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異世界崩壊編 後編
199話 眠っていたレア装備
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-コダ国 オアシス-
コダ国から少し離れた場所に有る小さなオアシスでキャンプを作る。
廃墟となった街では流石に落ち着かないので、敢えて街の外に移動した。
暗黒神ハーデスが魔法を駆使して作った露天風呂は相変わらず見事でセーニアも驚いていた。
サクラ達ネカマ連中に覗かれない様に私が監視役をする。
最初【影分身】を作成し本体は入ろうとしたが、本体が服を脱ぐと分身体も裸になる事が分かり止めた。
分身体を配置してからお風呂に入ったらとんでもない痴女になる所だった。
シャルはセーニアの髪を綺麗に洗い流しハサミを使い丁寧に毛先を整えていた。
痛んだ状態の髪を果物ナイフで適当にバッサリと切り落としただけだったのでシャルが見兼ねて散髪をを申し出た様だ。
土魔法で造られた岩壁の上から2人の様子を眺める。
シャルとセーニアは殆ど面識が無く、会話も今日が初めての様な物だったがシャルは猫王の世話係をしていたせいか簡単にセーニアと打ち解け仲良さそうに話をする様になっていた。
シャルのお陰かセーニアにも笑顔が戻り少し安心する。
お風呂を終えたセーニアは以前の美しさを取り戻したかの様に見え、ネカマ連中がドギマギしながら頻りに気を使っている様に見えた。
ちょろい連中め!私とシャルにも普段からもっと気を使って欲しい物だ。
睡眠不要のDOSが夜衛役をして女性用とネカマ用のテントに分かれで休む。
クリス君はDOSと焚き木の近くで休む。
翌々考えたらクリス君からしたら男性はクリス君1人で7人女性と女性型の機械種1人と言うハーレムパーティーな訳だ。
異世界アニメで良く有るハーレムパーティー構成の様な感じで笑える。
実際は男性6人と女性3人のパーティーと言うのが本来の姿なんだけれども。
私は新しく「深紅の薔薇」に入隊したシャルとセーニアにネカマ連中の本来の性別を教えると大層驚いていた。
いつもお風呂を別々に分けていた理由を知って2人共、妙に納得していた。
シャルは皆がアニマ国で売っていた【シヌイ・コーク】を買い占めていたのを思い出して笑っていた。
「なるほどな、それでテントが2つに別けられたり、風呂も別々になっているのだな。変だとは思っていたが納得したぞ。あの美しいミカエルが男だとは・・・信じれん。」
「なんでシノブは雄じゃないの?雄なら子供作れるのに!」
シャルが恨めしそうに頬をプクッと膨らませていた。そんな事言われても困る。
「はいはい、よ~しよし。」
少し話しをした後、疲労のせいか自然と瞼が重くなり3人で横並びになりながら就寝した。
・
・
・
翌日出発前に皆で集まり、アイテムストレージに有る予備の装備品を並べる。
セーニアは現在軽装備しか無いので、皆の装備を出し合って彼女の装備を見繕う為だ。
そこそこのレアリティの装備がズラリと並ぶ、その光景は私から見ても壮観だった。
高価な物に目敏い王族出身のセーニアも目を丸くして驚きを隠せない品揃えだ。
当然シャルやクリス君も驚いて声も出ない様子。
未強化ながらA~S級レアリティ品も有り、セーニアは美術館が開けると興奮していた。
ミカさんがセーニアは聖職者職業からの派生で武闘家の「拳聖」級じゃないかと話していた。
騎士とかじゃないのか、王族が習得する職業とは思えないけどミカさんが言うのだから間違いない。
サクラの所持していたS級武器【紅蓮】、ナックル系の武器で炎属性の付いているらしい。
防具は咲耶の予備装備【OLスーツミニ】、咲耶の装備するパンツスーツとは違いミニのタイトスカートのOLスーツだ。
見た目はただの布に見えるが実は高性能で魔法耐性と魔法回避率に優れているらしい。
セーニアは最初ミニスカートに難色を示したが着てみると動き易く丈夫な為、最終的に気に入っていた。
後は暗黒神ハーデスの持っていた物理攻撃力が大幅に上昇する靴【ヴィザール】を貰っていた。
「凄い、この様な武器と防具は見た事が無い。」
シャルもミカさんの持っていた鍵爪武器【聖龍ノ爪】と物理防御力と素早さの上昇する【漆黒の鎧】、そしてDOSの持っていた【縮地改】と言う特殊技能の付いた靴【セブンリーグ】を貰っていた。
「この鎧も靴も滅茶苦茶軽い。」
クリス君は日頃からミカさんに装備を借りている様で鎧はちょこちょこ変わっていた。
性別が限定される【ビキニアーマー】は流石に装備が出来ないと言っていた。
しかし改めて見ると皆レア装備を沢山持っているんだなと感心した、私は思い入れの有る装備以外は公営競売場で売ったりしていたので皆の物持ちの良さに驚く。
職業が限定されて自身では装備出来無い物ばかりらしく、宝の持ち腐れになるからと気前良く贈呈していた。
準備を整えてコダの街の転送装置まで戻る。
昨晩の話し合いで壊滅したと聞いたピトゥリア国に寄り、各国の現在の状況を知る為に機械都市ギュノス国へ戻る事になった。
コダ国から少し離れた場所に有る小さなオアシスでキャンプを作る。
廃墟となった街では流石に落ち着かないので、敢えて街の外に移動した。
暗黒神ハーデスが魔法を駆使して作った露天風呂は相変わらず見事でセーニアも驚いていた。
サクラ達ネカマ連中に覗かれない様に私が監視役をする。
最初【影分身】を作成し本体は入ろうとしたが、本体が服を脱ぐと分身体も裸になる事が分かり止めた。
分身体を配置してからお風呂に入ったらとんでもない痴女になる所だった。
シャルはセーニアの髪を綺麗に洗い流しハサミを使い丁寧に毛先を整えていた。
痛んだ状態の髪を果物ナイフで適当にバッサリと切り落としただけだったのでシャルが見兼ねて散髪をを申し出た様だ。
土魔法で造られた岩壁の上から2人の様子を眺める。
シャルとセーニアは殆ど面識が無く、会話も今日が初めての様な物だったがシャルは猫王の世話係をしていたせいか簡単にセーニアと打ち解け仲良さそうに話をする様になっていた。
シャルのお陰かセーニアにも笑顔が戻り少し安心する。
お風呂を終えたセーニアは以前の美しさを取り戻したかの様に見え、ネカマ連中がドギマギしながら頻りに気を使っている様に見えた。
ちょろい連中め!私とシャルにも普段からもっと気を使って欲しい物だ。
睡眠不要のDOSが夜衛役をして女性用とネカマ用のテントに分かれで休む。
クリス君はDOSと焚き木の近くで休む。
翌々考えたらクリス君からしたら男性はクリス君1人で7人女性と女性型の機械種1人と言うハーレムパーティーな訳だ。
異世界アニメで良く有るハーレムパーティー構成の様な感じで笑える。
実際は男性6人と女性3人のパーティーと言うのが本来の姿なんだけれども。
私は新しく「深紅の薔薇」に入隊したシャルとセーニアにネカマ連中の本来の性別を教えると大層驚いていた。
いつもお風呂を別々に分けていた理由を知って2人共、妙に納得していた。
シャルは皆がアニマ国で売っていた【シヌイ・コーク】を買い占めていたのを思い出して笑っていた。
「なるほどな、それでテントが2つに別けられたり、風呂も別々になっているのだな。変だとは思っていたが納得したぞ。あの美しいミカエルが男だとは・・・信じれん。」
「なんでシノブは雄じゃないの?雄なら子供作れるのに!」
シャルが恨めしそうに頬をプクッと膨らませていた。そんな事言われても困る。
「はいはい、よ~しよし。」
少し話しをした後、疲労のせいか自然と瞼が重くなり3人で横並びになりながら就寝した。
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翌日出発前に皆で集まり、アイテムストレージに有る予備の装備品を並べる。
セーニアは現在軽装備しか無いので、皆の装備を出し合って彼女の装備を見繕う為だ。
そこそこのレアリティの装備がズラリと並ぶ、その光景は私から見ても壮観だった。
高価な物に目敏い王族出身のセーニアも目を丸くして驚きを隠せない品揃えだ。
当然シャルやクリス君も驚いて声も出ない様子。
未強化ながらA~S級レアリティ品も有り、セーニアは美術館が開けると興奮していた。
ミカさんがセーニアは聖職者職業からの派生で武闘家の「拳聖」級じゃないかと話していた。
騎士とかじゃないのか、王族が習得する職業とは思えないけどミカさんが言うのだから間違いない。
サクラの所持していたS級武器【紅蓮】、ナックル系の武器で炎属性の付いているらしい。
防具は咲耶の予備装備【OLスーツミニ】、咲耶の装備するパンツスーツとは違いミニのタイトスカートのOLスーツだ。
見た目はただの布に見えるが実は高性能で魔法耐性と魔法回避率に優れているらしい。
セーニアは最初ミニスカートに難色を示したが着てみると動き易く丈夫な為、最終的に気に入っていた。
後は暗黒神ハーデスの持っていた物理攻撃力が大幅に上昇する靴【ヴィザール】を貰っていた。
「凄い、この様な武器と防具は見た事が無い。」
シャルもミカさんの持っていた鍵爪武器【聖龍ノ爪】と物理防御力と素早さの上昇する【漆黒の鎧】、そしてDOSの持っていた【縮地改】と言う特殊技能の付いた靴【セブンリーグ】を貰っていた。
「この鎧も靴も滅茶苦茶軽い。」
クリス君は日頃からミカさんに装備を借りている様で鎧はちょこちょこ変わっていた。
性別が限定される【ビキニアーマー】は流石に装備が出来ないと言っていた。
しかし改めて見ると皆レア装備を沢山持っているんだなと感心した、私は思い入れの有る装備以外は公営競売場で売ったりしていたので皆の物持ちの良さに驚く。
職業が限定されて自身では装備出来無い物ばかりらしく、宝の持ち腐れになるからと気前良く贈呈していた。
準備を整えてコダの街の転送装置まで戻る。
昨晩の話し合いで壊滅したと聞いたピトゥリア国に寄り、各国の現在の状況を知る為に機械都市ギュノス国へ戻る事になった。
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