され生きる事をあきらめた子供の前に国から追放された元勇者のおじいさんが現れる。
エイトを息子のように可愛がり…いつしか子供は強くなり過ぎてしまっていた…
婚約破棄された上に国外追放された聖女はチート級冒険者として生きていきます~私を追放した王国が大変なことになっている?へぇ、そうですか~
夏芽空
ファンタジー
無茶な仕事量を押し付けられる日々に、聖女マリアはすっかり嫌気が指していた。
「聖女なんてやってられないわよ!」
勢いで聖女の杖を叩きつけるが、跳ね返ってきた杖の先端がマリアの顎にクリーンヒット。
そのまま意識を失う。
意識を失ったマリアは、暗闇の中で前世の記憶を思い出した。
そのことがきっかけで、マリアは強い相手との戦いを望むようになる。
そしてさらには、チート級の力を手に入れる。
目を覚ましたマリアは、婚約者である第一王子から婚約破棄&国外追放を命じられた。
その言葉に、マリアは大歓喜。
(国外追放されれば、聖女という辛いだけの役目から解放されるわ!)
そんな訳で、大はしゃぎで国を出ていくのだった。
外の世界で冒険者という存在を知ったマリアは、『強い相手と戦いたい』という前世の自分の願いを叶えるべく自らも冒険者となり、チート級の力を使って、順調にのし上がっていく。
一方、マリアを追放した王国は、その軽率な行いのせいで異常事態が発生していた……。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します
潮ノ海月@書籍発売中
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる!
トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。
領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。
アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。
だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう
完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。
果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!?
これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。
最強幼女のお助け道中〜聖女ですが、自己強化の秘法の副作用で幼女化してしまいました。神器破城槌を振り回しながら、もふもふと一緒に旅を続けます〜
黄舞
ファンタジー
勇者パーティの支援職だった私は、自己を超々強化する秘法と言われた魔法を使い、幼女になってしまった。
そんな私の姿を見て、パーティメンバーが決めたのは……
「アリシアちゃん。いい子だからお留守番しててね」
見た目は幼女でも、最強の肉体を手に入れた私は、付いてくるなと言われた手前、こっそりひっそりと陰から元仲間を支援することに決めた。
戦神の愛用していたという神器破城槌を振り回し、神の乗り物だと言うもふもふ神獣と旅を続ける珍道中!
主人公は元は立派な大人ですが、心も体も知能も子供です
基本的にコメディ色が強いです
レベルを上げて通販で殴る~囮にされて落とし穴に落とされたが大幅レベルアップしてざまぁする。危険な封印ダンジョンも俺にかかればちょろいもんさ~
喰寝丸太
ファンタジー
異世界に転移した山田(やまだ) 無二(むに)はポーターの仕事をして早6年。
おっさんになってからも、冒険者になれずくすぶっていた。
ある日、モンスター無限増殖装置を誤って作動させたパーティは無二を囮にして逃げ出す。
落とし穴にも落とされ絶体絶命の無二。
機転を利かせ助かるも、そこはダンジョンボスの扉の前。
覚悟を決めてボスに挑む無二。
通販能力でからくも勝利する。
そして、ダンジョンコアの魔力を吸出し大幅レベルアップ。
アンデッドには聖水代わりに殺菌剤、光魔法代わりに紫外線ライト。
霧のモンスターには掃除機が大活躍。
異世界モンスターを現代製品の通販で殴る快進撃が始まった。
カクヨム、小説家になろう、アルファポリスに掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる