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第13章 -1st_Wナユタの世界-
†第13章† -29話-[魔神<霹靂のナユタ>①]
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魔神族の卵が孵った。
木々を根こそぎ吹き飛ばし、家屋を空へと巻き上げ、村人を瘴気の真っ只中へと弾き飛ばす衝撃波に身構えて目を逸らした間にナユタは産み落とされ世界樹の上に降り立った。
それは巨体で、邪悪で、下半身が四足歩行の化け物だった。身体のところどころがノイズの様にバチバチッと雷化する様子から属性が乗っていない物理攻撃は無効化されるのだろうと予想される。
ナユタの視線は俺に固定されていた。俺に殺気が集中していた。
「WOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO‼」
咆哮一つ、世界樹から跳び立ち俺の前に着地すると地面が割れ、瘴気が掻き混ぜられる。
ナユタの指サイズしかない俺がこれを相手にするとか夢であった欲しい。しかし、現実は小説よりも奇なりと良く言ったものだ。
戦闘が始まり好き勝手に暴れられると足元にいる仲間達も危ないから世界樹から離しつつ戦うしかない。
何がどう影響し合ってこんな変身を遂げてしまったのかは知らないが、上半身はナユタを筋肉質にして巨大化、下半身は雷獣が実体化した半神半獣の姿をしている。ゲームならこれぞBOSSって感じだけど、リアルにこんなの相手にしたくは無いなぁ……。
『(来ます!)』
「全力後退で引き付けつつ手札の確認。動きに慣らして行くぞ!」
ナユタが獣の様な声を漏らし駆け出す。その動きに遅れず世界樹から離れる様に自身を魔力縮地で弾き飛ばし距離を取る。が、下半身が四足歩行であり巨体な為一歩がやけに大きく全力で弾いても距離は全く広がらない。
『(逆に縮まって来てるよおおおおおお!)』
「巨体なら方向転換が苦手かも…。
まさか超信地旋回 なんて……いやいや、フラグ立つから止めとこう」
『(回避ぃ~!)』
「っぶねぇ!」
まだまだ距離があると油断していたらアクアの注意喚起でギリギリ間に合った。
いま俺の真横を通り過ぎたのはナユタの腕だ。届くはずがない。この距離で。
答えは雷にあった。ナユタの身体の各所にはノイズの様に雷が走っている。それがケーブルの様に伸びて腕を俺まで届かせたのだ。
「WOOOッ!GAッ!GUuuuuuuッ!WAAAAAAAAAAAAッ!」
巨体の割に攻撃速度が速く連撃を回避するのもギリギリだ。
先ほどの初撃を躱せたのは運が良かったな。続けて雷獣にも動きがあった。
『(プラズマレイジスに似た反応ですわー!規模が段違いですから気を付けてくださいましー!)』
「にしてもひとつひとつがデカすぎるぞっ!」
本来もバランスボールくらいデカイ雷球がナユタの巨体に合わせて人どころか一軒家も丸のみに出来る規模になっている。
そして数。最大5つの魔法がナユタに掛かれば20個に増加している。それをこの状況下で撃つんかっ!?
『(撃った)』
「ファック!回避スペース無いって!斬り払うしかねぇじゃねえかっ! 《カレイドイグニス!》《ブレイズレイド!》」
フラムの事実陳列をBGMに雷球はこの高速戦闘にも関わらずゆっくりと、確実にこちらに追い付く速度でじわじわ距離を詰めて来る。
距離がある内に数を減らそうと撃った中級魔法[ブレイズレイド]も有利属性なのに相殺することもなく消え失せた事から、あの1発1発が上級魔法に匹敵する威力って事か、もしくは神力を元に使用された魔法なのか……。
斬ッ!斬斬斬っッ!
魔法を斬ったはずなのに。手に伝わる感触に思わず舌打ちが出てしまう。粘度高めのグミなのかとばかりの重く硬い感触の雷球を続けて4つ斬り払う。
『(離れてくださいましー!爆発しますわー!)』
「間に合わんて!フラム!クー!」
俺には見えていた。斬り伏せた後の魔法の反応には気付かなかったが、奥から再び振るわれるナユタの腕が雷球を貫通している様子を。奴の魔法は自身に触れても互いを透過して阻害しない。故に魔法の対処に意識を持っていかれればあの一撃で叩き潰される。
ニルの叫びにも似た警告が内部で響くのを感じながらも視線を離せず子供達にお願いする。
『(《幻影》)』
『(《隠遁!》《遠距離転移!》)』
『(《アクアレンズ~!》)』
目の前の雷球だった物がビッグバンでも起こすかのように中心部に収縮したかと思えば一気に広がり強烈な電撃がばら撒かれた。
魔神族相手には子供騙しでも一瞬でもタゲが外れれば良い。フラムの魔法発動と合わせたクーの完璧なタイミングで俺はナユタの斜め後方に転移した。
『(《リカバー》)』
ついでに指示してもいないアクアが片目にレンズを張ってくれたので爆発した魔法の収束までを見つめる事とした。
結局互いに影響を及ぼさない。少しだけ被弾した部分から全身に麻痺の状態異常が広がっていたのをアニマに癒されながらナユタがぐるりと首を回してタゲが戻って来た事を実感する。
現時点の距離で腕を伸ばさない。魔法での攻撃もしない。舐めプか完全体になった事で中距離までしか対処出来なくなったか?
そういえば、召喚された雷獣は近接攻撃ばかりだったな……。魔法の使用権が雷獣に移ったのか?
「WOROROROROROROROROROROOOOOOOOOOOッ‼」
再び咆哮をあげ、何かを求める様に両手を天へ伸ばすナユタ。駆けていた四肢も止まり、天から降り注いでいた雷が全てナユタに集中し始める。まるで現実的じゃない。幻想的でラグナロクかとも見紛う光景に怖気が走る。
距離は十分離れているはずなのに全身を打つ高密度の圧迫感がこれからの展開を予期させた。
『(遠距離砲かなぁ~)』
『(遠距離砲ですね)』
『(遠距離砲です)』
『(遠距離砲ですわー!)』
『(まぁそれしかないですね)』
『(遠距離砲だあああ!)』
『(遠距離砲)』
「でしょうね……」
満場一致だった。俺もそう思う。
問題は全身で感じざるを得ない圧迫感が避けられるビジョンを一切浮かばせない事だ。
掛かって来いとばかりに防御なんて考えていなさそうな構えで俺を狙うナユタの正面に魔方陣が浮かんでいく。俺の常識で言えば[大魔法]の類って事だ。その規模が人間ではなく精霊でもなく完全体魔神族ってところに不安しか浮かばなくても誰が責められようか。
「クーの[魔力吸収]を多重で張って、俺が魔法剣のエネルギーに昇華する」
『(お父様、全てを吸収する事は出来ないと思いますのでお気をつけて)』
『(余剰魔力は適当に捨てるよ~?)』
「あぁ、吸収した魔力で俺の身体が破裂しないように皆で上手く調整してくれ」
本来の[魔力吸収]は俺たちが使用する魔法を魔力に還元してMPを回復させる魔法だ。
吸収率は当然存在するし吸収しきれなかった魔法は威力を落とされて俺に届く。が、今回は魔力より上位の神力による攻撃だ。
威力を削れたとして微々たるものだろう。しかし避けられないなら迎え撃つしかないのも事実。
——怖いなぁ。
魔神族が怖いのか。否。
完全体が怖いのか。否。
魔法が怖いのか。否。
子供達を失う事。アルシェと逢えなくなる事。それが怖い。
人型は余裕だった。覚悟を決めて挑んだ完全体は攻撃をほぼ回避出来ている現状ギリギリ足が掛かっている感覚がある。
最悪、倒せなくても世界を崩壊させて俺たちの世界に逃げればいい。それもこれも魔弾の如く避けられぬこの一撃を超えないといけない。
逆に超えられれば勝機が見えるまである大事な局面だ。
『(宗八。私達の父親を名乗るのであればいつも格好良く居なさい。
貴方が育てて来た子供たちは年月の割に十分な成長をしています。今まで通り、これからも。そして今も。格好良いお父様を魅させてください)』
『(アクア達はパパを信じてるよ~♪ だからパパも信じてね~)』
『(クーも頑張ります!)』
得も言われぬ恐怖心に竦んでいた心。それが娘たちの言葉が浸透して薄れていく。
言葉で語らずとも子供たちは全員、3人に同意していて心が軽くなり、やがて勇気を生み出した。
剣を握る握力も無意識に緩んでいた様だ。改めて握り直して一時瞳を閉じて胸に手を添えて深呼吸とやるべきことを整理して整える。
「俺は魔法剣を、アクアは全体の魔法指示を、クーは[魔力吸収]に集中。
残るノイ・ニル・アニマ・フラム・ベルはアクアの指示に従って制御力の譲渡とサポートを」
『アクアにお任せ~♪』
『効率的に威力を減退させて見せます!』
——よし。
瞳を開き、見つめる先には発射準備の整ったナユタの魔方陣。輝き様からすぐにでも発動するだろう。
「————————————————————————ッ!!!!!」
放たれると同時にナユタは吠えた。しかし、俺達との間を駆け寄って来る魔法が発する音が防壁となり届かなかった。
それを合図に掲げた七精剣カレイドハイリアに俺の魔力を全力で注いで詠唱を始める。
「《赫焔が宿る星々よ、魔力の奉納を持って我は願う。》」
『(クーは直線砲に6枚~! 広がった誘導砲に1枚ずつ~!)』
『(《魔力吸収!12連っ!》)』
木々を根こそぎ吹き飛ばし、家屋を空へと巻き上げ、村人を瘴気の真っ只中へと弾き飛ばす衝撃波に身構えて目を逸らした間にナユタは産み落とされ世界樹の上に降り立った。
それは巨体で、邪悪で、下半身が四足歩行の化け物だった。身体のところどころがノイズの様にバチバチッと雷化する様子から属性が乗っていない物理攻撃は無効化されるのだろうと予想される。
ナユタの視線は俺に固定されていた。俺に殺気が集中していた。
「WOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO‼」
咆哮一つ、世界樹から跳び立ち俺の前に着地すると地面が割れ、瘴気が掻き混ぜられる。
ナユタの指サイズしかない俺がこれを相手にするとか夢であった欲しい。しかし、現実は小説よりも奇なりと良く言ったものだ。
戦闘が始まり好き勝手に暴れられると足元にいる仲間達も危ないから世界樹から離しつつ戦うしかない。
何がどう影響し合ってこんな変身を遂げてしまったのかは知らないが、上半身はナユタを筋肉質にして巨大化、下半身は雷獣が実体化した半神半獣の姿をしている。ゲームならこれぞBOSSって感じだけど、リアルにこんなの相手にしたくは無いなぁ……。
『(来ます!)』
「全力後退で引き付けつつ手札の確認。動きに慣らして行くぞ!」
ナユタが獣の様な声を漏らし駆け出す。その動きに遅れず世界樹から離れる様に自身を魔力縮地で弾き飛ばし距離を取る。が、下半身が四足歩行であり巨体な為一歩がやけに大きく全力で弾いても距離は全く広がらない。
『(逆に縮まって来てるよおおおおおお!)』
「巨体なら方向転換が苦手かも…。
まさか超信地旋回 なんて……いやいや、フラグ立つから止めとこう」
『(回避ぃ~!)』
「っぶねぇ!」
まだまだ距離があると油断していたらアクアの注意喚起でギリギリ間に合った。
いま俺の真横を通り過ぎたのはナユタの腕だ。届くはずがない。この距離で。
答えは雷にあった。ナユタの身体の各所にはノイズの様に雷が走っている。それがケーブルの様に伸びて腕を俺まで届かせたのだ。
「WOOOッ!GAッ!GUuuuuuuッ!WAAAAAAAAAAAAッ!」
巨体の割に攻撃速度が速く連撃を回避するのもギリギリだ。
先ほどの初撃を躱せたのは運が良かったな。続けて雷獣にも動きがあった。
『(プラズマレイジスに似た反応ですわー!規模が段違いですから気を付けてくださいましー!)』
「にしてもひとつひとつがデカすぎるぞっ!」
本来もバランスボールくらいデカイ雷球がナユタの巨体に合わせて人どころか一軒家も丸のみに出来る規模になっている。
そして数。最大5つの魔法がナユタに掛かれば20個に増加している。それをこの状況下で撃つんかっ!?
『(撃った)』
「ファック!回避スペース無いって!斬り払うしかねぇじゃねえかっ! 《カレイドイグニス!》《ブレイズレイド!》」
フラムの事実陳列をBGMに雷球はこの高速戦闘にも関わらずゆっくりと、確実にこちらに追い付く速度でじわじわ距離を詰めて来る。
距離がある内に数を減らそうと撃った中級魔法[ブレイズレイド]も有利属性なのに相殺することもなく消え失せた事から、あの1発1発が上級魔法に匹敵する威力って事か、もしくは神力を元に使用された魔法なのか……。
斬ッ!斬斬斬っッ!
魔法を斬ったはずなのに。手に伝わる感触に思わず舌打ちが出てしまう。粘度高めのグミなのかとばかりの重く硬い感触の雷球を続けて4つ斬り払う。
『(離れてくださいましー!爆発しますわー!)』
「間に合わんて!フラム!クー!」
俺には見えていた。斬り伏せた後の魔法の反応には気付かなかったが、奥から再び振るわれるナユタの腕が雷球を貫通している様子を。奴の魔法は自身に触れても互いを透過して阻害しない。故に魔法の対処に意識を持っていかれればあの一撃で叩き潰される。
ニルの叫びにも似た警告が内部で響くのを感じながらも視線を離せず子供達にお願いする。
『(《幻影》)』
『(《隠遁!》《遠距離転移!》)』
『(《アクアレンズ~!》)』
目の前の雷球だった物がビッグバンでも起こすかのように中心部に収縮したかと思えば一気に広がり強烈な電撃がばら撒かれた。
魔神族相手には子供騙しでも一瞬でもタゲが外れれば良い。フラムの魔法発動と合わせたクーの完璧なタイミングで俺はナユタの斜め後方に転移した。
『(《リカバー》)』
ついでに指示してもいないアクアが片目にレンズを張ってくれたので爆発した魔法の収束までを見つめる事とした。
結局互いに影響を及ぼさない。少しだけ被弾した部分から全身に麻痺の状態異常が広がっていたのをアニマに癒されながらナユタがぐるりと首を回してタゲが戻って来た事を実感する。
現時点の距離で腕を伸ばさない。魔法での攻撃もしない。舐めプか完全体になった事で中距離までしか対処出来なくなったか?
そういえば、召喚された雷獣は近接攻撃ばかりだったな……。魔法の使用権が雷獣に移ったのか?
「WOROROROROROROROROROROOOOOOOOOOOッ‼」
再び咆哮をあげ、何かを求める様に両手を天へ伸ばすナユタ。駆けていた四肢も止まり、天から降り注いでいた雷が全てナユタに集中し始める。まるで現実的じゃない。幻想的でラグナロクかとも見紛う光景に怖気が走る。
距離は十分離れているはずなのに全身を打つ高密度の圧迫感がこれからの展開を予期させた。
『(遠距離砲かなぁ~)』
『(遠距離砲ですね)』
『(遠距離砲です)』
『(遠距離砲ですわー!)』
『(まぁそれしかないですね)』
『(遠距離砲だあああ!)』
『(遠距離砲)』
「でしょうね……」
満場一致だった。俺もそう思う。
問題は全身で感じざるを得ない圧迫感が避けられるビジョンを一切浮かばせない事だ。
掛かって来いとばかりに防御なんて考えていなさそうな構えで俺を狙うナユタの正面に魔方陣が浮かんでいく。俺の常識で言えば[大魔法]の類って事だ。その規模が人間ではなく精霊でもなく完全体魔神族ってところに不安しか浮かばなくても誰が責められようか。
「クーの[魔力吸収]を多重で張って、俺が魔法剣のエネルギーに昇華する」
『(お父様、全てを吸収する事は出来ないと思いますのでお気をつけて)』
『(余剰魔力は適当に捨てるよ~?)』
「あぁ、吸収した魔力で俺の身体が破裂しないように皆で上手く調整してくれ」
本来の[魔力吸収]は俺たちが使用する魔法を魔力に還元してMPを回復させる魔法だ。
吸収率は当然存在するし吸収しきれなかった魔法は威力を落とされて俺に届く。が、今回は魔力より上位の神力による攻撃だ。
威力を削れたとして微々たるものだろう。しかし避けられないなら迎え撃つしかないのも事実。
——怖いなぁ。
魔神族が怖いのか。否。
完全体が怖いのか。否。
魔法が怖いのか。否。
子供達を失う事。アルシェと逢えなくなる事。それが怖い。
人型は余裕だった。覚悟を決めて挑んだ完全体は攻撃をほぼ回避出来ている現状ギリギリ足が掛かっている感覚がある。
最悪、倒せなくても世界を崩壊させて俺たちの世界に逃げればいい。それもこれも魔弾の如く避けられぬこの一撃を超えないといけない。
逆に超えられれば勝機が見えるまである大事な局面だ。
『(宗八。私達の父親を名乗るのであればいつも格好良く居なさい。
貴方が育てて来た子供たちは年月の割に十分な成長をしています。今まで通り、これからも。そして今も。格好良いお父様を魅させてください)』
『(アクア達はパパを信じてるよ~♪ だからパパも信じてね~)』
『(クーも頑張ります!)』
得も言われぬ恐怖心に竦んでいた心。それが娘たちの言葉が浸透して薄れていく。
言葉で語らずとも子供たちは全員、3人に同意していて心が軽くなり、やがて勇気を生み出した。
剣を握る握力も無意識に緩んでいた様だ。改めて握り直して一時瞳を閉じて胸に手を添えて深呼吸とやるべきことを整理して整える。
「俺は魔法剣を、アクアは全体の魔法指示を、クーは[魔力吸収]に集中。
残るノイ・ニル・アニマ・フラム・ベルはアクアの指示に従って制御力の譲渡とサポートを」
『アクアにお任せ~♪』
『効率的に威力を減退させて見せます!』
——よし。
瞳を開き、見つめる先には発射準備の整ったナユタの魔方陣。輝き様からすぐにでも発動するだろう。
「————————————————————————ッ!!!!!」
放たれると同時にナユタは吠えた。しかし、俺達との間を駆け寄って来る魔法が発する音が防壁となり届かなかった。
それを合図に掲げた七精剣カレイドハイリアに俺の魔力を全力で注いで詠唱を始める。
「《赫焔が宿る星々よ、魔力の奉納を持って我は願う。》」
『(クーは直線砲に6枚~! 広がった誘導砲に1枚ずつ~!)』
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