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疑惑
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お昼寝、というより朝のうたた寝から目覚めて、昼食はライの手作りだというサンドイッチとトマトスープ、桃味のジュースだった。これが、また絶品でお約束のように食べ過ぎた。しかもデザートがこれまた見た目にも綺麗で美味しい。アールの手作りだと聞いて、何このスパダリたち・・と顔が攣ったのは言うまでもない。このままいくと運動もままならないこの環境では太りそうで戦々恐々としている。食事中以外はどちらかの膝に乗せられているし、常に抱えられて移動。恥ずかしくて止めてほしいと訴えたが、これは魔力を馴染ませるために必要なことだと言われれば、拒否のしようもない。元に戻るためだと自分に言い聞かせて、爆発しそうな心臓を宥めてみるけど、効果は全くない。
「うーん、なかなか大きくならないねぇ」
「ああ、ちっとも変わらんな」
この世界に来て4日。常にアールとライに引っ付かれ、昼も夜も添い寝されて魔力を馴染ませてもらっているはずなのに、全然成長しない。初日にもらった服は未だにぴったりサイズだ。まだ4日。されど4日。1月で元に戻るなら、そろそろこの服が着れなくなってもいいと思う。
「本当に元に戻るんですよね?」
「僕たちの中の魔力は確実に減ってるから、大きくなるはずなんだけどなぁ」
「引っ付き足りないのか?」
え?今ですら一杯一杯なのに、これ以上?二人が甘すぎて溺れそうなのに・・・・。ごはんやデザート、おやつは毎回お子様用に可愛い飾り付けと共に出てくるし、お世話もまめにしてくれる。抱っこや、膝に乗せるのは仕方ないとして、頭や髪はもちろん、頬や鼻先、おでこ、手などいろんなところにキスをしてくる。ひとりで入るのは危ないから、と毎晩お風呂にまで誘われるが・・・・無理無理。さすがにそれは全力で逃げ回り断っている。きっと昇天してしまう、私が。この世界に洗浄の魔法があって本当によかった。彼らの子供好きは・・・・変態的な好きではないと思う。そう信じている・・・・。ん?あれ?そっちなの?だからお風呂?疑惑の目を二人に向けた。
「ヒカ、違うからね?」
「え?!な、何が?」
「不穏なことを考えただろ?」
「ソンナコト、ありません・・・・」
勘?勘なの?ちょっと怖い。
「そう?そういうことにしとくよ。もう少し様子見だね」
「そうだな」
本当はお風呂に入りたい。このフロアーにはあるのだ。スーパー銭湯並みの広さをもつ大きなお風呂が!早く成長しないかなぁ。
そんな会話から2日後の朝。起きてビックリした。
「ひ、ひぃややややややぁ!!!」
な、何これ?裸?なんで裸?パジャマは?カボチャパンツは?何処いった?!
「どうした、ヒカ!」
「何事?」
私の叫び声に慌てたアールとライが寝室に飛び込んできた。
「ギャー。来ないでぇ!変態!!!」
私はサッとシーツに潜った。可愛くない叫び声なのは気にしないで。
「なっ!!!」
「違うから!!!ヒカは夜のこと覚えてないの?」
夜?
「だって、なんで私、裸なの?!ぅぅぅぅ」
「「ハァァァァ」」
二人が脱がせたんじゃないの?私が自分で脱いだとでも言うつもり?!
「ヒカは昨日の夜、深夜かな。突然、大きくなったんだよ?パジャマに首を絞められそうになってたこと覚えてない?」
大きくなった?シーツの中で自分の手を見た。ふくふくのちっちゃな手から指がスラッと伸びて少し大きくなっている。アールとライに見えないようにモゾモゾとシーツを頭から被ったまま起き上がり、身体を見下ろした。手足が長くなり、10歳くらいになっている。
「・・・・大きく、なってる・・・・」
「でしょ?服で首とか足とかいろんなところが締まって苦しそうだったから、引き千切ったんだよ?あのままだと死にそうだったからね」
「ああ。パンツで腹も絞まってた。ヒカが苦しい、脱げないって言ったんだからな?」
「・・・・」
それでも、脱がされたのは事実なわけで・・・・。締まって窒息とか怪我とかよりは、とは思っても、どうしても割り切れないこともあるわけで・・・・。
「今更だろ?初日に着替えさせたのは俺たちなんだし?」
やっぱり。薄々そうかなとは思ってたけど、聞きたくなかった!
「ヴ~・・・・もうや!!!」
私はこのやり場のない羞恥心をもて余し、二人に八つ当たりのようにぶつけた。
「クスクス。恥ずかしいのはわかったからさ。新しい服と下着、ここに置いておくね?落ち着いたら朝御飯にしよう?」
「今日からこの世界のことを勉強するんだろ?本は持ってきたからいつでもいいぞ?」
二人は私の羞恥心を理解して部屋から出ていってくれた。新しい下着はカボチャパンツの他にスリップが追加され、服は刺繍が入った可愛いものだった。男の人に下着を用意されている恥ずかしさは慣れたことにした。だって、洗濯は二人がやるんだもん、魔法でだけど。私は手出し無用。女性は例え幼子であっても働かせるべからず。郷に入っては郷に従え。新しい服に袖を通し、羞恥心を無理矢理圧縮してダイニングに向かった。顔が若干赤くて顰めっ面なのは許してほしい。
「急に成長したからお腹すいてるんじゃない?」
ライの用意してくれたごはんは今までと違っていた。今までは食べやすいようにと全体的に小さく細かくされていたけど、今はライたちと同じ大きさだ。二人とも私が来るのを待っていてくれた。
「ちょうどいいな」
アールは私を目の前に立たせて全体をチェックしてくる。
「動きにくくない?」
「着やすくて動きやすいよ。ありがとう」
しかし、こんなに朝早くからよく服や下着が手に入ったな。
「パジャマは夜までに作るから。今度は急に成長してもいいようなデザインにしておくね?」
は?作る?
「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」
ジュースが気管支に入った。アールが慌てて背中を擦ってくれる。
「大丈夫か?」
コクコクと頷いて涙を拭う。
「ふっ、ふう~。この服とかもライが作ったの?」
私はまさかと思いつつも恐る恐る尋ねた。
「そうだよ。アールが型をおこして、僕が縫った後、アールが刺繍をして飾りを二人でつけたんだけど、それがどうかした?」
なにを当たり前のことを?という顔で言われても困る。自分が今ぽかんと間抜け面をしているのは分かっている。でもね、普通出来ないよ?
「ああ~。この世界の男なら大抵のやつは出来るぞ?女は少ないからな。既製品は売ってないんだ。滅多に売れないからな」
このでかい図体の二人がちくちくちくちくと小さな針を動かし、小さな服を作っている姿を想像すると・・・・。私は違いすぎる常識に頭を抱えるしかなかった。
「うーん、なかなか大きくならないねぇ」
「ああ、ちっとも変わらんな」
この世界に来て4日。常にアールとライに引っ付かれ、昼も夜も添い寝されて魔力を馴染ませてもらっているはずなのに、全然成長しない。初日にもらった服は未だにぴったりサイズだ。まだ4日。されど4日。1月で元に戻るなら、そろそろこの服が着れなくなってもいいと思う。
「本当に元に戻るんですよね?」
「僕たちの中の魔力は確実に減ってるから、大きくなるはずなんだけどなぁ」
「引っ付き足りないのか?」
え?今ですら一杯一杯なのに、これ以上?二人が甘すぎて溺れそうなのに・・・・。ごはんやデザート、おやつは毎回お子様用に可愛い飾り付けと共に出てくるし、お世話もまめにしてくれる。抱っこや、膝に乗せるのは仕方ないとして、頭や髪はもちろん、頬や鼻先、おでこ、手などいろんなところにキスをしてくる。ひとりで入るのは危ないから、と毎晩お風呂にまで誘われるが・・・・無理無理。さすがにそれは全力で逃げ回り断っている。きっと昇天してしまう、私が。この世界に洗浄の魔法があって本当によかった。彼らの子供好きは・・・・変態的な好きではないと思う。そう信じている・・・・。ん?あれ?そっちなの?だからお風呂?疑惑の目を二人に向けた。
「ヒカ、違うからね?」
「え?!な、何が?」
「不穏なことを考えただろ?」
「ソンナコト、ありません・・・・」
勘?勘なの?ちょっと怖い。
「そう?そういうことにしとくよ。もう少し様子見だね」
「そうだな」
本当はお風呂に入りたい。このフロアーにはあるのだ。スーパー銭湯並みの広さをもつ大きなお風呂が!早く成長しないかなぁ。
そんな会話から2日後の朝。起きてビックリした。
「ひ、ひぃややややややぁ!!!」
な、何これ?裸?なんで裸?パジャマは?カボチャパンツは?何処いった?!
「どうした、ヒカ!」
「何事?」
私の叫び声に慌てたアールとライが寝室に飛び込んできた。
「ギャー。来ないでぇ!変態!!!」
私はサッとシーツに潜った。可愛くない叫び声なのは気にしないで。
「なっ!!!」
「違うから!!!ヒカは夜のこと覚えてないの?」
夜?
「だって、なんで私、裸なの?!ぅぅぅぅ」
「「ハァァァァ」」
二人が脱がせたんじゃないの?私が自分で脱いだとでも言うつもり?!
「ヒカは昨日の夜、深夜かな。突然、大きくなったんだよ?パジャマに首を絞められそうになってたこと覚えてない?」
大きくなった?シーツの中で自分の手を見た。ふくふくのちっちゃな手から指がスラッと伸びて少し大きくなっている。アールとライに見えないようにモゾモゾとシーツを頭から被ったまま起き上がり、身体を見下ろした。手足が長くなり、10歳くらいになっている。
「・・・・大きく、なってる・・・・」
「でしょ?服で首とか足とかいろんなところが締まって苦しそうだったから、引き千切ったんだよ?あのままだと死にそうだったからね」
「ああ。パンツで腹も絞まってた。ヒカが苦しい、脱げないって言ったんだからな?」
「・・・・」
それでも、脱がされたのは事実なわけで・・・・。締まって窒息とか怪我とかよりは、とは思っても、どうしても割り切れないこともあるわけで・・・・。
「今更だろ?初日に着替えさせたのは俺たちなんだし?」
やっぱり。薄々そうかなとは思ってたけど、聞きたくなかった!
「ヴ~・・・・もうや!!!」
私はこのやり場のない羞恥心をもて余し、二人に八つ当たりのようにぶつけた。
「クスクス。恥ずかしいのはわかったからさ。新しい服と下着、ここに置いておくね?落ち着いたら朝御飯にしよう?」
「今日からこの世界のことを勉強するんだろ?本は持ってきたからいつでもいいぞ?」
二人は私の羞恥心を理解して部屋から出ていってくれた。新しい下着はカボチャパンツの他にスリップが追加され、服は刺繍が入った可愛いものだった。男の人に下着を用意されている恥ずかしさは慣れたことにした。だって、洗濯は二人がやるんだもん、魔法でだけど。私は手出し無用。女性は例え幼子であっても働かせるべからず。郷に入っては郷に従え。新しい服に袖を通し、羞恥心を無理矢理圧縮してダイニングに向かった。顔が若干赤くて顰めっ面なのは許してほしい。
「急に成長したからお腹すいてるんじゃない?」
ライの用意してくれたごはんは今までと違っていた。今までは食べやすいようにと全体的に小さく細かくされていたけど、今はライたちと同じ大きさだ。二人とも私が来るのを待っていてくれた。
「ちょうどいいな」
アールは私を目の前に立たせて全体をチェックしてくる。
「動きにくくない?」
「着やすくて動きやすいよ。ありがとう」
しかし、こんなに朝早くからよく服や下着が手に入ったな。
「パジャマは夜までに作るから。今度は急に成長してもいいようなデザインにしておくね?」
は?作る?
「ゲホッゲホッゲホッゲホッ」
ジュースが気管支に入った。アールが慌てて背中を擦ってくれる。
「大丈夫か?」
コクコクと頷いて涙を拭う。
「ふっ、ふう~。この服とかもライが作ったの?」
私はまさかと思いつつも恐る恐る尋ねた。
「そうだよ。アールが型をおこして、僕が縫った後、アールが刺繍をして飾りを二人でつけたんだけど、それがどうかした?」
なにを当たり前のことを?という顔で言われても困る。自分が今ぽかんと間抜け面をしているのは分かっている。でもね、普通出来ないよ?
「ああ~。この世界の男なら大抵のやつは出来るぞ?女は少ないからな。既製品は売ってないんだ。滅多に売れないからな」
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