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砂漠の国編
第170部分 クエスト前夜
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「陛下、お待ちください」
スタンレンさんが女王陛下の決定に口を挟む。
「王家の谷に部外者を入れて宜しんですか?」
「女王たる私が許可をすれば問題ないでしょ。それにこの国であの遊戯に勝つことのできる者はいないわ。なら、外の人に任せるのもいいじゃないかしら?」
女王陛下がそう言うと、スタンレンさんはそれ以上に何も言わなかった。
「遊戯の内容は?」
「それはあなた自身の眼で確認しなさい」
それも含めて、俺たちを試そうとしているのか。
「…………分かりました」
「クエストの開始は明日、日が昇ってから、終了は日が沈むまで。どうかしら?」
俺はその条件を飲んだ。
「明日の朝、王家の谷へあなたたちを案内するわ。今日は王宮に泊まっていきなさい。旅で疲れたでしょうから、食事と大浴場を用意するわ」
「ありがとうございます」
少し癖はあるが、女王陛下は俺たちに好意的なように思える。
俺たちは食事の場に招かれた。
「そちらのエルフ、リザさんだったかしら? 凄い食べっぷりね。それにしてもエルフは肉を食べないと聞いていたけれど、違ったかしら?」
「エルフじゃない、私、ハーフエルフ。肉、大好き!」
リザは俺の言ったことなど忘れたようにいつも通り、いや、いつも以上に食べていた。
砂漠越えの時は食料を節約していたので、リザは満足いくまで食べることが出来なかった。
今日はその埋め合わせをしているかのように、食べている。
「すいません、こういう奴なんです」
俺がそう言うと、女王陛下は笑う。
「いいわよ。むしろ、どれだけ食べたら、満足するか、楽しみだわ」
料理は次々に運ばれてくる。
「おい、リザ、おぬし、これは儂が食べようと思っておったのじゃ!」
アイラは自分の近くの皿の料理を取られて、怒る。
「名前なんて書いてなかった。早い者勝ちだ」
アイラはさらに怒りそうになる。
そんなアイラの前に俺は取り分けた料理を置く。
「喧嘩はしないでくれよ。一応、君は竜人族の最高位なんだろ」
「ふん、そんなもの、おぬしに誘拐された時に捨てたつもりじゃ」
アイラはムスッとしながら、俺が渡した料理を口に運ぶ。
「竜人族の最高位を誘拐? ちょっと面白そうな話ね。実はハヤテさんって鬼畜?」
女王陛下が興味を示す。
「仕方がない事情があったんですよ。別に酷い扱いはしていません。そうだったよね、アイラ」
俺は当然、アイラが「そうじゃな」と言うと思った。
「奴隷の首輪を付けられた挙句、邪魔になったら、出て行けと言われて、泣いたの」
ヤベー、事実だから即否定が出来ねー。
「あら、やっぱり英雄ってろくでなしかしら?」
「…………色々、あったんです」
俺はそういうしかなかった。
女王陛下は俺が悪人だとは思っていないらしく、笑っている。
「あなたも楽しんでいるかしら?」
女王陛下は俺たちの中で一番静かに食事をしていたナターシャに話しかける。
「はい、食事もお酒もとても美味しいです」
「良かったわ。他の皆さんはお酒を飲まないから口に合わないのかと思ったわよ」
俺があまり酒を飲んでいないのは出された酒がビールのようなものだったからだ。
大抵の酒は飲めるし、そこまで弱くない。
しかし、炭酸が苦手なのだ。
だから、礼儀として最初の一杯を飲んでからはこの国のお茶を飲んでいる。
アイラとフィールレイはあまり酒に強くない。
竜人族の外装は強固だが、その代わり免疫力が低い。
体内に入ってしまった毒を簡単に分解できない。
だから、アルコールをあまり摂取できないのだ。
リザが酒を飲んでいないのは食事に夢中だからだろう。
というか、リザの場合はいくら飲んでも酔わないから、酒でも水でもどっちでも良いというのが本音だろう。
「これは私たちの生活圏の麦酒より強いですね」
ナターシャがそう言うと女王陛下は笑った。
「そうね、恐らく人間の生活圏の麦酒よりも味が強いわね。あなた、育ちが良さそうだけど、どこかの令嬢かしら?」
女王陛下に悪意は何のだろう。
しかし、その質問に俺は少し焦った。
そんな俺の様子を見て、ナターシャは微笑む。
「いいえ、私は元々奴隷として、別のご主人様に仕えていました」
それを聞いた蛇人族の衛兵たちがひそひそと話をする。
「ナターシャ…………」
「隠してもしょうがないよ。過去は消せないし、ハヤテに嘘をつかせたくない」
ナターシャは淡々と言う。
「パトラティア様、王宮の食卓は神聖な場です。元とはいえ、奴隷が同席されるのは品格に関わります。退席させますか?」
衛兵の一人がわざわざ俺たちに聞こえるように言った。
ナターシャは苦笑していたが、リザとアイラの二人は怒りそうだった。
「おい、お前たち…………」
俺がリザとアイラを止めようとした時、
「客人に失礼なことを言うな!」
女王陛下は衛兵を叱責した。
衛兵たちを見渡す。
「他に何か言いたいことのある者はいるかしら?」
女王陛下が睨むと衛兵たちは押し黙った。
「ナターシャさん、衛兵が失礼なことを言って申し訳なかったわね。この通りよ。許して欲しいわ」
女王陛下は頭を下げる。
その光景に衛兵たちが狼狽える。
「そんなに簡単に頭を下げて良いんですか? あなたはこの国の長でしょ」
「非があることを認めない王が治める国なんて碌なことにはならないわ」
女王陛下はサバサバした言い方で言う。
その態度と言葉には好感を覚える。
「ふむ、パトラティア殿の器の大きさに免じて、そこの無礼な者の言葉、聞かなかったことにしようかの」
アイラに威嚇された衛兵は震えていた。
少しの騒ぎはあったが、食事会は無事に終了する。
その後、俺たちは部屋に案内された。
五人で泊まるには広すぎる部屋を用意される。
「もうじき、入浴の準備が整いますのでお待ちください。五人でも十分に入れる大きさなのでご安心を」
スタンレンさんがそう言ってくれた。
んっ?
五人って…………
「じゃあ、私が背中を流してあげるね、ハヤテ」
ナターシャに背中側から抱きつかれた。
「い、いや、さすがに遠慮するよ。フィールレイだって、俺と一緒になんて入りたくないだろ」
「別にそこはどっちでもいい。それよりもアイラの裸が見れる」
フィールレイは目が据わっていた。
「儂、ハヤテとなら入ってもいいが、おぬしと入りたくないんじゃが。貞操の危機を感じるの」
アイラは呆れ顔でフィールレイを見る。
「そんなこと言わないで。何にもしないから。我慢するから! 見るだけだから!」
フィールレイがアイラに迫る。
「わ、分かった! じゃから、近づくな!」
結局、俺以外の四人が先に浴室に向かった。
俺は一人、部屋に残って明日のことを考える。
チャンスは明日だけ、遊戯の内容は不明。
中々不利な状況だ。
でも、今までのような戦争とは違う解決方法があるなら、そっちを選択したい。
スタンレンさんが女王陛下の決定に口を挟む。
「王家の谷に部外者を入れて宜しんですか?」
「女王たる私が許可をすれば問題ないでしょ。それにこの国であの遊戯に勝つことのできる者はいないわ。なら、外の人に任せるのもいいじゃないかしら?」
女王陛下がそう言うと、スタンレンさんはそれ以上に何も言わなかった。
「遊戯の内容は?」
「それはあなた自身の眼で確認しなさい」
それも含めて、俺たちを試そうとしているのか。
「…………分かりました」
「クエストの開始は明日、日が昇ってから、終了は日が沈むまで。どうかしら?」
俺はその条件を飲んだ。
「明日の朝、王家の谷へあなたたちを案内するわ。今日は王宮に泊まっていきなさい。旅で疲れたでしょうから、食事と大浴場を用意するわ」
「ありがとうございます」
少し癖はあるが、女王陛下は俺たちに好意的なように思える。
俺たちは食事の場に招かれた。
「そちらのエルフ、リザさんだったかしら? 凄い食べっぷりね。それにしてもエルフは肉を食べないと聞いていたけれど、違ったかしら?」
「エルフじゃない、私、ハーフエルフ。肉、大好き!」
リザは俺の言ったことなど忘れたようにいつも通り、いや、いつも以上に食べていた。
砂漠越えの時は食料を節約していたので、リザは満足いくまで食べることが出来なかった。
今日はその埋め合わせをしているかのように、食べている。
「すいません、こういう奴なんです」
俺がそう言うと、女王陛下は笑う。
「いいわよ。むしろ、どれだけ食べたら、満足するか、楽しみだわ」
料理は次々に運ばれてくる。
「おい、リザ、おぬし、これは儂が食べようと思っておったのじゃ!」
アイラは自分の近くの皿の料理を取られて、怒る。
「名前なんて書いてなかった。早い者勝ちだ」
アイラはさらに怒りそうになる。
そんなアイラの前に俺は取り分けた料理を置く。
「喧嘩はしないでくれよ。一応、君は竜人族の最高位なんだろ」
「ふん、そんなもの、おぬしに誘拐された時に捨てたつもりじゃ」
アイラはムスッとしながら、俺が渡した料理を口に運ぶ。
「竜人族の最高位を誘拐? ちょっと面白そうな話ね。実はハヤテさんって鬼畜?」
女王陛下が興味を示す。
「仕方がない事情があったんですよ。別に酷い扱いはしていません。そうだったよね、アイラ」
俺は当然、アイラが「そうじゃな」と言うと思った。
「奴隷の首輪を付けられた挙句、邪魔になったら、出て行けと言われて、泣いたの」
ヤベー、事実だから即否定が出来ねー。
「あら、やっぱり英雄ってろくでなしかしら?」
「…………色々、あったんです」
俺はそういうしかなかった。
女王陛下は俺が悪人だとは思っていないらしく、笑っている。
「あなたも楽しんでいるかしら?」
女王陛下は俺たちの中で一番静かに食事をしていたナターシャに話しかける。
「はい、食事もお酒もとても美味しいです」
「良かったわ。他の皆さんはお酒を飲まないから口に合わないのかと思ったわよ」
俺があまり酒を飲んでいないのは出された酒がビールのようなものだったからだ。
大抵の酒は飲めるし、そこまで弱くない。
しかし、炭酸が苦手なのだ。
だから、礼儀として最初の一杯を飲んでからはこの国のお茶を飲んでいる。
アイラとフィールレイはあまり酒に強くない。
竜人族の外装は強固だが、その代わり免疫力が低い。
体内に入ってしまった毒を簡単に分解できない。
だから、アルコールをあまり摂取できないのだ。
リザが酒を飲んでいないのは食事に夢中だからだろう。
というか、リザの場合はいくら飲んでも酔わないから、酒でも水でもどっちでも良いというのが本音だろう。
「これは私たちの生活圏の麦酒より強いですね」
ナターシャがそう言うと女王陛下は笑った。
「そうね、恐らく人間の生活圏の麦酒よりも味が強いわね。あなた、育ちが良さそうだけど、どこかの令嬢かしら?」
女王陛下に悪意は何のだろう。
しかし、その質問に俺は少し焦った。
そんな俺の様子を見て、ナターシャは微笑む。
「いいえ、私は元々奴隷として、別のご主人様に仕えていました」
それを聞いた蛇人族の衛兵たちがひそひそと話をする。
「ナターシャ…………」
「隠してもしょうがないよ。過去は消せないし、ハヤテに嘘をつかせたくない」
ナターシャは淡々と言う。
「パトラティア様、王宮の食卓は神聖な場です。元とはいえ、奴隷が同席されるのは品格に関わります。退席させますか?」
衛兵の一人がわざわざ俺たちに聞こえるように言った。
ナターシャは苦笑していたが、リザとアイラの二人は怒りそうだった。
「おい、お前たち…………」
俺がリザとアイラを止めようとした時、
「客人に失礼なことを言うな!」
女王陛下は衛兵を叱責した。
衛兵たちを見渡す。
「他に何か言いたいことのある者はいるかしら?」
女王陛下が睨むと衛兵たちは押し黙った。
「ナターシャさん、衛兵が失礼なことを言って申し訳なかったわね。この通りよ。許して欲しいわ」
女王陛下は頭を下げる。
その光景に衛兵たちが狼狽える。
「そんなに簡単に頭を下げて良いんですか? あなたはこの国の長でしょ」
「非があることを認めない王が治める国なんて碌なことにはならないわ」
女王陛下はサバサバした言い方で言う。
その態度と言葉には好感を覚える。
「ふむ、パトラティア殿の器の大きさに免じて、そこの無礼な者の言葉、聞かなかったことにしようかの」
アイラに威嚇された衛兵は震えていた。
少しの騒ぎはあったが、食事会は無事に終了する。
その後、俺たちは部屋に案内された。
五人で泊まるには広すぎる部屋を用意される。
「もうじき、入浴の準備が整いますのでお待ちください。五人でも十分に入れる大きさなのでご安心を」
スタンレンさんがそう言ってくれた。
んっ?
五人って…………
「じゃあ、私が背中を流してあげるね、ハヤテ」
ナターシャに背中側から抱きつかれた。
「い、いや、さすがに遠慮するよ。フィールレイだって、俺と一緒になんて入りたくないだろ」
「別にそこはどっちでもいい。それよりもアイラの裸が見れる」
フィールレイは目が据わっていた。
「儂、ハヤテとなら入ってもいいが、おぬしと入りたくないんじゃが。貞操の危機を感じるの」
アイラは呆れ顔でフィールレイを見る。
「そんなこと言わないで。何にもしないから。我慢するから! 見るだけだから!」
フィールレイがアイラに迫る。
「わ、分かった! じゃから、近づくな!」
結局、俺以外の四人が先に浴室に向かった。
俺は一人、部屋に残って明日のことを考える。
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