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本編
第2話 ソファの2人 ※
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ラムダの目に映る自分を眺める。しかしその目はそっと閉じながら僕に近づく。キスをされた拍子にヒョイと抱きかかえられ、ソファではなくラムダに座る形になった。キスは濃度を上げてラムダの冷たい口の中が少し温度を持ち始めた。
「ラムダ、もうこれ以上はやめよう。我慢ができなくなっちゃう」
「私はカイをきもちよくさせたい」
「そういうのはナシにしようって言ったでしょ。2人できもちよくならないと意味がないんだ……」
ラムダはそんな僕の言葉を無視して股間を弄る。その手を掴んで抵抗しているとラムダが眉を下げた。
「私に精通を手ほどきしてくれたのはカイだった。とてもきもちよくて幸せだった」
「いやぁ……それは僕が生殖機能セットを追加したからだろ、デバッグみたいなもんだよ」
「私もカイにあの時の喜びを味わってもらいたい」
「そういえばさ、ラムダはセックスするときどんな感じなの?」
ラムダは僕の下半身を弄っていた手を止め少し考えた。
「カイの肛門を通過して直腸内の肉圧で私のペニスが熱くなります。その時に私の全身の指示系統はスリープモードに近い形で処理を最低限に抑え、その余った動力すべてが腰に集まるような感覚になります。視覚や聴覚も徐々に鈍くなります。ある一定の水準に達すると視野が極端に狭まり、カイの顔や乳首やペニスしか認識できなくなります。聴覚についてもそうです」
あまりの生々しさに黙ってしまう。それで? と僕が催促するとラムダは続けた。
「カイの顔や声の変化でそれら感覚がどんどん狭くなります。そして胸のあたりに電流がのようなものが滞留して……ありえないのですが質量をもったように胸が重く感じます。そうして、集中していた私のペニスはどんどん感覚が鋭くなり、カイの直腸の痙攣や温度にしか判断力を持てなくなります」
僕は不覚にもこの話で自分の下半身が隆起するのを感じ、ラムダの手をどかして自分の手で握った。
「そしてペニスの感覚さえも判断力を失った時に、性液が射出されます。ペニスの管を通る時に占有していた指示系統のリソースが全身に戻され、例えようのない感覚が襲います。私はこの時カイと感覚を共有しているような錯覚に陥ります。狭まった視野や聴覚が全てカイに埋め尽くされているからです。とても快感で、多幸感を伴うものだと認識しています」
「ラムダ……ダメだ……キスして……」
ラムダはキスをしながら僕の下を脱がそうとする。
「自分で……できる……!」
「じゃあ手伝わせてください」
僕が口の端から息を漏らすとラムダは僕の体を仰け反らせて服の前を開けていく。肌が空気に晒される間もなく、ラムダの舌が覆う。
「カイはペニスを、私は私がしたいことをします。それで文句はありませんね?」
ラムダは容赦ない。ファジーという概念がないのだ。ラムダ暮らしはじめてから20年以上、生殖キットを付けてからもう10年は経とうとしている。
ラムダは僕の感じる場所や懐柔手法を知り尽くしていた。彼の片腕に支えられながら僕は胸の先端が一番高くなるほど反り返される。その先端を触れるか触れないかのところでチロチロと舌で触れられ焦らされた。
「カイ、どうして欲しいか言って」
「吸ってぇ……!」
「素直に命令するカイは大好きです」
ラムダは一気に乳首を吸い上げる。重量500kgまで牽引可能な片腕で僕を支えながら、もう片方の腕で乳首を捻りあげる。
「あぁっ……あっ……ラムダぁ!」
ラムダの冷たい唇が僕の体温で肌に馴染みはじめる。我慢ができずに自分自身を慰めた。ラムダは乳首を執拗に攻めて、顎の下を硬い舌で舐めあげる。
「カイもっと命令して」
耳元まできたラムダはそれを言い終えると、耳の中にまで舌を入れる。
「あっあっああぁーー!」
それと同時に乳首を摘まれ、あまりの快感に自分を慰める手を止めた。
「カイ……?」
「もう……イきそうなんだ……」
ラムダは反り返っていた僕の体を起こして膝の上で抱いた。
「カイ、私もカイの手の上から触っていい?」
「じゃあキスして」
ラムダは優しいキスをしながら僕の手に自らの手を重ね握った。
「カイがきもちよさそうにしていると、私も射精している時みたいになる」
「じゃあ、昔みたいに……」
僕は恥ずかしくなってこれ以上を言えない。でもラムダは今までの統計から、僕が何を言いたかったのか分かったのだろう。
「上手にできて、カイはいい子」
そう言いながらラムダは僕の肩を引き寄せる。ラムダの首元に頭を預けたら、ラムダは僕の頭を優しく撫でてくれる。
「上手に射精できるか見ててあげる」
「ラムダぁ……もっとぉ……」
「上手にできたらもっとご褒美あげる」
「あっ……ああぁっ……はっあっあっ……んんー!」
額に感じていたラムダの頬がゆっくり動き、唇に口を塞がれた。そのまま僕は肩をすぼめ、
とっくに止めていた自分の手ごとラムダに扱かれる。自分の腹に性液が飛び出したのを感じたら、ラムダはゆっくりと手を止めて言った。
「やっぱり私が買ってくる」
「ラムダ、もうこれ以上はやめよう。我慢ができなくなっちゃう」
「私はカイをきもちよくさせたい」
「そういうのはナシにしようって言ったでしょ。2人できもちよくならないと意味がないんだ……」
ラムダはそんな僕の言葉を無視して股間を弄る。その手を掴んで抵抗しているとラムダが眉を下げた。
「私に精通を手ほどきしてくれたのはカイだった。とてもきもちよくて幸せだった」
「いやぁ……それは僕が生殖機能セットを追加したからだろ、デバッグみたいなもんだよ」
「私もカイにあの時の喜びを味わってもらいたい」
「そういえばさ、ラムダはセックスするときどんな感じなの?」
ラムダは僕の下半身を弄っていた手を止め少し考えた。
「カイの肛門を通過して直腸内の肉圧で私のペニスが熱くなります。その時に私の全身の指示系統はスリープモードに近い形で処理を最低限に抑え、その余った動力すべてが腰に集まるような感覚になります。視覚や聴覚も徐々に鈍くなります。ある一定の水準に達すると視野が極端に狭まり、カイの顔や乳首やペニスしか認識できなくなります。聴覚についてもそうです」
あまりの生々しさに黙ってしまう。それで? と僕が催促するとラムダは続けた。
「カイの顔や声の変化でそれら感覚がどんどん狭くなります。そして胸のあたりに電流がのようなものが滞留して……ありえないのですが質量をもったように胸が重く感じます。そうして、集中していた私のペニスはどんどん感覚が鋭くなり、カイの直腸の痙攣や温度にしか判断力を持てなくなります」
僕は不覚にもこの話で自分の下半身が隆起するのを感じ、ラムダの手をどかして自分の手で握った。
「そしてペニスの感覚さえも判断力を失った時に、性液が射出されます。ペニスの管を通る時に占有していた指示系統のリソースが全身に戻され、例えようのない感覚が襲います。私はこの時カイと感覚を共有しているような錯覚に陥ります。狭まった視野や聴覚が全てカイに埋め尽くされているからです。とても快感で、多幸感を伴うものだと認識しています」
「ラムダ……ダメだ……キスして……」
ラムダはキスをしながら僕の下を脱がそうとする。
「自分で……できる……!」
「じゃあ手伝わせてください」
僕が口の端から息を漏らすとラムダは僕の体を仰け反らせて服の前を開けていく。肌が空気に晒される間もなく、ラムダの舌が覆う。
「カイはペニスを、私は私がしたいことをします。それで文句はありませんね?」
ラムダは容赦ない。ファジーという概念がないのだ。ラムダ暮らしはじめてから20年以上、生殖キットを付けてからもう10年は経とうとしている。
ラムダは僕の感じる場所や懐柔手法を知り尽くしていた。彼の片腕に支えられながら僕は胸の先端が一番高くなるほど反り返される。その先端を触れるか触れないかのところでチロチロと舌で触れられ焦らされた。
「カイ、どうして欲しいか言って」
「吸ってぇ……!」
「素直に命令するカイは大好きです」
ラムダは一気に乳首を吸い上げる。重量500kgまで牽引可能な片腕で僕を支えながら、もう片方の腕で乳首を捻りあげる。
「あぁっ……あっ……ラムダぁ!」
ラムダの冷たい唇が僕の体温で肌に馴染みはじめる。我慢ができずに自分自身を慰めた。ラムダは乳首を執拗に攻めて、顎の下を硬い舌で舐めあげる。
「カイもっと命令して」
耳元まできたラムダはそれを言い終えると、耳の中にまで舌を入れる。
「あっあっああぁーー!」
それと同時に乳首を摘まれ、あまりの快感に自分を慰める手を止めた。
「カイ……?」
「もう……イきそうなんだ……」
ラムダは反り返っていた僕の体を起こして膝の上で抱いた。
「カイ、私もカイの手の上から触っていい?」
「じゃあキスして」
ラムダは優しいキスをしながら僕の手に自らの手を重ね握った。
「カイがきもちよさそうにしていると、私も射精している時みたいになる」
「じゃあ、昔みたいに……」
僕は恥ずかしくなってこれ以上を言えない。でもラムダは今までの統計から、僕が何を言いたかったのか分かったのだろう。
「上手にできて、カイはいい子」
そう言いながらラムダは僕の肩を引き寄せる。ラムダの首元に頭を預けたら、ラムダは僕の頭を優しく撫でてくれる。
「上手に射精できるか見ててあげる」
「ラムダぁ……もっとぉ……」
「上手にできたらもっとご褒美あげる」
「あっ……ああぁっ……はっあっあっ……んんー!」
額に感じていたラムダの頬がゆっくり動き、唇に口を塞がれた。そのまま僕は肩をすぼめ、
とっくに止めていた自分の手ごとラムダに扱かれる。自分の腹に性液が飛び出したのを感じたら、ラムダはゆっくりと手を止めて言った。
「やっぱり私が買ってくる」
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