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異世界崩壊編 前編
196話 消滅
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両手を広げた魔人ハスタは1メートル程度空中に浮き、目に見える程高密度のシールドを張り直し周囲に荒れ狂う様な気流が生む。
黄金色の瞳は鋭い眼光を放ちシールドからは先程ミカさん達を斬り裂いた光る糸状の物体が幾つも揺らめいている。
咲耶は腕を斬り飛ばされたクリスと腹部に深いダメージを負ったサクラの治療を行う。
斬り飛ばされた腕が残っていた為、接着治療は比較的短時間で済む。
しかし精神的ダメージは大きいと思う、私なら確実に気絶する自身が有る。
魔人ハスタは周囲を揺らめく数十の光る糸を纏め1本の太い鞭の様な物に変化させると、空中を浮遊しながら素早くミカさんへと突進して来た。
その場を動く事の無かった魔人ハスタが高速で接近して来た事にその場に居た全員が驚き一瞬対応が遅れる。
魔人ハスタが腕を突き出す様にすると鞭の様に撓っていた物質が槍の様に真直ぐ伸び、盾を構え防御姿勢を取ったミカさんの盾ごと貫き肩を貫通する。
風属性耐性が有ると言っていたミカさんの盾はいとも簡単に砕け散り彼の肩を貫いたのだ。
その話を聞いていた私と咲耶は驚愕する。
魔人ハスタの攻撃は全て風属性に統一されている様に見えた。
しかし風属性を半減させる盾を一撃で物理的に破壊し防御力特化職のミカさんに大ダメージを与えたのだから。
その光景を見た魔人ハスタは醜く顔を歪ませ、更に追撃を加える為に4本の鞭を作り出す。
完全に近接戦闘スタイルになった魔人ハスタはミカさんに標的を絞り、4本の鞭で連続攻撃をする。
私とシャルは盾を失ったミカさんから攻撃を逸らす為に鞭を1本ずつ受け持つ形で戦いに参加する。
光る糸で構成された鞭はまるで金属の様に硬く刀が触れる度に火花が舞い散る。
そして動きが予測しにくく撓った状態で喰らうと斬撃もしくはノックバック付きの打撃、直線状態で槍の様な刺突攻撃と多彩に変化する。
私やシャルの回避能力でも予測が追い付かない程縦横無尽に動き回り防戦一方の状態になる。
暗黒神ハーデスは控えていた極大攻撃魔法を解放し攻撃に参戦する。
上位魔法では攻撃を抑える事すら出来ないと判断したからだろう。
回復を終えたサクラとクリス君も参戦する。
咲耶は足を怪我したままのミカさんに急いで回復魔法を施す。
以前より強化されたシールドはミカさんやサクラの攻撃力を持ってしても破壊や貫通する事が出来ず完全に押される形の防戦になり徐々にダメージが蓄積していく。
このままでは勝てないと皆が思い始めた時に魔人ハスタの後方に、もう一人の魔人ハスタが出現し2本の鞭でシールドを砕き魔人ハスタを貫いた。
不意に後方から強烈なダメージを負った魔人ハスタは驚き隙が出来る。
「ディー!」
後方の魔人ハスタが叫ぶと、貫かれた魔人ハスタの目の前に銃口が出現し発砲する。
魔人ハスタは驚きの表情を浮かべながらギリギリで首を逸らし銃弾を回避し、素手で銃身を掴み紫の輝きを放ち粉々に砕いた。
その瞬間、魔人ハスタの間合いギリギリの所に不可視化状態が解けたDOSが姿を現した。
その手には長銃【アグネイア】を構えて魔人を狙いすましていた。
「消えろ!!【イグナイトストライク】!」
DOS放った【イグナイトストライク】は大きな銃声と共にレーザーの様な軌跡を残し魔人ハスタに直撃し爆発する。
ようやく思考が追い付く、そうか!2体目の魔人ハスタはアルラトが能力をコピーした姿なんだ。
魔人ハスタと同等の能力で魔人のシールドを破り攻撃したのか。
そして、先程破壊されたDOSの銃は【シャランガーナ】だ。
DOSは初撃を回避されて武器破壊される事も考慮した上で【シャランガーナ】を犠牲にして間合いギリギリに移動し本命の攻撃を加えたんだ。
『このっ・・・死にぞこないの裏切者がっ!?』
胸部に大ダメージを喰らい筋肉繊維が露出した魔人ハスタが体を貫かれた状態のままアルラトの首筋を片手で掴み、もう片手で胸を貫き心臓を抉り出し握り潰した。
アルラトは口から盛大に吐血し空っぽになった胸からも大量に出血し、元の姿に戻り倒れる。
「アルラト!」「アルラト!!咲耶!!」
私と咲耶は同時にアルラトの方に駆け出す。
あれではいくらレイドボスのアルラトでも数分で確実に死ぬ。
怒りの表情の魔人ハスタはDOS向かって突進する。
「【天業ノ黒】!」
「【十文字刹那・極】!」
「【原初の光】」
怒りで周囲の警戒が疎かになった魔人ハスタを3人の剣士が強襲する。
深手を負ってシールドを失った魔人ハスタに対して最大級の攻撃を同時に発動し両手と下半身を両断し胸部を貫いた。
魔人ハスタの体は再生する事無く、崩れ消滅して行った。
どうやら決着が付いた様だ。
【縮地で逸早く到着した私は血だらけで瀕死のアルラトを抱えアイテムストレージから回復薬を探す。
しかし使い切った事に気付き焦る。
咲耶が遅れて辿り着き回復魔法を掛け始める。
「アルラト!もう大丈夫です。しばらく我慢してください!」
心臓を貫かれ、握り潰されたアルラトは辛うじて生きている様な状態で弱々しく息をしているのも奇跡な状態だった。
人間なら確実に死んでいる。
シャルとクリス君もやって来て手持ちの上位回復薬【ハイポーション】を使用する。
その時、回復魔法を使用していた咲耶が焦り出す。
「まずい。SPが無くなりそうです。誰か!SP回復薬を持って無いですか!?」
辛そうな表情の咲耶が皆に叫びながら問う。
SPは自然回復もするが生死を分かつ状態で低位の回復魔法なんて延命にすらならない。
先の戦乱で回復薬の需要は高く市販の物も市場には殆ど出回って無い。
しかも長い旅の中で上位の回復薬や蘇生薬は殆ど使い切り手持ちの在庫が尽きていた。
市販されている回復薬は上位回復薬【ハイポーション】が限界で、 世界放送後はそれすらも最高級品の扱いで一般人や低ランク冒険者では買う事も出来ない程の金額になっていた。
コダの街で補充したサクラとシャルの手持ちも使い切り完全に在庫がゼロとなった。
中位回復魔法の使えるミカさんと、回復効果の特殊能力を持つ長杖【カドゥケウス】を装備している暗黒神ハーデスも駆けつけアルラト回復に参加する。
「咲耶、大丈夫。私は即時復活薬【アナスタシン】を持っているから!」
そう言ってアイテムストレージから取り出そうとした瞬間に、アルラトの小さな手が私の手をそっと抑える。
「そ・・・のアイテム・・・は・・ゴボッ・・・使っ・・ちゃ駄目だよ・・・」
意識を取り戻したアルラトは薄っすらと片目を開けて血を吐きながら喋る。
「アルラト!?」
思わず泣きそうになる。
「喋らないでください。い、今治します。」
咲耶が再度回復魔法を使う。しかしアルラトの状態は改善される事無く、それどころか腕や脚の末端から崩れ始めていた。
「武器・・・破壊と同じだよ・・・、データ破壊・・・僕の核にそれをしたんだ・・・と思う。」
アルラトの体が崩れ、天に昇る様に少しずつ欠片が上昇しては消える。
そして、弱々しく語った。
魔人ヨグトスが持っているのは創造と破壊の力で、破壊の力はゲームデータだった物を消滅させる力。
その力は普通の破壊では無くエネルギーその物を消滅させる力らしく、本人は好ましく思っていないと言っていたらしい。
彼は殺すことや壊す事で発生する力の「波」を共鳴させる事で莫大なエネルギーを得ようとしているらしい。
話をしながらも彼女の肉体は徐々に消滅していく。
「怒り・・・で僕の核を・・壊したから、僕の命は・・利用出来ないと思うよ・・・」
咲耶がSPを使い切り意識を失う。
ミカさんと暗黒神ハーデスもアルラトの話を聞いて無駄だと知りつつも回復の手を止む事は無い。
しかし無常にもアルラトの体は消滅をし続ける。
そして首だけとなったアルラトは弱々しく微笑みながら
「シノ・・・死んじゃ・・・駄目だよ・・・皆ありがとう・・・だい・・好き・・・」
そう言い残し私の腕の中で完全に消滅した。
黄金色の瞳は鋭い眼光を放ちシールドからは先程ミカさん達を斬り裂いた光る糸状の物体が幾つも揺らめいている。
咲耶は腕を斬り飛ばされたクリスと腹部に深いダメージを負ったサクラの治療を行う。
斬り飛ばされた腕が残っていた為、接着治療は比較的短時間で済む。
しかし精神的ダメージは大きいと思う、私なら確実に気絶する自身が有る。
魔人ハスタは周囲を揺らめく数十の光る糸を纏め1本の太い鞭の様な物に変化させると、空中を浮遊しながら素早くミカさんへと突進して来た。
その場を動く事の無かった魔人ハスタが高速で接近して来た事にその場に居た全員が驚き一瞬対応が遅れる。
魔人ハスタが腕を突き出す様にすると鞭の様に撓っていた物質が槍の様に真直ぐ伸び、盾を構え防御姿勢を取ったミカさんの盾ごと貫き肩を貫通する。
風属性耐性が有ると言っていたミカさんの盾はいとも簡単に砕け散り彼の肩を貫いたのだ。
その話を聞いていた私と咲耶は驚愕する。
魔人ハスタの攻撃は全て風属性に統一されている様に見えた。
しかし風属性を半減させる盾を一撃で物理的に破壊し防御力特化職のミカさんに大ダメージを与えたのだから。
その光景を見た魔人ハスタは醜く顔を歪ませ、更に追撃を加える為に4本の鞭を作り出す。
完全に近接戦闘スタイルになった魔人ハスタはミカさんに標的を絞り、4本の鞭で連続攻撃をする。
私とシャルは盾を失ったミカさんから攻撃を逸らす為に鞭を1本ずつ受け持つ形で戦いに参加する。
光る糸で構成された鞭はまるで金属の様に硬く刀が触れる度に火花が舞い散る。
そして動きが予測しにくく撓った状態で喰らうと斬撃もしくはノックバック付きの打撃、直線状態で槍の様な刺突攻撃と多彩に変化する。
私やシャルの回避能力でも予測が追い付かない程縦横無尽に動き回り防戦一方の状態になる。
暗黒神ハーデスは控えていた極大攻撃魔法を解放し攻撃に参戦する。
上位魔法では攻撃を抑える事すら出来ないと判断したからだろう。
回復を終えたサクラとクリス君も参戦する。
咲耶は足を怪我したままのミカさんに急いで回復魔法を施す。
以前より強化されたシールドはミカさんやサクラの攻撃力を持ってしても破壊や貫通する事が出来ず完全に押される形の防戦になり徐々にダメージが蓄積していく。
このままでは勝てないと皆が思い始めた時に魔人ハスタの後方に、もう一人の魔人ハスタが出現し2本の鞭でシールドを砕き魔人ハスタを貫いた。
不意に後方から強烈なダメージを負った魔人ハスタは驚き隙が出来る。
「ディー!」
後方の魔人ハスタが叫ぶと、貫かれた魔人ハスタの目の前に銃口が出現し発砲する。
魔人ハスタは驚きの表情を浮かべながらギリギリで首を逸らし銃弾を回避し、素手で銃身を掴み紫の輝きを放ち粉々に砕いた。
その瞬間、魔人ハスタの間合いギリギリの所に不可視化状態が解けたDOSが姿を現した。
その手には長銃【アグネイア】を構えて魔人を狙いすましていた。
「消えろ!!【イグナイトストライク】!」
DOS放った【イグナイトストライク】は大きな銃声と共にレーザーの様な軌跡を残し魔人ハスタに直撃し爆発する。
ようやく思考が追い付く、そうか!2体目の魔人ハスタはアルラトが能力をコピーした姿なんだ。
魔人ハスタと同等の能力で魔人のシールドを破り攻撃したのか。
そして、先程破壊されたDOSの銃は【シャランガーナ】だ。
DOSは初撃を回避されて武器破壊される事も考慮した上で【シャランガーナ】を犠牲にして間合いギリギリに移動し本命の攻撃を加えたんだ。
『このっ・・・死にぞこないの裏切者がっ!?』
胸部に大ダメージを喰らい筋肉繊維が露出した魔人ハスタが体を貫かれた状態のままアルラトの首筋を片手で掴み、もう片手で胸を貫き心臓を抉り出し握り潰した。
アルラトは口から盛大に吐血し空っぽになった胸からも大量に出血し、元の姿に戻り倒れる。
「アルラト!」「アルラト!!咲耶!!」
私と咲耶は同時にアルラトの方に駆け出す。
あれではいくらレイドボスのアルラトでも数分で確実に死ぬ。
怒りの表情の魔人ハスタはDOS向かって突進する。
「【天業ノ黒】!」
「【十文字刹那・極】!」
「【原初の光】」
怒りで周囲の警戒が疎かになった魔人ハスタを3人の剣士が強襲する。
深手を負ってシールドを失った魔人ハスタに対して最大級の攻撃を同時に発動し両手と下半身を両断し胸部を貫いた。
魔人ハスタの体は再生する事無く、崩れ消滅して行った。
どうやら決着が付いた様だ。
【縮地で逸早く到着した私は血だらけで瀕死のアルラトを抱えアイテムストレージから回復薬を探す。
しかし使い切った事に気付き焦る。
咲耶が遅れて辿り着き回復魔法を掛け始める。
「アルラト!もう大丈夫です。しばらく我慢してください!」
心臓を貫かれ、握り潰されたアルラトは辛うじて生きている様な状態で弱々しく息をしているのも奇跡な状態だった。
人間なら確実に死んでいる。
シャルとクリス君もやって来て手持ちの上位回復薬【ハイポーション】を使用する。
その時、回復魔法を使用していた咲耶が焦り出す。
「まずい。SPが無くなりそうです。誰か!SP回復薬を持って無いですか!?」
辛そうな表情の咲耶が皆に叫びながら問う。
SPは自然回復もするが生死を分かつ状態で低位の回復魔法なんて延命にすらならない。
先の戦乱で回復薬の需要は高く市販の物も市場には殆ど出回って無い。
しかも長い旅の中で上位の回復薬や蘇生薬は殆ど使い切り手持ちの在庫が尽きていた。
市販されている回復薬は上位回復薬【ハイポーション】が限界で、 世界放送後はそれすらも最高級品の扱いで一般人や低ランク冒険者では買う事も出来ない程の金額になっていた。
コダの街で補充したサクラとシャルの手持ちも使い切り完全に在庫がゼロとなった。
中位回復魔法の使えるミカさんと、回復効果の特殊能力を持つ長杖【カドゥケウス】を装備している暗黒神ハーデスも駆けつけアルラト回復に参加する。
「咲耶、大丈夫。私は即時復活薬【アナスタシン】を持っているから!」
そう言ってアイテムストレージから取り出そうとした瞬間に、アルラトの小さな手が私の手をそっと抑える。
「そ・・・のアイテム・・・は・・ゴボッ・・・使っ・・ちゃ駄目だよ・・・」
意識を取り戻したアルラトは薄っすらと片目を開けて血を吐きながら喋る。
「アルラト!?」
思わず泣きそうになる。
「喋らないでください。い、今治します。」
咲耶が再度回復魔法を使う。しかしアルラトの状態は改善される事無く、それどころか腕や脚の末端から崩れ始めていた。
「武器・・・破壊と同じだよ・・・、データ破壊・・・僕の核にそれをしたんだ・・・と思う。」
アルラトの体が崩れ、天に昇る様に少しずつ欠片が上昇しては消える。
そして、弱々しく語った。
魔人ヨグトスが持っているのは創造と破壊の力で、破壊の力はゲームデータだった物を消滅させる力。
その力は普通の破壊では無くエネルギーその物を消滅させる力らしく、本人は好ましく思っていないと言っていたらしい。
彼は殺すことや壊す事で発生する力の「波」を共鳴させる事で莫大なエネルギーを得ようとしているらしい。
話をしながらも彼女の肉体は徐々に消滅していく。
「怒り・・・で僕の核を・・壊したから、僕の命は・・利用出来ないと思うよ・・・」
咲耶がSPを使い切り意識を失う。
ミカさんと暗黒神ハーデスもアルラトの話を聞いて無駄だと知りつつも回復の手を止む事は無い。
しかし無常にもアルラトの体は消滅をし続ける。
そして首だけとなったアルラトは弱々しく微笑みながら
「シノ・・・死んじゃ・・・駄目だよ・・・皆ありがとう・・・だい・・好き・・・」
そう言い残し私の腕の中で完全に消滅した。
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