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今日は早朝から食材とヒカの欲しがっているものを買いに市場に来ている。ヒカは成長したらきっと来てみたいと言うに違いない。
「ライ!久しぶりじゃねぇか」
「やあ。火山の森に行ってたんだ」
「討伐か?」
「決まってんだろ?あの辺りは精鋭部隊じゃないと厳しいもんな。お蔭で俺らは安心して商売ができるってわけだ」
「違いねぇ」
「アールはどうした?ひとりなんて珍しいな」
「神殿で仕事してるよ」
笑い声と活気のあるいつもの光景に遠征から戻ってきたと実感する。この二人は、僕たちの贔屓にしているお店のひとつで二人は夫婦だ。
「今日は何が要るんだ?」
「おすすめは?」
「野菜ならトウモロコシだな!甘いのが入ったぞ」
「果物はぶどうと梨だ。あとは栗か。今年初出しだか粒が大きい」
「じゃあそれといつものやつ、ちょうだい」
「「まいど!」」
トウモロコシは粒が大きくて中身が詰まってそうだし、ぶどうからは甘い匂いがしてくる。ヒカは好きだろうか?いつもの店で食材を揃えた僕は、ヒカに頼まれた布と糸を買いに手芸店へと足を運んだ。ヒカの荷物には布の他に刺繍糸や針、それに色鉛筆、鉛筆、スケッチブックとヒカが呼ぶ見たこともないものが詰まっていて、僕には宝の山に見えた。この世界にも刺繍糸はある。でも、太さの違う糸や色の微妙に違う糸、それに合わせた針と多種多様で「安くなってて思わず大人買い?」といたずらっ子のような顔で言っていた。刺繍とデザインはヒカの趣味兼副業で「そこそこ売れてたんだよ」と自慢げだったのが、可愛かった。そのヒカの頼まれものを購入し、待ち合わせのカフェに急いぐ。ちょっと手芸店で時間をかけすぎた。
「こっちだ!」
キョロキョロと待ち合わせ相手を探していると、カフェの奥、構造上、他とは少しだけ離れた席から声がかかった。
「遅くなってごめんね」
「私たちもオーダーを済ませたところです」
落ち着いた雰囲気の深緑の髪の男が答えた。実は、ここで待ち合わせをしている4人と僕は今日が初対面だ。
「もうひとりは?」
ちょっとぽやっとした雰囲気を持つ黄緑の髪の奴がこてんと首を傾げてアールのことを尋ねてきた。
「ちょっと不測の事態ってやつ?」
まだ子供のヒカをひとりにはできない。大人でもひとりにはしたくないけど。ここに来ている4人は、伴侶を安全な場所に置いてきたようだ。
「何があったんだ?」
眼を鋭く光らせて詳細を促したのは赤い髪をツンツンと短く刈った男。もうひとり、長い青い髪を結い上げた男はおっとりと話を聞いている。
「召喚の時に邪魔が入ったんだよ」
僕はヒカがこの世界に来たときに起こったことをその腹立たしさも隠すことなく語った。そして、今のヒカが子供であることも。
「半年後に其々の神殿に出向くかもね」
「何のために?」
「加護。精霊王の住む神殿に辿り着けると貰えるらしいよ?」
「なんだそれ?」
精霊の導きがあると稀に精霊王の加護を得られることがある。精霊の導きとは、精霊王にお気に入りの人間を紹介すると言うことなのだが、人間はこの事を知らない。
「それは・・・・。どう頑張っても辿り着けませんよね?」
人間は、精霊の導をその精霊王の住む神殿に行くことだと勘違いしているが、神殿自体そんなに簡単には辿り着けない。火の精霊王は火山の頂に、水の精霊王は大きな湖の真ん中に、風の精霊王は断崖の先に、土の精霊王は迷いの森の奥に、それぞれ神殿を持っている。辿り着けるのは精霊王に気に入られた者だけだ。そして、僕たち光の精霊王と闇の精霊王の神殿は空にある。
「そうですね。辿り着けるとは思えませんが、わたくしの森には、魔物を多目に配置しておきましょうか」
「それはやめて。あんなののためにけが人を増やしたくない」
「そのような人でしたら、排除すればいいのではないですか?」
コテンと首を傾げるのは水の精霊王。見た目よりも好戦的なようだ。
「僕たちの巫女と同郷だからね。表立って何かすると巫女が悲しむ」
「巫女を悲しませちゃ駄目だね」
「面倒になれば、神託を出せば済む話ですよ」
「それに、放っておいても自滅してくれそうだしね」
「そういう感じか」
あれの噂を聞く限りあながち間違ってはいないはずだ。
「しかし、精霊の巫女とは?精霊王の巫女だろ?」
「さあね?神殿側の記録ミスなんじゃない?」
「精霊の巫女が選んだ奴が精霊王になれるなんて何時からそうなった?」
「それは僕も気になった。僕たちの時にはそんなこと言われてなかったはずだよ」
「ええ。私たちの時はまだ神殿もそれほど力を持っていませんでしたし」
「ごめん。それ、私たちのせいだと思う」
「どういうこと?」
土の精霊王の巫女が召喚された時、精霊王の巫女に伴侶として選ばれたのが、土の精霊王だったことから、精霊王の巫女が選んだ人物が精霊王になると誤解され記録されたようだ。実際は、土の精霊王だったから伴侶に選ばれたのは必然なのだが、人間たちには理解できなかったということだ。アールとふたり、ずっと疑問だったのだが、納得できた。
その後はこれからのことを話し合い、ヒカのお昼寝くらいに解散になった。そして、寮に戻る途中・・・・。
「こんにちは!」
目の前から耳障りな声が聴こえた。周りには護衛の他にたくさんの男が取り囲んでいる。僕はその集団を避けるように大回りして、寮へと急ぐ。ヒカと一緒におやつを食べたい。朝も昼も別々だったんだから、どうしても間に合わせたい。
「初めまして。わたし、まりあって言います」
「・・・・」
この女は僕の前に走り込んできた。あまりの非常識さに顔がムッとした。女性の中でも積極的な人は直接声をかけてきたりもする。でも、相手から返事がなかったら引いてくれる。それ以前に急いでいる様子がみられる場合は声をかけて来ない。いくらこの世界の女性が我が儘放題とはいえそのくらいの配慮はある。僕は再び無視して先を急いだ。
「わたしぃ、異世界からこの間こっちに来たんですけどぉ、ハァハァハァ・・伴侶を、探してるんですぅ。あの、もしよかったら・・・・お話し、したいなぁって、フウフウ・・」
すごいな。急ぎ足の僕の横を走りながらついてくる。僕の腕に手を絡めようと伸ばしてくるのをかわしながらこの女の横についているダガートに目配せした。
「まりあ様。ライには既に伴侶がおります。ですから」
「まあ!ライというのねぇ」
「チッ」
名前を知られた。ダガートを睨み付けても後の祭りだ。
「今からぁ一緒にぃお茶でもいかがですかぁ、ライ」
僕の中で何かが切れた。
「ダガート!!!」
滅多にない僕の怒気に取り巻きの男どもはもちろん、ダガートを始めとする騎士もピタリと歩みを止めた。
「はっ!申し訳ありません!!!」
「え、え、え?・・。あのぉ、わたし、ライのこと怒らせちゃったぁ?そんなつもりはなくってぇ、ちょっとお話し」
「まりあ様。お部屋に戻る時刻ですよ?」
「少しくらい大丈夫よぉ。わたしぃ、ライのことすっごく気に入ったのぉ」
僕の怒気に気付かないのか立ち止まった僕に媚を売るように笑顔を向けてくるこの女はその辺の男よりよほど肝が座っている。その女はまだ何か叫んでいたが、ダガートたち騎士に行く手を阻まれている。僕は女の叫び声を無視して、その集団を一瞥することなく急いで寮に戻った。
「ライ!久しぶりじゃねぇか」
「やあ。火山の森に行ってたんだ」
「討伐か?」
「決まってんだろ?あの辺りは精鋭部隊じゃないと厳しいもんな。お蔭で俺らは安心して商売ができるってわけだ」
「違いねぇ」
「アールはどうした?ひとりなんて珍しいな」
「神殿で仕事してるよ」
笑い声と活気のあるいつもの光景に遠征から戻ってきたと実感する。この二人は、僕たちの贔屓にしているお店のひとつで二人は夫婦だ。
「今日は何が要るんだ?」
「おすすめは?」
「野菜ならトウモロコシだな!甘いのが入ったぞ」
「果物はぶどうと梨だ。あとは栗か。今年初出しだか粒が大きい」
「じゃあそれといつものやつ、ちょうだい」
「「まいど!」」
トウモロコシは粒が大きくて中身が詰まってそうだし、ぶどうからは甘い匂いがしてくる。ヒカは好きだろうか?いつもの店で食材を揃えた僕は、ヒカに頼まれた布と糸を買いに手芸店へと足を運んだ。ヒカの荷物には布の他に刺繍糸や針、それに色鉛筆、鉛筆、スケッチブックとヒカが呼ぶ見たこともないものが詰まっていて、僕には宝の山に見えた。この世界にも刺繍糸はある。でも、太さの違う糸や色の微妙に違う糸、それに合わせた針と多種多様で「安くなってて思わず大人買い?」といたずらっ子のような顔で言っていた。刺繍とデザインはヒカの趣味兼副業で「そこそこ売れてたんだよ」と自慢げだったのが、可愛かった。そのヒカの頼まれものを購入し、待ち合わせのカフェに急いぐ。ちょっと手芸店で時間をかけすぎた。
「こっちだ!」
キョロキョロと待ち合わせ相手を探していると、カフェの奥、構造上、他とは少しだけ離れた席から声がかかった。
「遅くなってごめんね」
「私たちもオーダーを済ませたところです」
落ち着いた雰囲気の深緑の髪の男が答えた。実は、ここで待ち合わせをしている4人と僕は今日が初対面だ。
「もうひとりは?」
ちょっとぽやっとした雰囲気を持つ黄緑の髪の奴がこてんと首を傾げてアールのことを尋ねてきた。
「ちょっと不測の事態ってやつ?」
まだ子供のヒカをひとりにはできない。大人でもひとりにはしたくないけど。ここに来ている4人は、伴侶を安全な場所に置いてきたようだ。
「何があったんだ?」
眼を鋭く光らせて詳細を促したのは赤い髪をツンツンと短く刈った男。もうひとり、長い青い髪を結い上げた男はおっとりと話を聞いている。
「召喚の時に邪魔が入ったんだよ」
僕はヒカがこの世界に来たときに起こったことをその腹立たしさも隠すことなく語った。そして、今のヒカが子供であることも。
「半年後に其々の神殿に出向くかもね」
「何のために?」
「加護。精霊王の住む神殿に辿り着けると貰えるらしいよ?」
「なんだそれ?」
精霊の導きがあると稀に精霊王の加護を得られることがある。精霊の導きとは、精霊王にお気に入りの人間を紹介すると言うことなのだが、人間はこの事を知らない。
「それは・・・・。どう頑張っても辿り着けませんよね?」
人間は、精霊の導をその精霊王の住む神殿に行くことだと勘違いしているが、神殿自体そんなに簡単には辿り着けない。火の精霊王は火山の頂に、水の精霊王は大きな湖の真ん中に、風の精霊王は断崖の先に、土の精霊王は迷いの森の奥に、それぞれ神殿を持っている。辿り着けるのは精霊王に気に入られた者だけだ。そして、僕たち光の精霊王と闇の精霊王の神殿は空にある。
「そうですね。辿り着けるとは思えませんが、わたくしの森には、魔物を多目に配置しておきましょうか」
「それはやめて。あんなののためにけが人を増やしたくない」
「そのような人でしたら、排除すればいいのではないですか?」
コテンと首を傾げるのは水の精霊王。見た目よりも好戦的なようだ。
「僕たちの巫女と同郷だからね。表立って何かすると巫女が悲しむ」
「巫女を悲しませちゃ駄目だね」
「面倒になれば、神託を出せば済む話ですよ」
「それに、放っておいても自滅してくれそうだしね」
「そういう感じか」
あれの噂を聞く限りあながち間違ってはいないはずだ。
「しかし、精霊の巫女とは?精霊王の巫女だろ?」
「さあね?神殿側の記録ミスなんじゃない?」
「精霊の巫女が選んだ奴が精霊王になれるなんて何時からそうなった?」
「それは僕も気になった。僕たちの時にはそんなこと言われてなかったはずだよ」
「ええ。私たちの時はまだ神殿もそれほど力を持っていませんでしたし」
「ごめん。それ、私たちのせいだと思う」
「どういうこと?」
土の精霊王の巫女が召喚された時、精霊王の巫女に伴侶として選ばれたのが、土の精霊王だったことから、精霊王の巫女が選んだ人物が精霊王になると誤解され記録されたようだ。実際は、土の精霊王だったから伴侶に選ばれたのは必然なのだが、人間たちには理解できなかったということだ。アールとふたり、ずっと疑問だったのだが、納得できた。
その後はこれからのことを話し合い、ヒカのお昼寝くらいに解散になった。そして、寮に戻る途中・・・・。
「こんにちは!」
目の前から耳障りな声が聴こえた。周りには護衛の他にたくさんの男が取り囲んでいる。僕はその集団を避けるように大回りして、寮へと急ぐ。ヒカと一緒におやつを食べたい。朝も昼も別々だったんだから、どうしても間に合わせたい。
「初めまして。わたし、まりあって言います」
「・・・・」
この女は僕の前に走り込んできた。あまりの非常識さに顔がムッとした。女性の中でも積極的な人は直接声をかけてきたりもする。でも、相手から返事がなかったら引いてくれる。それ以前に急いでいる様子がみられる場合は声をかけて来ない。いくらこの世界の女性が我が儘放題とはいえそのくらいの配慮はある。僕は再び無視して先を急いだ。
「わたしぃ、異世界からこの間こっちに来たんですけどぉ、ハァハァハァ・・伴侶を、探してるんですぅ。あの、もしよかったら・・・・お話し、したいなぁって、フウフウ・・」
すごいな。急ぎ足の僕の横を走りながらついてくる。僕の腕に手を絡めようと伸ばしてくるのをかわしながらこの女の横についているダガートに目配せした。
「まりあ様。ライには既に伴侶がおります。ですから」
「まあ!ライというのねぇ」
「チッ」
名前を知られた。ダガートを睨み付けても後の祭りだ。
「今からぁ一緒にぃお茶でもいかがですかぁ、ライ」
僕の中で何かが切れた。
「ダガート!!!」
滅多にない僕の怒気に取り巻きの男どもはもちろん、ダガートを始めとする騎士もピタリと歩みを止めた。
「はっ!申し訳ありません!!!」
「え、え、え?・・。あのぉ、わたし、ライのこと怒らせちゃったぁ?そんなつもりはなくってぇ、ちょっとお話し」
「まりあ様。お部屋に戻る時刻ですよ?」
「少しくらい大丈夫よぉ。わたしぃ、ライのことすっごく気に入ったのぉ」
僕の怒気に気付かないのか立ち止まった僕に媚を売るように笑顔を向けてくるこの女はその辺の男よりよほど肝が座っている。その女はまだ何か叫んでいたが、ダガートたち騎士に行く手を阻まれている。僕は女の叫び声を無視して、その集団を一瞥することなく急いで寮に戻った。
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結末は短編と違いがございますので、最後まで楽しんで頂ければ幸いです。
※毎日更新、全3部構成 全81話。(2020年3月7日21時完結)
★おまけ投稿中★
※小説家になろう様でも掲載しております。
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