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中央の学園編
旅立ち
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やっと、中央を除く4領地の大茶会が終了した。ご令嬢を含む件の5人は、どの大茶会でも和を乱し、やりたい放題。何処とは言わないが、指揮を執るはずの領主の子息が役に立たない領地は散々な結果になったようだ。大茶会を開かなかった中央とどちらがマシなのか。
「ハルト~。疲れたよぉ」
久し振りにハルトとふたり隠し部屋に来ている。忙しくて、魔道具の開発のため以外でハルトに会うことは出来なかった。ハルトにゴロゴロと甘えながら、大茶会を最後に開いたサルベニアの大ホールでの出来事を話して聞かせた。衝撃がありすぎたのだ。第3王子から「カリストロ領はいつ開くんだ?中央は準備万端だ!」と言われたときには全員が目を剥き、非難の視線を投げたが本人はちっとも気付いていなかった。招待状の確認もしないこの人たちが大茶会に参加できたのは、少なくとも取り巻きが自領の大茶会の日を把握していたから。第3王子は自分が中央の大茶会の日を決めなければ開催されないと何故分からないのか?全員が呆れを通り越していたため、返事も聞かず再びキャッキャッウフフとし始めた5人を放置した。既にナイトバーユは、その取り巻きからフェードアウト済みで、絡まれたくないからと大茶会には例えパートナーであっても不参加を決め込んでいた。
「お疲れ様。後は卒業まで適当にお茶会を開いてればいいよ」
「魅了の件はどうなったの?」
「大茶会も終わったから、陛下から中央の国王に話がいったはずだよ。カウアイーネ嬢に過去世の記憶は無いからね。取り立てて警戒する必要も無い。近々、中央の魔法師が派遣されるはずだ」
それは、ナイトバーユに仕込んだ台詞で確認済みだ。私自身も彼女をそれとなく監視したが、白。至って残念な令嬢だと判明しただけだった。
「ねぇ、第3王子って、あんな方だった?もっとまともだった気がするんだけど。え?これも魅了の影響?」
「たぶん?ナイトバーユは比較的早く解呪したからそれ程の影響も無かったんだろう」
魅了、恐ろしい。人格すら破壊するのか。そういえば、魅了に掛かっていたときのナイトバーユは今とは全然違う性格だった気がする。
「他領の料理はどうだったの?」
「うん?特には。うちの料理のインパクトが強すぎて、真似しようとして撃沈してる物が多かった。レシピは秘匿じゃないし、父様がいいように使うよ」
ハルトの膝の上で丸くなって身体を預けた。ハルトの心音が心地よいリズムを刻む。やっぱりここが一番落ち着く。
それから、数日後。学園は騒然となった。もちろん、カウアイーネが魅了持ちだと証明され、公表されたからだ。カウアイーネは悪質だと魔法を封印され、中央の地下牢へ。イリノイア領のマザーン伯爵家は当主の幽閉と交替、領地の1/3が没収された上で子爵に降格となった。イリノイア領としては関与していないというアピールも含んでいる。第3王子、サバタナ、バチス、クリストフは、各領地に幽閉されている。魅了が解けるには少なくとも2月ほど必要になり、今までの素行の悪さからも今年の卒業は見送られた。当然、婚約者のいたサバタナ、バチス、クリストフらは、自らの有責で破棄され、自分の資産から莫大な慰謝料を支払った。ざまぁ。中央の大茶会はそれからすぐに行われ、我が領以外の3領地から白い目で見られつつ何とか体裁を保った形である。中央や他の領地に恩を売れた父様はホクホクだ。その後、平穏を取り戻した学園は恙なく卒業の日を迎え、私たちは飛龍で学園から父様たちの待つ領地へと帰ってきた。1年ぶりに会う家族は、懐かしくて。
「今年は大変な年だったが、誰ひとり欠けることなく卒業できたことを誇りに思う。中央の学園を卒業した君たちは、これから責任ある立場となることを肝に銘じ、領の更なる発展に貢献してくれることを願う」
父様の言葉は、私たちみんなの思いを代弁していた。感無量な者もいる。ナイトバーユは男泣きしそうだ。色々あったけど、私たちの結束は強くなったんじゃないかな。
「レーネ」
「ハルト」
少し遠くから私を呼ぶ声に、私はドレスが翻るのも気にせずハルトに飛び込んだ。姫様らしからぬお転婆振りだ。周りも呆気にとられている。でも!中央の学園を卒業して貴族の資格を得たのだから、これからは自由にさせてもらう!
「猫は何処行った?」
「ちょっと旅に出した」
「「ブッ」」
「ククククク」
「フハハハハ」
コツンと額を合わせて、人目を気にせず笑い合う私たちを微笑ましく見ている。
「父様。私、ハルトと結婚したら王族から抜けるね。継承権も放棄するから♪」
私の爆弾発言にハルトは苦笑しながらも、自らの進退を私に続けて言及した。
「父上。私は次期当主を辞退するよ。公爵家からも抜けるつもりだから、ファンクロードに話は付けてある」
「「「「はぁ?!!!!」」」」
「「「「姫様ぁ?!!!!」」」」
「「「「ラインハルト様?!!!!」」」」
私たちの突然の発言に困惑の声が上がった。そんなの、想定済みだ。
「黒鋼!」「真珠!」
3m越えのフェンリルと5m越えのドラゴンが姿を現し、その場が騒然となる。所々から悲鳴も聞こえてくる。私とハルトはそれらをスルーしてさっと真珠の背中に飛び乗った。黒鋼は、小型フェンリルになって真珠の頭の上にいる。
「「レーネ・・・・」」「姉上?」
頭を抱えるお祖父様と父様。そして、ポカンとするテオドール。
「ハルト・・・・」「「兄上・・・・」」
呆れるハルトパパと弟たち。
女性は・・・・・・。
「レーネちゃん、お式には戻ってくるのよ」
「ウェディングドレスのお直しは出来ませんからね?」
「新居が決まったら連絡なさい」
安定の腹の据わり具合である。ハルトママも母様たちに負けず劣らず肝っ玉が据わっている。苦笑する同級生や唖然としているその親たちに見送られて私たちは冒険の旅に出た。本当は結婚式までは隠す予定だったけど、無理だった。目を合わせた途端、もう少しも離れたくないと気付いてしまった。それは、ハルトも同じだったようだ。
「「行ってきまーす」」
真珠から大きく手を振った。エギザリーナ様の時も、総ちゃんの時も後悔したことはない。ハルトと一緒なら絶対に楽しい。
「よろしくね!ハルト」
「「幸せになろう♪」」
~END~
最後までお読みいただき、ありがとうございました\(^o^)/
「ハルト~。疲れたよぉ」
久し振りにハルトとふたり隠し部屋に来ている。忙しくて、魔道具の開発のため以外でハルトに会うことは出来なかった。ハルトにゴロゴロと甘えながら、大茶会を最後に開いたサルベニアの大ホールでの出来事を話して聞かせた。衝撃がありすぎたのだ。第3王子から「カリストロ領はいつ開くんだ?中央は準備万端だ!」と言われたときには全員が目を剥き、非難の視線を投げたが本人はちっとも気付いていなかった。招待状の確認もしないこの人たちが大茶会に参加できたのは、少なくとも取り巻きが自領の大茶会の日を把握していたから。第3王子は自分が中央の大茶会の日を決めなければ開催されないと何故分からないのか?全員が呆れを通り越していたため、返事も聞かず再びキャッキャッウフフとし始めた5人を放置した。既にナイトバーユは、その取り巻きからフェードアウト済みで、絡まれたくないからと大茶会には例えパートナーであっても不参加を決め込んでいた。
「お疲れ様。後は卒業まで適当にお茶会を開いてればいいよ」
「魅了の件はどうなったの?」
「大茶会も終わったから、陛下から中央の国王に話がいったはずだよ。カウアイーネ嬢に過去世の記憶は無いからね。取り立てて警戒する必要も無い。近々、中央の魔法師が派遣されるはずだ」
それは、ナイトバーユに仕込んだ台詞で確認済みだ。私自身も彼女をそれとなく監視したが、白。至って残念な令嬢だと判明しただけだった。
「ねぇ、第3王子って、あんな方だった?もっとまともだった気がするんだけど。え?これも魅了の影響?」
「たぶん?ナイトバーユは比較的早く解呪したからそれ程の影響も無かったんだろう」
魅了、恐ろしい。人格すら破壊するのか。そういえば、魅了に掛かっていたときのナイトバーユは今とは全然違う性格だった気がする。
「他領の料理はどうだったの?」
「うん?特には。うちの料理のインパクトが強すぎて、真似しようとして撃沈してる物が多かった。レシピは秘匿じゃないし、父様がいいように使うよ」
ハルトの膝の上で丸くなって身体を預けた。ハルトの心音が心地よいリズムを刻む。やっぱりここが一番落ち着く。
それから、数日後。学園は騒然となった。もちろん、カウアイーネが魅了持ちだと証明され、公表されたからだ。カウアイーネは悪質だと魔法を封印され、中央の地下牢へ。イリノイア領のマザーン伯爵家は当主の幽閉と交替、領地の1/3が没収された上で子爵に降格となった。イリノイア領としては関与していないというアピールも含んでいる。第3王子、サバタナ、バチス、クリストフは、各領地に幽閉されている。魅了が解けるには少なくとも2月ほど必要になり、今までの素行の悪さからも今年の卒業は見送られた。当然、婚約者のいたサバタナ、バチス、クリストフらは、自らの有責で破棄され、自分の資産から莫大な慰謝料を支払った。ざまぁ。中央の大茶会はそれからすぐに行われ、我が領以外の3領地から白い目で見られつつ何とか体裁を保った形である。中央や他の領地に恩を売れた父様はホクホクだ。その後、平穏を取り戻した学園は恙なく卒業の日を迎え、私たちは飛龍で学園から父様たちの待つ領地へと帰ってきた。1年ぶりに会う家族は、懐かしくて。
「今年は大変な年だったが、誰ひとり欠けることなく卒業できたことを誇りに思う。中央の学園を卒業した君たちは、これから責任ある立場となることを肝に銘じ、領の更なる発展に貢献してくれることを願う」
父様の言葉は、私たちみんなの思いを代弁していた。感無量な者もいる。ナイトバーユは男泣きしそうだ。色々あったけど、私たちの結束は強くなったんじゃないかな。
「レーネ」
「ハルト」
少し遠くから私を呼ぶ声に、私はドレスが翻るのも気にせずハルトに飛び込んだ。姫様らしからぬお転婆振りだ。周りも呆気にとられている。でも!中央の学園を卒業して貴族の資格を得たのだから、これからは自由にさせてもらう!
「猫は何処行った?」
「ちょっと旅に出した」
「「ブッ」」
「ククククク」
「フハハハハ」
コツンと額を合わせて、人目を気にせず笑い合う私たちを微笑ましく見ている。
「父様。私、ハルトと結婚したら王族から抜けるね。継承権も放棄するから♪」
私の爆弾発言にハルトは苦笑しながらも、自らの進退を私に続けて言及した。
「父上。私は次期当主を辞退するよ。公爵家からも抜けるつもりだから、ファンクロードに話は付けてある」
「「「「はぁ?!!!!」」」」
「「「「姫様ぁ?!!!!」」」」
「「「「ラインハルト様?!!!!」」」」
私たちの突然の発言に困惑の声が上がった。そんなの、想定済みだ。
「黒鋼!」「真珠!」
3m越えのフェンリルと5m越えのドラゴンが姿を現し、その場が騒然となる。所々から悲鳴も聞こえてくる。私とハルトはそれらをスルーしてさっと真珠の背中に飛び乗った。黒鋼は、小型フェンリルになって真珠の頭の上にいる。
「「レーネ・・・・」」「姉上?」
頭を抱えるお祖父様と父様。そして、ポカンとするテオドール。
「ハルト・・・・」「「兄上・・・・」」
呆れるハルトパパと弟たち。
女性は・・・・・・。
「レーネちゃん、お式には戻ってくるのよ」
「ウェディングドレスのお直しは出来ませんからね?」
「新居が決まったら連絡なさい」
安定の腹の据わり具合である。ハルトママも母様たちに負けず劣らず肝っ玉が据わっている。苦笑する同級生や唖然としているその親たちに見送られて私たちは冒険の旅に出た。本当は結婚式までは隠す予定だったけど、無理だった。目を合わせた途端、もう少しも離れたくないと気付いてしまった。それは、ハルトも同じだったようだ。
「「行ってきまーす」」
真珠から大きく手を振った。エギザリーナ様の時も、総ちゃんの時も後悔したことはない。ハルトと一緒なら絶対に楽しい。
「よろしくね!ハルト」
「「幸せになろう♪」」
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最後までお読みいただき、ありがとうございました\(^o^)/
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