226 / 252
ラグナロク編
226話 余裕と余裕
しおりを挟む
第2形態と言った所か、【黒猫スーツ】姿で目の前に出現した破壊神ヨグトスは先制攻撃を仕掛けて来た。
破壊神ヨグトスが1番始めに使って来た特殊技能は【影分身】。
私の使用率の高い特殊技能だ。
特殊技能レベルにより最大3体の分身個体を作り出せる。
しかし情報改竄された破壊神ヨグトスの【影分身】は私達と同人数の10体の分身体を作り出し、それぞれ皆に襲い掛かる。
しかも何故か全員が【黒猫スーツ】姿で襲い掛かり、本体は微動だにしていない。
皆に二刀流を所持した各1体の分身体が強襲し、私には2体の分身体が体術を仕掛けて来る。
2体で私を取り押さえようとしているのか?
SP温存する為に【破壊刀イレース】は抜けない。
小太刀【五月雨】は先程破壊されて塵と化した。
長刀【村雨】のみで応戦をする。
このままでは不利だ。
間合いを読みながら分身体と交戦するサクラへと近づく。
「サクラ!【鐵斫】を貸して!!」
私の叫びに気付いたサクラは分身体の刀を自身の二刀流で上手く受け流し、片方の刀を鞘に納めた瞬間に片手で懐のアイテムストレージから長刀【鐵斫】を取り出し私に向けて投げる。
投げ終わった瞬間に体を捻り鞘に納めた【乱れ桜吹雪】を抜き放ち、分身体の攻撃を受ける。
その間わずか5秒。
彼の近接戦闘のレベルが上がっている。
流石だ。
投げられた長刀を力強く受け取り素早く鞘から抜く。
薄銀色に輝く刃が宙を舞い分身体の1体を掠める。
両手に刀を携え両手を左右に大きく広げ間合いを広げる。
分身体を警戒しつつ周囲を確認すると、全ての分身体が職業の枠に捕らわれない異なった特殊技能を使用している。
やはり破壊神アザドゥと同じく、全ての特殊技能を使用可能なのかも知れない。
間合いを開いた事で2体の分身体が移動しながら魔法詠唱を始めた。
自分の姿で魔法詠唱をしている姿を見るのは凄く新鮮だ。
・・・関心している場合ではない!
魔法に詳しくないが分身体の足元に出現した魔法陣はオレンジ色に発光している所を見ると、能力弱体魔法や状態異常系の魔法に間違いない。
どちらか1体の魔法は確実に喰らう事になるが、やむを得ない。
私も【影分身】を発動しダーゲット逸らしと分身体1体に目標を絞り集中攻撃を行う。
「剣技!【不知火八連】!」
破壊神ヨグトスの分身体1体に対して私と3体の分身体が一斉に攻撃し、魔法発動前に身体を貫き消滅させる。
左後方の敵分身体が高確率単体状態異常魔法【ヴィルステイト】を発動する。
その瞬間にミカさんが私を庇いつつ【シールドバッシュ】で敵分身体を吹き飛ばす。
ミカさんの装備する【アイギスの鎧】の特殊効果により状態異常効果を完全無効化する。
「剣技!【十文字刹那・極】!」
後方より縮地で距離を詰めたサクラが敵分身体を十文字に斬り裂き消滅させる。
DOS達も陣形を構築し全ての分身体を消滅させていた。
「シノブの姿だから攻撃し難いな。」
「本当ですよ!私なんて抑えるだけで一杯一杯でした。」
「シャルは後ろから抱き着いて胸を揉んでいただけだろう!セーニアは動けない分身体を謝りながら拳でボコボコに殴り倒していたじゃないか。」
「私は防具破壊を狙って見ましたが、分身体には意味が無かったですね。」
「咲耶さんはそんな高度な狙いをしながら攻撃していたのですね。」
「クリス殿、多分そいつの狙いは猥褻犯罪的な意味でござる。しかし、目の付け所は悪く無いでござるな。」
「・・・・」
何故かDOSが頭を抱えている様に見えるが大丈夫だろうか?
『素晴らしい連携ですね。では、次行きます。』
破壊神ヨグトス本体の前に3本柱の影が現れて、徐々に姿を人型に形成して行く。
その影は魔人クトゥルと魔人ハスタと魔人アルラトが姿を形造った。
アルラトの姿が視界に入った時、怒りと困惑の入り混じった様な複雑な感情が湧いてくる。
そっくりだが違う!
アレはさっきの【影分身】と同じ様なモノだ。
・・・アルラトの魂は私の目の前で完全に消滅したのだ。
「あのアルラトは偽物だ!惑わされるな!」
DOSが皆に向かって叫ぶ。
その言葉で心の動揺が少し軽減した様な気がする。
「デイア!私と電撃でクトゥルを狙うぞ!マザーズルームに居ないマザーブレインなら2人で余裕だ!ミカエル他は任せますよ!」
「この杖の出番と言う訳だな、良かろう!」
「加勢する。」
電撃属性の弾丸を込めた【アグネイヤ】を持つDOSと【雷槌ミョルニル】を構えた咲耶と長杖【ケラウノス】を携えたデイアが攻撃態勢に入る。
魔人クトゥルの弱点は電撃属性だ、しかしクリスタルタワー最下層のマザーズルームは電撃魔法無効となっている為電撃魔法は使えない。
しかし今は違う。
弱点剥き出しの状態で電撃属性弾丸と【雷槌ミョルニル】と電撃属性強化をする長杖【ケラウノス】で最大火力が出せるのだ。
「ハーデスの形見の杖でキサマを葬ってくれるぞ!」
「死んで無いって!」
「咲耶は腕を狙え!デイアは本体のみを狙え!」
「りょ!」
「分かった!」
地下洞窟内の為、【神ノ雷】の効果は半減する。
物理攻撃主体の攻撃で地面に生えた複数の腕を破壊しながら本体へと進む咲耶とデイア、DOSは魔人クトゥルの射程外から腕に対して援護射撃を行い破壊する。
以前苦戦したのが嘘の様な快進撃だ。
暗黒神ハーデスがいれば最速記録が出せるレベルかも知れない。
「我々も偽アルラトを倒すぞ!魔人ハスタは後回しだ!」
偽アルラトは6本の大鎌【六道輪廻】を6本の腕に装備し攻撃をして来る。
私が2本、サクラが2本、ミカさんとクリス君が1本ずつ大鎌の攻撃を受止める。
そして隙が出来た偽アルラトの腹部にシャルの鍵爪とセーニアの拳がクリーンヒットする。
偽者と分かっていてもダメージで歪んだアルラトの表情は心が少し痛む。
皆も表情を見ると同じ気持ちなのが分かる。
私は【村雨】と【【鐵斫】を鞘に納め、【破壊刀イレース】を鞘から抜く。
『お、やっと僕の出番?』
「消えろ偽者!【地獄ノ業火】!」
私は思いっきり偽アルラトの首を両断する。
破壊神ヨグトス本体まで使うつもりは無かったが、偽者とは言えアルラトの苦痛の表情は見るに堪えられない。
偽アルラトの首から上のテクスチャが崩れ消滅し身体の動きが止まる。
その隙に全員が総攻撃を行い偽アルラトの身体は全て消滅する。
『たいした事なかったね。』
「・・・・・」
レイが嬉しそうに問いかけるが私は答える事が出来なかった。
勝っても嬉しいと言う感情は一切湧かなかったからだ。
悲しいと言うより悔しいとかムカツクとかの感情に近いかも知れない。
SPが一気に半減した感覚で少しよろける。
私達は1撃も攻撃を喰らう事は無かったが精神的なダメージを負った様な気がした。
偽アルラトを倒すと同時にデイアの強化された電撃系最強の極大攻撃魔法【マジクアンダイン】が2連続で炸裂し、16対の巨大な電撃の龍がうねり放電現象を起こしながら魔人クトゥルを飲み込み消滅させる。
再充填時間を無視するレイドボス特有の特殊才能「複数回攻撃」と、電撃属性を増幅する長杖【ケラウノス】の威力は鬼だ!
皆の状況を確認すると、どうやら武器破壊攻撃は誰も喰らわなかった様だ。
まだ余裕の色が見える。
私達は様々な戦闘経験から確実に強くなっているんだ。
距離を取って控える魔人ハスタは、私達が2人の魔人と戦っている間も攻撃する事無く悠然と空中を浮遊していた。
その後ろに控えるのは破壊神ヨグトス本体、彼女もまた手出しする事無く私達の戦闘を余裕の表情で見つめていた。
破壊神ヨグトスもまだ本気ではない。
破壊神ヨグトスが1番始めに使って来た特殊技能は【影分身】。
私の使用率の高い特殊技能だ。
特殊技能レベルにより最大3体の分身個体を作り出せる。
しかし情報改竄された破壊神ヨグトスの【影分身】は私達と同人数の10体の分身体を作り出し、それぞれ皆に襲い掛かる。
しかも何故か全員が【黒猫スーツ】姿で襲い掛かり、本体は微動だにしていない。
皆に二刀流を所持した各1体の分身体が強襲し、私には2体の分身体が体術を仕掛けて来る。
2体で私を取り押さえようとしているのか?
SP温存する為に【破壊刀イレース】は抜けない。
小太刀【五月雨】は先程破壊されて塵と化した。
長刀【村雨】のみで応戦をする。
このままでは不利だ。
間合いを読みながら分身体と交戦するサクラへと近づく。
「サクラ!【鐵斫】を貸して!!」
私の叫びに気付いたサクラは分身体の刀を自身の二刀流で上手く受け流し、片方の刀を鞘に納めた瞬間に片手で懐のアイテムストレージから長刀【鐵斫】を取り出し私に向けて投げる。
投げ終わった瞬間に体を捻り鞘に納めた【乱れ桜吹雪】を抜き放ち、分身体の攻撃を受ける。
その間わずか5秒。
彼の近接戦闘のレベルが上がっている。
流石だ。
投げられた長刀を力強く受け取り素早く鞘から抜く。
薄銀色に輝く刃が宙を舞い分身体の1体を掠める。
両手に刀を携え両手を左右に大きく広げ間合いを広げる。
分身体を警戒しつつ周囲を確認すると、全ての分身体が職業の枠に捕らわれない異なった特殊技能を使用している。
やはり破壊神アザドゥと同じく、全ての特殊技能を使用可能なのかも知れない。
間合いを開いた事で2体の分身体が移動しながら魔法詠唱を始めた。
自分の姿で魔法詠唱をしている姿を見るのは凄く新鮮だ。
・・・関心している場合ではない!
魔法に詳しくないが分身体の足元に出現した魔法陣はオレンジ色に発光している所を見ると、能力弱体魔法や状態異常系の魔法に間違いない。
どちらか1体の魔法は確実に喰らう事になるが、やむを得ない。
私も【影分身】を発動しダーゲット逸らしと分身体1体に目標を絞り集中攻撃を行う。
「剣技!【不知火八連】!」
破壊神ヨグトスの分身体1体に対して私と3体の分身体が一斉に攻撃し、魔法発動前に身体を貫き消滅させる。
左後方の敵分身体が高確率単体状態異常魔法【ヴィルステイト】を発動する。
その瞬間にミカさんが私を庇いつつ【シールドバッシュ】で敵分身体を吹き飛ばす。
ミカさんの装備する【アイギスの鎧】の特殊効果により状態異常効果を完全無効化する。
「剣技!【十文字刹那・極】!」
後方より縮地で距離を詰めたサクラが敵分身体を十文字に斬り裂き消滅させる。
DOS達も陣形を構築し全ての分身体を消滅させていた。
「シノブの姿だから攻撃し難いな。」
「本当ですよ!私なんて抑えるだけで一杯一杯でした。」
「シャルは後ろから抱き着いて胸を揉んでいただけだろう!セーニアは動けない分身体を謝りながら拳でボコボコに殴り倒していたじゃないか。」
「私は防具破壊を狙って見ましたが、分身体には意味が無かったですね。」
「咲耶さんはそんな高度な狙いをしながら攻撃していたのですね。」
「クリス殿、多分そいつの狙いは猥褻犯罪的な意味でござる。しかし、目の付け所は悪く無いでござるな。」
「・・・・」
何故かDOSが頭を抱えている様に見えるが大丈夫だろうか?
『素晴らしい連携ですね。では、次行きます。』
破壊神ヨグトス本体の前に3本柱の影が現れて、徐々に姿を人型に形成して行く。
その影は魔人クトゥルと魔人ハスタと魔人アルラトが姿を形造った。
アルラトの姿が視界に入った時、怒りと困惑の入り混じった様な複雑な感情が湧いてくる。
そっくりだが違う!
アレはさっきの【影分身】と同じ様なモノだ。
・・・アルラトの魂は私の目の前で完全に消滅したのだ。
「あのアルラトは偽物だ!惑わされるな!」
DOSが皆に向かって叫ぶ。
その言葉で心の動揺が少し軽減した様な気がする。
「デイア!私と電撃でクトゥルを狙うぞ!マザーズルームに居ないマザーブレインなら2人で余裕だ!ミカエル他は任せますよ!」
「この杖の出番と言う訳だな、良かろう!」
「加勢する。」
電撃属性の弾丸を込めた【アグネイヤ】を持つDOSと【雷槌ミョルニル】を構えた咲耶と長杖【ケラウノス】を携えたデイアが攻撃態勢に入る。
魔人クトゥルの弱点は電撃属性だ、しかしクリスタルタワー最下層のマザーズルームは電撃魔法無効となっている為電撃魔法は使えない。
しかし今は違う。
弱点剥き出しの状態で電撃属性弾丸と【雷槌ミョルニル】と電撃属性強化をする長杖【ケラウノス】で最大火力が出せるのだ。
「ハーデスの形見の杖でキサマを葬ってくれるぞ!」
「死んで無いって!」
「咲耶は腕を狙え!デイアは本体のみを狙え!」
「りょ!」
「分かった!」
地下洞窟内の為、【神ノ雷】の効果は半減する。
物理攻撃主体の攻撃で地面に生えた複数の腕を破壊しながら本体へと進む咲耶とデイア、DOSは魔人クトゥルの射程外から腕に対して援護射撃を行い破壊する。
以前苦戦したのが嘘の様な快進撃だ。
暗黒神ハーデスがいれば最速記録が出せるレベルかも知れない。
「我々も偽アルラトを倒すぞ!魔人ハスタは後回しだ!」
偽アルラトは6本の大鎌【六道輪廻】を6本の腕に装備し攻撃をして来る。
私が2本、サクラが2本、ミカさんとクリス君が1本ずつ大鎌の攻撃を受止める。
そして隙が出来た偽アルラトの腹部にシャルの鍵爪とセーニアの拳がクリーンヒットする。
偽者と分かっていてもダメージで歪んだアルラトの表情は心が少し痛む。
皆も表情を見ると同じ気持ちなのが分かる。
私は【村雨】と【【鐵斫】を鞘に納め、【破壊刀イレース】を鞘から抜く。
『お、やっと僕の出番?』
「消えろ偽者!【地獄ノ業火】!」
私は思いっきり偽アルラトの首を両断する。
破壊神ヨグトス本体まで使うつもりは無かったが、偽者とは言えアルラトの苦痛の表情は見るに堪えられない。
偽アルラトの首から上のテクスチャが崩れ消滅し身体の動きが止まる。
その隙に全員が総攻撃を行い偽アルラトの身体は全て消滅する。
『たいした事なかったね。』
「・・・・・」
レイが嬉しそうに問いかけるが私は答える事が出来なかった。
勝っても嬉しいと言う感情は一切湧かなかったからだ。
悲しいと言うより悔しいとかムカツクとかの感情に近いかも知れない。
SPが一気に半減した感覚で少しよろける。
私達は1撃も攻撃を喰らう事は無かったが精神的なダメージを負った様な気がした。
偽アルラトを倒すと同時にデイアの強化された電撃系最強の極大攻撃魔法【マジクアンダイン】が2連続で炸裂し、16対の巨大な電撃の龍がうねり放電現象を起こしながら魔人クトゥルを飲み込み消滅させる。
再充填時間を無視するレイドボス特有の特殊才能「複数回攻撃」と、電撃属性を増幅する長杖【ケラウノス】の威力は鬼だ!
皆の状況を確認すると、どうやら武器破壊攻撃は誰も喰らわなかった様だ。
まだ余裕の色が見える。
私達は様々な戦闘経験から確実に強くなっているんだ。
距離を取って控える魔人ハスタは、私達が2人の魔人と戦っている間も攻撃する事無く悠然と空中を浮遊していた。
その後ろに控えるのは破壊神ヨグトス本体、彼女もまた手出しする事無く私達の戦闘を余裕の表情で見つめていた。
破壊神ヨグトスもまだ本気ではない。
0
お気に入りに追加
83
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
オレの異世界に対する常識は、異世界の非常識らしい
広原琉璃
ファンタジー
「あの……ここって、異世界ですか?」
「え?」
「は?」
「いせかい……?」
異世界に行ったら、帰るまでが異世界転移です。
ある日、突然異世界へ転移させられてしまった、嵯峨崎 博人(さがさき ひろと)。
そこで出会ったのは、神でも王様でも魔王でもなく、一般通過な冒険者ご一行!?
異世界ファンタジーの "あるある" が通じない冒険譚。
時に笑って、時に喧嘩して、時に強敵(魔族)と戦いながら、仲間たちとの友情と成長の物語。
目的地は、すべての情報が集う場所『聖王都 エルフェル・ブルグ』
半年後までに主人公・ヒロトは、元の世界に戻る事が出来るのか。
そして、『顔の無い魔族』に狙われた彼らの運命は。
伝えたいのは、まだ出会わぬ誰かで、未来の自分。
信頼とは何か、言葉を交わすとは何か、これはそんなお話。
少しづつ積み重ねながら成長していく彼らの物語を、どうぞ最後までお楽しみください。
====
※お気に入り、感想がありましたら励みになります
※近況ボードに「ヒロトとミニドラゴン」編を連載中です。
※ラスボスは最終的にざまぁ状態になります
※恋愛(馴れ初めレベル)は、外伝5となります
家族全員異世界へ転移したが、その世界で父(魔王)母(勇者)だった…らしい~妹は聖女クラスの魔力持ち!?俺はどうなんですかね?遠い目~
厘/りん
ファンタジー
ある休日、家族でお昼ご飯を食べていたらいきなり異世界へ転移した。俺(長男)カケルは日本と全く違う異世界に動揺していたが、父と母の様子がおかしかった。なぜか、やけに落ち着いている。問い詰めると、もともと父は異世界人だった(らしい)。信じられない!
☆第4回次世代ファンタジーカップ
142位でした。ありがとう御座いました。
★Nolaノベルさん•なろうさんに編集して掲載中。
ちょっと神様!私もうステータス調整されてるんですが!!
べちてん
ファンタジー
アニメ、マンガ、ラノベに小説好きの典型的な陰キャ高校生の西園千成はある日河川敷に花見に来ていた。人混みに酔い、体調が悪くなったので少し離れた路地で休憩していたらいつの間にか神域に迷い込んでしまっていた!!もう元居た世界には戻れないとのことなので魔法の世界へ転移することに。申し訳ないとか何とかでステータスを古龍の半分にしてもらったのだが、別の神様がそれを知らずに私のステータスをそこからさらに2倍にしてしまった!ちょっと神様!もうステータス調整されてるんですが!!
刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。繁栄も滅亡も、私の導き次第で決まるようです。
木山楽斗
ファンタジー
宿屋で働くフェリナは、ある日森で卵を見つけた。
その卵からかえったのは、彼女が見たことがない生物だった。その生物は、生まれて初めて見たフェリナのことを母親だと思ったらしく、彼女にとても懐いていた。
本物の母親も見当たらず、見捨てることも忍びないことから、フェリナは謎の生物を育てることにした。
リルフと名付けられた生物と、フェリナはしばらく平和な日常を過ごしていた。
しかし、ある日彼女達の元に国王から通達があった。
なんでも、リルフは竜という生物であり、国を繁栄にも破滅にも導く特別な存在であるようだ。
竜がどちらの道を辿るかは、その母親にかかっているらしい。知らない内に、フェリナは国の運命を握っていたのだ。
※この作品は「小説家になろう」「カクヨム」「アルファポリス」にも掲載しています。
※2021/09/03 改題しました。(旧題:刷り込みで竜の母親になった私は、国の運命を預かることになりました。)
好き勝手スローライフしていただけなのに伝説の英雄になってしまった件~異世界転移させられた先は世界最凶の魔境だった~
狐火いりす@商業作家
ファンタジー
事故でショボ死した主人公──星宮なぎさは神によって異世界に転移させられる。
そこは、Sランク以上の魔物が当たり前のように闊歩する世界最凶の魔境だった。
「せっかく手に入れた第二の人生、楽しみつくさねぇともったいねぇだろ!」
神様の力によって【創造】スキルと最強フィジカルを手に入れたなぎさは、自由気ままなスローライフを始める。
露天風呂付きの家を建てたり、倒した魔物でおいしい料理を作ったり、美人な悪霊を仲間にしたり、ペットを飼ってみたり。
やりたいことをやって好き勝手に生きていく。
なぜか人類未踏破ダンジョンを攻略しちゃったり、ペットが神獣と幻獣だったり、邪竜から目をつけられたりするけど、細かいことは気にしない。
人類最強の主人公がただひたすら好き放題生きていたら伝説になってしまった、そんなほのぼのギャグコメディ。
転生騎士団長の歩き方
Akila
ファンタジー
【第2章 完 約13万字】&【第1章 完 約12万字】
たまたま運よく掴んだ功績で第7騎士団の団長になってしまった女性騎士のラモン。そんなラモンの中身は地球から転生した『鈴木ゆり』だった。女神様に転生するに当たってギフトを授かったのだが、これがとっても役立った。ありがとう女神さま! と言う訳で、小娘団長が汗臭い騎士団をどうにか立て直す為、ドーン副団長や団員達とキレイにしたり、旨〜いしたり、キュンキュンしたりするほのぼの物語です。
【第1章 ようこそ第7騎士団へ】 騎士団の中で窓際? 島流し先? と囁かれる第7騎士団を立て直すべく、前世の知識で働き方改革を強行するモラン。 第7は改善されるのか? 副団長のドーンと共にあれこれと毎日大忙しです。
【第2章 王城と私】 第7騎士団での功績が認められて、次は第3騎士団へ行く事になったラモン。勤務地である王城では毎日誰かと何かやらかしてます。第3騎士団には馴染めるかな? って、またまた異動? 果たしてラモンの行き着く先はどこに?
※誤字脱字マジですみません。懲りずに読んで下さい。
異世界でお金を使わないといけません。
りんご飴
ファンタジー
石川 舞華、22歳。
事故で人生を終えたマイカは、地球リスペクトな神様にスカウトされて、異世界で生きるように言われる。
異世界でのマイカの役割は、50年前の転生者が溜め込んだ埋蔵金を、ジャンジャン使うことだった。
高級品に一切興味はないのに、突然、有り余るお金を手にいれちゃったよ。
ありがた迷惑な『強運』で、何度も命の危険を乗り越えます。
右も左も分からない異世界で、家やら、訳あり奴隷やらをどんどん購入。
旅行に行ったり、貴族に接触しちゃったり、チートなアイテムを手に入れたりしながら、異世界の経済や流通に足を突っ込みます。
のんびりほのぼの、時々危険な異世界事情を、ブルジョア満載な生活で、何とか楽しく生きていきます。
お金は稼ぐより使いたい。人の金ならなおさらジャンジャン使いたい。そんな作者の願望が込められたお話です。
しばらくは 月、木 更新でいこうと思います。
小説家になろうさんにもお邪魔しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる