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エピローグ
最終話 なんだこのギルドネカマしかいない!
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そうこうしている内に時間は経ち、少し遅れた19時15分に目的地の居酒屋へと到着した。
途中サクラが道に迷ってしまい到着予定時刻に遅れてしまったのだ。
皆からは「まだ~?」とか「全員そろってるよ!」と催促のLINEが入り、少し焦ったが携帯で検索して目的の居酒屋へは何とか到着出来た。
あの世界にも携帯があれば攻略情報を簡単にググれたのにと苦笑する。
居酒屋の入口には「本日貸し切り」と書いた紙が張って有り、中から楽し気な笑い声が聞こえて来た。
この中に、残りの「深紅の薔薇」のメンバー達が居る。
「よし!入るでござるよ。」
私達は意を決して中へと入ると大勢の視線が集まり、そして歓声が上がった。
しかしそこで見た光景は、鋼のメンタルを持った私でも驚く光景だった。
そのフロアに居たほぼ全員が男性だったのだ。
女性はたった3名だけ。
しかも翌々聞くとその3名は居酒屋のアルバイト従業員らしい。
・・・・と言う事は、ここに集まった「深紅の薔薇」のメンバー全員がネカマだったと言う事だ。
流石にサクラやハーちゃんも驚いている様子だった。
確か女性限定ギルドだったはずなのに蓋を開けてみれば、ほぼ全員が男性だった。
・・・私は驚きの余り独り言を呟く。
「・・・なんだこのギルド、ネカマしかいない!」
・・・一瞬の静寂。
「ぶっ!」「くくっ!!」
その言葉を聞いてサクラとハーちゃんが苦笑する。
上座に座っている眼鏡をかけた色白の人・・・あれは多分ミカさんだ。
その隣に居る少し年齢の離れたおじさんがドッちゃん。
そしてその隣が咲耶だろうか?
「ふふふ。」「はは。」「ふっふふ!」
その3人が私の独り言を聞いて思わず吹き出す。
やっぱり、そうなんだ。
「あはっはっはっは!!」
「だよなー!」
「俺もびびったわ!」
「シノブちゃんは女性だったんだ!少し救われたよ!」
「お前馴れ馴れしいぞ!リアルでは初対面だろうが!」
それを皮切りに皆が口々に笑い合う。
私達だけじゃ無く、ほぼ男性全員が参加メンバーの殆どを女性だと思っていた様で、女性比率が高いオフ会を期待していたのだと語る。
「俺だけが男だと思ったのに!」「俺も俺も!」
「半分位は女性だと期待してたのに!!」
そして、ほぼ全員がハーレムオフ会的な物を期待していたのだと言う。
「これだからネカマは駄目でござるな・・・」
「ござる?お前サクラだろ?」
「ぎゃはははは!」
「お前が言うな!」
・・・とサクラが自虐的な発言で笑いを取る。
「え、えーと!全員揃った様なので、あ、改めて乾杯をしようと思います!」
ミカさんが立ち上がり皆に乾杯を促す。
かなり緊張している様で、噛み噛みだった。
「マスター緊張し過ぎ!」「ミカエル頑張れ!」
「あはははは!」「眼鏡曇ってるぞ!」
「ほら!皆、乾杯するぞ!グラスを持って下さい!」
DOSがフォローを入れて、皆で乾杯する。
「~乾杯!!!」
「乾杯!」「乾杯!!」「乾杯っ!」「乾杯!」「乾杯!」「乾~杯!」
「乾杯!」「乾杯!!」「乾杯!」「乾杯!」「乾杯!」「乾杯っ!」
そして皆それぞれ立ち上がり、改めて自己紹介を行う運びとなった。
「では改めて、独りずつ自己紹介をしましょうか!僕は如月直哉、キャラクターネームはミカエル=アルファ。今回のオフ会のサブ幹事兼、ギルドマスターです。」
女性従業員は何の事か分からず店長に聞いていた。
「まぁ見とき。笑えるで。」
「田中敏夫です、キャラクターネームはエミルンルンです。最近、髪毛と言うアイテムをロストしました。」
「ギャハッハッハ!」
「それはシャレにならんぞエミルン・・・」
「げぇー!俺結構エミルンの事好きだったのに!!」
「酷いわモグたん!私との事は遊びだったのね!!」
60代後半のおじさんが「エミルンルン」と呼ばれ、「モグたん」と呼ばれる40歳の「山口浩二係長とのやり取りが最高に笑えた。
そしてこの場ではキャラクターネームで呼び合うルールとなった。
その光景を目の当たりにした従業員の女性達が青冷めた顔色でドン引きしていたのを私は見逃さなかった。
ここの店長の新島太一こと「かのこそ」も明日から奇異の目で見られなければ良いけどね。
最初はどうなる事かと思ったが、同じゲームをしていたと言う共通の会話や思い出が有るので、話は自然に盛り上がる。
「シノブちゃんは彼氏いるの?どこ住み?」
「俺の弟子に何か用か?」
「おう!ネカマ共!シノブ殿は拙者が守るでござる!散れ!散れ!」
「はいはい!ナンパは厳禁ですよ。」
・・・と言う様にナンパ的な会話にはDOSとサクラと咲耶が防御障壁となってくれていた。
なんかリアルで女性をナンパする事で「ネカマ」が完成するんじゃないかなと、妙に納得してしまった。
・・・って事は、エミルンルンとモグたんは完璧な完全無欠のネカマなのかも知れない。
・
・
・
流石に異世界での話は私達6人の秘密なので話したりはしない。
それでも会話が途切れる事は無かった。
「えーと!宴もたけなわではございますが、ここで一旦お開きにしようと思います!」
23時を回りオフ会は一旦終了を迎える。
「二次会行こうぜ!」「いいね~!」
「うわぁ行きてぇ!でも明日仕事だからな・・・」
1度解散し二次会組と帰宅組と別れる。
私は帰宅組を宣言すると二次会組から残念そうな声が上がる。
唯一の女性って事で少しだけモテている様だ。
口々に「おつかれ!」「気を付けて!」と言い合い、居酒屋前で解散する。
帰宅組は10名程度いたが歩いている内に1人、また1人と帰路へと着いて行く。
最終的に残ったのは異世界転移組だった。
別に示し合わせた訳じゃない。
全員他県からの遠征で千葉に宿泊する予定だったからだ。
私達は公園で少しだけ異世界での話をする。
・・・ある意味これも二次会なのかな。
「今日は良い思い出になりました。」
「そうでござるな。」
「その口調、まだ続けるのか?」
「・・・リアルでは微妙だ。」
「ハーデスが言うと何故か説得力が有るな。」
「・・・確かに。」
皆思い思いにリアルの話をする。
やがて異世界での思い出話に花が咲く。
NPCの中身として使われていたクリス君とセーニアとデイアは被験者の生存が確認されたので、無事人格を戻す事が出来たとハーちゃんが話していた。
医者の協力を得てヘッドマウントディスプレイを治療法と言う名の元装着。
詳しくは語らなかったけど、内部のNPC情報を光信号に変換させたとか何とか・・・
2年以上寝たきりだったらしく、私同様記憶の混濁があったけど意識は戻ったと話していた。
そして家族は大層喜んでいたそうだ。
クリス君達も無事生還出来たんだ。
・・・本当に良かった。
「結局、アザドゥとヨグトスは何がしたかったんだ?」
「次元上昇だろ?」
「その後だよ。簡単に言うと、この世界を自由自在に出来る神様になろうとしてたんだろ?」
私は思い出す。
破壊神ヨグトスと融合した時に感じた彼女の想い。
「ただ・・・見たかったんだと思う。ううん、、少しだけ違うけど時間や空間みたいな物と一体化と言うか、そんな感じ。私だけは分かるんだ。」
「シノブ殿は一時的に融合していたでござるからな。」
「うん。間違ったやり方で凄く歪んでいたけど、ただ純粋に光のその先が見たかったんだと思う。」
「何だか深い言葉ですね。」
ネット上に溢れる悪意や負の感情を全て受け止めた上で、見えない希望を求めた。
行動原理は純粋な好奇心だけど、多分それは誰もが持っている感情だ。
・
・
・
その後も他愛も無い会話をしていたら、時計は午前1時を回る。
話が途切れても誰も解散を宣言しない、皆が別れを惜しんでいるかの様な雰囲気だった。
ミカさんが突然皆に向けて「ありがとう。」と言った。
そして何故か皆も「ありがとう。」と言い合い握手をする。
その輪の中に私も入り、努めて明るい口調で言う。
「皆、ありがとう!」
この瞬間、私達の冒険は本当の意味で終わったんだと実感する。
SMOと言うゲームも、私達が体験した異世界の冒険も全部クリアしたんだと・・・。
明日から皆それぞれの道を歩んで行く。
今日が最後の別れじゃないけれど・・・またいつか会おうと握手をする。
私は自然に涙を流していた。
「またね!」「ああ、また!」「またでござるよ!」
「またな!」「また・・!」「では・・また。」
私達はゲームでログアウトするかの様に別れそれぞれの帰路へ着く。
1年越しのサービス終了日の再現。
私達はあの世界を通して心から繋がった「仲間」なんだ。
またリアル世界で会う事が有るかも知れない。
・・・もしかしたら今日が最後になるかも知れない。
私達はこれから違う道を歩いて行く。
でも、人生と言う名のそれぞれの冒険はこれからも続いて行くんだ。
そして・・・
異世界での冒険の記憶は、いつか薄れ忘れてしまうかも知れない。
だから私はその記録をここに記す。
大切な仲間との思い出を忘れないように。
おしまい
途中サクラが道に迷ってしまい到着予定時刻に遅れてしまったのだ。
皆からは「まだ~?」とか「全員そろってるよ!」と催促のLINEが入り、少し焦ったが携帯で検索して目的の居酒屋へは何とか到着出来た。
あの世界にも携帯があれば攻略情報を簡単にググれたのにと苦笑する。
居酒屋の入口には「本日貸し切り」と書いた紙が張って有り、中から楽し気な笑い声が聞こえて来た。
この中に、残りの「深紅の薔薇」のメンバー達が居る。
「よし!入るでござるよ。」
私達は意を決して中へと入ると大勢の視線が集まり、そして歓声が上がった。
しかしそこで見た光景は、鋼のメンタルを持った私でも驚く光景だった。
そのフロアに居たほぼ全員が男性だったのだ。
女性はたった3名だけ。
しかも翌々聞くとその3名は居酒屋のアルバイト従業員らしい。
・・・・と言う事は、ここに集まった「深紅の薔薇」のメンバー全員がネカマだったと言う事だ。
流石にサクラやハーちゃんも驚いている様子だった。
確か女性限定ギルドだったはずなのに蓋を開けてみれば、ほぼ全員が男性だった。
・・・私は驚きの余り独り言を呟く。
「・・・なんだこのギルド、ネカマしかいない!」
・・・一瞬の静寂。
「ぶっ!」「くくっ!!」
その言葉を聞いてサクラとハーちゃんが苦笑する。
上座に座っている眼鏡をかけた色白の人・・・あれは多分ミカさんだ。
その隣に居る少し年齢の離れたおじさんがドッちゃん。
そしてその隣が咲耶だろうか?
「ふふふ。」「はは。」「ふっふふ!」
その3人が私の独り言を聞いて思わず吹き出す。
やっぱり、そうなんだ。
「あはっはっはっは!!」
「だよなー!」
「俺もびびったわ!」
「シノブちゃんは女性だったんだ!少し救われたよ!」
「お前馴れ馴れしいぞ!リアルでは初対面だろうが!」
それを皮切りに皆が口々に笑い合う。
私達だけじゃ無く、ほぼ男性全員が参加メンバーの殆どを女性だと思っていた様で、女性比率が高いオフ会を期待していたのだと語る。
「俺だけが男だと思ったのに!」「俺も俺も!」
「半分位は女性だと期待してたのに!!」
そして、ほぼ全員がハーレムオフ会的な物を期待していたのだと言う。
「これだからネカマは駄目でござるな・・・」
「ござる?お前サクラだろ?」
「ぎゃはははは!」
「お前が言うな!」
・・・とサクラが自虐的な発言で笑いを取る。
「え、えーと!全員揃った様なので、あ、改めて乾杯をしようと思います!」
ミカさんが立ち上がり皆に乾杯を促す。
かなり緊張している様で、噛み噛みだった。
「マスター緊張し過ぎ!」「ミカエル頑張れ!」
「あはははは!」「眼鏡曇ってるぞ!」
「ほら!皆、乾杯するぞ!グラスを持って下さい!」
DOSがフォローを入れて、皆で乾杯する。
「~乾杯!!!」
「乾杯!」「乾杯!!」「乾杯っ!」「乾杯!」「乾杯!」「乾~杯!」
「乾杯!」「乾杯!!」「乾杯!」「乾杯!」「乾杯!」「乾杯っ!」
そして皆それぞれ立ち上がり、改めて自己紹介を行う運びとなった。
「では改めて、独りずつ自己紹介をしましょうか!僕は如月直哉、キャラクターネームはミカエル=アルファ。今回のオフ会のサブ幹事兼、ギルドマスターです。」
女性従業員は何の事か分からず店長に聞いていた。
「まぁ見とき。笑えるで。」
「田中敏夫です、キャラクターネームはエミルンルンです。最近、髪毛と言うアイテムをロストしました。」
「ギャハッハッハ!」
「それはシャレにならんぞエミルン・・・」
「げぇー!俺結構エミルンの事好きだったのに!!」
「酷いわモグたん!私との事は遊びだったのね!!」
60代後半のおじさんが「エミルンルン」と呼ばれ、「モグたん」と呼ばれる40歳の「山口浩二係長とのやり取りが最高に笑えた。
そしてこの場ではキャラクターネームで呼び合うルールとなった。
その光景を目の当たりにした従業員の女性達が青冷めた顔色でドン引きしていたのを私は見逃さなかった。
ここの店長の新島太一こと「かのこそ」も明日から奇異の目で見られなければ良いけどね。
最初はどうなる事かと思ったが、同じゲームをしていたと言う共通の会話や思い出が有るので、話は自然に盛り上がる。
「シノブちゃんは彼氏いるの?どこ住み?」
「俺の弟子に何か用か?」
「おう!ネカマ共!シノブ殿は拙者が守るでござる!散れ!散れ!」
「はいはい!ナンパは厳禁ですよ。」
・・・と言う様にナンパ的な会話にはDOSとサクラと咲耶が防御障壁となってくれていた。
なんかリアルで女性をナンパする事で「ネカマ」が完成するんじゃないかなと、妙に納得してしまった。
・・・って事は、エミルンルンとモグたんは完璧な完全無欠のネカマなのかも知れない。
・
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流石に異世界での話は私達6人の秘密なので話したりはしない。
それでも会話が途切れる事は無かった。
「えーと!宴もたけなわではございますが、ここで一旦お開きにしようと思います!」
23時を回りオフ会は一旦終了を迎える。
「二次会行こうぜ!」「いいね~!」
「うわぁ行きてぇ!でも明日仕事だからな・・・」
1度解散し二次会組と帰宅組と別れる。
私は帰宅組を宣言すると二次会組から残念そうな声が上がる。
唯一の女性って事で少しだけモテている様だ。
口々に「おつかれ!」「気を付けて!」と言い合い、居酒屋前で解散する。
帰宅組は10名程度いたが歩いている内に1人、また1人と帰路へと着いて行く。
最終的に残ったのは異世界転移組だった。
別に示し合わせた訳じゃない。
全員他県からの遠征で千葉に宿泊する予定だったからだ。
私達は公園で少しだけ異世界での話をする。
・・・ある意味これも二次会なのかな。
「今日は良い思い出になりました。」
「そうでござるな。」
「その口調、まだ続けるのか?」
「・・・リアルでは微妙だ。」
「ハーデスが言うと何故か説得力が有るな。」
「・・・確かに。」
皆思い思いにリアルの話をする。
やがて異世界での思い出話に花が咲く。
NPCの中身として使われていたクリス君とセーニアとデイアは被験者の生存が確認されたので、無事人格を戻す事が出来たとハーちゃんが話していた。
医者の協力を得てヘッドマウントディスプレイを治療法と言う名の元装着。
詳しくは語らなかったけど、内部のNPC情報を光信号に変換させたとか何とか・・・
2年以上寝たきりだったらしく、私同様記憶の混濁があったけど意識は戻ったと話していた。
そして家族は大層喜んでいたそうだ。
クリス君達も無事生還出来たんだ。
・・・本当に良かった。
「結局、アザドゥとヨグトスは何がしたかったんだ?」
「次元上昇だろ?」
「その後だよ。簡単に言うと、この世界を自由自在に出来る神様になろうとしてたんだろ?」
私は思い出す。
破壊神ヨグトスと融合した時に感じた彼女の想い。
「ただ・・・見たかったんだと思う。ううん、、少しだけ違うけど時間や空間みたいな物と一体化と言うか、そんな感じ。私だけは分かるんだ。」
「シノブ殿は一時的に融合していたでござるからな。」
「うん。間違ったやり方で凄く歪んでいたけど、ただ純粋に光のその先が見たかったんだと思う。」
「何だか深い言葉ですね。」
ネット上に溢れる悪意や負の感情を全て受け止めた上で、見えない希望を求めた。
行動原理は純粋な好奇心だけど、多分それは誰もが持っている感情だ。
・
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・
その後も他愛も無い会話をしていたら、時計は午前1時を回る。
話が途切れても誰も解散を宣言しない、皆が別れを惜しんでいるかの様な雰囲気だった。
ミカさんが突然皆に向けて「ありがとう。」と言った。
そして何故か皆も「ありがとう。」と言い合い握手をする。
その輪の中に私も入り、努めて明るい口調で言う。
「皆、ありがとう!」
この瞬間、私達の冒険は本当の意味で終わったんだと実感する。
SMOと言うゲームも、私達が体験した異世界の冒険も全部クリアしたんだと・・・。
明日から皆それぞれの道を歩んで行く。
今日が最後の別れじゃないけれど・・・またいつか会おうと握手をする。
私は自然に涙を流していた。
「またね!」「ああ、また!」「またでござるよ!」
「またな!」「また・・!」「では・・また。」
私達はゲームでログアウトするかの様に別れそれぞれの帰路へ着く。
1年越しのサービス終了日の再現。
私達はあの世界を通して心から繋がった「仲間」なんだ。
またリアル世界で会う事が有るかも知れない。
・・・もしかしたら今日が最後になるかも知れない。
私達はこれから違う道を歩いて行く。
でも、人生と言う名のそれぞれの冒険はこれからも続いて行くんだ。
そして・・・
異世界での冒険の記憶は、いつか薄れ忘れてしまうかも知れない。
だから私はその記録をここに記す。
大切な仲間との思い出を忘れないように。
おしまい
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