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1部 ヤギと奇跡の器
第27話 若き日(ルイス視点)※
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「ルイス、こっちの兄様にもキスをしておくれ」
ルークは待ち切れないのか、僕の頬にキスをしながら湯に浸かる。
「今日はジルに唇を奪われっぱなしだな。じゃあ、兄様は下のお口にキスをするよ」
後ろから腰を掴まれ、尻を湯の外に持ち上げられた。そこをルークの大きな舌が這い回り、尻を割って入ろうとする。
「ん……はっ……にいさま……それは……いやぁ……」
「今日は最初にジルに抱いてもらうんだ。よく解さないといけないよ」
「もう……大人なんです……! 自分でできます……!」
「お前のオシメを換えたのは私とジルなんだ。今更そんなに恥ずかしがるな」
舌が僕の窄まりについたと思ったら、割れ目にルークの高い鼻が押しつけられる。窄まりごと口で吸われ、その中で舌が暴れ回る。
「ぃ……やめてぇ……はぁっ……ぁ……」
「ルイス、ルークになにをされているのか、こっちの兄様にやってみてごらん」
僕の唇を丸ごと舐めるジルの舌に促され、僕は告げ口をするかのようにジルの口内に舌を差し入れる。
「ジル、どうだい? ルイスは嫌がっていないだろう?」
「ああ、とても気持ちいいと言っている」
「に……ぃさま……ぁ……ジルぅ……ジル……」
「ああ、そんなかわいい声を出して……ルイス、無理に兄様が先じゃなくたっていいんだ……」
「ジル……ジル……もっと……キスを……」
低い唸り声をあげたジルは、僕のおねだりを十分に叶えてくれる。長い間上も下も、舌や指でぐちゃぐちゃにかき回された後、水音を立てながら立ち上がった。
「ジル」
ルークの呼びかけに「ああ」と返事をしたらジルは僕を抱えたまま立ち上がり、そのまま寝室まで運ばれた。
この家に帰ってくると床を踏むことが少ない。大抵ジルかルークのどちらかが僕を抱えて歩き、必ず視界のどこかに2人のどちらかがいる。
今日はジルの部屋に連れ込まれた。そのままベッドに横たわるのかと思ったら、先にルークがベッドに上がり、そこにすっぽり収まる形で僕が置かれた。
ジルはベッドの横の棚から僕たちが交わる時によく使う軟膏を取り出す。
「兄様……僕が塗ってあげる……」
「だめだよ、ジルはルイスのかわいい手に触られるとすぐに果ててしまう。知っているだろう?」
僕の後ろからルークが抱きつき、腰を引かれ背中が熱い胸に吸い付いた。
ジルは僕の手淫を最も恐れている。
「いいさ。ルイス、兄様に塗ってくれるか?」
「塗ってあげたい……でも……いっぱい欲しいです……」
「ああ、ルイス。ルイスの声もダメなんだ。かわいい声でそんなことを言わないでくれ」
ジルがベッドに上がり、僕の前に膝をついた。軟膏の容器を開けて中身を取り出した時、僕はその手を握った。その時に後ろから抱きしめていたルークの腕の力が緩んだから、僕はジルの手と共に、軟膏を塗る手助けをする。
「あぁ……あ……ルイス……もうダメだ……痛かったらすぐに言うんだ……」
「ジル……」
ジルは僕の腰を掴んで宙に浮かせる。あまりずり落ちないように胸の辺りをルークが抱いた。ジルが僕の両足を肩にかけたその瞬間、雄々しいジルの昂りが僕を貫いた。
「ぁぁああ! んんんんんん!」
ジルは背を丸め僕の口を唇で塞ぐ。ジルは僕の唇を離さないように、筋肉を震わせ、腰を天に突き上げる。
「んんっんんんんん!」
こんな風に、僕を貫く兄様を見るのは久しぶりだった。ジルに貫かれる時には大抵、ルークを見ている。
ジルは苦悶に満ちた表情で、僕を愛そうと汗を落とす。
初めてジルに抱かれた時もこんな体勢だった。その頃こんなに体格の差がなかった。兄弟全員がまだ若く、庸人よりも少し背が高い程度だったのだ。
ルークは僕の初めてをジルに譲った。それと気づかれないように「陰茎の小さい順だ」ともっともらしいことを言って、ジルがこれに苛むことがないよう配慮したのだ。ルークが最初に僕を抱いたならば、それはそれでジルを苦しめることになっただろう。
ジルは僕を初めて抱いた時、泣いていた。僕に何度も名前を呼んでくれとせがみ、愛していると何度も囁いてくれた。ジルのその想いにも胸を打たれたが、こうやって後ろで僕を抱えるルークの愛にも心が千切れそうだった。
「んんーー! んんっ、んんっ」
ジルの雄々しいそれが僕の奥を突き上げる。それと同時に僕は胸のあたりがギュッとなって、胸に回されたルークの腕を掴んだ。
「ルイス、どうしたんだ? 痛むのか?」
ルークの声に、ジルが動きを止め、唇が離れたから僕は叫ぶ。
「ルーク……! 強く握ってぇ……!」
「ああ、ああ。ルイスごめんよ。兄様の番まで我慢してくれるんだね」
ルークは僕の陰茎を握り込む。
「ジル……!ジル……! もっとぉ……あっあっああぁーー!」
僕の悲鳴が部屋に響きわたる。ジルはこれに弱い。だから何度か激しく腰を打ちつけられたら、僕の中にジルは全てを吐き出してくれた。
ルークは待ち切れないのか、僕の頬にキスをしながら湯に浸かる。
「今日はジルに唇を奪われっぱなしだな。じゃあ、兄様は下のお口にキスをするよ」
後ろから腰を掴まれ、尻を湯の外に持ち上げられた。そこをルークの大きな舌が這い回り、尻を割って入ろうとする。
「ん……はっ……にいさま……それは……いやぁ……」
「今日は最初にジルに抱いてもらうんだ。よく解さないといけないよ」
「もう……大人なんです……! 自分でできます……!」
「お前のオシメを換えたのは私とジルなんだ。今更そんなに恥ずかしがるな」
舌が僕の窄まりについたと思ったら、割れ目にルークの高い鼻が押しつけられる。窄まりごと口で吸われ、その中で舌が暴れ回る。
「ぃ……やめてぇ……はぁっ……ぁ……」
「ルイス、ルークになにをされているのか、こっちの兄様にやってみてごらん」
僕の唇を丸ごと舐めるジルの舌に促され、僕は告げ口をするかのようにジルの口内に舌を差し入れる。
「ジル、どうだい? ルイスは嫌がっていないだろう?」
「ああ、とても気持ちいいと言っている」
「に……ぃさま……ぁ……ジルぅ……ジル……」
「ああ、そんなかわいい声を出して……ルイス、無理に兄様が先じゃなくたっていいんだ……」
「ジル……ジル……もっと……キスを……」
低い唸り声をあげたジルは、僕のおねだりを十分に叶えてくれる。長い間上も下も、舌や指でぐちゃぐちゃにかき回された後、水音を立てながら立ち上がった。
「ジル」
ルークの呼びかけに「ああ」と返事をしたらジルは僕を抱えたまま立ち上がり、そのまま寝室まで運ばれた。
この家に帰ってくると床を踏むことが少ない。大抵ジルかルークのどちらかが僕を抱えて歩き、必ず視界のどこかに2人のどちらかがいる。
今日はジルの部屋に連れ込まれた。そのままベッドに横たわるのかと思ったら、先にルークがベッドに上がり、そこにすっぽり収まる形で僕が置かれた。
ジルはベッドの横の棚から僕たちが交わる時によく使う軟膏を取り出す。
「兄様……僕が塗ってあげる……」
「だめだよ、ジルはルイスのかわいい手に触られるとすぐに果ててしまう。知っているだろう?」
僕の後ろからルークが抱きつき、腰を引かれ背中が熱い胸に吸い付いた。
ジルは僕の手淫を最も恐れている。
「いいさ。ルイス、兄様に塗ってくれるか?」
「塗ってあげたい……でも……いっぱい欲しいです……」
「ああ、ルイス。ルイスの声もダメなんだ。かわいい声でそんなことを言わないでくれ」
ジルがベッドに上がり、僕の前に膝をついた。軟膏の容器を開けて中身を取り出した時、僕はその手を握った。その時に後ろから抱きしめていたルークの腕の力が緩んだから、僕はジルの手と共に、軟膏を塗る手助けをする。
「あぁ……あ……ルイス……もうダメだ……痛かったらすぐに言うんだ……」
「ジル……」
ジルは僕の腰を掴んで宙に浮かせる。あまりずり落ちないように胸の辺りをルークが抱いた。ジルが僕の両足を肩にかけたその瞬間、雄々しいジルの昂りが僕を貫いた。
「ぁぁああ! んんんんんん!」
ジルは背を丸め僕の口を唇で塞ぐ。ジルは僕の唇を離さないように、筋肉を震わせ、腰を天に突き上げる。
「んんっんんんんん!」
こんな風に、僕を貫く兄様を見るのは久しぶりだった。ジルに貫かれる時には大抵、ルークを見ている。
ジルは苦悶に満ちた表情で、僕を愛そうと汗を落とす。
初めてジルに抱かれた時もこんな体勢だった。その頃こんなに体格の差がなかった。兄弟全員がまだ若く、庸人よりも少し背が高い程度だったのだ。
ルークは僕の初めてをジルに譲った。それと気づかれないように「陰茎の小さい順だ」ともっともらしいことを言って、ジルがこれに苛むことがないよう配慮したのだ。ルークが最初に僕を抱いたならば、それはそれでジルを苦しめることになっただろう。
ジルは僕を初めて抱いた時、泣いていた。僕に何度も名前を呼んでくれとせがみ、愛していると何度も囁いてくれた。ジルのその想いにも胸を打たれたが、こうやって後ろで僕を抱えるルークの愛にも心が千切れそうだった。
「んんーー! んんっ、んんっ」
ジルの雄々しいそれが僕の奥を突き上げる。それと同時に僕は胸のあたりがギュッとなって、胸に回されたルークの腕を掴んだ。
「ルイス、どうしたんだ? 痛むのか?」
ルークの声に、ジルが動きを止め、唇が離れたから僕は叫ぶ。
「ルーク……! 強く握ってぇ……!」
「ああ、ああ。ルイスごめんよ。兄様の番まで我慢してくれるんだね」
ルークは僕の陰茎を握り込む。
「ジル……!ジル……! もっとぉ……あっあっああぁーー!」
僕の悲鳴が部屋に響きわたる。ジルはこれに弱い。だから何度か激しく腰を打ちつけられたら、僕の中にジルは全てを吐き出してくれた。
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