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異世界崩壊編 前編
180話 もうひとつの希少鉱石
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疲れて横たわる私達を緑色の鎧に身を包んだ大勢の兵士に囲まれ剣を向けられる。
どこかの国の兵士だろうか?何処かで見た事有る様な気がする。
DOSと咲耶が不意に立ち上がり兵士と話を始める。
「どこの不審者かと思いましたら、貴女方でしたか。」
兵士達の奥から上品な女性の声が聞こえて来た。
兵士達が通り道を作る様に左右に分かれる。
その先には美しい銀色の法衣に身を包んだ魔法国家ハイメス王国のお姫様にして魔法科軍団長デイアが歩いて来た。
随分と久しぶりの再会だ。
相変わらずの美貌にほんの少しだけ嫉妬すら覚える。
私達は驚きながらも体を起こす。
「デイア、久しぶりだな。」
「本当にお久しぶりですね、デイア。」
「あら?お二人共声が・・・・?」
あーはいはい、この人も声料飲料水【シヌイ・コーク】の事を知らないから・・・
そこから説明しないといけないのか。
アニマ国以前に出会った人は男性声と女性声のギャップが激しすぎて違和感ハンパ無いだろうな。
そして彼らは例に漏れずネカマで有る事は伏せると思う。
私達はレッドドラゴンを討伐した事をデイアさんに報告すると、デイアさんはしれっと「見ていた。」と答えた。
いや見て無いで手伝って下さい。
魔法反射の法衣を着ているデイアさんが居れば触手を簡単に無効化出来たはずだ。
デイアさん一行はドラゴン討伐の合同作戦の為、オスロウ国に向かっている最中だった様だ。
大規模な戦闘に気付き、遠巻きに様子を伺っていたと話す。
「途中で貴女方に気が付いたのですが、優勢の様でしたので手を出しませんでした。我が国の兵士から犠牲者を出すのは国民の代表者たる私の心が痛みますから。」
悪気は無いのだろうが、言葉の選び方の問題か煽っている様にも聞こえる。
現在の状況を軽く説明するとデイアが私達の現在のホームポイントを訪ねて来たので機械都市ギュノス国に居ると伝えると、「そうか、分かりました。」と言い残しハイメス国一行は足早に去って行った。
久々の再会だったにも関わらず殆ど話をする事無く分かれた。
部下の兵士が居る手前、気安く会話が出来なかったのかも知れない。
しかしこの世界のお姫様が最前線に出たがるのは製作者の趣味なんだろうか?
そんな事を考えながら暗黒神ハーデスの方を凝視してしまう。
「さて、オスロウに帰還しましょうか。」
私達はそのままの足で約2日間かけてオスロウ国へ帰還した。
野宿をしながら徒歩での帰還は慣れたとは言え疲労が蓄積する。
馬は腰や尻が死ぬから私は徒歩の方がマシと感じる。
オスロウ国に帰還すると防衛任務に当たっていたシグとラウルに出会う。
レッドドラゴンとその眷属を討伐した事を伝えると皆安堵の表情を浮かべていた。
しかし脅威の一端が排除されただけで一時平和だと言う事は皆分かっていたのでお祭り騒ぎの様にはならなかった。
私達は労働組合やダンネル大臣に挨拶を済ませると、いつも利用していた宿で1泊する。
そして翌日、クリス君を引き連れて転送装置の場所へとやってくる。
クリス君が転送装置を通れるか少し不安だったが特に問題無く起動した。
どうやらクリス君をパーティーメンバーとして認識したらしく、私達はゲートを通じてギュノス国へ移動出来た。
・
・
・
-機械都市ギュノス国 入口-
「凄い!これは遠距離移動装置だったんですね。」
初めての転移を経験したクリス君は頻りに驚いている様子だった。
ゲームでは当たり前の機能でも実際体験すると体が浮く様な感じで不思議な気分になる。
機械都市ギュノス国は都市機能が復興したらしく、街の通りには多くの人々の姿で溢れていた。
防衛強化の為かドーム状の防壁が閉じいたが、天井部分から街を照らず照明はきちんと機能し露天商等も立ち並び周囲は活気で溢れていた。
街周辺にモンスター討伐に多額の報奨金を掛けると以前クトゥルが話していたので冒険者の様な人々も多く見受けられた。
クリス君は労働組合に寄ってから合流しますと述べて別れる。
私達は北の工業区画ジルナークの鍛冶工房へ向かう。
日数的に例の武器が完成しているはずだ。
店内に入るやいなや、目の下隈をクッキリとした隈を作ったジルナークが飛び出して驚く。
その手には高価な布で作られた物を手に持ち「おま!」「これ!「おい!」等言葉にならない様子で話しかけて来た。
取り敢えず落ち着かせ、椅子に座らせる。
「大丈夫ですか?寝てない様ですが・・・」
流石に心配になったので声を掛ける。
工房の方から弟子と思われる人間種が入れて来たお茶を皆に差し出し奥へと戻って行った。
ジルナークは熱いお茶を流し込むように飲み干し一息ついた様だ。
・・・ってか一気に飲める温度じゃない様な気がする。
どんな喉をしてるんだ?睡眠不足で色々とおかしくなっているのかも知れない。
「今日の早朝にお前さん方にとんでもない荷物が届いたのじゃ!」
ジルナークは捲し立てる様に言い放ち、高価な布で包まれたアイテムを差し出してきた。
そのアイテムを皆で確認して驚く。
それは神々しく輝きを放つ希少鉱石【森羅万象】と蜜蝋で封をされた1枚の便箋だった。
話では魔法国家ハイメス国の使者が「深紅の薔薇」宛に持ち込んだと言う話で、私達は丁度不在だったので鍛冶加工依頼を受けているジルナークの元へと持ち込まれたらしい。
ミカさんが便箋を確認すると2日前に出会ったデイアさんから私達に向けて、このアイテムを役立てて欲しいと簡潔に綴られていた。
それで彼女はホームポイントを聞いたのかと少し納得する。
こういう形で3個目の希少鉱石を手に入れると思ってなかった私達は逆にこのアイテムを持て余してしまった。
何故なら伝説の武器を造るには圧倒的に素材が足りないのだ。
ゲームでも希少鉱石自体は誰もが1個必ず所持していた。
しかし伝説の武器、防具を造るには莫大な数のレア材料が必要で廃人プレイヤーですら揃えられない程大変なのだ。
私達は既に武器【アグネイヤ】と防具【神衣カヴァーチャ】を皆が長年掛けて集めていた材料を持ち寄って作成する事が出来た。
当然の事ながら材料や素材はほぼ使い果たしたのだ。
従って希少鉱石のみが有っても意味が無いのだ、まさに宝の持ち腐れだ。
「・・・どうにかならん物でござるかな。」
「ゲームでも倉庫の肥やしみたいなアイテムだったしね。」
「ハーデス、このアイテムは他に何か使い道は無いのか?」
「さぁな。ゲーム設定では換金も出来んし武器強化にも使えん代物だったが、この世界では公営競売場に出せて換金も可能なのだろう?ならば伝説の武器には劣るが加工は可能ではないか?」
「ジルナークさん、どうなんですか?これを加工は出来ますか?」
ジルナークは少し考えた後、既存の武器の強化素材として使えるかも知れないと答えた。
ただし確証は一切無いし、融合が失敗すれば素材となる武器も壊れる可能性もゼロでは無いと答えた。
私達は1晩考えさせてくれと話すとジルナークは真新しい一振りの刀と預けていた長刀村雨】を返却して貰う。
「奥で寝て来る、結論が出たら起こせ。」と言い放ち部屋の奥に姿を消した。
私は真新しい刀を抜いてみる。
綺麗な黒色の刀身の長刀は、さながら妖気を纏っている様に刃の周囲が揺らいでいる感じがした。
武器の詳細を確認する為のウィンドウ等は存在しない為、正確なアイテムステータスは不明だが現在装備している刀よりも攻撃力は劣る感じがする。
あくまでも感覚なので何とも言えない。
しかし破壊神アザドゥの力が宿った素材で出来た刀だ、破壊神アザドゥの言う事を信じるのであれば魔人ヨグトスを倒すのに必須なのは間違いない。
「シノブ殿、その刀の名前はどうするでござるか?」
「あ、私が付けるの?」
「フフフ、存在するはずの無いバグアイテムだからな。」
暗黒神ハーデスは何故か嬉しそうだ。
刀をまじまじと興味深そうに見つめながら話す。
プログラマーの性なのだろうか?
確かにテクスチャの狂った街で拾った素材に破壊神アザドゥの力が宿った物を加工して出来た刀だなんて、ゲーム内に存在しないイレギュラーなバグアイテムだ。
名前なんて下手したら文字化けしてたりログイン時に不正アイテムチェックで弾かれてアカウント停止か永久停止されるとか有りそうで怖い。
この世界に永久停止があるの分かんないけど。
そして何より私は名前考えるのが苦手なんだけどなぁ・・・
「はーい!名前募集します!」
「むぅ、ヨグトスを倒す剣、ヨグトスレイヤーなんてどうでござるか?」
真っ先に命名したのはサクラだった。ヨグトスレイヤー・・・微妙。
「ださっ!何で横文字風なんですか?センス皆無ですね。」
「そうだな、刀だから和風の方が良いだろう。」
咲耶とDOSがサクラの命名に対して各々の意見を述べる。
「神滅煉獄刀が良い。」
暗黒神ハーデスは相変わらず厨二病前回の名前だ。
でもこの刀の形状と雰囲気には割と合ってる様な気がする。
「全体的に厨二過ぎますね。政宗とかメジャーな名前で良いのでは?」
「それは既に存在しているから却下だね。」
結局名前が決まらないまま保留となる。
その後ハイメス国から譲渡された希少鉱石の利用方法の話をする事になった。
どこかの国の兵士だろうか?何処かで見た事有る様な気がする。
DOSと咲耶が不意に立ち上がり兵士と話を始める。
「どこの不審者かと思いましたら、貴女方でしたか。」
兵士達の奥から上品な女性の声が聞こえて来た。
兵士達が通り道を作る様に左右に分かれる。
その先には美しい銀色の法衣に身を包んだ魔法国家ハイメス王国のお姫様にして魔法科軍団長デイアが歩いて来た。
随分と久しぶりの再会だ。
相変わらずの美貌にほんの少しだけ嫉妬すら覚える。
私達は驚きながらも体を起こす。
「デイア、久しぶりだな。」
「本当にお久しぶりですね、デイア。」
「あら?お二人共声が・・・・?」
あーはいはい、この人も声料飲料水【シヌイ・コーク】の事を知らないから・・・
そこから説明しないといけないのか。
アニマ国以前に出会った人は男性声と女性声のギャップが激しすぎて違和感ハンパ無いだろうな。
そして彼らは例に漏れずネカマで有る事は伏せると思う。
私達はレッドドラゴンを討伐した事をデイアさんに報告すると、デイアさんはしれっと「見ていた。」と答えた。
いや見て無いで手伝って下さい。
魔法反射の法衣を着ているデイアさんが居れば触手を簡単に無効化出来たはずだ。
デイアさん一行はドラゴン討伐の合同作戦の為、オスロウ国に向かっている最中だった様だ。
大規模な戦闘に気付き、遠巻きに様子を伺っていたと話す。
「途中で貴女方に気が付いたのですが、優勢の様でしたので手を出しませんでした。我が国の兵士から犠牲者を出すのは国民の代表者たる私の心が痛みますから。」
悪気は無いのだろうが、言葉の選び方の問題か煽っている様にも聞こえる。
現在の状況を軽く説明するとデイアが私達の現在のホームポイントを訪ねて来たので機械都市ギュノス国に居ると伝えると、「そうか、分かりました。」と言い残しハイメス国一行は足早に去って行った。
久々の再会だったにも関わらず殆ど話をする事無く分かれた。
部下の兵士が居る手前、気安く会話が出来なかったのかも知れない。
しかしこの世界のお姫様が最前線に出たがるのは製作者の趣味なんだろうか?
そんな事を考えながら暗黒神ハーデスの方を凝視してしまう。
「さて、オスロウに帰還しましょうか。」
私達はそのままの足で約2日間かけてオスロウ国へ帰還した。
野宿をしながら徒歩での帰還は慣れたとは言え疲労が蓄積する。
馬は腰や尻が死ぬから私は徒歩の方がマシと感じる。
オスロウ国に帰還すると防衛任務に当たっていたシグとラウルに出会う。
レッドドラゴンとその眷属を討伐した事を伝えると皆安堵の表情を浮かべていた。
しかし脅威の一端が排除されただけで一時平和だと言う事は皆分かっていたのでお祭り騒ぎの様にはならなかった。
私達は労働組合やダンネル大臣に挨拶を済ませると、いつも利用していた宿で1泊する。
そして翌日、クリス君を引き連れて転送装置の場所へとやってくる。
クリス君が転送装置を通れるか少し不安だったが特に問題無く起動した。
どうやらクリス君をパーティーメンバーとして認識したらしく、私達はゲートを通じてギュノス国へ移動出来た。
・
・
・
-機械都市ギュノス国 入口-
「凄い!これは遠距離移動装置だったんですね。」
初めての転移を経験したクリス君は頻りに驚いている様子だった。
ゲームでは当たり前の機能でも実際体験すると体が浮く様な感じで不思議な気分になる。
機械都市ギュノス国は都市機能が復興したらしく、街の通りには多くの人々の姿で溢れていた。
防衛強化の為かドーム状の防壁が閉じいたが、天井部分から街を照らず照明はきちんと機能し露天商等も立ち並び周囲は活気で溢れていた。
街周辺にモンスター討伐に多額の報奨金を掛けると以前クトゥルが話していたので冒険者の様な人々も多く見受けられた。
クリス君は労働組合に寄ってから合流しますと述べて別れる。
私達は北の工業区画ジルナークの鍛冶工房へ向かう。
日数的に例の武器が完成しているはずだ。
店内に入るやいなや、目の下隈をクッキリとした隈を作ったジルナークが飛び出して驚く。
その手には高価な布で作られた物を手に持ち「おま!」「これ!「おい!」等言葉にならない様子で話しかけて来た。
取り敢えず落ち着かせ、椅子に座らせる。
「大丈夫ですか?寝てない様ですが・・・」
流石に心配になったので声を掛ける。
工房の方から弟子と思われる人間種が入れて来たお茶を皆に差し出し奥へと戻って行った。
ジルナークは熱いお茶を流し込むように飲み干し一息ついた様だ。
・・・ってか一気に飲める温度じゃない様な気がする。
どんな喉をしてるんだ?睡眠不足で色々とおかしくなっているのかも知れない。
「今日の早朝にお前さん方にとんでもない荷物が届いたのじゃ!」
ジルナークは捲し立てる様に言い放ち、高価な布で包まれたアイテムを差し出してきた。
そのアイテムを皆で確認して驚く。
それは神々しく輝きを放つ希少鉱石【森羅万象】と蜜蝋で封をされた1枚の便箋だった。
話では魔法国家ハイメス国の使者が「深紅の薔薇」宛に持ち込んだと言う話で、私達は丁度不在だったので鍛冶加工依頼を受けているジルナークの元へと持ち込まれたらしい。
ミカさんが便箋を確認すると2日前に出会ったデイアさんから私達に向けて、このアイテムを役立てて欲しいと簡潔に綴られていた。
それで彼女はホームポイントを聞いたのかと少し納得する。
こういう形で3個目の希少鉱石を手に入れると思ってなかった私達は逆にこのアイテムを持て余してしまった。
何故なら伝説の武器を造るには圧倒的に素材が足りないのだ。
ゲームでも希少鉱石自体は誰もが1個必ず所持していた。
しかし伝説の武器、防具を造るには莫大な数のレア材料が必要で廃人プレイヤーですら揃えられない程大変なのだ。
私達は既に武器【アグネイヤ】と防具【神衣カヴァーチャ】を皆が長年掛けて集めていた材料を持ち寄って作成する事が出来た。
当然の事ながら材料や素材はほぼ使い果たしたのだ。
従って希少鉱石のみが有っても意味が無いのだ、まさに宝の持ち腐れだ。
「・・・どうにかならん物でござるかな。」
「ゲームでも倉庫の肥やしみたいなアイテムだったしね。」
「ハーデス、このアイテムは他に何か使い道は無いのか?」
「さぁな。ゲーム設定では換金も出来んし武器強化にも使えん代物だったが、この世界では公営競売場に出せて換金も可能なのだろう?ならば伝説の武器には劣るが加工は可能ではないか?」
「ジルナークさん、どうなんですか?これを加工は出来ますか?」
ジルナークは少し考えた後、既存の武器の強化素材として使えるかも知れないと答えた。
ただし確証は一切無いし、融合が失敗すれば素材となる武器も壊れる可能性もゼロでは無いと答えた。
私達は1晩考えさせてくれと話すとジルナークは真新しい一振りの刀と預けていた長刀村雨】を返却して貰う。
「奥で寝て来る、結論が出たら起こせ。」と言い放ち部屋の奥に姿を消した。
私は真新しい刀を抜いてみる。
綺麗な黒色の刀身の長刀は、さながら妖気を纏っている様に刃の周囲が揺らいでいる感じがした。
武器の詳細を確認する為のウィンドウ等は存在しない為、正確なアイテムステータスは不明だが現在装備している刀よりも攻撃力は劣る感じがする。
あくまでも感覚なので何とも言えない。
しかし破壊神アザドゥの力が宿った素材で出来た刀だ、破壊神アザドゥの言う事を信じるのであれば魔人ヨグトスを倒すのに必須なのは間違いない。
「シノブ殿、その刀の名前はどうするでござるか?」
「あ、私が付けるの?」
「フフフ、存在するはずの無いバグアイテムだからな。」
暗黒神ハーデスは何故か嬉しそうだ。
刀をまじまじと興味深そうに見つめながら話す。
プログラマーの性なのだろうか?
確かにテクスチャの狂った街で拾った素材に破壊神アザドゥの力が宿った物を加工して出来た刀だなんて、ゲーム内に存在しないイレギュラーなバグアイテムだ。
名前なんて下手したら文字化けしてたりログイン時に不正アイテムチェックで弾かれてアカウント停止か永久停止されるとか有りそうで怖い。
この世界に永久停止があるの分かんないけど。
そして何より私は名前考えるのが苦手なんだけどなぁ・・・
「はーい!名前募集します!」
「むぅ、ヨグトスを倒す剣、ヨグトスレイヤーなんてどうでござるか?」
真っ先に命名したのはサクラだった。ヨグトスレイヤー・・・微妙。
「ださっ!何で横文字風なんですか?センス皆無ですね。」
「そうだな、刀だから和風の方が良いだろう。」
咲耶とDOSがサクラの命名に対して各々の意見を述べる。
「神滅煉獄刀が良い。」
暗黒神ハーデスは相変わらず厨二病前回の名前だ。
でもこの刀の形状と雰囲気には割と合ってる様な気がする。
「全体的に厨二過ぎますね。政宗とかメジャーな名前で良いのでは?」
「それは既に存在しているから却下だね。」
結局名前が決まらないまま保留となる。
その後ハイメス国から譲渡された希少鉱石の利用方法の話をする事になった。
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