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第12章 -廃都フォレストトーレ奪還作戦-
†第12章† -48話-[瘴気に狂う高貴な樹姫⑦]
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「ご主人様、繋げて宜しいでしょうか?」
「あぁ、頼む」
銀髪の長い髪を大きく二つに後ろでまとめた次女の髪形にそっくりな侍女が、
黒い短剣を持ったまま振り返り俺に確認を取ってきた為GOサインを出す。
お察しの通りクーと[ユニゾン]しているメリーの事だ。
援軍に来たエゥグーリアには事情説明を済ませておりラフィート王子から聴取した謁見の間の構造から考えて、
だいたい8m先に向けての攻撃を目標に全員には伝えている。
っていうか、キュクレウスの足元にゲートを設置してきたから距離はばっちりのはず。
問題点を挙げるなら本番は真上に向けての攻撃なのだが、
今から行う練習は横向きというくらいかな?
「開通します」
『《アンロック!》』
高身長であるエゥグーリアが通れるほどに高く広がったゲート枠を確認しながら黒い短剣を差し込むと、
剣身は亜空間の向こうへと飲み込まれ枠内の空間に波紋が広がる。
そのままガチャッと短剣を回せば最後の波紋の広がりに合せて空間が向こうへと繋がる。
当然巨大なキュクレウス=ヌイの正面なわけなので、
視界すべてを制圧するのはキュクレウスの幹である。
「《星光よ煌やけ!星光天裂破!!》」
「先行する」
本番は勇者に任せる浄化役も俺がやらないといけないのである程度継続して浄化を続ける大技を繰り出す一方、
護衛兼足止めのメリーと護衛兼破壊担当のエゥグーリアが言葉の通り1番にゲートを潜って行く
「さぁ、私たちも行きますよ」
「「は、はい!」」
ゲート向こうからレベル差による半端ない圧迫感で固まっていたフランザとトワインは、
身体に小さくなったブルー・ドラゴンを引き連れたアルシェに声を掛けられ戸惑いながらもゲートを潜って行った。
「制御が大変ですけど頑張ってくださいね」
『それはお互い様と言いたいところですけれど、
練習も本番も私の負担は同じですものね。調整はこの練習でさせていただきますわ』
風の守りで熱波と冷気から皆を守りつつ、
次の行動の障害にならない様にそれらを纏めて邪魔にならない様に排除する役は上位風精のセリア先生にしか出来ない役どころだ。
そんで、先生の言われた「お互い様」とは、
エクラディバインダーを握る右手とは逆の左手にフランザらに遅れない様すでに[ブレイズレイド]を待機状態で小さく発動させていた。
一緒に居る精霊が土精のノイなので制御力の負担はすべて俺なので今がテスト回で一番大変なのかもしれない。
「行きますわよ」
最後に俺とセリア先生がゲートを通ってから安全の為にゲート枠を小さくしておく。
アスペラルダ陣営に無駄な被害を出すわけにはいかないし、
戻るときに都度アンロックするのも面倒だ。
セリア先生は攻撃の邪魔にならぬよう数歩進んだあと全員の後ろに位置取り立ち止まったが、
俺はそのまま最前線で火球と火弓を構える2人の下へ急ぎ短く声を掛けた。
「何秒?」
「あと2秒!」
フランザの返事と彼女の火球の様子から魔力を一気に流し込んで、
小さく待機させていた俺の火球も同等に揃える。
「《ブレイズレイド!》」
「《ブレイズレイド!》」
俺の隣では赤く発光する弓に燃え盛る矢を番えたままタイミングを計るトワインが、
真剣な目で射出された2つの火球を追っている。
射速の違いが如実にある魔法と魔法矢。
着弾を合わせなければそれぞれが威力を殺し合ってしまう為、
第一の矢と称する火属性攻撃の要に彼女はなってしまっていた。
「《火竜一矢っ!!》」
『《ウインドブレッシング!》』
トワインが燃え盛る矢を撃ち放った瞬間、赤く発光していた弓は端から燃えカスとなって光を失っていく。
属性一致の弓が無ければどれだけレアリティの高い弓を使ったところでこの結果に変わりはなく、
現在火属性の弓は未発見である。
故に壊れることを前提に予備装備の店売り弓をいくつか用意させていた。
さらにトワインの射撃に合わせてセリア先生が風魔法を展開し、
俺たち全員に風の祝福が与えられる。
ドッ!!
『《風珠!》』
と2つの火球と1本の火矢がキュクレウス=ヌイに着弾した衝撃で大爆発音の頭だけが聞こえたが、
その後に続くはずの鼓膜を破りかねない爆音と爆風はすべてセリア先生の魔法で防がれる。
発生した熱気が一瞬にして周囲の空間を埋め尽くしたが、
それもすぐさま発動したセリア先生の魔法で一か所に吸い込まれて第二の矢である氷属性の攻撃が放たれる。
「《蒼天に広がる星々よ、魔力の奉納を持って我は願う。アブソリュート・ブレイカー!!》」
『————ッ!!!!』
俺以外には光の柱が邪魔で効果を見届けられていないけど、
第一の矢で1mもない多少の抉れと真っ赤に熱された幹の様子が確認できた。
そこへアルシェとフリューネがそれぞれ攻撃を開始した。
アルシェは[凍河の息吹]ではなく[アブソリュート・ブレイカー]を選択したらしい。
溜めの時間はあった訳だし考えがあってのものだろうから別段問題はない。
フリューネも息吹で同じく威力をアルシェに合わせてくれている。
冷却により発生した白い冷気もセリア先生の[風珠]に吸い込まれ…切る前にエゥグーリアには突っ込めと伝えていた通りに突っ込む大きな影がひとつ。
「《セリオウスブロウ!!》」
少々毛先や皮膚が凍てついたかもしれないけれど良い破壊音も聞こえて来た為、
やはり修復前に第三の矢である打撃は要れる必要があるよな。
本番は中空で放つ1撃となるので戦闘が終わるまでは数発は放てる強力な1撃をと依頼していた。
エゥグーリアが離れる動作に合わせて2週目を開始。
「《ブレイズレイド!!》」
「《ブレイズレイド!!》」
「《火竜一矢っ!!》」
「《アブソリュート・ブレイカー!!》」
『————ッ!!!!』
「《セリオウスブロウ!!》」
修復される前に穴の成果を全員で確認をする為にエゥグーリアの攻撃終わりに[星光天裂破]を解除すると、
良い具合に穿たれた大穴が姿を現した。
直径2mちょいくらい。奥行きは5mくらいは行けてそうだ。
エゥグーリアはデカイ図体のくせして器用な素早さを持っているんだな。
攻撃後に戻ってくるのしんどいぞ。
「2、3、4…修復開始。9、10、11、12…修復完了。
やはり時間の余裕はほとんどないですね」
「穴が空けられるとわかっただけでも収穫は十分だろ。
おおよそ15m先の核を壊すなら威力を上げる必要はあるけどな……」
続けてエゥグーリアには護衛として周囲に現れる敵の処理をお願いして、
それぞれが威力を上げた攻撃を行って成果は8mまで伸びた。
めっちゃ忙しかったけどな!浄化→火力→破壊→火力→破壊だから!
ただ、全員感覚は掴めたようで顔色にも幾分か余裕が生まれていたのは副産物としても良い結果だろう。
本番は2回のローテーションは必須だし、
破壊に俺とエゥグーリアが参加するなら飛び込めるようにもっと穴の幅は広げたいところだ。
それにはあっちで合流予定のミリエステには魔力供給をクーにさせた上で彼女の精霊と共に全力で1発1発の魔法を撃ってもらうしかない。
威力は不明だがうちの弟子’sなら威力負けすることもないと思うし。
その辺の変更はあとで伝えておくか。
「うし、一旦戻るぞぉ~!」
根元でウロチョロしていただけだからなのか、
酸性雨も降らなければ大型の昆虫も向かって来ないままの帰宅が出来た。
せいぜいが細めの触手や小さめの昆虫が突っ込んできた程度の妨害だったのは助かったなぁ。
「あ、水無月様!懸念していた事態が発生した様です!」
「げぇ!?」
戻った直後に駆け寄って来たアインスさんからの悲報。
隷霊のマグニの能力の「乗っ取り」を懸念してメリオには伝えていたんだけど、
なんぞ隙でも見せて誰かが死んだらしい。
悲報の内容がアインスさんの口から出るまでの間にメリオ、ミリエステ、マクライン、クライヴの無事を願う。この間3秒。
「ヒューゴさんとフェリシアさんが乗っ取られました!」
スン…。じゃあ別にいいんじゃね?
PTの枠が空いてもっと使えそうな人材を捻じ込めるようになったし、
この世界から見れば良い事だろ。
勇者の仲間が足手まといとか笑い話にもならんって。
遅かれ早かれあいつらが退場するのは確定していたけど、
それが生き残って田舎暮らしか死ぬかの2択だったんだ。
勇者の1年が雑魚仲間の所為で無駄になったのは確かに痛いが、
逆に考えて1年で済んで良かったと考えることにしよう。
本当に、良かった良かった。
まぁ、まだ乗っ取られただけだし死が確定したわけじゃない。
気を引き締めて行かねば。
「あぁ、頼む」
銀髪の長い髪を大きく二つに後ろでまとめた次女の髪形にそっくりな侍女が、
黒い短剣を持ったまま振り返り俺に確認を取ってきた為GOサインを出す。
お察しの通りクーと[ユニゾン]しているメリーの事だ。
援軍に来たエゥグーリアには事情説明を済ませておりラフィート王子から聴取した謁見の間の構造から考えて、
だいたい8m先に向けての攻撃を目標に全員には伝えている。
っていうか、キュクレウスの足元にゲートを設置してきたから距離はばっちりのはず。
問題点を挙げるなら本番は真上に向けての攻撃なのだが、
今から行う練習は横向きというくらいかな?
「開通します」
『《アンロック!》』
高身長であるエゥグーリアが通れるほどに高く広がったゲート枠を確認しながら黒い短剣を差し込むと、
剣身は亜空間の向こうへと飲み込まれ枠内の空間に波紋が広がる。
そのままガチャッと短剣を回せば最後の波紋の広がりに合せて空間が向こうへと繋がる。
当然巨大なキュクレウス=ヌイの正面なわけなので、
視界すべてを制圧するのはキュクレウスの幹である。
「《星光よ煌やけ!星光天裂破!!》」
「先行する」
本番は勇者に任せる浄化役も俺がやらないといけないのである程度継続して浄化を続ける大技を繰り出す一方、
護衛兼足止めのメリーと護衛兼破壊担当のエゥグーリアが言葉の通り1番にゲートを潜って行く
「さぁ、私たちも行きますよ」
「「は、はい!」」
ゲート向こうからレベル差による半端ない圧迫感で固まっていたフランザとトワインは、
身体に小さくなったブルー・ドラゴンを引き連れたアルシェに声を掛けられ戸惑いながらもゲートを潜って行った。
「制御が大変ですけど頑張ってくださいね」
『それはお互い様と言いたいところですけれど、
練習も本番も私の負担は同じですものね。調整はこの練習でさせていただきますわ』
風の守りで熱波と冷気から皆を守りつつ、
次の行動の障害にならない様にそれらを纏めて邪魔にならない様に排除する役は上位風精のセリア先生にしか出来ない役どころだ。
そんで、先生の言われた「お互い様」とは、
エクラディバインダーを握る右手とは逆の左手にフランザらに遅れない様すでに[ブレイズレイド]を待機状態で小さく発動させていた。
一緒に居る精霊が土精のノイなので制御力の負担はすべて俺なので今がテスト回で一番大変なのかもしれない。
「行きますわよ」
最後に俺とセリア先生がゲートを通ってから安全の為にゲート枠を小さくしておく。
アスペラルダ陣営に無駄な被害を出すわけにはいかないし、
戻るときに都度アンロックするのも面倒だ。
セリア先生は攻撃の邪魔にならぬよう数歩進んだあと全員の後ろに位置取り立ち止まったが、
俺はそのまま最前線で火球と火弓を構える2人の下へ急ぎ短く声を掛けた。
「何秒?」
「あと2秒!」
フランザの返事と彼女の火球の様子から魔力を一気に流し込んで、
小さく待機させていた俺の火球も同等に揃える。
「《ブレイズレイド!》」
「《ブレイズレイド!》」
俺の隣では赤く発光する弓に燃え盛る矢を番えたままタイミングを計るトワインが、
真剣な目で射出された2つの火球を追っている。
射速の違いが如実にある魔法と魔法矢。
着弾を合わせなければそれぞれが威力を殺し合ってしまう為、
第一の矢と称する火属性攻撃の要に彼女はなってしまっていた。
「《火竜一矢っ!!》」
『《ウインドブレッシング!》』
トワインが燃え盛る矢を撃ち放った瞬間、赤く発光していた弓は端から燃えカスとなって光を失っていく。
属性一致の弓が無ければどれだけレアリティの高い弓を使ったところでこの結果に変わりはなく、
現在火属性の弓は未発見である。
故に壊れることを前提に予備装備の店売り弓をいくつか用意させていた。
さらにトワインの射撃に合わせてセリア先生が風魔法を展開し、
俺たち全員に風の祝福が与えられる。
ドッ!!
『《風珠!》』
と2つの火球と1本の火矢がキュクレウス=ヌイに着弾した衝撃で大爆発音の頭だけが聞こえたが、
その後に続くはずの鼓膜を破りかねない爆音と爆風はすべてセリア先生の魔法で防がれる。
発生した熱気が一瞬にして周囲の空間を埋め尽くしたが、
それもすぐさま発動したセリア先生の魔法で一か所に吸い込まれて第二の矢である氷属性の攻撃が放たれる。
「《蒼天に広がる星々よ、魔力の奉納を持って我は願う。アブソリュート・ブレイカー!!》」
『————ッ!!!!』
俺以外には光の柱が邪魔で効果を見届けられていないけど、
第一の矢で1mもない多少の抉れと真っ赤に熱された幹の様子が確認できた。
そこへアルシェとフリューネがそれぞれ攻撃を開始した。
アルシェは[凍河の息吹]ではなく[アブソリュート・ブレイカー]を選択したらしい。
溜めの時間はあった訳だし考えがあってのものだろうから別段問題はない。
フリューネも息吹で同じく威力をアルシェに合わせてくれている。
冷却により発生した白い冷気もセリア先生の[風珠]に吸い込まれ…切る前にエゥグーリアには突っ込めと伝えていた通りに突っ込む大きな影がひとつ。
「《セリオウスブロウ!!》」
少々毛先や皮膚が凍てついたかもしれないけれど良い破壊音も聞こえて来た為、
やはり修復前に第三の矢である打撃は要れる必要があるよな。
本番は中空で放つ1撃となるので戦闘が終わるまでは数発は放てる強力な1撃をと依頼していた。
エゥグーリアが離れる動作に合わせて2週目を開始。
「《ブレイズレイド!!》」
「《ブレイズレイド!!》」
「《火竜一矢っ!!》」
「《アブソリュート・ブレイカー!!》」
『————ッ!!!!』
「《セリオウスブロウ!!》」
修復される前に穴の成果を全員で確認をする為にエゥグーリアの攻撃終わりに[星光天裂破]を解除すると、
良い具合に穿たれた大穴が姿を現した。
直径2mちょいくらい。奥行きは5mくらいは行けてそうだ。
エゥグーリアはデカイ図体のくせして器用な素早さを持っているんだな。
攻撃後に戻ってくるのしんどいぞ。
「2、3、4…修復開始。9、10、11、12…修復完了。
やはり時間の余裕はほとんどないですね」
「穴が空けられるとわかっただけでも収穫は十分だろ。
おおよそ15m先の核を壊すなら威力を上げる必要はあるけどな……」
続けてエゥグーリアには護衛として周囲に現れる敵の処理をお願いして、
それぞれが威力を上げた攻撃を行って成果は8mまで伸びた。
めっちゃ忙しかったけどな!浄化→火力→破壊→火力→破壊だから!
ただ、全員感覚は掴めたようで顔色にも幾分か余裕が生まれていたのは副産物としても良い結果だろう。
本番は2回のローテーションは必須だし、
破壊に俺とエゥグーリアが参加するなら飛び込めるようにもっと穴の幅は広げたいところだ。
それにはあっちで合流予定のミリエステには魔力供給をクーにさせた上で彼女の精霊と共に全力で1発1発の魔法を撃ってもらうしかない。
威力は不明だがうちの弟子’sなら威力負けすることもないと思うし。
その辺の変更はあとで伝えておくか。
「うし、一旦戻るぞぉ~!」
根元でウロチョロしていただけだからなのか、
酸性雨も降らなければ大型の昆虫も向かって来ないままの帰宅が出来た。
せいぜいが細めの触手や小さめの昆虫が突っ込んできた程度の妨害だったのは助かったなぁ。
「あ、水無月様!懸念していた事態が発生した様です!」
「げぇ!?」
戻った直後に駆け寄って来たアインスさんからの悲報。
隷霊のマグニの能力の「乗っ取り」を懸念してメリオには伝えていたんだけど、
なんぞ隙でも見せて誰かが死んだらしい。
悲報の内容がアインスさんの口から出るまでの間にメリオ、ミリエステ、マクライン、クライヴの無事を願う。この間3秒。
「ヒューゴさんとフェリシアさんが乗っ取られました!」
スン…。じゃあ別にいいんじゃね?
PTの枠が空いてもっと使えそうな人材を捻じ込めるようになったし、
この世界から見れば良い事だろ。
勇者の仲間が足手まといとか笑い話にもならんって。
遅かれ早かれあいつらが退場するのは確定していたけど、
それが生き残って田舎暮らしか死ぬかの2択だったんだ。
勇者の1年が雑魚仲間の所為で無駄になったのは確かに痛いが、
逆に考えて1年で済んで良かったと考えることにしよう。
本当に、良かった良かった。
まぁ、まだ乗っ取られただけだし死が確定したわけじゃない。
気を引き締めて行かねば。
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