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★登場人物紹介
しおりを挟む<登場人物紹介>
ミカ(女装時:アンネ)28歳
本作の主人公。八十五年前から続いた魔族との戦争に終止符を打った国王。戦後、国の方向性を探るため、女装をして街に出ることがある。背はそこそこあるがヒョロヒョロの部類だと自他共に認めており、それがコンプレックス。ブロンド碧眼で顔立ちは幼い印象。
ランダ・グレンドローズ(女装?時:ローズ姫) 27歳
隣国の第六王子。わけあって国交回復の交渉に来た要人。自国では軍に所属していた。巨漢で筋肉質。かつては恋人がいたらしいがその話題は避ける傾向にある。ブロンド碧眼で彫りの深い精悍な顔立ち。
リディア(女装時:リリィ) 18歳
神殿専属の、五代目封印師。前任封印師である義父の蒸発により若くして封印師に就任。思春期の全てを男性の死体と過ごす。義父に封印師の生業についてしか教わらなかったため社会性が著しく欠如している。長年の不摂生により、体は小さく細い。ダグラスの伴侶。少し色の入った黒髪、碧眼の幼顔。
ダグラス=ミリア 26歳
国王の護衛兼側近。停戦直前の三年前に一度死亡したとされ神殿に担ぎ込まれた騎士。奇跡の復活後、国王の専属護衛として王宮に出入りしている。リディアの伴侶。軍人らしい屈強な体躯、精悍な顔立ち。プラチナブロンドの髪を短く切りそろえている。翠眼。
大魔道士(じいや)推定80歳
かつての封印師だったが、現在大魔道士となり、王宮にある神殿で寝泊まりしている一風変わった老人。この国の男の魂を封印している間に、不思議な力に目覚め、大魔道士となった。国王ミカ曰く、幼少の頃から老人だったとのこと。老人の割に力が強く、大男ダグラスも片手で退けられる。ローブをすっぽり被っていて、顔や髪型の印象は薄い。
<舞台となる国の背景>
八十五年前、魔族との大戦において、百年の呪いを受けた国。呪いによりこの国の男性は死後、魔物に変異することから、国民は葬儀前に魂の封印を義務付けられていた。三年前の出征で防衛を果たし、残すは魔族から受けた呪いが明けるのを待つばかり。
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