14 / 31
第13話 魔物狩り
しおりを挟む
あれから俺は幾度となく挑戦しているが、20mを超えることすらできないでいる。
手や足をかける場所はあっても、それを継続的にする体力、筋力ともに足りていないと感じていた。
「はぁ、、、はぁ、、、駄目だぁ!全然登れねぇ!」
「まぁ、今日はこんなもんかのお」
「ガァ!ガァ!」
もうお昼になるということで、木登りの修行の終わりを告げられる。
疲れて大の字で寝転がっていると、ちょうどそこにシルとセレナさんもやってきた。
シルは、倒れ込んでる俺を上から覗くように見てくる。
「やっほ~ジーク!調子はどう?」
「まずまずだな。シルは?」
「それはもうばっちりよ!」
「さすがだな」
シルはちゃんと簡単なものとはいえ、魔法が使えるようになったみたいで、自慢げに胸を張っている。
「さて、全員揃ったことじゃし、これからのことを話すとするかのう」
全員が揃ったことで、師匠が昼からの修行についての説明を始めた。
「これから3人は、この森にいる二足歩行で白い毛皮のソニックラビットという小型の魔物を狩ってきてもらう。大人しい魔物な上、この辺りには凶暴な魔物はいないから危険はないじゃろう」
昼のからの修行は、ソニックラビットという魔物を狩るというものらしい。
正直、先ほどの木登りよりも楽そうに感じる。
「おじいちゃん、それだけ?」
「ほっほっほっ、それだけじゃよ。じゃが、侮るでないぞ、奴らは攻撃的では無い分、恐ろしくすばしっこいからのう」
「どれくらいですか?」
「そうじゃのう、今のお主らじゃ目で追うのがやっとくらいかのう」
「そんなにですか………」
師匠が言うくらいだから余程素早いのだろう。
それにしても目で追うのがやっとって一体どれだけ素早いというのか。
「3人で協力するも良し、1人1人で頑張るも良しじゃ。狩ってきた獲物が儂らの晩飯になるからよろしく頼むのう」
「ガァ!」
これは修行と夕飯の調達も兼ねてるみたいだ。
ファイが早く食べたいと言わんばかりに元気よく鳴いている。
「おっとそうじゃった、始める前にジークには身体強化を教えておこう」
「本当ですか!?」
なんと狩りの前に師匠が身体強化を教えてくれると言い出した。
てっきり木登りの修行を終えてからだと思っていたので、思わず驚いた。
「ほっほっほ、本当じゃとも。身体強化をすること自体はそんなに難しくもないからすぐできるじゃろうて。もっともそれを維持、高めようとすると大変じゃがのう」
「それでどうすればいいんですか?」
「やり方は簡単じゃ。魔力を身に纏うように身体にめぐらせるのじゃ。最初は少しずつな、一気に魔力を込めると身体が耐えきれんからのう」
「わかりました、やってみます」
師匠に言われた通りに、少しずつ魔力を纏うように身体に巡らせる。
すると、全身から力がみなぎってくる感覚がある。
「ジーク、どんな感じ?」
シルが気になったのか、俺にどんな感じなのかと聞いてきた。
「すごい………体の中から力が湧いてくるみたいだ……」
「よし、魔力はその辺が限界じゃろう。それ以上は今のジークの身体には耐えられないから気をつけるんじゃぞ」
師匠がこれ以上魔力を込めるのは駄目だというので、俺は魔力を込めるをやめる。
確かにこれ以上はまずいと身体が訴えかけてきているように感じる。
「今ジークは、魔力を10使って身体強化をしておる。その状態だと身体能力がいつもの2倍くらいになっているじゃろう。
魔力を10使って、大体60秒くらい持つからお主の魔力量じゃと10分が限界じゃな」
「なるほど、これで消耗していく魔力を俺の魔法で回復させてこの状態を維持していくという訳ですね」
「そうじゃな。だけどあまり無理はしすぎちゃだめじゃぞ?
身体強化してる間も体力を使っているわけじゃから、いつ動けなくなるかわからんからのう。タイミングを見極めて使うことじゃ」
師匠の話では、60秒につき魔力10で身体能力が2倍、何もしなければ、10分で100しか無い俺の魔力は尽きるということらしい。
それを俺の魔法で魔力を回復し、その状態を維持するのが目標となる。
しかし、体力の消耗も激しいので今はまだずっと維持するのは難しい。
「さて、ジークに身体強化も教えたことじゃし、そろそろ始めるとするかのう。儂は家の中で待ってるから、日が暮れる頃には帰ってくるのじゃぞ」
「はい」
「はーい!」
「……分かったわ」
そう言って、師匠は家の中に帰って行った。
残された俺たちは、どうやって狩るのかについて話し合う。
「俺はやっぱり協力した方がいいと思うんだけど、どうかな?」
「私は賛成!」
俺の提案にシルは賛成してくれる。
「私は遠慮させてもらうわ」
そう言ってセレナさんは立ち去ろうとする。
「ちょっと待って!セレナさん!」
「………なに?」
「せっかくだし、仲良くなるためにも少しだけでも一緒にどうかな?」
「貴方となんて仲良くする気はないから大丈夫よ。………私弱い人は嫌いなの」
「え………」
それだけ言い残して、セレナさんは森の中へと入っていってしまった。
俺の魔力値とスキルの話を聞いてから、セレナさんの態度が厳しくなってしまった。
どうしてだろう?
「ジーク?セレナちゃんに何か悪いことでもしたの?」
「いや、何もしてないはずなんだが…………」
弱い人が嫌いって言ってたけど、確かに俺は強く無いけど、そこまで言われると少しむっとする自分がいる。
「シル、ごめん。やっぱり俺も1人でやっていいか?」
「いいけど、急にどうしたの?」
「あそこまで言われると流石に俺も見返してやりたくなってな」
「ふふっ、ジークらしいね。分かった。じゃあ、頑張ってね!」
「ああ、シルも頑張れよ!」
こうして俺とシルは別々に森へと入っていった。
♢ ♢ ♢
森へ入ってしばらくすると、二足歩行に白い毛皮で長い耳が垂れている小型の魔物を見つける。
これが多分ソニックラビットだろう。
師匠の言っていた特徴と一致している。
幸い、まだこちらには気付いてないようで、夢中で木の実を食べている。
俺は、気づかれないように後ろから近づく。
(今だ…………!)
隙を見て、ソニックラビットに俺は飛びついた。
完全に捕まえたと思い、自分の手の中を見てみるとそこには何もいない。
「!?一体どこに………?」
魔物が見当たらなくて、辺りを見回す。
すると、さっきまで俺が居た場所にそいつはいた。
正直、魔物が移動したのが目で追うことができなかった。
魔物は俺のことなんか意に介してないのか、食事を続けている。
そのことに俺は少しイラついて、身体強化を使う。
身体能力が2倍になった状態で再び魔物に飛び掛かる。
「まじか……!?」
身体強化を使ってもなお、逃げ回る魔物の姿を捉え切ることはできなかった。
それでも諦めずに微かに捉えらる気配を助けに、追いかけ回す。
それを10分ぐらい続けた頃、魔物も疲れてきたのか動きが明らかに遅くなる。
(獲った…!)
捕まえた!そう思った瞬間、足元がぐらついて視界が真っ暗になった。
「……う……そ……だろ………」
♢ ♢ ♢
「………ーク………ジーク!大丈夫!?」
「……ん……?……俺は一体……?」
俺を呼ぶシルの声で目が覚める。
起きた場所は、森ではなく、師匠の家だった。
一体自分がどうなったのかと困惑していると、師匠によって答えを教えられる。
「お主は、身体強化を使いすぎて、魔力を使い果たして気を失ってたんじゃよ」
「そうか………俺は気を失っていたのか………」
「もうっ!心配したんだからね!日が暮れてもジークが戻ってこないから、何かあったんじゃないかって!」
「ごめん、ちょっと夢中になっちゃってさ」
本当に心配してくれていたんだろう。
涙目になりながら訴えてくるシルを宥めながら、今日の結果について尋ねる。
「今日の成果はどうだったんですか?」
「セレナが5匹、シルヴィちゃんが2匹、そしてジークが0匹じゃな」
分かってはいたけど、俺だけ成果無しか………。
散々な結果に打ちのめされていると、セレナさんが追い討ちをかけてくる。
「無様ね。あれだけ戦う力を求めてて、ソニックラビットの1匹も狩れないなんて、もう町に帰った方がいいんじゃないかしら?魔力値だって100しか………」
「セレナよ、その辺にしとかんか」
「…………今日はもう休みます」
俺を罵っていたセレナさんは師匠に止められ、今日は休むと言い、部屋に戻ってしまった。
「セレナちゃん、どうしちゃったのかな……?」
「すまんのう、悪い子ではないんだが、少々事情があってのう。儂に免じて、許してやってはくれんか?」
「大丈夫ですよ。気にしてないと言えば、嘘になるんですけど、セレナさんが言ってたことは正しいので……」
「あの子は物心ついた時から儂としかおらんかったからのう。どうか仲良くしてやってほしい」
師匠にセレナさんと仲良くしてほしいと頼まれた俺とシルは、言われるまでもなく、答えは決まっていた。
「俺は、最初から仲良くするつもりですよ」
「もちろん私も!」
「2人ともありがとのう……」
そうして俺たちは、セレナさんとシルが狩ってきた獲物を食べ、それぞれの部屋に戻った。
手や足をかける場所はあっても、それを継続的にする体力、筋力ともに足りていないと感じていた。
「はぁ、、、はぁ、、、駄目だぁ!全然登れねぇ!」
「まぁ、今日はこんなもんかのお」
「ガァ!ガァ!」
もうお昼になるということで、木登りの修行の終わりを告げられる。
疲れて大の字で寝転がっていると、ちょうどそこにシルとセレナさんもやってきた。
シルは、倒れ込んでる俺を上から覗くように見てくる。
「やっほ~ジーク!調子はどう?」
「まずまずだな。シルは?」
「それはもうばっちりよ!」
「さすがだな」
シルはちゃんと簡単なものとはいえ、魔法が使えるようになったみたいで、自慢げに胸を張っている。
「さて、全員揃ったことじゃし、これからのことを話すとするかのう」
全員が揃ったことで、師匠が昼からの修行についての説明を始めた。
「これから3人は、この森にいる二足歩行で白い毛皮のソニックラビットという小型の魔物を狩ってきてもらう。大人しい魔物な上、この辺りには凶暴な魔物はいないから危険はないじゃろう」
昼のからの修行は、ソニックラビットという魔物を狩るというものらしい。
正直、先ほどの木登りよりも楽そうに感じる。
「おじいちゃん、それだけ?」
「ほっほっほっ、それだけじゃよ。じゃが、侮るでないぞ、奴らは攻撃的では無い分、恐ろしくすばしっこいからのう」
「どれくらいですか?」
「そうじゃのう、今のお主らじゃ目で追うのがやっとくらいかのう」
「そんなにですか………」
師匠が言うくらいだから余程素早いのだろう。
それにしても目で追うのがやっとって一体どれだけ素早いというのか。
「3人で協力するも良し、1人1人で頑張るも良しじゃ。狩ってきた獲物が儂らの晩飯になるからよろしく頼むのう」
「ガァ!」
これは修行と夕飯の調達も兼ねてるみたいだ。
ファイが早く食べたいと言わんばかりに元気よく鳴いている。
「おっとそうじゃった、始める前にジークには身体強化を教えておこう」
「本当ですか!?」
なんと狩りの前に師匠が身体強化を教えてくれると言い出した。
てっきり木登りの修行を終えてからだと思っていたので、思わず驚いた。
「ほっほっほ、本当じゃとも。身体強化をすること自体はそんなに難しくもないからすぐできるじゃろうて。もっともそれを維持、高めようとすると大変じゃがのう」
「それでどうすればいいんですか?」
「やり方は簡単じゃ。魔力を身に纏うように身体にめぐらせるのじゃ。最初は少しずつな、一気に魔力を込めると身体が耐えきれんからのう」
「わかりました、やってみます」
師匠に言われた通りに、少しずつ魔力を纏うように身体に巡らせる。
すると、全身から力がみなぎってくる感覚がある。
「ジーク、どんな感じ?」
シルが気になったのか、俺にどんな感じなのかと聞いてきた。
「すごい………体の中から力が湧いてくるみたいだ……」
「よし、魔力はその辺が限界じゃろう。それ以上は今のジークの身体には耐えられないから気をつけるんじゃぞ」
師匠がこれ以上魔力を込めるのは駄目だというので、俺は魔力を込めるをやめる。
確かにこれ以上はまずいと身体が訴えかけてきているように感じる。
「今ジークは、魔力を10使って身体強化をしておる。その状態だと身体能力がいつもの2倍くらいになっているじゃろう。
魔力を10使って、大体60秒くらい持つからお主の魔力量じゃと10分が限界じゃな」
「なるほど、これで消耗していく魔力を俺の魔法で回復させてこの状態を維持していくという訳ですね」
「そうじゃな。だけどあまり無理はしすぎちゃだめじゃぞ?
身体強化してる間も体力を使っているわけじゃから、いつ動けなくなるかわからんからのう。タイミングを見極めて使うことじゃ」
師匠の話では、60秒につき魔力10で身体能力が2倍、何もしなければ、10分で100しか無い俺の魔力は尽きるということらしい。
それを俺の魔法で魔力を回復し、その状態を維持するのが目標となる。
しかし、体力の消耗も激しいので今はまだずっと維持するのは難しい。
「さて、ジークに身体強化も教えたことじゃし、そろそろ始めるとするかのう。儂は家の中で待ってるから、日が暮れる頃には帰ってくるのじゃぞ」
「はい」
「はーい!」
「……分かったわ」
そう言って、師匠は家の中に帰って行った。
残された俺たちは、どうやって狩るのかについて話し合う。
「俺はやっぱり協力した方がいいと思うんだけど、どうかな?」
「私は賛成!」
俺の提案にシルは賛成してくれる。
「私は遠慮させてもらうわ」
そう言ってセレナさんは立ち去ろうとする。
「ちょっと待って!セレナさん!」
「………なに?」
「せっかくだし、仲良くなるためにも少しだけでも一緒にどうかな?」
「貴方となんて仲良くする気はないから大丈夫よ。………私弱い人は嫌いなの」
「え………」
それだけ言い残して、セレナさんは森の中へと入っていってしまった。
俺の魔力値とスキルの話を聞いてから、セレナさんの態度が厳しくなってしまった。
どうしてだろう?
「ジーク?セレナちゃんに何か悪いことでもしたの?」
「いや、何もしてないはずなんだが…………」
弱い人が嫌いって言ってたけど、確かに俺は強く無いけど、そこまで言われると少しむっとする自分がいる。
「シル、ごめん。やっぱり俺も1人でやっていいか?」
「いいけど、急にどうしたの?」
「あそこまで言われると流石に俺も見返してやりたくなってな」
「ふふっ、ジークらしいね。分かった。じゃあ、頑張ってね!」
「ああ、シルも頑張れよ!」
こうして俺とシルは別々に森へと入っていった。
♢ ♢ ♢
森へ入ってしばらくすると、二足歩行に白い毛皮で長い耳が垂れている小型の魔物を見つける。
これが多分ソニックラビットだろう。
師匠の言っていた特徴と一致している。
幸い、まだこちらには気付いてないようで、夢中で木の実を食べている。
俺は、気づかれないように後ろから近づく。
(今だ…………!)
隙を見て、ソニックラビットに俺は飛びついた。
完全に捕まえたと思い、自分の手の中を見てみるとそこには何もいない。
「!?一体どこに………?」
魔物が見当たらなくて、辺りを見回す。
すると、さっきまで俺が居た場所にそいつはいた。
正直、魔物が移動したのが目で追うことができなかった。
魔物は俺のことなんか意に介してないのか、食事を続けている。
そのことに俺は少しイラついて、身体強化を使う。
身体能力が2倍になった状態で再び魔物に飛び掛かる。
「まじか……!?」
身体強化を使ってもなお、逃げ回る魔物の姿を捉え切ることはできなかった。
それでも諦めずに微かに捉えらる気配を助けに、追いかけ回す。
それを10分ぐらい続けた頃、魔物も疲れてきたのか動きが明らかに遅くなる。
(獲った…!)
捕まえた!そう思った瞬間、足元がぐらついて視界が真っ暗になった。
「……う……そ……だろ………」
♢ ♢ ♢
「………ーク………ジーク!大丈夫!?」
「……ん……?……俺は一体……?」
俺を呼ぶシルの声で目が覚める。
起きた場所は、森ではなく、師匠の家だった。
一体自分がどうなったのかと困惑していると、師匠によって答えを教えられる。
「お主は、身体強化を使いすぎて、魔力を使い果たして気を失ってたんじゃよ」
「そうか………俺は気を失っていたのか………」
「もうっ!心配したんだからね!日が暮れてもジークが戻ってこないから、何かあったんじゃないかって!」
「ごめん、ちょっと夢中になっちゃってさ」
本当に心配してくれていたんだろう。
涙目になりながら訴えてくるシルを宥めながら、今日の結果について尋ねる。
「今日の成果はどうだったんですか?」
「セレナが5匹、シルヴィちゃんが2匹、そしてジークが0匹じゃな」
分かってはいたけど、俺だけ成果無しか………。
散々な結果に打ちのめされていると、セレナさんが追い討ちをかけてくる。
「無様ね。あれだけ戦う力を求めてて、ソニックラビットの1匹も狩れないなんて、もう町に帰った方がいいんじゃないかしら?魔力値だって100しか………」
「セレナよ、その辺にしとかんか」
「…………今日はもう休みます」
俺を罵っていたセレナさんは師匠に止められ、今日は休むと言い、部屋に戻ってしまった。
「セレナちゃん、どうしちゃったのかな……?」
「すまんのう、悪い子ではないんだが、少々事情があってのう。儂に免じて、許してやってはくれんか?」
「大丈夫ですよ。気にしてないと言えば、嘘になるんですけど、セレナさんが言ってたことは正しいので……」
「あの子は物心ついた時から儂としかおらんかったからのう。どうか仲良くしてやってほしい」
師匠にセレナさんと仲良くしてほしいと頼まれた俺とシルは、言われるまでもなく、答えは決まっていた。
「俺は、最初から仲良くするつもりですよ」
「もちろん私も!」
「2人ともありがとのう……」
そうして俺たちは、セレナさんとシルが狩ってきた獲物を食べ、それぞれの部屋に戻った。
0
お気に入りに追加
898
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

2年ぶりに家を出たら異世界に飛ばされた件
後藤蓮
ファンタジー
生まれてから12年間、東京にすんでいた如月零は中学に上がってすぐに、親の転勤で北海道の中高一貫高に学校に転入した。
転入してから直ぐにその学校でいじめられていた一人の女の子を助けた零は、次のいじめのターゲットにされ、やがて引きこもってしまう。
それから2年が過ぎ、零はいじめっ子に復讐をするため学校に行くことを決断する。久しぶりに家を出る決断をして家を出たまでは良かったが、学校にたどり着く前に零は突如謎の光に包まれてしまい気づいた時には森の中に転移していた。
これから零はどうなってしまうのか........。
お気に入り・感想等よろしくお願いします!!
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

裏切られ追放という名の処刑宣告を受けた俺が、人族を助けるために勇者になるはずないだろ
井藤 美樹
ファンタジー
初代勇者が建国したエルヴァン聖王国で双子の王子が生まれた。
一人には勇者の証が。
もう片方には証がなかった。
人々は勇者の誕生を心から喜ぶ。人と魔族との争いが漸く終結すると――。
しかし、勇者の証を持つ王子は魔力がなかった。それに比べ、持たない王子は莫大な魔力を有していた。
それが判明したのは五歳の誕生日。
証を奪って生まれてきた大罪人として、王子は右手を斬り落とされ魔獣が棲む森へと捨てられた。
これは、俺と仲間の復讐の物語だ――
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。
狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。
街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。
彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる