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1部 ヤギと奇跡の器
第9話 ブラウアー兄弟(2)※
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見てはいけないとわかっているのに、激しい愛のぶつかり合いに僕は立ち去ることはおろか、目を逸らすこともできなかった。
「ほらルイス、今度はこっちの兄様にキスをしておくれ。ジルの大きいのが我慢ができなかったら言うんだよ」
ルイスは体の大きい方のジルに持ち上げられ、くるっと反転した。ルイスが息を切らし、ルークに手を伸ばす。ルークはそれを掴んで制止させ、向かいのジルに視線を向ける。
「ジル、そのまま握っていてくれ」
「ああ、わかった」
ルイス全体を後ろから持ち上げていたジルは、彼の陰茎を掴みながらゆっくりと彼ごと自分の股間に沈めて行く。
「ふっ……ううっ、う、にいさまぁ……」
ルイスの短い息と呻き声が響く間に、どんどんと座っているジルの太腿に体が沈められていく。完全に沈み込み2人の太腿がついたら、ルークが労うようにキスをした。
「ジル、一旦止めろ」
「ああ、ルイス……久しぶりで兄様もすぐに果ててしまいそうだ……今日うまくできないからといって、ルークを選ばないでくれ……」
「ふっ……にいさまたちを……選ぶなんて……できない……」
「ルイスはいい子だ。選ばなくてもいいから、ジルにしたように、こっちの兄様にもお願いをしてくれ」
「ルーク……僕を……かわいがってください……うんと……かわいがって……ください……ひゃぁっ! にいさま……大きく……!」
「ジルもそんなこと言ったら我慢ができなくなってしまうよ。もう一度、兄様の名前を呼んで」
「ルーク……ルークぅ……」
「ああ、なんてかわいいんだ」
ルークがルイスの顔中にキスをして、涙や涎を拭っていく。一通り顔にキスを落としたら、舌を這わせ胸の先端に吸い付く。
反対側の蕾はジルが絞りあげ、その先端を猫が水を飲むように舐める。
「にいさまぁ! あっ! あああっ!」
ルイスが足をジタバタさせる。それを両手で押さえそのままグッと開いた。
「ごめん、こっちもかわいがってあげるからね……」
そう言い残しルークがルイスの陰茎を頬張った。ルイスの激しい呼吸音と悲鳴、時々口が離れじゅるっという音が部屋に響く。
「ああ、ルイス、ルークにかわいがられて中が燃えるように熱い。兄様も少し動いていいか?」
「はっ……動いて……僕に……全部ください……」
呻き声を上げて、ジルはルイスの胸に回した腕を持ち上げ、そして腰を突き上げた。
「ひやぁああん!」
「ああ、そんな声を出しては……」
苦悶に満ちた表情でジルがルイスを強く抱きしめる。そしてゆっくりとした動きでルイスをガクガクと震えさせる。前を咥えていたルークもその動きを止めようとはしなかった。前からも後ろからもグジュグジュとした湿度の高い水音が響き、ルイスは快感のあまりか声が声にならなくなってきた。
「ジル、これ以上はルイスが失神してしまう」
「ジル……やめないでぇ……」
「ほら、じゃあ兄様の方においで」
ルークがそう言うと、ルイスを抱えてゆっくり立ち上がる。ジルはずっと握っていたルイスの陰茎を離し、ルイスが抱え上げられる速度で一緒に立ち上がった。ルイスがヒシッと抱きついたらルークはその頭を撫でてジルに目で合図を送る。
「ルイス……もう少しだからな」
ジルはルークに抱えられたルイスが浮き上がるほどに腰をねじ込む。さらに抜いて差し入れようとした時にその大きさを目の当たりにする。
「あっあっあっあっにいさまっダメっ」
「大丈夫、このまま兄様の服にかけて」
「ダメっダメっだめぇええええっ」
一瞬の無音の後に、ジルとルイスの激しい呼吸音が押し寄せた。
「ルイス頑張ったね……兄様たちを愛してくれてありがとう……」
「にいさま……にいさま……ん……」
ルイスの声はルークの口の中に消えていった。
「ルイス……兄様たち以外を愛さない……兄様たちにそう誓ってくれ……」
呻くようにジルがそう言うと、ルークが唇を解放する。たちまちルイスは堰を切ったように吐き出した。
「にいさま以外を……愛しません……誓わなくとも……そんなこと……絶対にしません……」
見てはならないと、ずっと心の中で警笛が鳴ってはいた。しかしルイスのこの言葉で僕は咎を感じ、音を立てないよう階段を登った。
「ほらルイス、今度はこっちの兄様にキスをしておくれ。ジルの大きいのが我慢ができなかったら言うんだよ」
ルイスは体の大きい方のジルに持ち上げられ、くるっと反転した。ルイスが息を切らし、ルークに手を伸ばす。ルークはそれを掴んで制止させ、向かいのジルに視線を向ける。
「ジル、そのまま握っていてくれ」
「ああ、わかった」
ルイス全体を後ろから持ち上げていたジルは、彼の陰茎を掴みながらゆっくりと彼ごと自分の股間に沈めて行く。
「ふっ……ううっ、う、にいさまぁ……」
ルイスの短い息と呻き声が響く間に、どんどんと座っているジルの太腿に体が沈められていく。完全に沈み込み2人の太腿がついたら、ルークが労うようにキスをした。
「ジル、一旦止めろ」
「ああ、ルイス……久しぶりで兄様もすぐに果ててしまいそうだ……今日うまくできないからといって、ルークを選ばないでくれ……」
「ふっ……にいさまたちを……選ぶなんて……できない……」
「ルイスはいい子だ。選ばなくてもいいから、ジルにしたように、こっちの兄様にもお願いをしてくれ」
「ルーク……僕を……かわいがってください……うんと……かわいがって……ください……ひゃぁっ! にいさま……大きく……!」
「ジルもそんなこと言ったら我慢ができなくなってしまうよ。もう一度、兄様の名前を呼んで」
「ルーク……ルークぅ……」
「ああ、なんてかわいいんだ」
ルークがルイスの顔中にキスをして、涙や涎を拭っていく。一通り顔にキスを落としたら、舌を這わせ胸の先端に吸い付く。
反対側の蕾はジルが絞りあげ、その先端を猫が水を飲むように舐める。
「にいさまぁ! あっ! あああっ!」
ルイスが足をジタバタさせる。それを両手で押さえそのままグッと開いた。
「ごめん、こっちもかわいがってあげるからね……」
そう言い残しルークがルイスの陰茎を頬張った。ルイスの激しい呼吸音と悲鳴、時々口が離れじゅるっという音が部屋に響く。
「ああ、ルイス、ルークにかわいがられて中が燃えるように熱い。兄様も少し動いていいか?」
「はっ……動いて……僕に……全部ください……」
呻き声を上げて、ジルはルイスの胸に回した腕を持ち上げ、そして腰を突き上げた。
「ひやぁああん!」
「ああ、そんな声を出しては……」
苦悶に満ちた表情でジルがルイスを強く抱きしめる。そしてゆっくりとした動きでルイスをガクガクと震えさせる。前を咥えていたルークもその動きを止めようとはしなかった。前からも後ろからもグジュグジュとした湿度の高い水音が響き、ルイスは快感のあまりか声が声にならなくなってきた。
「ジル、これ以上はルイスが失神してしまう」
「ジル……やめないでぇ……」
「ほら、じゃあ兄様の方においで」
ルークがそう言うと、ルイスを抱えてゆっくり立ち上がる。ジルはずっと握っていたルイスの陰茎を離し、ルイスが抱え上げられる速度で一緒に立ち上がった。ルイスがヒシッと抱きついたらルークはその頭を撫でてジルに目で合図を送る。
「ルイス……もう少しだからな」
ジルはルークに抱えられたルイスが浮き上がるほどに腰をねじ込む。さらに抜いて差し入れようとした時にその大きさを目の当たりにする。
「あっあっあっあっにいさまっダメっ」
「大丈夫、このまま兄様の服にかけて」
「ダメっダメっだめぇええええっ」
一瞬の無音の後に、ジルとルイスの激しい呼吸音が押し寄せた。
「ルイス頑張ったね……兄様たちを愛してくれてありがとう……」
「にいさま……にいさま……ん……」
ルイスの声はルークの口の中に消えていった。
「ルイス……兄様たち以外を愛さない……兄様たちにそう誓ってくれ……」
呻くようにジルがそう言うと、ルークが唇を解放する。たちまちルイスは堰を切ったように吐き出した。
「にいさま以外を……愛しません……誓わなくとも……そんなこと……絶対にしません……」
見てはならないと、ずっと心の中で警笛が鳴ってはいた。しかしルイスのこの言葉で僕は咎を感じ、音を立てないよう階段を登った。
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