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伝説の武器編
099話 オスロウ騎士再び
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-機械都市ギュノス国 グラズヘイム-
国営賭博場内の一画に存在するクラブバーグラズヘイム。
普段は静かな雰囲気のバーカウンターと男性・女性のキャストが接客を行うホストクラブやキャバクラと融合した様な大型の酒場となっている。
・・・・が早期開店と同時に押し寄せた多数のお客様により、定員100名弱程度の店内がほぼ満席となり多数の合席が発生すると言う異常事態が発生していた。
20名は座れるバーカンターが待合い席の様な場所となり、クラブ部分が私達の接客の場として戦場と化していた。
テーブル席のレイアウトを大幅に変更し約12名が座れるサークル席が6区画作られ、その区画を咲耶と暗黒神ハーデスがメインキャストとなり私とアルラト組とグラズヘイムの指名上位ナンバーキャストがヘルプに入る予定だ。
しかし思っていたよりも私とアルラト組の指名も多く何故かメインキャストになってしまった。
特別ゲストとは言え大人の雰囲気を楽しむこのお店のコンセプトを台無しにしているんじゃないだろうか。
なるべく多くのお客様に入って貰う為に、テーブル席に着いてから30分の時間制限を付ける。
咲耶と暗黒神ハーデス、おまけに私とアルラト組は必ず15分はテーブルに着くと言う2日間限定の特別仕様になっている。
入場時に咲耶指名・暗黒神ハーデス指名・私とアルラト指名、その他指名でテーブル席が振り分けられる。
「咲耶さん、そろそろ2番テーブルにお願いします!」
「わかりました。ごめんなさい、名残り惜しいけど行きますね。」
「「「「「ええ~!もう時間?」」」」」」
ウィンクをして咲耶が席を立つ時にテーブル席の女性客の声が店内に響く。
15分は意外に早い。
今日と明日はお酒を楽しむと言うより「英雄」を一目見よう的なノリで来ている客が大半だ。
私的な感覚だが「チャージ料」と「クソ高いお酒」や「ぼったくりソフトドリンク」と「高利益サービス料」を支払い、サインや握手と少し会話して終わり的な某アイドルグループの握手会並みの回転率の店内となっていた。
サインが公営競売場に出品されまくってたら笑えるんだが。
先程咲耶が接客していた女性団体が「もう1回並んじゃお!」と言って国営賭博場側へ出て行った。
朝8時より開店し咲耶は1席目からお酒を飲んでいたので私と暗黒神ハーデスは遠目に驚いていた。
後何時間残っているか分かっているんだろうか?
「お久しぶりです、シノブさん。」
「シノブ様、今日も綺麗ですね。改めて正装の貴女を見て思いました、まるで宝石の原石に様です。」
15分が過ぎた4番テーブルに私が席に着くと、丁寧な言葉と歯の浮く様な台詞を言われ見知った顔が視界に入る。
オスロウ軍近衛師団長のクリス君と聖騎士団長のシグが12名の中に軍服で来店していた。
普段装備している鎧では無かったので気が付くのに少し時間が掛かった。
「わっ!お久しぶりです!2人共はるばる来られたんですか?」
オスロウ国とハイメス国の戦争以来出会う2人は変わり無く元気そうだった。
咲耶と暗黒神ハーデスの指名テーブルは女性ばかりだが、私達のテーブルは男性7名、女性5名という妙な場所になっていた。
着席と同時に私が知り合いの様に接した事でコイツは何者だ?的な視線を受けていたので、私が彼らの紹介をして全員の自己紹介もして貰ったら簡単に打ち解け合う事が出来た。
クリス君とシグは一応「視察」と言う名目も兼ねて2週間の休暇を貰いギュノス国へ来たらしい。
それって有給か?
現実世界で出張を休暇中に行う的なブラック企業みたいな気がするが深く考えるのは止そう。
そもそも国王不在な上、オスロウ城復興中に有給とか取れるのか?
久しぶりにクリス君に会えて嬉しいけど国営の方が気になる所だ。
シグはサクラ様は居ないのですか?とキョロキョロと探していた。
労働組合の仕事していると言ったら、後で探してみますと言っていた。
探し当てたシグに出会ったサクラの顔を想像して顔が緩む。
「何故、ヌシが此処に!?」と台詞まで想像出来てしまう。
何だかんだでクリス君とシグもイケメンな上、他国の騎士団長と言う事も有り一般客も興味が湧いた様でこのテーブルは大層話が盛り上がった。
オスロウ国とギュノス国の国交はどうなのだろうか?
ギュノス国は中立国的な感覚だけど戦争では兵士隊がどちらかに加担していた描写が有った。
問題無いのであれば、このままキャストとして働いて貰おうかな。
アルラトの正体は一応隠し「完全な人間形態」で腕も2本に固定させているのでどこから見ても美少年だ。
鋭い人ならボーイッシュ美少女と見抜けるだろう。
しかし、シグの「女性センサー」には引っ掛かって無い様子だった。
性別不明なので反応しないのか射程年齢外なのかは知ったこっちゃ無いけどね。
私も最初は緊張していたが知り合いが同じ席にいた安心感からか、あっと言う間に15分は過ぎクリス君とシグは挨拶をしながら店内を出て行った。
あの2人はしばらくギュノス国に滞在するそうなので、都市内で会う事が有るかも知れない。
・
・
・
昼を過ぎる頃に順番で休憩に入る。
案の定と言うか未来視的な特殊技能の無い私でも予想出来ていたが、咲耶は完全に酔っ払い「です」「ます」口調を自然に出来ない程になっていた。
こういうのは解毒魔法でどうにか出来るのだろうか?いや出来ない(反語)。
大量の水を飲ませて休憩をする様に促す。
暗黒神ハーデスは自分の飲酒許容限界を把握しているらしく、自分の注文するお酒はアルコール分1パーセント以下にする様にバックで指示を出していた。
通常料金の3倍近い価格の極薄酒は美味しく無いが超高利益で酔わないと言う絶対勝利戦略で有る。
私とアルラトはソフトドリンクなので全然余裕で楽しくお話をしている。
支配人が言うには午前中の売上だけで約3週間分の売上平均以上に達したらしくハイテンションとなっていた。
午後からも客の足並みが途絶える事無く、むしろ夕方頃からピークタイムに向けて国営賭博場内の入店待ちの客が増えている様だった。
当然、ビジネスチャンスに目敏いオーナーAIは待ち時間を潰せる様にお客様の列に移動式スロット等も臨時配置される。
その為か国営賭博場の売上も空前絶後とも言える金額を稼ぎ、異常な盛り上がりをしていた。
午後17時頃には咲耶も戦線復帰し、本来午後予約のお客様に謝罪し再度接客を行っていた。
朝方来店したお客様の中に夜も来店する客も多く、強者になると順番待ちの入店番号札を金銭で買い取り5回位来店していた人も居た。
24時に最後のお客様を見送りグラズヘイムを閉店する。
疲れ切ったスタッフやキャストも含め全員が床やソファ等に寝そべる。
巨大ハリケーンが通り過ぎたかの様な惨状が広がっているかの様だった。
24時間営業の国営賭博場で私達の出待ちが居る可能性が有る事から、今日はグラズヘイムのバックルームを使用させて貰う事になっていた。
「皆さんお疲れ様でした!本日の売上は開店史上新記録の4億5800万ゴールドです!」
疲れてフラフラになりながらも支配人が本日の売上を発表すると同時にスタッフ全員か歓声が上がった。
普段の売上がどんな物か分からないけど、1日の売上高としてはどうやら快挙らしい。
私達も顔を見合わせ安堵する、全員フラフラだがアルラトはまだまだ元気な様子だった。
流石フロアボス、HPはプレイヤーの100倍以上有るのだから余裕なんだろう。
しかも明日・・・正確には今日の開店時間を朝6時にしようと提案していたが全スタッフに却下され、支配人明日は朝8時から清掃して10時に開店しましょうと言って片付けも途中だが従業員は帰宅となった。
「や~きょうはたいへんれしたねぇ」
「・・・・咲耶は飲みすぎ。」
咲耶はグラムヘイズで以前働いて居た事も有り指名数が断トツで多く、途中数時間退場していたにも関わらず高い売上高を獲得していた。
酔って退場して無ければメンバー内で最大の売上高だったのは間違い無い。
「値段が高いからと言って酒を飲んでいたからな、数時間休んでいたから売上は我の勝ちであろうな。フハハハハ!」
暗黒神ハーデスは自身の飲酒量を調整し、相手に高額のお酒を飲ませる方法を取っていくクレバーな戦略を取っていた。
決め台詞は「明日も当然来るんだよな?」と壁ドンしながら高圧的な物言いをして来店強要。
何故かそれが女性客に大受けし妙な順番待ちが出来ていた。
彼目当てに当日に3周しているグループが多く確実にリピーター獲得をしている様だった。
「パパ!僕も結構稼いだよ?褒めて!褒めて!」
アルラトは自分が飲むよりもマダムの様なお客様をターゲットに高い料理を頼んでもらったり、甘えるように高額なお酒を数本ボトルキープをさせたりとショタ好きを弄ぶ様な小悪魔的魅力をフルに発揮し個人成績上位は計算しなくても分かる。
普段は無邪気で無知なお子様な雰囲気なのに、自身の魅力を把握し客層を見極める所とか普段から人に合わせてキャラ造りしているんじゃないだろうかと疑ってしまう。
私は普通にソフトドリンクを飲みながら、お客さんと楽しく話をしていたが男性客からやたら名刺を頂き閉店する時には広辞苑くらいの厚さになっていた。
国営賭博場での評判を知っている客がここぞとばかりに話す機会を得る為に来ていたと支配人から聞いた。
もしかして私の本職を知って殺人とかテロの裏仕事を希望する連中の名刺なんじゃないだろうか・・・いっそリスト化してゴウト衛兵長に渡すか?
忙しい1日を終え、皆は仮眠室で寝息を立て始める。
アルラトと一緒にベットに潜り込み私もあっさりと眠りに落ちた。
国営賭博場内の一画に存在するクラブバーグラズヘイム。
普段は静かな雰囲気のバーカウンターと男性・女性のキャストが接客を行うホストクラブやキャバクラと融合した様な大型の酒場となっている。
・・・・が早期開店と同時に押し寄せた多数のお客様により、定員100名弱程度の店内がほぼ満席となり多数の合席が発生すると言う異常事態が発生していた。
20名は座れるバーカンターが待合い席の様な場所となり、クラブ部分が私達の接客の場として戦場と化していた。
テーブル席のレイアウトを大幅に変更し約12名が座れるサークル席が6区画作られ、その区画を咲耶と暗黒神ハーデスがメインキャストとなり私とアルラト組とグラズヘイムの指名上位ナンバーキャストがヘルプに入る予定だ。
しかし思っていたよりも私とアルラト組の指名も多く何故かメインキャストになってしまった。
特別ゲストとは言え大人の雰囲気を楽しむこのお店のコンセプトを台無しにしているんじゃないだろうか。
なるべく多くのお客様に入って貰う為に、テーブル席に着いてから30分の時間制限を付ける。
咲耶と暗黒神ハーデス、おまけに私とアルラト組は必ず15分はテーブルに着くと言う2日間限定の特別仕様になっている。
入場時に咲耶指名・暗黒神ハーデス指名・私とアルラト指名、その他指名でテーブル席が振り分けられる。
「咲耶さん、そろそろ2番テーブルにお願いします!」
「わかりました。ごめんなさい、名残り惜しいけど行きますね。」
「「「「「ええ~!もう時間?」」」」」」
ウィンクをして咲耶が席を立つ時にテーブル席の女性客の声が店内に響く。
15分は意外に早い。
今日と明日はお酒を楽しむと言うより「英雄」を一目見よう的なノリで来ている客が大半だ。
私的な感覚だが「チャージ料」と「クソ高いお酒」や「ぼったくりソフトドリンク」と「高利益サービス料」を支払い、サインや握手と少し会話して終わり的な某アイドルグループの握手会並みの回転率の店内となっていた。
サインが公営競売場に出品されまくってたら笑えるんだが。
先程咲耶が接客していた女性団体が「もう1回並んじゃお!」と言って国営賭博場側へ出て行った。
朝8時より開店し咲耶は1席目からお酒を飲んでいたので私と暗黒神ハーデスは遠目に驚いていた。
後何時間残っているか分かっているんだろうか?
「お久しぶりです、シノブさん。」
「シノブ様、今日も綺麗ですね。改めて正装の貴女を見て思いました、まるで宝石の原石に様です。」
15分が過ぎた4番テーブルに私が席に着くと、丁寧な言葉と歯の浮く様な台詞を言われ見知った顔が視界に入る。
オスロウ軍近衛師団長のクリス君と聖騎士団長のシグが12名の中に軍服で来店していた。
普段装備している鎧では無かったので気が付くのに少し時間が掛かった。
「わっ!お久しぶりです!2人共はるばる来られたんですか?」
オスロウ国とハイメス国の戦争以来出会う2人は変わり無く元気そうだった。
咲耶と暗黒神ハーデスの指名テーブルは女性ばかりだが、私達のテーブルは男性7名、女性5名という妙な場所になっていた。
着席と同時に私が知り合いの様に接した事でコイツは何者だ?的な視線を受けていたので、私が彼らの紹介をして全員の自己紹介もして貰ったら簡単に打ち解け合う事が出来た。
クリス君とシグは一応「視察」と言う名目も兼ねて2週間の休暇を貰いギュノス国へ来たらしい。
それって有給か?
現実世界で出張を休暇中に行う的なブラック企業みたいな気がするが深く考えるのは止そう。
そもそも国王不在な上、オスロウ城復興中に有給とか取れるのか?
久しぶりにクリス君に会えて嬉しいけど国営の方が気になる所だ。
シグはサクラ様は居ないのですか?とキョロキョロと探していた。
労働組合の仕事していると言ったら、後で探してみますと言っていた。
探し当てたシグに出会ったサクラの顔を想像して顔が緩む。
「何故、ヌシが此処に!?」と台詞まで想像出来てしまう。
何だかんだでクリス君とシグもイケメンな上、他国の騎士団長と言う事も有り一般客も興味が湧いた様でこのテーブルは大層話が盛り上がった。
オスロウ国とギュノス国の国交はどうなのだろうか?
ギュノス国は中立国的な感覚だけど戦争では兵士隊がどちらかに加担していた描写が有った。
問題無いのであれば、このままキャストとして働いて貰おうかな。
アルラトの正体は一応隠し「完全な人間形態」で腕も2本に固定させているのでどこから見ても美少年だ。
鋭い人ならボーイッシュ美少女と見抜けるだろう。
しかし、シグの「女性センサー」には引っ掛かって無い様子だった。
性別不明なので反応しないのか射程年齢外なのかは知ったこっちゃ無いけどね。
私も最初は緊張していたが知り合いが同じ席にいた安心感からか、あっと言う間に15分は過ぎクリス君とシグは挨拶をしながら店内を出て行った。
あの2人はしばらくギュノス国に滞在するそうなので、都市内で会う事が有るかも知れない。
・
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昼を過ぎる頃に順番で休憩に入る。
案の定と言うか未来視的な特殊技能の無い私でも予想出来ていたが、咲耶は完全に酔っ払い「です」「ます」口調を自然に出来ない程になっていた。
こういうのは解毒魔法でどうにか出来るのだろうか?いや出来ない(反語)。
大量の水を飲ませて休憩をする様に促す。
暗黒神ハーデスは自分の飲酒許容限界を把握しているらしく、自分の注文するお酒はアルコール分1パーセント以下にする様にバックで指示を出していた。
通常料金の3倍近い価格の極薄酒は美味しく無いが超高利益で酔わないと言う絶対勝利戦略で有る。
私とアルラトはソフトドリンクなので全然余裕で楽しくお話をしている。
支配人が言うには午前中の売上だけで約3週間分の売上平均以上に達したらしくハイテンションとなっていた。
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疲れ切ったスタッフやキャストも含め全員が床やソファ等に寝そべる。
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24時間営業の国営賭博場で私達の出待ちが居る可能性が有る事から、今日はグラズヘイムのバックルームを使用させて貰う事になっていた。
「皆さんお疲れ様でした!本日の売上は開店史上新記録の4億5800万ゴールドです!」
疲れてフラフラになりながらも支配人が本日の売上を発表すると同時にスタッフ全員か歓声が上がった。
普段の売上がどんな物か分からないけど、1日の売上高としてはどうやら快挙らしい。
私達も顔を見合わせ安堵する、全員フラフラだがアルラトはまだまだ元気な様子だった。
流石フロアボス、HPはプレイヤーの100倍以上有るのだから余裕なんだろう。
しかも明日・・・正確には今日の開店時間を朝6時にしようと提案していたが全スタッフに却下され、支配人明日は朝8時から清掃して10時に開店しましょうと言って片付けも途中だが従業員は帰宅となった。
「や~きょうはたいへんれしたねぇ」
「・・・・咲耶は飲みすぎ。」
咲耶はグラムヘイズで以前働いて居た事も有り指名数が断トツで多く、途中数時間退場していたにも関わらず高い売上高を獲得していた。
酔って退場して無ければメンバー内で最大の売上高だったのは間違い無い。
「値段が高いからと言って酒を飲んでいたからな、数時間休んでいたから売上は我の勝ちであろうな。フハハハハ!」
暗黒神ハーデスは自身の飲酒量を調整し、相手に高額のお酒を飲ませる方法を取っていくクレバーな戦略を取っていた。
決め台詞は「明日も当然来るんだよな?」と壁ドンしながら高圧的な物言いをして来店強要。
何故かそれが女性客に大受けし妙な順番待ちが出来ていた。
彼目当てに当日に3周しているグループが多く確実にリピーター獲得をしている様だった。
「パパ!僕も結構稼いだよ?褒めて!褒めて!」
アルラトは自分が飲むよりもマダムの様なお客様をターゲットに高い料理を頼んでもらったり、甘えるように高額なお酒を数本ボトルキープをさせたりとショタ好きを弄ぶ様な小悪魔的魅力をフルに発揮し個人成績上位は計算しなくても分かる。
普段は無邪気で無知なお子様な雰囲気なのに、自身の魅力を把握し客層を見極める所とか普段から人に合わせてキャラ造りしているんじゃないだろうかと疑ってしまう。
私は普通にソフトドリンクを飲みながら、お客さんと楽しく話をしていたが男性客からやたら名刺を頂き閉店する時には広辞苑くらいの厚さになっていた。
国営賭博場での評判を知っている客がここぞとばかりに話す機会を得る為に来ていたと支配人から聞いた。
もしかして私の本職を知って殺人とかテロの裏仕事を希望する連中の名刺なんじゃないだろうか・・・いっそリスト化してゴウト衛兵長に渡すか?
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