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2部 焼け落ちる瑞鳥の止まり木
第57話 兄様が愛してくれないのなら(ルイス視点)※
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ルークの答えを待たず、僕は体を起こし、自分の陰茎を手で慰めた。
「ジル、ルイスを……やめさせるんだ……そんなことをさせては……ダメだ……」
「あぁ……ルーク……んっ……」
「ジル!」
僕はルークを見ながら、手の動きを早める。
「兄様が愛してくれないからだ」
「ジル、ジル。もう逃げない。だから腕を離してくれ」
ルークの泣き出しそうな声が響き、ジルは僕の目をじっと見る。だから僕は手の動きを止めた。ルークはさっき射精したばかりなのに、少し固くなっている。僕は腰を浮かせて、それをゆっくり抜いた。
「ルイス、こっちへおいで」
ジルはルークの腕を解放して、その腕に僕を誘った。僕はさっきまでルークがされていたように仰向けにジルに抱かれる。ジルは僕の両膝を腕で抱え、恥ずかしい格好をさせた。僕の背中にジルの声が響く。
「ちゃんと愛してやれ」
ルークは、声を漏らしながら僕に近づき、様々な場所にキスを落とす。段々と唇に近づいてきたと思ったら、急に陰茎を割り入れた。
あの夜のジルと同じだった。僕の唇と声を奪って、有無を言わせず、獣のように僕を貪る。深々と陰茎を僕の中に沈めて、激しく強く求める。やけに静かな部屋の中で、僕とルークが交わる音だけが響いて、時々ルークの呻き声がそれを打ち消した。
僕が堪えきれずに射精をしてしまった時、ルークの唇が離れた。
「ルーク、ルークぅ……あっあっ、はっ」
「許してくれ……ルイス、ルイス!」
ルークが限界そうだった。激しく奥を求められるたび、上から滴がボタボタと落ちてくる。
「許さ……ない……僕以外……許さない……」
ルークが僕の言葉を遮って、激しく痙攣する。
「あ……ぁ……ルイス……」
2度目の射精はとても長かった。体を痙攣させて俯き、ルークはジルのように後悔をしていた。だからジルが口を開いた。
「ルイス、恋人のように愛されてよかったな」
「はい……ジル……ジルは……?」
「今日は兄様として抱いてやる。ルークにしがみついていなさい」
ジルは僕ごとルークも反対側に押し倒した。その時に、ルークの顔を見てびっくりする。
「兄様、そんな顔しても一生許しませんからね。兄様はこれからずっと、僕とジルに愛されるんですからね」
僕はルークの涙を舌ですくって、ルークにしがみついた。ジルが僕の尻を少し撫でた。
「ジル……もうください……」
「ルークがまだ誓いを立てていない」
ジルは僕の背中に手を這わせて、スッと胸に滑り込ませる。僕の2つの蕾を柔らかく、ゆっくり捏ねた。
「ダメ……兄様……もうください……」
僕はジルではなくルークに懇願する。ルークは苦悶の表情に汗を浮かべていた。だからゆっくり近づき、唇にキスをして、言葉をねだった。
「ルーク、僕を捨てないで……」
「なんてことを言わせるんだ! ジル!」
「お前がしようとしたことだ」
ジルの言葉にルークは一層顔を歪める。沈黙が横たわる間もジルは容赦なく僕の蕾を捏ね続ける。ジルの固い肉棒は僕の尻の頬に何度も打ち付けていた。ジルももう限界だったのだ。
「ルイスは私のものだ。ジルも……私のもの。もう許してなんて言わない……ルイス、もう兄様を……寂しがらせないでくれ……2人とも兄様だけを愛してくれ……」
ジルは無言で僕に入ってきた。僕は声が漏れないように、ルークの唇に吸い付く。ジルは僕の声に弱い。だからルークもそれをわかって僕の頭を引き寄せ、優しく抱いてくれた。
「ああ、ルークが中途半端にしたから、奥が欲しがっているな……」
ジルは、誰も届かない場所をゆっくりと押す。
「んんーーっ! ふっ、んん、んんっ!」
「ルーク、お前のせいだぞ。ちゃんとルイスの握ってやれ」
ルークは抱いていた腕をスッとずらして、僕の陰茎を握った。それを確認したら、ジルはゆっくり僕を責めた。ジルは、僕をゆっくり追いつめ、何度も射精のない絶頂を味合わせてくれる。
でも2度目の絶頂で僕は意識を保つのがやっとだった。
「ジル、もうルイスが気を失ってしまうぞ」
口を話しても声を出せないと踏んでか、ルークが声をあげた。
「ああ、ルイス。よく我慢したな。兄様ももう限界だから、ルークにかけてあげなさい」
「ぁ……顔に……かかるほど……激しく……」
「ああ、ルークが羨ましがってたからな。兄様にまかせろ」
ジルは僕の上体を起こして、下から激しく突き上げる。ルークの手を払いのけ、ジルの陰茎が膨れた時、僕は我慢していた欲望を吐き出した。
自身の白濁が、顔に飛び跳ねるほど激しい射精だった。
「兄様、兄様ぁ……」
ルークが驚き飛び起きる。
「ああ、ああ。ルイスのかわいい顔が……アシュレイは多分、アシュレイのをノアにかけたのだぞ……」
「違うのぉ……」
ルークは僕の顔にかかった性液をゆっくり舐め始めた。
「ああ、そうだったのか……ルイスすまなかった。痛くないか?」
ジルは心配そうな声をあげて後ろから抱きつく。
「今度……兄様のを顔にかけてください……」
「ああ、ああ。本当かい? ルイス……ルイス……兄様を愛してくれてありがとう……」
「ジルも……」
「うんうん、ジルも愛しているよ。これからもずっと3人一緒だ……」
ルークは優しく頬を撫でて、そうして祝福のキスが、僕とジルに落ちてきた。
「ジル、ルイスを……やめさせるんだ……そんなことをさせては……ダメだ……」
「あぁ……ルーク……んっ……」
「ジル!」
僕はルークを見ながら、手の動きを早める。
「兄様が愛してくれないからだ」
「ジル、ジル。もう逃げない。だから腕を離してくれ」
ルークの泣き出しそうな声が響き、ジルは僕の目をじっと見る。だから僕は手の動きを止めた。ルークはさっき射精したばかりなのに、少し固くなっている。僕は腰を浮かせて、それをゆっくり抜いた。
「ルイス、こっちへおいで」
ジルはルークの腕を解放して、その腕に僕を誘った。僕はさっきまでルークがされていたように仰向けにジルに抱かれる。ジルは僕の両膝を腕で抱え、恥ずかしい格好をさせた。僕の背中にジルの声が響く。
「ちゃんと愛してやれ」
ルークは、声を漏らしながら僕に近づき、様々な場所にキスを落とす。段々と唇に近づいてきたと思ったら、急に陰茎を割り入れた。
あの夜のジルと同じだった。僕の唇と声を奪って、有無を言わせず、獣のように僕を貪る。深々と陰茎を僕の中に沈めて、激しく強く求める。やけに静かな部屋の中で、僕とルークが交わる音だけが響いて、時々ルークの呻き声がそれを打ち消した。
僕が堪えきれずに射精をしてしまった時、ルークの唇が離れた。
「ルーク、ルークぅ……あっあっ、はっ」
「許してくれ……ルイス、ルイス!」
ルークが限界そうだった。激しく奥を求められるたび、上から滴がボタボタと落ちてくる。
「許さ……ない……僕以外……許さない……」
ルークが僕の言葉を遮って、激しく痙攣する。
「あ……ぁ……ルイス……」
2度目の射精はとても長かった。体を痙攣させて俯き、ルークはジルのように後悔をしていた。だからジルが口を開いた。
「ルイス、恋人のように愛されてよかったな」
「はい……ジル……ジルは……?」
「今日は兄様として抱いてやる。ルークにしがみついていなさい」
ジルは僕ごとルークも反対側に押し倒した。その時に、ルークの顔を見てびっくりする。
「兄様、そんな顔しても一生許しませんからね。兄様はこれからずっと、僕とジルに愛されるんですからね」
僕はルークの涙を舌ですくって、ルークにしがみついた。ジルが僕の尻を少し撫でた。
「ジル……もうください……」
「ルークがまだ誓いを立てていない」
ジルは僕の背中に手を這わせて、スッと胸に滑り込ませる。僕の2つの蕾を柔らかく、ゆっくり捏ねた。
「ダメ……兄様……もうください……」
僕はジルではなくルークに懇願する。ルークは苦悶の表情に汗を浮かべていた。だからゆっくり近づき、唇にキスをして、言葉をねだった。
「ルーク、僕を捨てないで……」
「なんてことを言わせるんだ! ジル!」
「お前がしようとしたことだ」
ジルの言葉にルークは一層顔を歪める。沈黙が横たわる間もジルは容赦なく僕の蕾を捏ね続ける。ジルの固い肉棒は僕の尻の頬に何度も打ち付けていた。ジルももう限界だったのだ。
「ルイスは私のものだ。ジルも……私のもの。もう許してなんて言わない……ルイス、もう兄様を……寂しがらせないでくれ……2人とも兄様だけを愛してくれ……」
ジルは無言で僕に入ってきた。僕は声が漏れないように、ルークの唇に吸い付く。ジルは僕の声に弱い。だからルークもそれをわかって僕の頭を引き寄せ、優しく抱いてくれた。
「ああ、ルークが中途半端にしたから、奥が欲しがっているな……」
ジルは、誰も届かない場所をゆっくりと押す。
「んんーーっ! ふっ、んん、んんっ!」
「ルーク、お前のせいだぞ。ちゃんとルイスの握ってやれ」
ルークは抱いていた腕をスッとずらして、僕の陰茎を握った。それを確認したら、ジルはゆっくり僕を責めた。ジルは、僕をゆっくり追いつめ、何度も射精のない絶頂を味合わせてくれる。
でも2度目の絶頂で僕は意識を保つのがやっとだった。
「ジル、もうルイスが気を失ってしまうぞ」
口を話しても声を出せないと踏んでか、ルークが声をあげた。
「ああ、ルイス。よく我慢したな。兄様ももう限界だから、ルークにかけてあげなさい」
「ぁ……顔に……かかるほど……激しく……」
「ああ、ルークが羨ましがってたからな。兄様にまかせろ」
ジルは僕の上体を起こして、下から激しく突き上げる。ルークの手を払いのけ、ジルの陰茎が膨れた時、僕は我慢していた欲望を吐き出した。
自身の白濁が、顔に飛び跳ねるほど激しい射精だった。
「兄様、兄様ぁ……」
ルークが驚き飛び起きる。
「ああ、ああ。ルイスのかわいい顔が……アシュレイは多分、アシュレイのをノアにかけたのだぞ……」
「違うのぉ……」
ルークは僕の顔にかかった性液をゆっくり舐め始めた。
「ああ、そうだったのか……ルイスすまなかった。痛くないか?」
ジルは心配そうな声をあげて後ろから抱きつく。
「今度……兄様のを顔にかけてください……」
「ああ、ああ。本当かい? ルイス……ルイス……兄様を愛してくれてありがとう……」
「ジルも……」
「うんうん、ジルも愛しているよ。これからもずっと3人一緒だ……」
ルークは優しく頬を撫でて、そうして祝福のキスが、僕とジルに落ちてきた。
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