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裸族の常識と生態調査について
暴かれる俺
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突然長谷さんが風呂桶を持って部屋に入ってきた。今までいろいろ理解できないことがあったが今回ばかりは度肝を抜かれる。
それで何をするっていうんだ、長谷さん!
黙って見ていると、中に入っていたであろうタオルを絞り出した。そしてそれを畳んで、俺の顔を優しく拭い始めたのだ。
「な……んで……?」
「周防よく顔洗うだろ、汗で気持ち悪いかと思って」
無表情で長谷さんが言う。感動に飲み込まれて少し震えが止まらない。長谷さんが俺の癖に言及するのは、はじめてだ。またまた誤解を恐れずに言うと、興味があるのは俺との行為だけだと思っていた。
「体も拭こうか?」
俺はなされるがまま長谷さんに上半身を起こされて、壁に立てかけられた。そして部屋着の裾からタオルを突っ込んで上半身を拭いてくれる。前が拭けたら俺を抱き抱えるようにして背中も拭いてくれた。
長谷さんが家で服を着ているのは朝、会社に出る時だけで、長時間家で服を着ているのは珍しい。しかもスーツだ。おまけにこんな風に俺の体を触っているのである。俺との行為にしか興味がないとか、長谷さんの人格を疑うようなことを思っておいてなんだが、俺はフル勃起していた。
俺の背中を拭き終わった後、タオルを風呂桶で洗って再度絞った。俺に向き直り、下のスウェットを脱がそうとする。別に恥ずかしいとかでは……いや……恥ずかしくて俺は抵抗した。そうしたら長谷さんは俺にキスをしてきた。大混乱である。
俺は根負けして、長谷さんがずり下ろしたスウェットから元気な息子を晒す。長谷さんは無表情のまま、俺の股間も拭いてくれた。正直気持ちよかった。しかし拭き終わった長谷さんはタオルを風呂桶に投げ込んで驚きの行動に出る。
口を広げて俺の息子を咥えようとしたのだ。
「ちょ……!」
俺は長谷さんの肩を掴んだ。流石にこれは本気で抵抗した。諦めない長谷さんは俯いてたけど、突然顔を上げた。表情はめちゃくちゃ怒ってて、俺は小さい悲鳴をあげた。
「周防はさ、なんでさせてくれないの?」
ええええええ!?
めっちゃ怒ってる!!
長谷さんの怒りに怯んで肩を掴んでた手の力が少し抜けた。長谷さんはそれを見逃すわけもなく、その隙に俺の息子をパクーっと咥えた。
長谷さんが仕事モードで、そんなことしたら……!
裸族モードでも罪悪感あるのに……!
「はっ……はっ……はせさ……!」
なんでさせてくれないのって! なんでさせてくれないのかって!?
長谷さんが咥えてから1分も経たないうちに、俺は長谷さんの口の中に精液をぶちまけた。
こうなるからさせたくないんだよーーーー!!
とてつもない早漏っぷりに男としての尊厳が傷つけられた。
俺の精液を長谷さんはそのまま飲み込んで、ゴホゴホと咳き込んでいる。その罪悪感から俺は片手で顔を覆い股間を隠すように膝を抱えた。少し震えてたと思う。
長谷さんはその辺に転がってた飲み物を飲んで俺の膝を抱えるように、横に座った。
「周防、もしかしてはやくイっちゃうから今までさせてくれなかったの?」
長谷さんが耳もとで俺の自尊心を踏みにじるようなことを言う。本気で長谷さんの真意がわからなかった。無視するのもどうかと思ったのでチラッて見て頷く。
「特別な人にしかさせてくれないのかと思ってた」
そう言って長谷さんは嬉しそうに、ふふって笑った。
いや、どんな変態なんだよ。本当に好きな人にしかしゃぶらせないって……。キスとかならわかるけど、本当にフェラチオが嫌いか、罪悪感とか早漏とか問題がある場合にしか拒否しないだろ……。
長谷さんのズレた常識に驚愕し、気がついた。
俺は長谷さんに咥えられるのを拒否していた。それは長谷さんが俺のことを好きって言わないのと同じなのか?
「は……さんだ……ってすき……いって……」
全然声出なくてワロタ。
声も出さず膝を抱え震えて笑ってたら、長谷さんが俺のスマホを取ってきてくれた。長谷さん頭いい!
それで何をするっていうんだ、長谷さん!
黙って見ていると、中に入っていたであろうタオルを絞り出した。そしてそれを畳んで、俺の顔を優しく拭い始めたのだ。
「な……んで……?」
「周防よく顔洗うだろ、汗で気持ち悪いかと思って」
無表情で長谷さんが言う。感動に飲み込まれて少し震えが止まらない。長谷さんが俺の癖に言及するのは、はじめてだ。またまた誤解を恐れずに言うと、興味があるのは俺との行為だけだと思っていた。
「体も拭こうか?」
俺はなされるがまま長谷さんに上半身を起こされて、壁に立てかけられた。そして部屋着の裾からタオルを突っ込んで上半身を拭いてくれる。前が拭けたら俺を抱き抱えるようにして背中も拭いてくれた。
長谷さんが家で服を着ているのは朝、会社に出る時だけで、長時間家で服を着ているのは珍しい。しかもスーツだ。おまけにこんな風に俺の体を触っているのである。俺との行為にしか興味がないとか、長谷さんの人格を疑うようなことを思っておいてなんだが、俺はフル勃起していた。
俺の背中を拭き終わった後、タオルを風呂桶で洗って再度絞った。俺に向き直り、下のスウェットを脱がそうとする。別に恥ずかしいとかでは……いや……恥ずかしくて俺は抵抗した。そうしたら長谷さんは俺にキスをしてきた。大混乱である。
俺は根負けして、長谷さんがずり下ろしたスウェットから元気な息子を晒す。長谷さんは無表情のまま、俺の股間も拭いてくれた。正直気持ちよかった。しかし拭き終わった長谷さんはタオルを風呂桶に投げ込んで驚きの行動に出る。
口を広げて俺の息子を咥えようとしたのだ。
「ちょ……!」
俺は長谷さんの肩を掴んだ。流石にこれは本気で抵抗した。諦めない長谷さんは俯いてたけど、突然顔を上げた。表情はめちゃくちゃ怒ってて、俺は小さい悲鳴をあげた。
「周防はさ、なんでさせてくれないの?」
ええええええ!?
めっちゃ怒ってる!!
長谷さんの怒りに怯んで肩を掴んでた手の力が少し抜けた。長谷さんはそれを見逃すわけもなく、その隙に俺の息子をパクーっと咥えた。
長谷さんが仕事モードで、そんなことしたら……!
裸族モードでも罪悪感あるのに……!
「はっ……はっ……はせさ……!」
なんでさせてくれないのって! なんでさせてくれないのかって!?
長谷さんが咥えてから1分も経たないうちに、俺は長谷さんの口の中に精液をぶちまけた。
こうなるからさせたくないんだよーーーー!!
とてつもない早漏っぷりに男としての尊厳が傷つけられた。
俺の精液を長谷さんはそのまま飲み込んで、ゴホゴホと咳き込んでいる。その罪悪感から俺は片手で顔を覆い股間を隠すように膝を抱えた。少し震えてたと思う。
長谷さんはその辺に転がってた飲み物を飲んで俺の膝を抱えるように、横に座った。
「周防、もしかしてはやくイっちゃうから今までさせてくれなかったの?」
長谷さんが耳もとで俺の自尊心を踏みにじるようなことを言う。本気で長谷さんの真意がわからなかった。無視するのもどうかと思ったのでチラッて見て頷く。
「特別な人にしかさせてくれないのかと思ってた」
そう言って長谷さんは嬉しそうに、ふふって笑った。
いや、どんな変態なんだよ。本当に好きな人にしかしゃぶらせないって……。キスとかならわかるけど、本当にフェラチオが嫌いか、罪悪感とか早漏とか問題がある場合にしか拒否しないだろ……。
長谷さんのズレた常識に驚愕し、気がついた。
俺は長谷さんに咥えられるのを拒否していた。それは長谷さんが俺のことを好きって言わないのと同じなのか?
「は……さんだ……ってすき……いって……」
全然声出なくてワロタ。
声も出さず膝を抱え震えて笑ってたら、長谷さんが俺のスマホを取ってきてくれた。長谷さん頭いい!
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