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第12話 拷問
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真下さんは車に戻ってくるとなぜかまた助手席に座った。また車を発進させるのかと待っていたら魔女が言う。
「ほら、ノブ。行くぞ」
その言葉で目覚めのような感覚があって、僕は急いで車を降りた。
「こっちだ」
魔女と魔法使いは連れ立って僕の前を歩く。その後を追うすがら辺りを見渡すが、全く身に覚えのない土地だった。2人が足を止めるや否や真下さんが通り沿いの商店のシャッターを無言で開けた。2人はそのまま中に入っていったので僕は急いで向かう。
「よくこんな都合のよい家に住んでるもんだな」
僕が商店に入ると久遠さんはそう言った。その言葉で後ろのシャッターがすごい勢いで閉じる。何かをつっかけていたのだろうか、もう少し入るのが遅かったら確実にシャッターに挟まれていた。
「両親が豆腐屋をやっていたそうだ」
真下さんの言葉にへぇ、と興味なさそうに返事をして久遠さんが聞こえるように言った。
「そういえば豆腐屋は床はコンクリートなんだな。血もすぐに洗えそうだ」
その言葉に恐怖で慄く男の声が聞こえる。
「あんたたち一体なんなんだ!? 人の家に上がり込んで!」
「うるせーよ、今日お前を殺しにきたんだよ。ピーピー喚くな」
久遠さんが正気とは思えないことを言い出したので僕は久遠さんに駆け寄る。そして奥にいた男の顔を見て足を止めた。
「後藤さん……?」
「お……お前……世良か……?」
それは鉄工所で働いていた時の先輩だった。そして、僕のために飲み会を開いてくれた先輩でもあった。僕は顔を背ける。奥手な僕を不憫に思い便宜を図ってくれたのにもかかわらず、その恩を仇で返したのだ。どんな顔をすればいいのかすらわからない。
「何か言い残すことはあるか?」
久遠さんはゆらりと後藤さんに向かって歩き出す。僕はそれを止めようとするが体が全く動かない。変な汗が顔中に広がる。目だけで真下さんの方を見るが、彼女はこっちを見ようともしなかった。
「なんだっていうんだ! そいつは女房を犯した奴なんだぞ!」
後藤さんがそう言っている間に、なんの前触れもなく久遠さんが拳を顔面に叩き込む。
「正気か? 警察呼ぶぞ!」
悲鳴に近い叫び声を上げる後藤さんの腹を蹴り上げ、久遠さんは足を何度か頭に振り下ろした。
「あいつが犯罪者なんだ! なんでこんなことされなきゃならないんだ!」
「わかった。端的に言うと今日お前はここで死ぬ。何か言いたいことはないか?」
久遠さんはそう言って後藤さんの顔を蹴り上げた。血が宙を舞い、生々しい打撲の音が部屋に響き渡る。久遠さんは顔を中心に拳で殴打され、その激しい打撃音で、呻き声も聞こえなかった。あまりの痛々しい惨状に目を背けたくとも体が動かない。
久遠さんは後藤さんの首根っこを掴んで軽々持ち上げた。そのまま横にある鏡の前に後藤さんを写す。
「死ぬ前の顔はもう少しひどくなるぞ。別に言っても言わなくても、お前は今日死ぬ」
血の通っていない冷酷な声で滑らかに言う。その饒舌さがさらに恐怖を煽る。
「なんでもする……! なんでも言うから! こどもがいるんだ! 助けてくれぇ……!」
後藤さんは涙を流して懇願する。久遠さんは突然手を離して後藤さんを落とした。地面につくや否や彼は走って逃げようとした。その瞬間僕の横から炎がすり抜け後藤さんを火ダルマにする。
「ぎゃああああああ!」
確かに炎で包まれたがすぐに消えて久遠さんが振り向いた。
「おい、手を出すな」
「演出だよ」
真下さんの呑気な回答がさらに恐怖を煽る。僕はあまりの恐怖に汗でぐっしょりだった。しかし、久遠さんも同じくらい汗だくだった。
「ほら、逃げられないことはわかっただろう。俺に殴り殺されるか、そっちの女に焼き殺されるか、どっちがいいんだ?」
久遠さんが蹴りながら後藤さんを僕の前に連れてきた。後藤さんはしばらく足元で震えていたが意を決したように顔を上げる。
「こどもがいるんだ……幸せに……暮らしてるんだ……だから……」
「黙っててほしい?」
久遠さんの靴の先が後藤さんの腹部にめり込む音と、悲痛なうめき声が薄暗い空間に響き渡る。
「俺が……犯した……京子を……お前の家で……犯した……」
京子、それは染谷さんの名前だった。懐かしさよりも呼んだことすらない名前に一瞬記憶が繋がらなかった。
「ずっと好きだったんだ……でも……京子は明らかにお前に気があった……あとから来た……お前なんかに……」
僕は頭が真っ白になった。確かに染谷さんは年上で、僕が入社するよりも前から仕出屋として会社に出入りしていたのであろう。
「日本の警察はこんなガバガバなのか?」
久遠さんがイライラしながら誰に向かうでもなく質問をする。
「状況証拠だけだと、ノブが犯人になるんだろうね。犯行現場はノブの家だったし。ガムテープで目をぐるぐる巻きにして視界を奪い、抵抗しようとした彼女を黙らせるため何度か顔を殴打した」
真下さんが語るそれは僕が判決文で言い渡されたことそのものだった。
「お前は彼女が好きだったんじゃねーのか?」
地面に這いつくばる後藤さんをさらに殴打する。
「失う……くらいだったら……! なんでも……! なんでもする!」
真下さんが急に動いて後藤さんの髪を引っ張った。
「お前一度つきまといで誤認逮捕されているな? 本当になんでもありだな」
後藤さんですらなぜそれを知っているのかと目を見開いている。
「精液は検出されなかった。だがお前が犯した。その後すぐに子作りをしたのか? レイプされたって腫れ物扱いされる彼女に優しく近づいて……」
真下さんの言葉に僕は目を瞑った。後藤さんはさっきも言っていた。俺の女房を犯した奴、と。もうこれ以上知りたくなかった。僕が無実だというだけで十分だった。
「もう……やめてください……」
「ノブはこの街から出てどんな暮らしをしたと思う? お前みたいなずる賢い奴にはわからんだろうな……」
「もうやめてください!」
これ以上惨めな気分を味わいたくなかった。でもなんの葛藤もなかったわけではない。彼女の人生を踏みにじる後藤さんに何も感じないわけではない。でも僕がそうしてきたように、彼も今必死で罪を償っている。こどももいる。今更真実を突きつけて、彼女を二度も傷つけることはできない。
僕は後藤さんのように、何を投げ打ってでも彼女を愛するって思っていた。でも彼のように人の人生を踏みにじってまで彼女が欲しいと思えなかった。ただ、それだけのことなんだ。
「今日、僕が来たことは染谷さんには言わないでください。僕も誰にも言いません。だから今日のこの暴力については許してください」
「ノブ……」
「僕が決めたんです! 履歴書だって賞罰欄がないのを使えばバレないんでしょう!?」
2人が沈黙したので後藤さんのすすり泣く声だけが部屋に響く。もうこれ以上僕から言えることはなかった。でも最後にどうしても気になっていることを聞いた。
「染谷さんは……今は幸せに暮らしてるんですよね……?」
後藤さんはより一層大きな声で泣き出した。嗚咽まじりで僕に何度も謝る。その姿に耐えきれなくなって、付け加えた。
「大丈夫です、僕も今幸せにやってます」
久遠さんが顔を上げた。顔中が汗でびっしょりだった。
「真下ぁ! もうこれで終わりだ!」
そう久遠さんが叫ぶと、周りの景色が歪んで意味のわからないことになった。さっきまでいた商店ではなく、久遠さんの車の中にいるのだ。
「幻術だよ。彼も実体は怪我していないから安心しろ」
真下さんはそう言い、久遠さんは汗を拭いながら車のエンジンをかけて僕に微笑む。
「ただ、精神だけはダメージを受けてるし、彼もさっきのことを鮮明に覚えてるから、もう出発するよ」
「ほら、ノブ。行くぞ」
その言葉で目覚めのような感覚があって、僕は急いで車を降りた。
「こっちだ」
魔女と魔法使いは連れ立って僕の前を歩く。その後を追うすがら辺りを見渡すが、全く身に覚えのない土地だった。2人が足を止めるや否や真下さんが通り沿いの商店のシャッターを無言で開けた。2人はそのまま中に入っていったので僕は急いで向かう。
「よくこんな都合のよい家に住んでるもんだな」
僕が商店に入ると久遠さんはそう言った。その言葉で後ろのシャッターがすごい勢いで閉じる。何かをつっかけていたのだろうか、もう少し入るのが遅かったら確実にシャッターに挟まれていた。
「両親が豆腐屋をやっていたそうだ」
真下さんの言葉にへぇ、と興味なさそうに返事をして久遠さんが聞こえるように言った。
「そういえば豆腐屋は床はコンクリートなんだな。血もすぐに洗えそうだ」
その言葉に恐怖で慄く男の声が聞こえる。
「あんたたち一体なんなんだ!? 人の家に上がり込んで!」
「うるせーよ、今日お前を殺しにきたんだよ。ピーピー喚くな」
久遠さんが正気とは思えないことを言い出したので僕は久遠さんに駆け寄る。そして奥にいた男の顔を見て足を止めた。
「後藤さん……?」
「お……お前……世良か……?」
それは鉄工所で働いていた時の先輩だった。そして、僕のために飲み会を開いてくれた先輩でもあった。僕は顔を背ける。奥手な僕を不憫に思い便宜を図ってくれたのにもかかわらず、その恩を仇で返したのだ。どんな顔をすればいいのかすらわからない。
「何か言い残すことはあるか?」
久遠さんはゆらりと後藤さんに向かって歩き出す。僕はそれを止めようとするが体が全く動かない。変な汗が顔中に広がる。目だけで真下さんの方を見るが、彼女はこっちを見ようともしなかった。
「なんだっていうんだ! そいつは女房を犯した奴なんだぞ!」
後藤さんがそう言っている間に、なんの前触れもなく久遠さんが拳を顔面に叩き込む。
「正気か? 警察呼ぶぞ!」
悲鳴に近い叫び声を上げる後藤さんの腹を蹴り上げ、久遠さんは足を何度か頭に振り下ろした。
「あいつが犯罪者なんだ! なんでこんなことされなきゃならないんだ!」
「わかった。端的に言うと今日お前はここで死ぬ。何か言いたいことはないか?」
久遠さんはそう言って後藤さんの顔を蹴り上げた。血が宙を舞い、生々しい打撲の音が部屋に響き渡る。久遠さんは顔を中心に拳で殴打され、その激しい打撃音で、呻き声も聞こえなかった。あまりの痛々しい惨状に目を背けたくとも体が動かない。
久遠さんは後藤さんの首根っこを掴んで軽々持ち上げた。そのまま横にある鏡の前に後藤さんを写す。
「死ぬ前の顔はもう少しひどくなるぞ。別に言っても言わなくても、お前は今日死ぬ」
血の通っていない冷酷な声で滑らかに言う。その饒舌さがさらに恐怖を煽る。
「なんでもする……! なんでも言うから! こどもがいるんだ! 助けてくれぇ……!」
後藤さんは涙を流して懇願する。久遠さんは突然手を離して後藤さんを落とした。地面につくや否や彼は走って逃げようとした。その瞬間僕の横から炎がすり抜け後藤さんを火ダルマにする。
「ぎゃああああああ!」
確かに炎で包まれたがすぐに消えて久遠さんが振り向いた。
「おい、手を出すな」
「演出だよ」
真下さんの呑気な回答がさらに恐怖を煽る。僕はあまりの恐怖に汗でぐっしょりだった。しかし、久遠さんも同じくらい汗だくだった。
「ほら、逃げられないことはわかっただろう。俺に殴り殺されるか、そっちの女に焼き殺されるか、どっちがいいんだ?」
久遠さんが蹴りながら後藤さんを僕の前に連れてきた。後藤さんはしばらく足元で震えていたが意を決したように顔を上げる。
「こどもがいるんだ……幸せに……暮らしてるんだ……だから……」
「黙っててほしい?」
久遠さんの靴の先が後藤さんの腹部にめり込む音と、悲痛なうめき声が薄暗い空間に響き渡る。
「俺が……犯した……京子を……お前の家で……犯した……」
京子、それは染谷さんの名前だった。懐かしさよりも呼んだことすらない名前に一瞬記憶が繋がらなかった。
「ずっと好きだったんだ……でも……京子は明らかにお前に気があった……あとから来た……お前なんかに……」
僕は頭が真っ白になった。確かに染谷さんは年上で、僕が入社するよりも前から仕出屋として会社に出入りしていたのであろう。
「日本の警察はこんなガバガバなのか?」
久遠さんがイライラしながら誰に向かうでもなく質問をする。
「状況証拠だけだと、ノブが犯人になるんだろうね。犯行現場はノブの家だったし。ガムテープで目をぐるぐる巻きにして視界を奪い、抵抗しようとした彼女を黙らせるため何度か顔を殴打した」
真下さんが語るそれは僕が判決文で言い渡されたことそのものだった。
「お前は彼女が好きだったんじゃねーのか?」
地面に這いつくばる後藤さんをさらに殴打する。
「失う……くらいだったら……! なんでも……! なんでもする!」
真下さんが急に動いて後藤さんの髪を引っ張った。
「お前一度つきまといで誤認逮捕されているな? 本当になんでもありだな」
後藤さんですらなぜそれを知っているのかと目を見開いている。
「精液は検出されなかった。だがお前が犯した。その後すぐに子作りをしたのか? レイプされたって腫れ物扱いされる彼女に優しく近づいて……」
真下さんの言葉に僕は目を瞑った。後藤さんはさっきも言っていた。俺の女房を犯した奴、と。もうこれ以上知りたくなかった。僕が無実だというだけで十分だった。
「もう……やめてください……」
「ノブはこの街から出てどんな暮らしをしたと思う? お前みたいなずる賢い奴にはわからんだろうな……」
「もうやめてください!」
これ以上惨めな気分を味わいたくなかった。でもなんの葛藤もなかったわけではない。彼女の人生を踏みにじる後藤さんに何も感じないわけではない。でも僕がそうしてきたように、彼も今必死で罪を償っている。こどももいる。今更真実を突きつけて、彼女を二度も傷つけることはできない。
僕は後藤さんのように、何を投げ打ってでも彼女を愛するって思っていた。でも彼のように人の人生を踏みにじってまで彼女が欲しいと思えなかった。ただ、それだけのことなんだ。
「今日、僕が来たことは染谷さんには言わないでください。僕も誰にも言いません。だから今日のこの暴力については許してください」
「ノブ……」
「僕が決めたんです! 履歴書だって賞罰欄がないのを使えばバレないんでしょう!?」
2人が沈黙したので後藤さんのすすり泣く声だけが部屋に響く。もうこれ以上僕から言えることはなかった。でも最後にどうしても気になっていることを聞いた。
「染谷さんは……今は幸せに暮らしてるんですよね……?」
後藤さんはより一層大きな声で泣き出した。嗚咽まじりで僕に何度も謝る。その姿に耐えきれなくなって、付け加えた。
「大丈夫です、僕も今幸せにやってます」
久遠さんが顔を上げた。顔中が汗でびっしょりだった。
「真下ぁ! もうこれで終わりだ!」
そう久遠さんが叫ぶと、周りの景色が歪んで意味のわからないことになった。さっきまでいた商店ではなく、久遠さんの車の中にいるのだ。
「幻術だよ。彼も実体は怪我していないから安心しろ」
真下さんはそう言い、久遠さんは汗を拭いながら車のエンジンをかけて僕に微笑む。
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