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第三十九章
後悔
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ブリッタとの会話が終わり、ナディはカーリャの元に行く許可を求めた。戦乙女は口を隠し、目を笑う形にして許してくれた。何かを面白がっている風にしか見えない。
「どうぞ。まだ眠っておられると思いますが。ええ、寝顔を見るのもいいものですわ」
それはあの美貌の鑑賞と言う意味だろう。それ以外にない。だからブリッタ。そのアンジェラみたいな笑顔は止めて欲しい。
「食事はオクタビアが用意します」
「ああ、あの」
褐色の肌の大柄な美人。彼女も顔の右に大きな傷があった。あれもそれなりの意味や歴史があるのだろうか。
「オクタビアさんも戦乙女とか姫騎士なんですか?」
「いいえ。彼女は南方の出身で前身は奴隷剣闘士です」
またすごいものが出てきた。そう聞けばあの傷もあの#大槌矛_モール__#を振るう暴れっぷりも納得出来る。
「姫様が買い上げて解放したので、今は自由の身ですが」
アンジェラの回りには個性的な女性が集まるのねえとナディは自分の事は忘れて感心した。
「その経歴もあって料理が大の得意です」
「はあ」
「どんなものでも食べられるように出来ますし、特に精のつく料理では死人でも起き上がりかねない程のすごいのを」
それは料理が得意と言うのだろうかとナディは口に出さずに思う。それと『精のつく料理』なんて話題が何故、今、必要なのでしょうか。
「ではごゆっくり」
見るからに機嫌の良くなったブリッタに送り出されてナディはカーリャの病室に向かった。眠っているはずだからノックもせずに、そうっと扉を開ける。簡素で家具の少ない部屋の向こうにベッドが見えた。そのまま足音を忍ばせて中に入る。
「カーリャ……様あぁ」
小さく声をかける。確かにベッドに一人寝ている。カーリャだろう。動きはない。
「え?」
だがその上になんかいて――
やっと来たか。
「ラージャ……」
白地に灰色の斑模様の大きな猫がいた。ベッド真ん中に伏せている。大きな目がじろりとナディを睨んでいた。
「ラージャあぁっ!」
思わずナディは叫んでしまった。数瞬前の配慮も忘れてどたばたとベッドに駆け寄る。猫と呼ばれている雪豹の仔がやや身を起こして身構えた程だった。
「ラージャ! ありがとう! わたしを助けてくれたんだよねえっ!」
先の戦いでナディを捕まえた敵を強襲したのがこの勇者だった。あれでナディは大逆転に持ち込めたのである。あのまま人質にでもされたら、如何にカーリャでもメイド達でも危なかっただろう。
いわばラージャは戦局を変える大殊勲を上げたのだった。
「……触っていい?」
ベッドの側に駆け寄り、身構えるラージャを撫でようとして、ちょっとナディは固まる。何故かこの猫は出会った最初の日以降は一回もナディに触らせてくれていない。ここでまた逃げられたら悲しい。本気で感謝しているのだけに。
どうぞ
ラージャはもう一度ベッドに伏せた。ナディのその配慮が気に入ったのか、共にカーリャを救おうとした事実に許したのか、或いはいちいちかわすのが面倒臭くなったのか――そのどれもがありそうな顔でナディの目の前に身体を投げ出してくれたのだった。
「わあああ」
そっとナディはてを伸ばす。触れた。もふ。柔らかい。豊富な毛。その上に指を這わす。毛にからめる。もふもふもふふふ。
「うわああぁぁ」
気持ちいい。ずっと触っていたい。触るのも許してくれる。猫は正義だ。頭から背中へ。もふふふふのふ。喉も撫でて。くりくりなんかしてあげて――
「……あ」
違った。もふもふの魔力に囚われる処だった。そうよ。違います。ここに来た目的は。
「カーリャ……様?」
ベッドには毛布をかけたあの優美な身体が休んでいた。幸い傷一つないお顔が枕の上にある。惚れ惚れしたくなる整った顔立ちが静かに目を閉じていた。
「静かにしなきゃ駄目よ。ラージャ」
猫に喜んで舞い上がっていた自分を都合良く棚に上げて、ナディはしーーいと指を唇に当てる。ベッドの脇に椅子がある。そこへ恐る恐る座った。
「……カーリャ様」
改めてベッドの中の人を見る。四日前に初めて出会い、三日間ずっと一緒にいた男性。どんな女性より美しいのに、どんな男性よりも優しく凛々しかったお方。
「ありがとうございました」
ナディは心からの礼を、でもこのお方を起こさない様に小声で囁く様に言った。
「とても楽しゅうございました」
本当はあの戦いの直後にまず言うべきだったろう。飛び付いてでも言いたかった。ただ身体が言う事を効かず、情けなくも腰を抜かしていたのだ。
「ご無事で良かった」
そしてカーリャからも来てくれなかった。怪我のせい? それもあるだろう。だがそれよりもとナディは思う。
「違うんです。わたしの文通相手はアンジェラで、その、決してカーリャ様以外の男性なんかじゃないんです」
そう思うとナディはぞっとする。言わなかった自分が悪い。聞こうともしなかったカーリャもどうかとも思うけど。
だが、現実は『自分でふった男に自分が想い人と会いに行くのを手伝わせた、ずうずしく厚かましい女』にナディがなっている事だった。
「信じて下さい。わたしそこまでひどい女じゃありません」
でも、この騎士様はそう誤解した上で、そのひどい女に尽くしてくれたのだ。三日の間、親切に献身的に警護と案内と料理までも、下心も悪意も露ともなく、ナディに同行してくれたのだ。
「本当に感謝していますから……」
ノーラは感心していた。アンジェラは呆れていた。そんな男がいるなんて――他の女達がその価値を認め、それを無償で得られたナディの幸運を教えてくれた。
「ですから、あの……」
でも、これで終わりだ。この城に連れてきてくれた最後の挨拶は別れの挨拶だった。戦いの後に来てくれなかったのも、想い人のいるナディへの人前での気遣いだろう。
そして怪我が癒えれば領地に帰ると言う。一人で、ナディを残して、きっと人目のあるこの城では声もかけてもくれずに。
「ごめんなさい……」
そう考えると涙が出る。この三日間がもう二度と戻らないと思うと嗚咽まで漏れそうだ。悲しい。
「……わたしったら」
そして、出会った四日前を思い出して……もう本気で大泣きしそうだった。忘れるはずもない。ナディはこの優しい騎士の申し出を、それを聞きもせずに一方的に拒んだのだった。
「馬鹿……ばか……」
もったいない――ですらない。ここまで心も綺麗なお方になんて無礼を。今までの人生で一番やってはいけない事をしてしまった。
「ばか……」
理由はわかっている。痣と言う自分の醜さを自分勝手に僻んでいじけて、そのせいで考えもなく、相手の事も考えられもせず――叔母が本気で怒った意味がわかった。身が震える程の想いでわかった。
「最初にお会いした時のわたしは悪い愚かな子でした。許して下さい」
ナディはそっと呟いた。カーリャを起こさない様に小声で。自分がしでかした無礼を思えば謝罪する事すらおこがましい。
出会ってすぐの拒絶。でありながら三日間の献身。それを厚かましくも受け、たっぷり楽しんでいた自分の自分勝手。そしてそれをどんな思いでこの騎士様が見ていたか。あくまで微笑みながらの態度で。そのどれを思い出しても顔から火が出る程に恥ずかしく、心臓が凍る程に罪悪感で震える。
「カーリャ様……」
ナディはもう一度カーリャの顔を見た。美しいお顔。親切で何でも出来る、勇敢で凛々しい騎士様。
「……」
もう一度――と思うのは贅沢だろうか。騎士様には騎士様の矜持もあろう。こんな無礼女に二度も、そこまで甘くしてくれるだろうか。醜いのは外面の痣だけでなく、内面の厚かましさと心のわからない幼稚な我が儘だと自分で証明してしまったのに。
「ああ……」
なんてわたしはもったいない――自分本意の身勝手な感想とわかっていてもナディはそう思ってしまう。だって本気で四日前の自分を殴りたい。自分だけの僻み根性で、こんなに優しいお方にあんな。
そもそもこの騎士様がこの痣に一言でも苦情を言ったか。或いは知識を披露して自慢しまくった態度に一瞬でも嫌な顔をしたか。さらに大飯を喰らったり、連日の大酒からの二日酔いで吐きまくったり……乙女にあるまじき数々のはしたなさに、いつも笑顔で優しくて。
「かーありゃあぁさまあぁ……」
気づいたらナディは涙をぽろぽろと流していた。初めてだ。初めてこんなに扱われて、初めて男の人にこんな想いを抱いて。
――そして、初めてそれを失うのだから。それも自分だけのせいで。
「ごめんなさぁぁいぃぃ」
涙まじりの声で何とか言った。今更、四日前にも戻れないのも、今更にこの三日間が戻ってこれないのも、身に染みてわかりながらも何とか言った。それでどうなるはずもないとわかっていても言葉は我慢できなかった。
おい
「どうぞ。まだ眠っておられると思いますが。ええ、寝顔を見るのもいいものですわ」
それはあの美貌の鑑賞と言う意味だろう。それ以外にない。だからブリッタ。そのアンジェラみたいな笑顔は止めて欲しい。
「食事はオクタビアが用意します」
「ああ、あの」
褐色の肌の大柄な美人。彼女も顔の右に大きな傷があった。あれもそれなりの意味や歴史があるのだろうか。
「オクタビアさんも戦乙女とか姫騎士なんですか?」
「いいえ。彼女は南方の出身で前身は奴隷剣闘士です」
またすごいものが出てきた。そう聞けばあの傷もあの#大槌矛_モール__#を振るう暴れっぷりも納得出来る。
「姫様が買い上げて解放したので、今は自由の身ですが」
アンジェラの回りには個性的な女性が集まるのねえとナディは自分の事は忘れて感心した。
「その経歴もあって料理が大の得意です」
「はあ」
「どんなものでも食べられるように出来ますし、特に精のつく料理では死人でも起き上がりかねない程のすごいのを」
それは料理が得意と言うのだろうかとナディは口に出さずに思う。それと『精のつく料理』なんて話題が何故、今、必要なのでしょうか。
「ではごゆっくり」
見るからに機嫌の良くなったブリッタに送り出されてナディはカーリャの病室に向かった。眠っているはずだからノックもせずに、そうっと扉を開ける。簡素で家具の少ない部屋の向こうにベッドが見えた。そのまま足音を忍ばせて中に入る。
「カーリャ……様あぁ」
小さく声をかける。確かにベッドに一人寝ている。カーリャだろう。動きはない。
「え?」
だがその上になんかいて――
やっと来たか。
「ラージャ……」
白地に灰色の斑模様の大きな猫がいた。ベッド真ん中に伏せている。大きな目がじろりとナディを睨んでいた。
「ラージャあぁっ!」
思わずナディは叫んでしまった。数瞬前の配慮も忘れてどたばたとベッドに駆け寄る。猫と呼ばれている雪豹の仔がやや身を起こして身構えた程だった。
「ラージャ! ありがとう! わたしを助けてくれたんだよねえっ!」
先の戦いでナディを捕まえた敵を強襲したのがこの勇者だった。あれでナディは大逆転に持ち込めたのである。あのまま人質にでもされたら、如何にカーリャでもメイド達でも危なかっただろう。
いわばラージャは戦局を変える大殊勲を上げたのだった。
「……触っていい?」
ベッドの側に駆け寄り、身構えるラージャを撫でようとして、ちょっとナディは固まる。何故かこの猫は出会った最初の日以降は一回もナディに触らせてくれていない。ここでまた逃げられたら悲しい。本気で感謝しているのだけに。
どうぞ
ラージャはもう一度ベッドに伏せた。ナディのその配慮が気に入ったのか、共にカーリャを救おうとした事実に許したのか、或いはいちいちかわすのが面倒臭くなったのか――そのどれもがありそうな顔でナディの目の前に身体を投げ出してくれたのだった。
「わあああ」
そっとナディはてを伸ばす。触れた。もふ。柔らかい。豊富な毛。その上に指を這わす。毛にからめる。もふもふもふふふ。
「うわああぁぁ」
気持ちいい。ずっと触っていたい。触るのも許してくれる。猫は正義だ。頭から背中へ。もふふふふのふ。喉も撫でて。くりくりなんかしてあげて――
「……あ」
違った。もふもふの魔力に囚われる処だった。そうよ。違います。ここに来た目的は。
「カーリャ……様?」
ベッドには毛布をかけたあの優美な身体が休んでいた。幸い傷一つないお顔が枕の上にある。惚れ惚れしたくなる整った顔立ちが静かに目を閉じていた。
「静かにしなきゃ駄目よ。ラージャ」
猫に喜んで舞い上がっていた自分を都合良く棚に上げて、ナディはしーーいと指を唇に当てる。ベッドの脇に椅子がある。そこへ恐る恐る座った。
「……カーリャ様」
改めてベッドの中の人を見る。四日前に初めて出会い、三日間ずっと一緒にいた男性。どんな女性より美しいのに、どんな男性よりも優しく凛々しかったお方。
「ありがとうございました」
ナディは心からの礼を、でもこのお方を起こさない様に小声で囁く様に言った。
「とても楽しゅうございました」
本当はあの戦いの直後にまず言うべきだったろう。飛び付いてでも言いたかった。ただ身体が言う事を効かず、情けなくも腰を抜かしていたのだ。
「ご無事で良かった」
そしてカーリャからも来てくれなかった。怪我のせい? それもあるだろう。だがそれよりもとナディは思う。
「違うんです。わたしの文通相手はアンジェラで、その、決してカーリャ様以外の男性なんかじゃないんです」
そう思うとナディはぞっとする。言わなかった自分が悪い。聞こうともしなかったカーリャもどうかとも思うけど。
だが、現実は『自分でふった男に自分が想い人と会いに行くのを手伝わせた、ずうずしく厚かましい女』にナディがなっている事だった。
「信じて下さい。わたしそこまでひどい女じゃありません」
でも、この騎士様はそう誤解した上で、そのひどい女に尽くしてくれたのだ。三日の間、親切に献身的に警護と案内と料理までも、下心も悪意も露ともなく、ナディに同行してくれたのだ。
「本当に感謝していますから……」
ノーラは感心していた。アンジェラは呆れていた。そんな男がいるなんて――他の女達がその価値を認め、それを無償で得られたナディの幸運を教えてくれた。
「ですから、あの……」
でも、これで終わりだ。この城に連れてきてくれた最後の挨拶は別れの挨拶だった。戦いの後に来てくれなかったのも、想い人のいるナディへの人前での気遣いだろう。
そして怪我が癒えれば領地に帰ると言う。一人で、ナディを残して、きっと人目のあるこの城では声もかけてもくれずに。
「ごめんなさい……」
そう考えると涙が出る。この三日間がもう二度と戻らないと思うと嗚咽まで漏れそうだ。悲しい。
「……わたしったら」
そして、出会った四日前を思い出して……もう本気で大泣きしそうだった。忘れるはずもない。ナディはこの優しい騎士の申し出を、それを聞きもせずに一方的に拒んだのだった。
「馬鹿……ばか……」
もったいない――ですらない。ここまで心も綺麗なお方になんて無礼を。今までの人生で一番やってはいけない事をしてしまった。
「ばか……」
理由はわかっている。痣と言う自分の醜さを自分勝手に僻んでいじけて、そのせいで考えもなく、相手の事も考えられもせず――叔母が本気で怒った意味がわかった。身が震える程の想いでわかった。
「最初にお会いした時のわたしは悪い愚かな子でした。許して下さい」
ナディはそっと呟いた。カーリャを起こさない様に小声で。自分がしでかした無礼を思えば謝罪する事すらおこがましい。
出会ってすぐの拒絶。でありながら三日間の献身。それを厚かましくも受け、たっぷり楽しんでいた自分の自分勝手。そしてそれをどんな思いでこの騎士様が見ていたか。あくまで微笑みながらの態度で。そのどれを思い出しても顔から火が出る程に恥ずかしく、心臓が凍る程に罪悪感で震える。
「カーリャ様……」
ナディはもう一度カーリャの顔を見た。美しいお顔。親切で何でも出来る、勇敢で凛々しい騎士様。
「……」
もう一度――と思うのは贅沢だろうか。騎士様には騎士様の矜持もあろう。こんな無礼女に二度も、そこまで甘くしてくれるだろうか。醜いのは外面の痣だけでなく、内面の厚かましさと心のわからない幼稚な我が儘だと自分で証明してしまったのに。
「ああ……」
なんてわたしはもったいない――自分本意の身勝手な感想とわかっていてもナディはそう思ってしまう。だって本気で四日前の自分を殴りたい。自分だけの僻み根性で、こんなに優しいお方にあんな。
そもそもこの騎士様がこの痣に一言でも苦情を言ったか。或いは知識を披露して自慢しまくった態度に一瞬でも嫌な顔をしたか。さらに大飯を喰らったり、連日の大酒からの二日酔いで吐きまくったり……乙女にあるまじき数々のはしたなさに、いつも笑顔で優しくて。
「かーありゃあぁさまあぁ……」
気づいたらナディは涙をぽろぽろと流していた。初めてだ。初めてこんなに扱われて、初めて男の人にこんな想いを抱いて。
――そして、初めてそれを失うのだから。それも自分だけのせいで。
「ごめんなさぁぁいぃぃ」
涙まじりの声で何とか言った。今更、四日前にも戻れないのも、今更にこの三日間が戻ってこれないのも、身に染みてわかりながらも何とか言った。それでどうなるはずもないとわかっていても言葉は我慢できなかった。
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