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1部番外編
初めて見るアシュレイの顔 (7)※
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絶句。僕はこの言葉を体感する。ルイスの兄様2人のうち、さらに大きいジル。僕に本を読んでくれた時に背中でその大きさを体感していた。2倍とまではいわないが、手足を縛られ2頭の馬に引っ張られたってあんなに大きくなれないことなど容易に想像できた。
絶望で目の前が真っ暗になる。
「冗談だ」
「じょ、冗談!?」
「もう少しだけ、大きくなってくれたら嬉しい。それだけだ」
「ほ、本当の気持ちを教えてください」
僕は必死だった。彼の胸にしがみついて、真意を聞き出そうと軽く胸を叩いた。
「聡明で優しく、そして顔が美しい。ある年齢を超えると生き方が顔に出てくるという。ノアは純粋そのものだ。顔が花のようならば茎である体が細いのは仕方がない。ただ手折られるのではないかと心配している」
僕には不釣り合いな言葉が飛び出して、僕はさっきとは違う絶句をしてしまう。
「ノア、したいこととはなんだ?」
唐突な、しかし助け舟のような言葉で、僕は彼の胸にある蕾に口を寄せた。どう思われるかわからなかったのでとりあえず口に含んだら、アシュレイの表情を窺う。
彼は困ったように笑うから、意を決して聞いてみた。
「気持ちがよくないですか?」
「いや、なんというか……くすぐったい方が勝っている。ただ、ノアが赤ん坊のようでいい眺めではあるな」
赤ん坊……。稚拙な愛撫だからそんな風に思われるのだ。そう考えると急に恥ずかしくなって、体ごと引っ込めた。
「ここが悦いからしてくれたのだろう?お礼に俺にもさせてくれ」
言うより前に僕の胸の先端に指が伸びてきて、彼は顔を傾けながらもう片方に吸いついた。時々吸い付く口から彼の舌がのぞく。そして惜しみなく見せつけられる彼の首筋が、風景が歪むほどに艶やかだった。
「ぅん……アシュレイ……体を洗いたいです……」
「そうだったな、でももう少しさせてくれ」
言葉の結びに大きな舌を出して、僕の蕾をベロリと舐めあげる。
「ぁ……あっ……」
「声も体も顔も心も、全て俺好みだ。ノアンを裏切ってしまうのではと思うほどに」
「あ、あ……アシュレイ、それ以上は……」
ギュウッと両方の蕾を吸い上げられ、思った以上に声を出してしまう。
「ノア……体を洗おう。中途半端にしてすまない。その分今日は……」
最後まで言うつもりがないのか、余裕がないのかわからなかった。でも僕は僕で口に入ってきたアシュレイの舌で思考が溶かされ、僕は彼をあるがまま受け入れるより他がなかった。
絶望で目の前が真っ暗になる。
「冗談だ」
「じょ、冗談!?」
「もう少しだけ、大きくなってくれたら嬉しい。それだけだ」
「ほ、本当の気持ちを教えてください」
僕は必死だった。彼の胸にしがみついて、真意を聞き出そうと軽く胸を叩いた。
「聡明で優しく、そして顔が美しい。ある年齢を超えると生き方が顔に出てくるという。ノアは純粋そのものだ。顔が花のようならば茎である体が細いのは仕方がない。ただ手折られるのではないかと心配している」
僕には不釣り合いな言葉が飛び出して、僕はさっきとは違う絶句をしてしまう。
「ノア、したいこととはなんだ?」
唐突な、しかし助け舟のような言葉で、僕は彼の胸にある蕾に口を寄せた。どう思われるかわからなかったのでとりあえず口に含んだら、アシュレイの表情を窺う。
彼は困ったように笑うから、意を決して聞いてみた。
「気持ちがよくないですか?」
「いや、なんというか……くすぐったい方が勝っている。ただ、ノアが赤ん坊のようでいい眺めではあるな」
赤ん坊……。稚拙な愛撫だからそんな風に思われるのだ。そう考えると急に恥ずかしくなって、体ごと引っ込めた。
「ここが悦いからしてくれたのだろう?お礼に俺にもさせてくれ」
言うより前に僕の胸の先端に指が伸びてきて、彼は顔を傾けながらもう片方に吸いついた。時々吸い付く口から彼の舌がのぞく。そして惜しみなく見せつけられる彼の首筋が、風景が歪むほどに艶やかだった。
「ぅん……アシュレイ……体を洗いたいです……」
「そうだったな、でももう少しさせてくれ」
言葉の結びに大きな舌を出して、僕の蕾をベロリと舐めあげる。
「ぁ……あっ……」
「声も体も顔も心も、全て俺好みだ。ノアンを裏切ってしまうのではと思うほどに」
「あ、あ……アシュレイ、それ以上は……」
ギュウッと両方の蕾を吸い上げられ、思った以上に声を出してしまう。
「ノア……体を洗おう。中途半端にしてすまない。その分今日は……」
最後まで言うつもりがないのか、余裕がないのかわからなかった。でも僕は僕で口に入ってきたアシュレイの舌で思考が溶かされ、僕は彼をあるがまま受け入れるより他がなかった。
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