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砂漠の国編
第166部分 次の時代
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ゼルから食料は貰ったが、これから砂漠地帯を抜けることを考えると食料の消費はなるべく避けたい。
俺はカード化していた大きめの籠を取り出し、リザに渡した。
「リザ、何か食べられるものを取って来てくれるかい?」
「分かった。何か肉を取ってくる」
リザは籠を受け取った。
「山菜もお願いね。リザちゃんなら食べられる植物が分かるでしょ」
ナターシャが言うと、リザはとても嫌な顔をした。
「もし、獣しか取って来なかったら、もう料理をしてあげない」
「ううう…………分かった。じゃあ、行ってくる」
リザが森の中に消えて行った。
さてと…………
「アイラはナターシャを手伝ってくれないか?」
「良いが、大したことは出来んぞ」
「いいよ、主な役割は護衛だからね」
「なるほどの。任せておけ」
何が出るか分からない森だ。
ナターシャを一人したくない。
「フィールレイは俺と一緒に薪を集めようか」
「なんで私がそんなことを…………」
「フィールレイ、儂らに付いてくるなら、何かせい」
アイラのそう言われて、フィールレイは渋々、俺と一緒に薪集めを始める。
「どういうつもりだ、人間」
「ハヤテだよ」
「…………ハヤテ、何か話があるから二人になったんだろ? お前も私がナターシャという人間を馬鹿にしたことを怒っているのか?」
「まぁ、いい気はしないけど、そこまで怒ってないよ。君は知らないことが多いみたいだからね」
「知らないこと?」
フィールレイはキョトンとした表情をする。
「力だけが全てじゃないってことさ」
「分からない…………竜人族は戦闘民族だ。魔王が現れる以前は巨人族と土地の取り合いで争っていた。そして、いくつもの獣人族を奴隷階級にしていたと聞く」
「フィールレイ、その時代は終わったんだよ。……いや、終わらせる」
我ながら、大それたことを言っているな。
「弱肉強食、言葉が通じない獣同士ならそれも良いかもしれない。でも、俺たちはありがたいことに言語を持っている。言葉が通じれば、思いを伝えられる」
「偽善にしか聞こえない」
フィールレイは同意しなかった。
しかし、強い否定もしなかった。
フィールレイの中で俺は強い者なのだろう。
そんな俺がこんなことを言うから、フィールレイは迷う。
「まぁ、少しずつでいいよ」
考えがすぐに変わるとは思えない。
でも、ゆっくりでいいから新しい考え方も受け入れて欲しい。
薪を拾い集めて、ナターシャたちの所に戻る。
しばらくしてリザが兎と鳥を仕留めて帰ってきた。
「大きな肉、いなかった…………」
リザは狩りの成果が不満だったようだ。
「大丈夫。ハヤテに頼んで、保存していたお肉を少し出してもらったから」
それを聞くとリザは嬉しそうだった。
ナターシャが手際よく料理をする。
「なんで食事の下準備にこんなに時間をかける? 焼くだけでいいだろ」
フィールレイはナターシャが煮込んだり、丁寧に兎や鳥を解体しているのを見て不思議そうだった。
「黙って待っておれ」とアイラが言う。
しばらくして山菜や肉の入った鍋が完成した。
「さぁ、召し上がれ」
ナターシャはフィールレイに具材をたっぷり入れた器を渡す。
「………………」
フィールレイはそれを受け取り、一口食べる。
そして、表情が変わった。
「美味しい…………こんなの食べたの、初めて…………」
「フィールレイ、人間とは面白い種族じゃぞ。魔法を使える者は少ない。その中でも儂らと戦える戦闘力を有している者などほとんどおらん。全種族の中で最弱と言ってもいいじゃろう。じゃが、この世界で最も栄えているのは人間じゃ。確かに気に入らぬ者もおる。じゃが、それは竜人も同じじゃ、ガンフィールのような狂った奴もおるが、ゼルのように少し胡散臭いが、穏健派もおる。…………って、おぬし、聞いておるか?」
フィールレイは夢中で食事をしていた。
すぐに器を空にしてしまう。
「おかわり、する?」
「…………」
フィールレイが無言で、ナターシャに器を突き出す。
「待て、何か言うことがあるじゃろ?」
「…………美味しかった。もっと欲しい…………」
ナターシャは笑顔で「もちろん」と言う。
「ナターシャの料理はおいしいだろ。私の分もやる。遠慮は要らない」
リザが自分の器から山菜を移そうとする。
それはナターシャに阻止された。
「あら、今日はあんまり食べないの? じゃあ、リザちゃんの食事は終わりね」
「なっ!? 待ってくれ! 食べる。食べるから!」
リザは山菜を全て口に入れた。
「偉い偉い、はい、おかわり」
追加を貰ったリザが絶望する。
「ナターシャ、肉! 肉が無いぞ!」
「ごめんなさい。美味しそうなところはフィールレイさんにあげちゃった」
「なんだと!? おい、私の器と交換しろ!」
リザがフィールレイに迫った。
「嫌だ! こんなに柔らかい肉を食べたの初めてなんだ」
「おい、おぬしら、暴れるな。 器の中身が零れるぞ。それにしても肉、肉と二人は山菜のおいしさが分かってないの」
アイラの器は山菜が多めだ。
ゆっくりと食事をしている。
なんだか、お婆ちゃんみたいだな。
「おい、ハヤテ、何か失礼なことを考えていないじゃろうな?」
「どうしたんだい? 俺は淡々と食事をしているだけだよ」
「本当かの?」
俺の思考を正確に読まないで欲しいな。
食事を終えると俺たちはまた出発する。
フィールレイはまだ俺たちに対して壁を作っているが、食事の準備や夜の見張りは素直に引き受けてくれるようになった。
俺はカード化していた大きめの籠を取り出し、リザに渡した。
「リザ、何か食べられるものを取って来てくれるかい?」
「分かった。何か肉を取ってくる」
リザは籠を受け取った。
「山菜もお願いね。リザちゃんなら食べられる植物が分かるでしょ」
ナターシャが言うと、リザはとても嫌な顔をした。
「もし、獣しか取って来なかったら、もう料理をしてあげない」
「ううう…………分かった。じゃあ、行ってくる」
リザが森の中に消えて行った。
さてと…………
「アイラはナターシャを手伝ってくれないか?」
「良いが、大したことは出来んぞ」
「いいよ、主な役割は護衛だからね」
「なるほどの。任せておけ」
何が出るか分からない森だ。
ナターシャを一人したくない。
「フィールレイは俺と一緒に薪を集めようか」
「なんで私がそんなことを…………」
「フィールレイ、儂らに付いてくるなら、何かせい」
アイラのそう言われて、フィールレイは渋々、俺と一緒に薪集めを始める。
「どういうつもりだ、人間」
「ハヤテだよ」
「…………ハヤテ、何か話があるから二人になったんだろ? お前も私がナターシャという人間を馬鹿にしたことを怒っているのか?」
「まぁ、いい気はしないけど、そこまで怒ってないよ。君は知らないことが多いみたいだからね」
「知らないこと?」
フィールレイはキョトンとした表情をする。
「力だけが全てじゃないってことさ」
「分からない…………竜人族は戦闘民族だ。魔王が現れる以前は巨人族と土地の取り合いで争っていた。そして、いくつもの獣人族を奴隷階級にしていたと聞く」
「フィールレイ、その時代は終わったんだよ。……いや、終わらせる」
我ながら、大それたことを言っているな。
「弱肉強食、言葉が通じない獣同士ならそれも良いかもしれない。でも、俺たちはありがたいことに言語を持っている。言葉が通じれば、思いを伝えられる」
「偽善にしか聞こえない」
フィールレイは同意しなかった。
しかし、強い否定もしなかった。
フィールレイの中で俺は強い者なのだろう。
そんな俺がこんなことを言うから、フィールレイは迷う。
「まぁ、少しずつでいいよ」
考えがすぐに変わるとは思えない。
でも、ゆっくりでいいから新しい考え方も受け入れて欲しい。
薪を拾い集めて、ナターシャたちの所に戻る。
しばらくしてリザが兎と鳥を仕留めて帰ってきた。
「大きな肉、いなかった…………」
リザは狩りの成果が不満だったようだ。
「大丈夫。ハヤテに頼んで、保存していたお肉を少し出してもらったから」
それを聞くとリザは嬉しそうだった。
ナターシャが手際よく料理をする。
「なんで食事の下準備にこんなに時間をかける? 焼くだけでいいだろ」
フィールレイはナターシャが煮込んだり、丁寧に兎や鳥を解体しているのを見て不思議そうだった。
「黙って待っておれ」とアイラが言う。
しばらくして山菜や肉の入った鍋が完成した。
「さぁ、召し上がれ」
ナターシャはフィールレイに具材をたっぷり入れた器を渡す。
「………………」
フィールレイはそれを受け取り、一口食べる。
そして、表情が変わった。
「美味しい…………こんなの食べたの、初めて…………」
「フィールレイ、人間とは面白い種族じゃぞ。魔法を使える者は少ない。その中でも儂らと戦える戦闘力を有している者などほとんどおらん。全種族の中で最弱と言ってもいいじゃろう。じゃが、この世界で最も栄えているのは人間じゃ。確かに気に入らぬ者もおる。じゃが、それは竜人も同じじゃ、ガンフィールのような狂った奴もおるが、ゼルのように少し胡散臭いが、穏健派もおる。…………って、おぬし、聞いておるか?」
フィールレイは夢中で食事をしていた。
すぐに器を空にしてしまう。
「おかわり、する?」
「…………」
フィールレイが無言で、ナターシャに器を突き出す。
「待て、何か言うことがあるじゃろ?」
「…………美味しかった。もっと欲しい…………」
ナターシャは笑顔で「もちろん」と言う。
「ナターシャの料理はおいしいだろ。私の分もやる。遠慮は要らない」
リザが自分の器から山菜を移そうとする。
それはナターシャに阻止された。
「あら、今日はあんまり食べないの? じゃあ、リザちゃんの食事は終わりね」
「なっ!? 待ってくれ! 食べる。食べるから!」
リザは山菜を全て口に入れた。
「偉い偉い、はい、おかわり」
追加を貰ったリザが絶望する。
「ナターシャ、肉! 肉が無いぞ!」
「ごめんなさい。美味しそうなところはフィールレイさんにあげちゃった」
「なんだと!? おい、私の器と交換しろ!」
リザがフィールレイに迫った。
「嫌だ! こんなに柔らかい肉を食べたの初めてなんだ」
「おい、おぬしら、暴れるな。 器の中身が零れるぞ。それにしても肉、肉と二人は山菜のおいしさが分かってないの」
アイラの器は山菜が多めだ。
ゆっくりと食事をしている。
なんだか、お婆ちゃんみたいだな。
「おい、ハヤテ、何か失礼なことを考えていないじゃろうな?」
「どうしたんだい? 俺は淡々と食事をしているだけだよ」
「本当かの?」
俺の思考を正確に読まないで欲しいな。
食事を終えると俺たちはまた出発する。
フィールレイはまだ俺たちに対して壁を作っているが、食事の準備や夜の見張りは素直に引き受けてくれるようになった。
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