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餅蔵

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魔物と瘴気

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瘴気とは、かつて栄えた光の帝国アルバがホムンクルスの機動源である魂を収集するために開いた異界の扉から溢れ出した物質。

何で構成されているのかは全く不明であるが、これは生体に悪影響、主に精神の混濁、理性の消失、凶暴化、肉体の過剰な成育、もしくは死をもたらす。

瘴気の性質として、パラディアの万物を構成する『元素』を吸収しようとするような挙動を見せるという。


アルバ崩壊の後、最後に開かれた扉はアルバのあった大陸と共に天高くへと上昇してしまい、開いたままである為、魔物の出現や瘴気による被害が後を絶たない。

扉を閉じるための策が各国でいくつも立てられてきたが、現在に至るまでその試みは一つとして成功していない。


魔物とは、瘴気により変質し凶暴化した動植物、及び無機物や元素精霊の総称。

物質を構成している元素の一部もしくは全てが瘴気へとなり変わってしまった状態にある。

しかし元あった元素の性質は保持しており、相殺する属性の耐性は低く、反対に同属性や相生する属性からの攻撃には強い。

理性が無く、環境性の元素を喰らい尽くしたり、生物を際限なく喰らい尽くそうとする為、人々の脅威であり討伐の対象となっている。

また、異界の扉より直接現れる敵対的な知的生物は「魔族」と呼ばれ、魔物よりも更に強力な力や高い知性を有している。


普通の武器では一時的に魔物の行動を阻害することは出来ても、その動力源となっている「核」を破壊しなければ完全に無力化することは出来ない。

アーティファクトそのものによる攻撃や、元素術によってのみ瘴気を祓い、魔物の核を破壊することができる。

また、時折突発的に発生する瘴気だまりから発せられる強い瘴気を浴びた物質が、通常の魔物よりも高い知性、運動能力、凶暴性を得ることがあり、これを『イレギュラ』と呼ぶ。
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