253 / 410
閑話休題 -次に向けての準備期間-
閑話休題 -57話-[ドラゴドワーフ①]
しおりを挟む
「こんな状態のファレーノは初めて見る……。
水無月殿、本当に大丈夫なのか!?」
「蛹みたいなものですよ。
一旦体を構成している魔力を解いて改めて再構築してるんです」
無事に下半身を浄化され上半身のみとなった土精ファレーノは、
光の柱が失せる頃には卵の姿を取っていた。
俺の時と同じく契約者に浮遊しながら付いて回る姿を見て剣聖セプテマ=マーズテリア氏は不安そうな顔で問うて来たからわかりやすく説明してみる。
セプテマ氏が彼女と契約した時はすでに上位位階だったから、
このような卵姿は初お披露目なのだろう。
「退化とはいえ掛かる時間は相応でしょう。
うちの子供たちでも半日とかですからファレーノの場合は3日くらいこの状態かもしれません。
ともかく彼女が出てくるまでは村で安静にしていてください。
貴方も衰弱しているんですから」
「う、うむ……。
迷惑を掛けた手前顔を出しづらいがやむを得ないか……」
「でも、まずは手前で待機だよね?」
『我々も今日顔を合わせたばかりです。
出来れば混血村に向かったドワーフと一緒に村に戻るのが一番騒ぎにならないです』
タルも状況を理解している様で良かった。
INTを[魔力付与]で上げた甲斐があったかな?
「俺は寄り道してからエルダードワーフ達を追って混血村に向かってみるから、
護衛として彼らに付いてやってくれ」
『ベルとフラムもこっちです?』
「我慢はしてるけど限界も近そうだしな。
今日は頑張ってくれたしそろそろ加階出来そうだから村に戻ったら進化しような」
『はい!』『うん!』
俺が忙しい時期に契約しただけあって最初の加階に時間が掛かってしまったが、
ようやく日中にも拘らずウトウトし始めた末っ子’sは今後の予定を伝えてお姉ちゃんに預ける。
以前アクアもこんな状態で戦ってくれていたけれど相当辛そうだったからな…。
「おぉ~い!フリューネ達もこっち来~い!」
村に戻す前にセプテマ氏に紹介しておかないと攻撃されそうなメンバーを呼び寄せる。
ワンコロよろしく結構な速度で喜び勇んで飛んでくる竜を見て剣聖が警戒の色を見せるも手で制して敵ではないと伝えた。
『終わったなら早く呼んでよねぇ』
「急展開が多すぎて剣聖を混乱させるからちょっと時間を置いただけだろ。
セプテマ氏、こいつは青竜のフリューネレイシア。あっちは土精でウォルベズと言います。
どちらも仲間なので斬ったりはしないでくださいね」
「……話に頭が付いて行かぬが、時間をかけて納得しよう」
「ははは、ゆっくりで大丈夫ですよ。
それより何か洞穴から回収するものとかあれば拾ってきてくださいね」
呼ぶのが遅いと不満を漏らすフリューネを撫でて黙らせ、
遅れてドスドスと重い足取りでこちらに向かってくる岩蜘蛛を指差しながら剣聖に紹介した。
ついでにおそらく生活していたであろう洞穴に回収物があればと伝えたところ、
青い光が灯った大き目の片手剣を洞穴の奥から持ち出して来た。
「それだけでいいんですか?」
「うむ。服などの衣服はほとんど残っていなかった。
インベントリにズボンだけでも入っていて良かったわ!ははは!」
豪快に笑ってるけど今は季節で言えば春先になる。
水の国では無いとはいえ上半身裸のまま外をうろつくとか正気の沙汰ではないな……。
乳首立ってるから寒いには寒いと感じているはずなのに、
これくらい出来なきゃ剣聖に成れないのかな?
「じゃあ、先に村の方向へ進んでおいてください。
このサイドテールの子が一番しっかりしているのでこの子の言う通りにお願いします」
「うむ、よろしく頼む」
『はい、こちらこそよろしくです』
* * * * *
そんなわけでノイに全員を任せて、
俺はタルが言っていた中央に向かって大地の力が減っている原因の調査に寄り道しているわけだが…。
「なんでこっちに来たの」
『ナイトが姫から目を離すのはどうかな?』
「お前オスじゃん」
『比喩だよ。わかってるくせに』
ブルー・ドラゴンが俺の指示に従った振りをして勝手に戻って来たらしく、
護り手なら離れないでよと駄々を捏ね結局連れて行くことになってしまった。
おそらくフリューネの所業に気付いたタルを説得するのにノイが頑張っている事だろう。
「黄竜のお膝元まで進むことになる可能性もあるんだから、
あまりテリトリーに近づくのは不味いんじゃないのか?」
『僕にとっては黄竜に睨まれるより魔神族に襲われる方が怖いから。
宗八が一緒ならどっちもなんとかなるでしょ?』
「なんでも出来るわけじゃないんだぞ。
フリューネともフロストドラゴンとも正面切って戦ったことはないんだから、
黄竜相手に手も足も出ない可能性はあるぞ」
『その時は力を合わせて倒そうよ』
倒しちゃイカンのだが?
う〇こ生成を協力してもらいたいだけなんだが?
「この洞窟だな。
剣聖達の洞穴を優先したから奥まで調べなかったけど、
やっぱりタルを話を聞く限りは別動隊が居そうだし」
『結局大地の力って何なのかな?
タルテューフォしかわからないのに、あの子説明ヘタクソで全く見当が付かないんだけど…』
「それなぁ~。
見た感じアーグエングリン特有の荒野が広がっているだけだし、
特段おかしな所も無いから俺たちだけだと注意のしようもないんだよなぁ」
『危険性もピンと来ないしね』
大地の力ねぇ~。
単純に考えれば星の命とかだけど、
島の中でさえ一部が失われているってことは流石にそれは安易だとわかる。
他だと植物が育たないとかだけど、
そもそもアーグエングリンの土壌の性質的にそれは当たり前の話。
などと考えながら洞窟を進んでいく。
シャクシャクシャクと足音の響く洞窟は何の変哲もない洞窟に見えるが、
一直線に島の中央に向かって伸びている事だけは意図して掘られた洞窟であると見当は付けられた。
シャクシャクシャク。
シャクシャク…。
シャク……。
『どうしたのさ、急に俯いて』
「大地の力の減少。これかもしれないなって思って」
外では特に気にならなかった足音が洞窟に入ってから音が響くことで気が付けた。
しゃがみ込んで足元に敷き詰められた砂を握り込んでみたり指の隙間から流してみても、
なるほど普通の砂であることは明らかだった。
『どういうこと?』
「俺の世界でも深刻だったけど、大地の力が失われると砂漠化が進行するのかもしれない。
ここは本来存在しない洞窟だけど、岩に含まれる大地の力を減少させることで脆くなりやがて砂になるんじゃないか?」
『砂なんてこの土地ならいくらでもあるんじゃない?
それに砂漠化が正しいとしてどのくらい危機感がある現象なの?』
「外は風が吹くから脆くなって砂になった部分も風化したり風に流されて散らばれば特に違和感は感じないけど、
この洞窟は風が通っても長い洞窟なら多くは流されずに中に残る。
実際入口近くは砂が少なかったのに奥に進むにつれて足音が気になる程に砂が多くなったのは事実だしな。
砂漠化に関しては俺も聞く程度だったけど、
単純にすべてが砂ばかりになるから食料や飲み水の確保が難しくなるし寒暖差が激しいから生き延びられる生物も限られる。
それに周囲へ伝播しているっぽい?まぁこれはよく聞くだけで本当なのか知らんけど…」
流石にこの洞窟だけで砂漠化は言い過ぎだとは思うけれど、
もっと上位の瘴鬼なら時間を掛けずに大地の力を消耗させることも可能かもしれない。
そうなってくると色々と面倒だし対策も考えなければならなくなる。
『それって僕の島も砂になるのかな?』
「普通は考えられないけどな…。
まだアーグエングリンでしか確認できてないわけだから俺の考えすぎって事もあるよ。
でも、アスペラルダでも同様の現象が確認されれば……」
『可能性が出てくる、か。面倒だね』
ともかく今は進行している瘴鬼の仲間を浄化で消し去ってしまおう。
捕獲出来れば研究出来るかもだけど、
精霊にも人にも寄生が出来るなら魔法ギルドの連中に頼るわけにもいかない。
本当に面倒だな。
水無月殿、本当に大丈夫なのか!?」
「蛹みたいなものですよ。
一旦体を構成している魔力を解いて改めて再構築してるんです」
無事に下半身を浄化され上半身のみとなった土精ファレーノは、
光の柱が失せる頃には卵の姿を取っていた。
俺の時と同じく契約者に浮遊しながら付いて回る姿を見て剣聖セプテマ=マーズテリア氏は不安そうな顔で問うて来たからわかりやすく説明してみる。
セプテマ氏が彼女と契約した時はすでに上位位階だったから、
このような卵姿は初お披露目なのだろう。
「退化とはいえ掛かる時間は相応でしょう。
うちの子供たちでも半日とかですからファレーノの場合は3日くらいこの状態かもしれません。
ともかく彼女が出てくるまでは村で安静にしていてください。
貴方も衰弱しているんですから」
「う、うむ……。
迷惑を掛けた手前顔を出しづらいがやむを得ないか……」
「でも、まずは手前で待機だよね?」
『我々も今日顔を合わせたばかりです。
出来れば混血村に向かったドワーフと一緒に村に戻るのが一番騒ぎにならないです』
タルも状況を理解している様で良かった。
INTを[魔力付与]で上げた甲斐があったかな?
「俺は寄り道してからエルダードワーフ達を追って混血村に向かってみるから、
護衛として彼らに付いてやってくれ」
『ベルとフラムもこっちです?』
「我慢はしてるけど限界も近そうだしな。
今日は頑張ってくれたしそろそろ加階出来そうだから村に戻ったら進化しような」
『はい!』『うん!』
俺が忙しい時期に契約しただけあって最初の加階に時間が掛かってしまったが、
ようやく日中にも拘らずウトウトし始めた末っ子’sは今後の予定を伝えてお姉ちゃんに預ける。
以前アクアもこんな状態で戦ってくれていたけれど相当辛そうだったからな…。
「おぉ~い!フリューネ達もこっち来~い!」
村に戻す前にセプテマ氏に紹介しておかないと攻撃されそうなメンバーを呼び寄せる。
ワンコロよろしく結構な速度で喜び勇んで飛んでくる竜を見て剣聖が警戒の色を見せるも手で制して敵ではないと伝えた。
『終わったなら早く呼んでよねぇ』
「急展開が多すぎて剣聖を混乱させるからちょっと時間を置いただけだろ。
セプテマ氏、こいつは青竜のフリューネレイシア。あっちは土精でウォルベズと言います。
どちらも仲間なので斬ったりはしないでくださいね」
「……話に頭が付いて行かぬが、時間をかけて納得しよう」
「ははは、ゆっくりで大丈夫ですよ。
それより何か洞穴から回収するものとかあれば拾ってきてくださいね」
呼ぶのが遅いと不満を漏らすフリューネを撫でて黙らせ、
遅れてドスドスと重い足取りでこちらに向かってくる岩蜘蛛を指差しながら剣聖に紹介した。
ついでにおそらく生活していたであろう洞穴に回収物があればと伝えたところ、
青い光が灯った大き目の片手剣を洞穴の奥から持ち出して来た。
「それだけでいいんですか?」
「うむ。服などの衣服はほとんど残っていなかった。
インベントリにズボンだけでも入っていて良かったわ!ははは!」
豪快に笑ってるけど今は季節で言えば春先になる。
水の国では無いとはいえ上半身裸のまま外をうろつくとか正気の沙汰ではないな……。
乳首立ってるから寒いには寒いと感じているはずなのに、
これくらい出来なきゃ剣聖に成れないのかな?
「じゃあ、先に村の方向へ進んでおいてください。
このサイドテールの子が一番しっかりしているのでこの子の言う通りにお願いします」
「うむ、よろしく頼む」
『はい、こちらこそよろしくです』
* * * * *
そんなわけでノイに全員を任せて、
俺はタルが言っていた中央に向かって大地の力が減っている原因の調査に寄り道しているわけだが…。
「なんでこっちに来たの」
『ナイトが姫から目を離すのはどうかな?』
「お前オスじゃん」
『比喩だよ。わかってるくせに』
ブルー・ドラゴンが俺の指示に従った振りをして勝手に戻って来たらしく、
護り手なら離れないでよと駄々を捏ね結局連れて行くことになってしまった。
おそらくフリューネの所業に気付いたタルを説得するのにノイが頑張っている事だろう。
「黄竜のお膝元まで進むことになる可能性もあるんだから、
あまりテリトリーに近づくのは不味いんじゃないのか?」
『僕にとっては黄竜に睨まれるより魔神族に襲われる方が怖いから。
宗八が一緒ならどっちもなんとかなるでしょ?』
「なんでも出来るわけじゃないんだぞ。
フリューネともフロストドラゴンとも正面切って戦ったことはないんだから、
黄竜相手に手も足も出ない可能性はあるぞ」
『その時は力を合わせて倒そうよ』
倒しちゃイカンのだが?
う〇こ生成を協力してもらいたいだけなんだが?
「この洞窟だな。
剣聖達の洞穴を優先したから奥まで調べなかったけど、
やっぱりタルを話を聞く限りは別動隊が居そうだし」
『結局大地の力って何なのかな?
タルテューフォしかわからないのに、あの子説明ヘタクソで全く見当が付かないんだけど…』
「それなぁ~。
見た感じアーグエングリン特有の荒野が広がっているだけだし、
特段おかしな所も無いから俺たちだけだと注意のしようもないんだよなぁ」
『危険性もピンと来ないしね』
大地の力ねぇ~。
単純に考えれば星の命とかだけど、
島の中でさえ一部が失われているってことは流石にそれは安易だとわかる。
他だと植物が育たないとかだけど、
そもそもアーグエングリンの土壌の性質的にそれは当たり前の話。
などと考えながら洞窟を進んでいく。
シャクシャクシャクと足音の響く洞窟は何の変哲もない洞窟に見えるが、
一直線に島の中央に向かって伸びている事だけは意図して掘られた洞窟であると見当は付けられた。
シャクシャクシャク。
シャクシャク…。
シャク……。
『どうしたのさ、急に俯いて』
「大地の力の減少。これかもしれないなって思って」
外では特に気にならなかった足音が洞窟に入ってから音が響くことで気が付けた。
しゃがみ込んで足元に敷き詰められた砂を握り込んでみたり指の隙間から流してみても、
なるほど普通の砂であることは明らかだった。
『どういうこと?』
「俺の世界でも深刻だったけど、大地の力が失われると砂漠化が進行するのかもしれない。
ここは本来存在しない洞窟だけど、岩に含まれる大地の力を減少させることで脆くなりやがて砂になるんじゃないか?」
『砂なんてこの土地ならいくらでもあるんじゃない?
それに砂漠化が正しいとしてどのくらい危機感がある現象なの?』
「外は風が吹くから脆くなって砂になった部分も風化したり風に流されて散らばれば特に違和感は感じないけど、
この洞窟は風が通っても長い洞窟なら多くは流されずに中に残る。
実際入口近くは砂が少なかったのに奥に進むにつれて足音が気になる程に砂が多くなったのは事実だしな。
砂漠化に関しては俺も聞く程度だったけど、
単純にすべてが砂ばかりになるから食料や飲み水の確保が難しくなるし寒暖差が激しいから生き延びられる生物も限られる。
それに周囲へ伝播しているっぽい?まぁこれはよく聞くだけで本当なのか知らんけど…」
流石にこの洞窟だけで砂漠化は言い過ぎだとは思うけれど、
もっと上位の瘴鬼なら時間を掛けずに大地の力を消耗させることも可能かもしれない。
そうなってくると色々と面倒だし対策も考えなければならなくなる。
『それって僕の島も砂になるのかな?』
「普通は考えられないけどな…。
まだアーグエングリンでしか確認できてないわけだから俺の考えすぎって事もあるよ。
でも、アスペラルダでも同様の現象が確認されれば……」
『可能性が出てくる、か。面倒だね』
ともかく今は進行している瘴鬼の仲間を浄化で消し去ってしまおう。
捕獲出来れば研究出来るかもだけど、
精霊にも人にも寄生が出来るなら魔法ギルドの連中に頼るわけにもいかない。
本当に面倒だな。
10
お気に入りに追加
760
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【前編完結】50のおっさん 精霊の使い魔になったけど 死んで自分の子供に生まれ変わる!?
眼鏡の似合う女性の眼鏡が好きなんです
ファンタジー
リストラされ、再就職先を見つけた帰りに、迷子の子供たちを見つけたので声をかけた。
これが全ての始まりだった。
声をかけた子供たち。実は、覚醒する前の精霊の王と女王。
なぜか真名を教えられ、知らない内に精霊王と精霊女王の加護を受けてしまう。
加護を受けたせいで、精霊の使い魔《エレメンタルファミリア》と為った50のおっさんこと芳乃《よしの》。
平凡な表の人間社会から、国から最重要危険人物に認定されてしまう。
果たして、芳乃の運命は如何に?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
屋台飯! いらない子認定されたので、旅に出たいと思います。
彩世幻夜
ファンタジー
母が死にました。
父が連れてきた継母と異母弟に家を追い出されました。
わー、凄いテンプレ展開ですね!
ふふふ、私はこの時を待っていた!
いざ行かん、正義の旅へ!
え? 魔王? 知りませんよ、私は勇者でも聖女でも賢者でもありませんから。
でも……美味しいは正義、ですよね?
2021/02/19 第一部完結
2021/02/21 第二部連載開始
2021/05/05 第二部完結
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】聖女にはなりません。平凡に生きます!
暮田呉子
ファンタジー
この世界で、ただ平凡に、自由に、人生を謳歌したい!
政略結婚から三年──。夫に見向きもされず、屋敷の中で虐げられてきたマリアーナは夫の子を身籠ったという女性に水を掛けられて前世を思い出す。そうだ、前世は慎ましくも充実した人生を送った。それなら現世も平凡で幸せな人生を送ろう、と強く決意するのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。
sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。
目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。
「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」
これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。
なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
積みかけアラフォーOL、公爵令嬢に転生したのでやりたいことをやって好きに生きる!
ぽらいと
ファンタジー
アラフォー、バツ2派遣OLが公爵令嬢に転生したので、やりたいことを好きなようにやって過ごす、というほのぼの系の話。
悪役等は一切出てこない、優しい世界のお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる