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4話 風邪
しおりを挟む「起きろ鶴見!」
「うわっ!」
先生の大きな怒鳴り声で目が覚める。放課後の補習の時間。途中で眠ってしまっていた。
「一時間居残り!」
先生に怒られた琉生は補習時間が1時間延ばされてしまった。
いつもより一時間程遅くなってしまったが、今日も放課後の図書室へ向かう。扉を開けたがいつもの席に瞬はおらず、一人の女子生徒が座って本を読んでいた。彼女は副委員長の小鳥遊ことね。琉生は彼女に声をかけた。
「瞬って今日いないの?」
「ごめんなさい。委員長今日風邪でお休みしてます。彼にに用事ですか?それだったら私が伝えておきますよ!」
いつもより来るのが遅くなってしまったのでもう帰ってしまったのだと思っていた。風邪で休んでいるようだが、琉生は瞬の家を知らないため、お見舞いには行けない。
「じゃあ、お大事にって伝えてくれないか?」
「わかりました。伝えておきます。本の貸出はよかったですか?」
「大丈夫だ。じゃあ瞬によろしくな。」
そう言って図書室から出た。
「そういえば、瞬の連絡先知らないな。また会った時に聞かないとな。」
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