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本編
第13話 明日の日常(3) ※
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僕がリクライニングの背もたれに寄りかかるラムダに抱きつく頃には、快楽でヨレヨレになってしまっていた。
「カイ、ごめんなさい。久しぶりなのに無理させてしまって」
「らむ……だぁ……おちんちん…このまま……入れてぇ……」
ラムダは困った顔で僕の腰を掴み自分の生殖器にあてがったら、ゆっくり僕の腰から力を抜いた。自分の体重でゆっくりとラムダの生殖器を飲み込んでいく。
「あ、あ……あ……きもちぃ……」
「カイ……」
「いい子……してぇ……」
まるでセミのようにしがみつき、首元に額を当てて催促する。
ラムダの大きな手が僕の頭を包む。緩やかな快感に気が緩み、ついでに涙腺も緩んで涙を落としてしまった。
ラムダは僕の頭と腰を固定してゆっくり腰を突き上げる。
「ラムダ……もっとぉ……」
ラムダ僕の股間に手を伸ばし、そしてコックリングを外した。
「なんでぇ……!」
僕はラムダの腕を握った。それを払ってラムダはうなじにコックリングをしまう。
「なんで……僕は……悪い子……?」
「今日はこのままゆっくり射精しましょう?」
「あっ……ああっ……まだ……イきたく……ない……」
「私のペニスが、熱いのがわかりますか?」
「ぁっ……あっ……もう、だめぇ……」
「私ももう射精します」
ラムダが深く差し込む。僕はいい子されながら何回か腰を揺すられ、呆気なく性液を2人の腹の間に吐き出してしまう。それを確認したらラムダの生殖器が激しく脈打って、ドクドクと性液が僕に注ぎ込まれた。
安心して僕はラムダの腕の中で少し気を失ってしまい、気がついた時には、ラムダが僕の体を濡れたタオルで拭っていた。
「ラムダ……ごめん……」
「謝るのは私の方です。久しぶりだったのにこんな無理をさせて……」
「こっちにきて……今日は朝まで一緒にいてくれる……?」
「もちろんですよ!」
ラムダはタオルを洗面器に投げ捨て僕の横に寝転ぶ。手を広げるラムダに僕はすり寄って、胸に顔を埋めた。
「ラムダをもっときもち良くさせたかったのに……」
「私のペニスがどうなっていたか確認したではないですか!」
僕は胸に顔を押し付ける。
「ラムダのベスト5教えてほしい」
「ふふっ、あんなに嫌がっていたのに、どうしたんですか急に。きっとカイと同じですよ」
「そうかなぁ……」
「旅行先で見ましょうよ? カイも見る前にベスト5を教えてくださいね」
「うん……」
「旅行とても楽しみですね!」
「うん……ラムダ……」
僕はラムダに愛している、と言う前に眠りに落ちてしまう。ラムダはきっと僕の寝顔を見ながらスリープモードに入るだろう。そうして、朝の決まった時間になれば起動をし、僕が目覚める頃には旅行の用意ができているのだろう。僕がねだれば頭を撫でてくれて、僕が出発だと言えば出発する。
人は今日の当たり前が明日も続くと考える。もう10年も繰り返し行われた行為に、特別な感情を持つことは難しい。きっとこの日のセックスはラムダのベスト5には入らなかっただろう。僕もこの日この時点では僕のベスト5には入っていなかった。
しかし2人のベスト5にも入らないこのセックスを、ラムダに集中できないかと2度も問われたこの情けないセックスを、僕は何度も何度も思い出し、後悔することとなる。
「カイ、ごめんなさい。久しぶりなのに無理させてしまって」
「らむ……だぁ……おちんちん…このまま……入れてぇ……」
ラムダは困った顔で僕の腰を掴み自分の生殖器にあてがったら、ゆっくり僕の腰から力を抜いた。自分の体重でゆっくりとラムダの生殖器を飲み込んでいく。
「あ、あ……あ……きもちぃ……」
「カイ……」
「いい子……してぇ……」
まるでセミのようにしがみつき、首元に額を当てて催促する。
ラムダの大きな手が僕の頭を包む。緩やかな快感に気が緩み、ついでに涙腺も緩んで涙を落としてしまった。
ラムダは僕の頭と腰を固定してゆっくり腰を突き上げる。
「ラムダ……もっとぉ……」
ラムダ僕の股間に手を伸ばし、そしてコックリングを外した。
「なんでぇ……!」
僕はラムダの腕を握った。それを払ってラムダはうなじにコックリングをしまう。
「なんで……僕は……悪い子……?」
「今日はこのままゆっくり射精しましょう?」
「あっ……ああっ……まだ……イきたく……ない……」
「私のペニスが、熱いのがわかりますか?」
「ぁっ……あっ……もう、だめぇ……」
「私ももう射精します」
ラムダが深く差し込む。僕はいい子されながら何回か腰を揺すられ、呆気なく性液を2人の腹の間に吐き出してしまう。それを確認したらラムダの生殖器が激しく脈打って、ドクドクと性液が僕に注ぎ込まれた。
安心して僕はラムダの腕の中で少し気を失ってしまい、気がついた時には、ラムダが僕の体を濡れたタオルで拭っていた。
「ラムダ……ごめん……」
「謝るのは私の方です。久しぶりだったのにこんな無理をさせて……」
「こっちにきて……今日は朝まで一緒にいてくれる……?」
「もちろんですよ!」
ラムダはタオルを洗面器に投げ捨て僕の横に寝転ぶ。手を広げるラムダに僕はすり寄って、胸に顔を埋めた。
「ラムダをもっときもち良くさせたかったのに……」
「私のペニスがどうなっていたか確認したではないですか!」
僕は胸に顔を押し付ける。
「ラムダのベスト5教えてほしい」
「ふふっ、あんなに嫌がっていたのに、どうしたんですか急に。きっとカイと同じですよ」
「そうかなぁ……」
「旅行先で見ましょうよ? カイも見る前にベスト5を教えてくださいね」
「うん……」
「旅行とても楽しみですね!」
「うん……ラムダ……」
僕はラムダに愛している、と言う前に眠りに落ちてしまう。ラムダはきっと僕の寝顔を見ながらスリープモードに入るだろう。そうして、朝の決まった時間になれば起動をし、僕が目覚める頃には旅行の用意ができているのだろう。僕がねだれば頭を撫でてくれて、僕が出発だと言えば出発する。
人は今日の当たり前が明日も続くと考える。もう10年も繰り返し行われた行為に、特別な感情を持つことは難しい。きっとこの日のセックスはラムダのベスト5には入らなかっただろう。僕もこの日この時点では僕のベスト5には入っていなかった。
しかし2人のベスト5にも入らないこのセックスを、ラムダに集中できないかと2度も問われたこの情けないセックスを、僕は何度も何度も思い出し、後悔することとなる。
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