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妄想爆走なお客様
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私が10歳くらいに成長して3日。この世界のことを学んでいる。私の常識があまりにも通用しないから。ちゃんと知っておかないと後々大失態を犯しそうで怖い。
「あれ?今日はライはいないの?」
あの裸に剥かれた日からこの二人に畏まっているのが馬鹿馬鹿しくなり、普通に話すようになった。いくら外見幼女でも中身はうら若き乙女なのだ。彼らにはもはや敬意を払う必要を感じない。
「ああ。食材を買いに朝から街に降りた。ちょっと遅くなるからって昼も作ってあるぞ」
「そっか」
私が起きたときにはもういなかった。朝市でもやってるのかもしれない。成長したら見に行きたいなぁ。
「朝御飯のあとは昨日の続きだ」
「はーい」
昨日の続きとは、文字の練習。話せるし、読めるんだけど、書けなかった。一応確認のためと読み書きをさせられて発覚した。それ自体は別に問題ではない。この世界の女性は読み書き出来ないものが多い。でも、私は書けるようになりたかった。だからその日からライの字をお手本に勉強している。アールとライの字を比べて、力強いアールの書ではなく優美なライを選んだ。それにはアールも納得しているようで、仕方ないなという顔をしていた。
それが終わると、お茶をしつつお昼までは主に精霊のことや歴史について知っておくべきことを聞く。午後からはこの世界の女性について学ぶのだが・・・・。あまりの違いに唖然として魂が抜かれそうになり、この世界でやっていく自信がことごとく削られた。
「無理。何もしないなんて無理!求婚者に貢がせるなんて出来ない!私たちの世界でそれは悪女という類いの女性なんだけど。そんな素質、私にはないよぉ」
最後は泣きそうだった。
「やっぱりかぁ。なんとなく、ヒカを見てて難しいかなぁって思ってた」
「この世界の女の常識は知っておくべきだが、ヒカがそれになる必要はない」
「ほんとに?」
「外面を取り繕えればいいよ」
私はほっとした。そして、猫を何匹も飼えるようにこの世界の女性のことを学んでいる。
「そろそろお昼だぞ、ヒカ」
アールの膝の上で、う~ん、と伸びをして、一緒にキッチンに行く。もちろん移動は抱っこ。アールは私を下ろすとライの作り置きしていったスープを温め始めた。私はアールのお手伝いだ。カトラリーを用意したり、アールの温めてくれた料理をテーブルに運ぶくらいだが、初めて手伝った日には感動で泣かれてしまった。頭が痛くなる光景だった。
「今日のサンドイッチは、焼き豚かぁ♪」
それにジャガイモのスープと蒸し野菜。デザートは桃のムース。食べ終わると、あの半円形のソファーでお茶お飲みつつぼーっとしているうちに眠くなりアールに抱えられてベッドに寝かされる。ひとり、なんてことはなく、いつも二人に挟まれてお昼寝だ。目覚めるとライが片腕に私を抱え、ベッドのヘッドレストに凭れて何か読んでいて、アールは私のおやつ作りにキッチンにいるのがいつもの風景だが、今日は違った。目が覚めてもライがいない。
「ライ?」
不安になり、天蓋の外に呼び掛けた。返事はない。
「・・・・」
そうだ。朝から買い出しに行ったんだった。二人が見えなくて心細くなる。この短い期間に二人が目の届くところにいるのが普通になっている自分に愕然とした。あまり依存しすぎるのは後々のことを考えてもあまりよくない。それは、よく分かっている。
「アールはキッチンかな?」
この先への不安に蓋をして、アールを探しにキッチンに向かった。
「アール?」
呼び掛けても返事はない。いつもならカチャカチャという食器のぶつかる音やパリパリとお菓子の焼ける音や匂いがするのに、今はシーンと静まり返っている。さっきの心細さがぶり返した。パタパタと廊下を走り、リビングの扉をカチャッと開けるが誰もいない。静まり返った部屋は私だけ取り残された錯覚を抱かせる。滲みそうになる涙を深呼吸で引っ込めて、とぼとぼとキッチンへ向かおうとして、後ろから抱き上げられた。
「ヒカ、起きたのか。ひとりにしてすまない。今、客が」
「部隊長!」
アールの背中から話を遮って知らない人の声が聴こえた。アールにすっぽりと隠されて顔は見えない。アールとライ以外に人がいたことに驚いて寂しさはどこかに吹き飛んでいった。
「・・部屋で待ってろって言ったはずだが?」
アールの聞いたことのない低くて鋭い声に身体が跳ねた。ぽんぽんと背中を優しく叩かれてほっと力を抜く。
「犯罪はダメです!副隊長に隠れて子供を連れ込むなんて!ああ、部隊長のそんな趣味、知りたくなかった!」
声の主は、アールの怒気を含んだ声にも怯まず、ひとり、別世界へと旅立っている。
「おい!違うからな?勝手に妄想を膨らますな!」
「ただいまぁ~。まったく、酷い目に遭ったよ。あれ?ガードナー?こんなところでどうしたの?」
「ふ、ふく、副隊長。あわわわわわわ、あ、あの、あの。ぶ、部隊長を、みみみ、見捨てないでくださひぃぃぃぃ」
妄想爆走男は、ライに懇願するように叫び声をあげた。
「「はあ?」」
アールとライの声が重なった。思わず「ぷっ」と吹き出すとアールに睨まれたが、肩の揺れを止めることはできない。この妄想君、面白すぎる。
「ぶぶぶ・・部隊長が副隊長の留守中におさ幼子を連れ込んで!!!」
それを聞いたライは慌てて背を向けるアールの正面に回り込み、腕に抱かれた私を見つけると、額に手をあてて天を仰いだ。
「ガードナー、違うからね?それは、君の妄想。君の副官はどこ行ったのさ?あれほど戦場以外ではナジェルを側から離すなと言ってるのに。僕は買ってきたものを片付けるから、アールはガードナーと執務室に戻って。僕は後で行く。ああ、ナジェルを呼んでおいてよ?さあ、こっちにおいで。おやつにしよう」
「分かった。保存箱にある」
アールは唖然とするガードナーの襟首をつかみ引きずっていった。私は、ライに抱っこされて、キッチンでアールの作った桃ゼリーを味わった後、ライと共にアールたちのいる部屋に運ばれたのだった。
「あれ?今日はライはいないの?」
あの裸に剥かれた日からこの二人に畏まっているのが馬鹿馬鹿しくなり、普通に話すようになった。いくら外見幼女でも中身はうら若き乙女なのだ。彼らにはもはや敬意を払う必要を感じない。
「ああ。食材を買いに朝から街に降りた。ちょっと遅くなるからって昼も作ってあるぞ」
「そっか」
私が起きたときにはもういなかった。朝市でもやってるのかもしれない。成長したら見に行きたいなぁ。
「朝御飯のあとは昨日の続きだ」
「はーい」
昨日の続きとは、文字の練習。話せるし、読めるんだけど、書けなかった。一応確認のためと読み書きをさせられて発覚した。それ自体は別に問題ではない。この世界の女性は読み書き出来ないものが多い。でも、私は書けるようになりたかった。だからその日からライの字をお手本に勉強している。アールとライの字を比べて、力強いアールの書ではなく優美なライを選んだ。それにはアールも納得しているようで、仕方ないなという顔をしていた。
それが終わると、お茶をしつつお昼までは主に精霊のことや歴史について知っておくべきことを聞く。午後からはこの世界の女性について学ぶのだが・・・・。あまりの違いに唖然として魂が抜かれそうになり、この世界でやっていく自信がことごとく削られた。
「無理。何もしないなんて無理!求婚者に貢がせるなんて出来ない!私たちの世界でそれは悪女という類いの女性なんだけど。そんな素質、私にはないよぉ」
最後は泣きそうだった。
「やっぱりかぁ。なんとなく、ヒカを見てて難しいかなぁって思ってた」
「この世界の女の常識は知っておくべきだが、ヒカがそれになる必要はない」
「ほんとに?」
「外面を取り繕えればいいよ」
私はほっとした。そして、猫を何匹も飼えるようにこの世界の女性のことを学んでいる。
「そろそろお昼だぞ、ヒカ」
アールの膝の上で、う~ん、と伸びをして、一緒にキッチンに行く。もちろん移動は抱っこ。アールは私を下ろすとライの作り置きしていったスープを温め始めた。私はアールのお手伝いだ。カトラリーを用意したり、アールの温めてくれた料理をテーブルに運ぶくらいだが、初めて手伝った日には感動で泣かれてしまった。頭が痛くなる光景だった。
「今日のサンドイッチは、焼き豚かぁ♪」
それにジャガイモのスープと蒸し野菜。デザートは桃のムース。食べ終わると、あの半円形のソファーでお茶お飲みつつぼーっとしているうちに眠くなりアールに抱えられてベッドに寝かされる。ひとり、なんてことはなく、いつも二人に挟まれてお昼寝だ。目覚めるとライが片腕に私を抱え、ベッドのヘッドレストに凭れて何か読んでいて、アールは私のおやつ作りにキッチンにいるのがいつもの風景だが、今日は違った。目が覚めてもライがいない。
「ライ?」
不安になり、天蓋の外に呼び掛けた。返事はない。
「・・・・」
そうだ。朝から買い出しに行ったんだった。二人が見えなくて心細くなる。この短い期間に二人が目の届くところにいるのが普通になっている自分に愕然とした。あまり依存しすぎるのは後々のことを考えてもあまりよくない。それは、よく分かっている。
「アールはキッチンかな?」
この先への不安に蓋をして、アールを探しにキッチンに向かった。
「アール?」
呼び掛けても返事はない。いつもならカチャカチャという食器のぶつかる音やパリパリとお菓子の焼ける音や匂いがするのに、今はシーンと静まり返っている。さっきの心細さがぶり返した。パタパタと廊下を走り、リビングの扉をカチャッと開けるが誰もいない。静まり返った部屋は私だけ取り残された錯覚を抱かせる。滲みそうになる涙を深呼吸で引っ込めて、とぼとぼとキッチンへ向かおうとして、後ろから抱き上げられた。
「ヒカ、起きたのか。ひとりにしてすまない。今、客が」
「部隊長!」
アールの背中から話を遮って知らない人の声が聴こえた。アールにすっぽりと隠されて顔は見えない。アールとライ以外に人がいたことに驚いて寂しさはどこかに吹き飛んでいった。
「・・部屋で待ってろって言ったはずだが?」
アールの聞いたことのない低くて鋭い声に身体が跳ねた。ぽんぽんと背中を優しく叩かれてほっと力を抜く。
「犯罪はダメです!副隊長に隠れて子供を連れ込むなんて!ああ、部隊長のそんな趣味、知りたくなかった!」
声の主は、アールの怒気を含んだ声にも怯まず、ひとり、別世界へと旅立っている。
「おい!違うからな?勝手に妄想を膨らますな!」
「ただいまぁ~。まったく、酷い目に遭ったよ。あれ?ガードナー?こんなところでどうしたの?」
「ふ、ふく、副隊長。あわわわわわわ、あ、あの、あの。ぶ、部隊長を、みみみ、見捨てないでくださひぃぃぃぃ」
妄想爆走男は、ライに懇願するように叫び声をあげた。
「「はあ?」」
アールとライの声が重なった。思わず「ぷっ」と吹き出すとアールに睨まれたが、肩の揺れを止めることはできない。この妄想君、面白すぎる。
「ぶぶぶ・・部隊長が副隊長の留守中におさ幼子を連れ込んで!!!」
それを聞いたライは慌てて背を向けるアールの正面に回り込み、腕に抱かれた私を見つけると、額に手をあてて天を仰いだ。
「ガードナー、違うからね?それは、君の妄想。君の副官はどこ行ったのさ?あれほど戦場以外ではナジェルを側から離すなと言ってるのに。僕は買ってきたものを片付けるから、アールはガードナーと執務室に戻って。僕は後で行く。ああ、ナジェルを呼んでおいてよ?さあ、こっちにおいで。おやつにしよう」
「分かった。保存箱にある」
アールは唖然とするガードナーの襟首をつかみ引きずっていった。私は、ライに抱っこされて、キッチンでアールの作った桃ゼリーを味わった後、ライと共にアールたちのいる部屋に運ばれたのだった。
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