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十九**
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それにしても主は眠そうだ……
椅子に座って目を細めては開けてを繰り返している。
「貴方は眠たいのですか?」
「……はい」
小さくなる声が可愛いと思ってしまう…
凍えるような寒さ…このまま主が寝てしまえば風邪を引かないか心配だ。
そう思いリギアは主の肩に毛布を掛ける。
ありがとうございますと言い、主は俺をとろんとした表情で見つめてくる。
………っ!!………やめてくれ……
その場を立ち去ろうとしたその時、うとうとしていた主の頭が俺の左肩に乗る。
………………!!
理性が壊れかけるのを必死に堪らえようとリギアは歯を食いしばる。
心臓が激しく鼓動を打つ。
全身に血液が流れるのを感じる。
リギアは片手で顔を覆う。
……我慢ができそうにない地点まできている。
………っ!
執事会議がなければ主を一人にすることはできない。
こめかみに汗が流れる。
呼吸のリズムが早まり荒くなる。
…俺の体は…主を求めている…
抑えられなくなり背後から抱きついてしまう。
驚き主が目を覚ます。
ぎゅーっと腕に力が入る。
………だめだ…だめだ…このままでは…!
主が頬を染め俺を見つめる。
………っ……!!
……主の唇にキスをしてしまう……しかも濃厚に
……主の姿そのものに興奮してしまう
………本当にやばい……
………噛みつきたい……どうしようもなく
鋭い牙を主に向ける。その時扉が大きな音を立てて開く。
椅子に座って目を細めては開けてを繰り返している。
「貴方は眠たいのですか?」
「……はい」
小さくなる声が可愛いと思ってしまう…
凍えるような寒さ…このまま主が寝てしまえば風邪を引かないか心配だ。
そう思いリギアは主の肩に毛布を掛ける。
ありがとうございますと言い、主は俺をとろんとした表情で見つめてくる。
………っ!!………やめてくれ……
その場を立ち去ろうとしたその時、うとうとしていた主の頭が俺の左肩に乗る。
………………!!
理性が壊れかけるのを必死に堪らえようとリギアは歯を食いしばる。
心臓が激しく鼓動を打つ。
全身に血液が流れるのを感じる。
リギアは片手で顔を覆う。
……我慢ができそうにない地点まできている。
………っ!
執事会議がなければ主を一人にすることはできない。
こめかみに汗が流れる。
呼吸のリズムが早まり荒くなる。
…俺の体は…主を求めている…
抑えられなくなり背後から抱きついてしまう。
驚き主が目を覚ます。
ぎゅーっと腕に力が入る。
………だめだ…だめだ…このままでは…!
主が頬を染め俺を見つめる。
………っ……!!
……主の唇にキスをしてしまう……しかも濃厚に
……主の姿そのものに興奮してしまう
………本当にやばい……
………噛みつきたい……どうしようもなく
鋭い牙を主に向ける。その時扉が大きな音を立てて開く。
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