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第15章 -2ndW_アルダーゼの世界-
†第15章† -10話-[焔獄世界への侵入]
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水無月宗八の正体が明かされてさらに三カ月が経った。水の月。つまりは12月に入った。
関係各所への謝罪巡りとヴリドエンデ戦力の強化に日々を消化している間に精霊の子供達は加階が進み、水精アクアーリィ、地精ノイティミル、闇精クーデルカ、風精ニルチッイの四名が第四位階に達した。
手乗り→一歳児→三歳児と加階が進み今回で六歳児に成長した年長者組の身長は宗八の鳩尾付近の高さになり、遠慮なく抱き着いてくる長女アクアと三女ニルの突撃には戦々恐々とする毎日だ。うっ!オエッ!となるから……。
目途となるステータスまで称号稼ぎが出来た仲間から順にヴリドエンデ帝国軍の教練に参加させて、毎日相対する兵士の強さを見極めて背伸びすれば届く程度の強さで相手取らせた。ローテーションだがヴリドエンデ国外のダンジョンにも兵士は連れて行ってあげたので兵士も軍団長も十分なステータスには育っているので下手をすれば簡単に王族が交代する事案が発生する可能性すら出てきた始末だ。ただ、そこは軍団長たちが今の王族に対して不満を持っておらず忠誠を誓う忠臣ばかりなのが幸いして現時点で問題視はされていない。
強くなった仲間達に関しても水無月宗八の技能[精霊の呼吸]で相手役をするので常に最大値を超える強さで模擬戦を行う為、格下相手ばかりで技術が低下する恐れはなかった。
さらにフォレストトーレ復興の手伝いとナユタの民のフォロー、果ては竜の魔石加工に精霊樹の武具作製まで手広くサポートを熟す毎日で両想いが公になったアルシェとのイチャイチャタイムは休日限定となった。それでもアルシェは毎日ニコニコ文句も言わずに宗八を支えて楚々とした態度だったのは流石は王女様と言えた。
「アルカイド、ラッセン。俺達はそろそろ異世界に行ってくるぞ」
この数か月で公の場以外ならば気安い関係を構築出来た宗八は部屋に招かれるなり単刀直入な物言いをする。それにアルカイドが返答する。
「宗八が向かうのは聞いていたがアルカンシェ様も行くのか?」
宗八の単身突入に何も心配していないアルカイドとラッセンの視線は自然と背後に控えるアルカンシェに向いた。
「はい。加護のおかげで過酷な気温の環境でも活動出来ますので色々と試す為にもデートして来ますわ」
婚約を伝えてからというもの以前にも増して距離の近い二人に苦笑いを浮かべる元婚約者候補ラッセン第二王子は手をひらひらさせて出発を促した。
「ずいぶんと物騒なデートですね、アルカンシェ様。宗八が一緒なら万が一も少ないでしょうし、こちらは上手くやるので貴女はデートを楽しんで来て下さい」
「ありがとうございます。楽しんでまいります」
二人に見送られ満面の笑みのアルシェを連れて退室した足でそのまま精霊達が控える部屋へと移動した。
上空に開いた異世界へと入口はこの三カ月で複数回閉じたり開いたりを繰り返して入口はようやっと人が通れるほどに広がった。
高さが丁度良く城で一番近い部屋を用意させ監視部屋として運用させてもらい、協力する為に派遣された闇精と光精もひとまずこの部屋に詰めてもらった。食料となる魔力は闇精と光精の契約者がローテーションで毎日訪れては分け与えている。
入り口直下の住民は全員が全員仮住居への移転をしているわけではないが最低限の避難は進んでいるので漏れ出て来た何かを対処する兵士の増員も出来て着々と準備は進んでいる。
今回は様子見も含めてあちらを動き回る予定の宗八は念の為子供達全員を連れて行く事にしていた。
以前と同じく闇精クーデルカが世界樹の方向だけでも察知してくれるかもしれないし思わぬ野良の強敵に囲まれるかもしれないので先発隊として異世界の脅威度を計る為にもぬかりなく調査をしなければと気を引き締める。待機していた子供達が部屋に入った宗八にわらわら集まって来た。
『<万彩>。人が通れる程度には穴が広がりました』
闇精王アルカトラズ様から派遣された闇精はクロワが丁寧に報告する。
『今回を見送る程度には調整は可能よ? どうする?』
闇精王アルカトラズ様から派遣された闇精はクロエが気安く報告する。
「いや、戦力も整ってきたしそろそろ侵攻を進めないと……。光精の協力者も来てくれているし瘴気精霊の幼体ならここの連中で対処も出来てるからな。今日一日使って色々探索してからゲートで戻るから気にせずに閉じる作業に入ってくれ」
闇精たちは恭しく頭を下げる。
『かしこまりました』
『任せて頂戴』
後のことは闇精とヴリドエンデ戦力に任せ、宗八とアルシェは精霊と一体と成り窓から飛び立った。
他にも闇精には街の人々が遠目でも入口を見かけて騒がれても困るので空間も調整して人目につかない様にしてもらっていた。当然宗八達が入口に近づく姿もこれから行う作業も見えない様になっている。
瘴気が漏れでている状況に変わりは無くナユタの世界同様に入口付近には瘴気に犯された魔物がうようよとうろついている気配がする為、まずは向こう側を蹴散らしてから突入する必要がある。
「《俺式サンクチュアリフィールド》」
属性武器クラウソラスに魔法を掛けて向こうの地面に突き刺すと魔物たちは浄化の光に悲鳴を上げる。
混乱が起こっている間に宗八とアルシェ達は素早く亀裂に飛び込む。
その際に宗八は一気に真夏の空気を感じた。水精の加護がある者は火の月に火の国で活動しようが暑いとは感じない。それだけ環境適正が高い加護は水精か火精の加護のみとなるが、サンクチュアリの浄化効果で苦しみながらもこちらに殺意しかない赤い瞳を向けて襲い掛かって来た魔物を斬り伏せる短い間に二人は汗を掻き始めていた。
「《スターライトピュリフィケーション》」
地面からの浄化に加えて空に直径二十m程の光の惑星を設置して更に広範囲の浄化を開始した。
「しばらくはここで倒し続けるしかなさそうですね」
足場に注意しつつ丸焦げの大型狼魔獣を斬り裂きつつもアルシェは冷静に周囲を見回す。以前と同様に瘴気に犯された魔物が生者の気配に引き寄せられて広範囲の全方位から続々とこの場に集まりつつあった。
「今回は俺達二人だけだし広範囲攻撃でどんどんと減らしていこう。察知範囲が広いと言っても限度がある。2~3時間で止まるだろう」
「わかりました。蹴散らしますよアクアちゃん!グラキエスハイリア!」
アルシェの言葉に一体化しているアクアーリィが「お~♪」と続き、敵を斬り伏せ続けている美しい氷の槍剣も震えてやる気をアピールして来る。
熱気からの逃げ場は見る限り無く空気はナユタの世界よりも悪く感じた。
瘴気が混じる空気は浄化魔法がある限り二人に悪影響をもたらすことはない。ただし、異常な熱は足元の地面からも容赦なく発せられている為、戦いが始まってすぐにアルシェは[銀世界]を発動して辺り一面を氷の世界に変えてしまう。だが、この世界はどこでも同様の熱を持っているので一時的に冷やしても5分も持たずに全て溶かされてしまった。
「(俺達がこれじゃあ他のメンツは相当に厳しいな)」
精霊使いのジョブレベルが上昇したおかげでユニゾン中のアルシェと宗八は念話出来るようになっていた。
「(銀世界よりも強力な魔法で真から凍てつかせないと効果は無さそうです。一応環境耐性のある加護持ちならば[クールルーム]で凌ぐ事は出来ますが……)」
宗八は頷く。
「(そうだな……。加護並みの耐性向上させる魔法はまだ開発出来て無いんだよなぁ)」
「(この暑さは覚えておきましょう。帰ったら皆に説明しなければなりませんし)」
時折念話で会話を挟みつつ広範囲攻撃で続々と集まる異世界の魔物を片っ端から倒し続けた宗八とアルシェはその後4時間戦い続けた。予想よりも魔物が多かった事もあったが以前のナユタの世界に比べれば魔物の強さも2ランク程高かったことが原因で思ったよりも時間が掛かってしまった。中でも毛並みの一部が燃えている黒いグリフィンはSランクと思われる程にタフでなかなか倒すに至らなかった。しかも群れで現れた時は全力魔法剣で片づける程には面倒だと思う程だった。
まだポツポツと全力疾走してくる魔物を倒しながら宗八はアルシェの側に戻った。
「そろそろ色々見て回ろうか」
「デート開始、ですね♪」
関係各所への謝罪巡りとヴリドエンデ戦力の強化に日々を消化している間に精霊の子供達は加階が進み、水精アクアーリィ、地精ノイティミル、闇精クーデルカ、風精ニルチッイの四名が第四位階に達した。
手乗り→一歳児→三歳児と加階が進み今回で六歳児に成長した年長者組の身長は宗八の鳩尾付近の高さになり、遠慮なく抱き着いてくる長女アクアと三女ニルの突撃には戦々恐々とする毎日だ。うっ!オエッ!となるから……。
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強くなった仲間達に関しても水無月宗八の技能[精霊の呼吸]で相手役をするので常に最大値を超える強さで模擬戦を行う為、格下相手ばかりで技術が低下する恐れはなかった。
さらにフォレストトーレ復興の手伝いとナユタの民のフォロー、果ては竜の魔石加工に精霊樹の武具作製まで手広くサポートを熟す毎日で両想いが公になったアルシェとのイチャイチャタイムは休日限定となった。それでもアルシェは毎日ニコニコ文句も言わずに宗八を支えて楚々とした態度だったのは流石は王女様と言えた。
「アルカイド、ラッセン。俺達はそろそろ異世界に行ってくるぞ」
この数か月で公の場以外ならば気安い関係を構築出来た宗八は部屋に招かれるなり単刀直入な物言いをする。それにアルカイドが返答する。
「宗八が向かうのは聞いていたがアルカンシェ様も行くのか?」
宗八の単身突入に何も心配していないアルカイドとラッセンの視線は自然と背後に控えるアルカンシェに向いた。
「はい。加護のおかげで過酷な気温の環境でも活動出来ますので色々と試す為にもデートして来ますわ」
婚約を伝えてからというもの以前にも増して距離の近い二人に苦笑いを浮かべる元婚約者候補ラッセン第二王子は手をひらひらさせて出発を促した。
「ずいぶんと物騒なデートですね、アルカンシェ様。宗八が一緒なら万が一も少ないでしょうし、こちらは上手くやるので貴女はデートを楽しんで来て下さい」
「ありがとうございます。楽しんでまいります」
二人に見送られ満面の笑みのアルシェを連れて退室した足でそのまま精霊達が控える部屋へと移動した。
上空に開いた異世界へと入口はこの三カ月で複数回閉じたり開いたりを繰り返して入口はようやっと人が通れるほどに広がった。
高さが丁度良く城で一番近い部屋を用意させ監視部屋として運用させてもらい、協力する為に派遣された闇精と光精もひとまずこの部屋に詰めてもらった。食料となる魔力は闇精と光精の契約者がローテーションで毎日訪れては分け与えている。
入り口直下の住民は全員が全員仮住居への移転をしているわけではないが最低限の避難は進んでいるので漏れ出て来た何かを対処する兵士の増員も出来て着々と準備は進んでいる。
今回は様子見も含めてあちらを動き回る予定の宗八は念の為子供達全員を連れて行く事にしていた。
以前と同じく闇精クーデルカが世界樹の方向だけでも察知してくれるかもしれないし思わぬ野良の強敵に囲まれるかもしれないので先発隊として異世界の脅威度を計る為にもぬかりなく調査をしなければと気を引き締める。待機していた子供達が部屋に入った宗八にわらわら集まって来た。
『<万彩>。人が通れる程度には穴が広がりました』
闇精王アルカトラズ様から派遣された闇精はクロワが丁寧に報告する。
『今回を見送る程度には調整は可能よ? どうする?』
闇精王アルカトラズ様から派遣された闇精はクロエが気安く報告する。
「いや、戦力も整ってきたしそろそろ侵攻を進めないと……。光精の協力者も来てくれているし瘴気精霊の幼体ならここの連中で対処も出来てるからな。今日一日使って色々探索してからゲートで戻るから気にせずに閉じる作業に入ってくれ」
闇精たちは恭しく頭を下げる。
『かしこまりました』
『任せて頂戴』
後のことは闇精とヴリドエンデ戦力に任せ、宗八とアルシェは精霊と一体と成り窓から飛び立った。
他にも闇精には街の人々が遠目でも入口を見かけて騒がれても困るので空間も調整して人目につかない様にしてもらっていた。当然宗八達が入口に近づく姿もこれから行う作業も見えない様になっている。
瘴気が漏れでている状況に変わりは無くナユタの世界同様に入口付近には瘴気に犯された魔物がうようよとうろついている気配がする為、まずは向こう側を蹴散らしてから突入する必要がある。
「《俺式サンクチュアリフィールド》」
属性武器クラウソラスに魔法を掛けて向こうの地面に突き刺すと魔物たちは浄化の光に悲鳴を上げる。
混乱が起こっている間に宗八とアルシェ達は素早く亀裂に飛び込む。
その際に宗八は一気に真夏の空気を感じた。水精の加護がある者は火の月に火の国で活動しようが暑いとは感じない。それだけ環境適正が高い加護は水精か火精の加護のみとなるが、サンクチュアリの浄化効果で苦しみながらもこちらに殺意しかない赤い瞳を向けて襲い掛かって来た魔物を斬り伏せる短い間に二人は汗を掻き始めていた。
「《スターライトピュリフィケーション》」
地面からの浄化に加えて空に直径二十m程の光の惑星を設置して更に広範囲の浄化を開始した。
「しばらくはここで倒し続けるしかなさそうですね」
足場に注意しつつ丸焦げの大型狼魔獣を斬り裂きつつもアルシェは冷静に周囲を見回す。以前と同様に瘴気に犯された魔物が生者の気配に引き寄せられて広範囲の全方位から続々とこの場に集まりつつあった。
「今回は俺達二人だけだし広範囲攻撃でどんどんと減らしていこう。察知範囲が広いと言っても限度がある。2~3時間で止まるだろう」
「わかりました。蹴散らしますよアクアちゃん!グラキエスハイリア!」
アルシェの言葉に一体化しているアクアーリィが「お~♪」と続き、敵を斬り伏せ続けている美しい氷の槍剣も震えてやる気をアピールして来る。
熱気からの逃げ場は見る限り無く空気はナユタの世界よりも悪く感じた。
瘴気が混じる空気は浄化魔法がある限り二人に悪影響をもたらすことはない。ただし、異常な熱は足元の地面からも容赦なく発せられている為、戦いが始まってすぐにアルシェは[銀世界]を発動して辺り一面を氷の世界に変えてしまう。だが、この世界はどこでも同様の熱を持っているので一時的に冷やしても5分も持たずに全て溶かされてしまった。
「(俺達がこれじゃあ他のメンツは相当に厳しいな)」
精霊使いのジョブレベルが上昇したおかげでユニゾン中のアルシェと宗八は念話出来るようになっていた。
「(銀世界よりも強力な魔法で真から凍てつかせないと効果は無さそうです。一応環境耐性のある加護持ちならば[クールルーム]で凌ぐ事は出来ますが……)」
宗八は頷く。
「(そうだな……。加護並みの耐性向上させる魔法はまだ開発出来て無いんだよなぁ)」
「(この暑さは覚えておきましょう。帰ったら皆に説明しなければなりませんし)」
時折念話で会話を挟みつつ広範囲攻撃で続々と集まる異世界の魔物を片っ端から倒し続けた宗八とアルシェはその後4時間戦い続けた。予想よりも魔物が多かった事もあったが以前のナユタの世界に比べれば魔物の強さも2ランク程高かったことが原因で思ったよりも時間が掛かってしまった。中でも毛並みの一部が燃えている黒いグリフィンはSランクと思われる程にタフでなかなか倒すに至らなかった。しかも群れで現れた時は全力魔法剣で片づける程には面倒だと思う程だった。
まだポツポツと全力疾走してくる魔物を倒しながら宗八はアルシェの側に戻った。
「そろそろ色々見て回ろうか」
「デート開始、ですね♪」
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