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同棲しましょう※

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「えっ!!遥が俺と同じ大学に!!?」


4年ぶりに会ったイケメンの弟。遥に再会した途端、身体を好き勝手弄ばれ、2回もイかされました。
はい、これが前回までのあらすじ。

あの後、意識が飛んでしまった俺の身体やソファの後始末は、全て遥が綺麗にやってくれていたようで。

目を覚ますと、すでに帰ってきていた父、母、遥が夕飯の準備をしてくれていた。
俺はそのままリビングのソファで眠りに落ちてしまっていたようだ。


久しぶりに家族全員で食卓を囲んでいると、
母さんが突然爆弾発言を投下した。
そんで冒頭へ戻る。


「っえ、だって、そんなの聞いてないよ…!」
「言ってなかったのよ。サプラーイズ!ってやつ?」
「遥が卒業したこのタイミングはサプライズ通り越して遅すぎるでしょ、母さん…」
「まあまあ、いいじゃない。だってあてがあったんだもの」
「まあ、確かに…実家からだと、K大は遠くはないけど…」
「あら、何言ってんの悠人」
「は?何が?」
「4月からあんたのマンション一に緒に住むのよ?」
「そうなんだ……って、えええぇええええ!!?」


聞いてない。全くもって、そんな話は一ミリも聞いてない。
俺と遥が一緒に住むだって?無理無理無理!
あんなことがあった後で…正直この夕食が終わったらすぐにでも一人暮らしの家に逃げ帰ろうと思っていたぐらいだ。
一緒の部屋に暮らすなんてどう考えてもあり得ない


「いや、いやいやいや!俺の部屋1LDKだよ!?一部屋しか無いんだよ?」
「なんだ、いいじゃないか、お前、1人だと広すぎるって言ってただろ」


黙って鍋を突いていた父さんまでもが母さんに加勢してしまう


「そうよ!それにほら!あんた達昔はよく、同じ部屋で寝てたじゃない」
「い、つ、の話をしてるの、!それは小学生くらいの時の話で…」
「とにかく、もうわたしたち三人で話して決めちゃったし!お金も安上がりだから、よろしくね!」
「そうだ、お前のとこの家賃も、馬鹿にならないんだぞ。黙って母さんのいうこと聞きなさい」


父母両方からの同棲しなさいラッシュを喰らう。
恐る恐る、遥の方へ視線を送ると
俺だけに見えるようにニヤリ、としたり顔で笑っていた

(…この…ッ絶対、言い出したの遥だな…)


「そうだ、ご飯食べたら早速悠人ん家2人でいってらっしゃいよ」
「はっ?」
「そうだな、遥、荷物いっぱい持って帰ってきたしな…悠人、お前、搬入手伝ってやれ」
「え、そんな急に勝手に…」
「いや~、それにしても嬉しいわぁ。2人がまた仲良くしてくれて。これからはまた2人でいつも一緒に戻るのねえ」
「兄さん、ごめん、いいかな?お邪魔して。」


申し訳なさそうにこちらを見つめる遥
だが、瞳の奥はギラギラと鋭く光っていた。

母さんも父さんも、遥にまんまと騙されている。

でもまさか、二人が来る前に弟に襲われてフェラされてちんこ擦り合いしてイかされましたなんて、そんな話を馬鹿正直に言えるはずもない。


「…わかったよ…」


三人に迫られて、こう、返事をするしかなかった





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「……ンッ!!…あ…っ!んむ、ぅ…!」
「っは、ぁあ…っ兄、さん…」


…で、何でこうなった。
部屋に着くなり、後ろから強く抱きしめられ、強引に顎を引かれてまたキスをされる。

正直家に招いたらこうなる予想しか、なかった。だから、本当に嫌だったんだ


「…っやっと…!ふ、たりきり…っぁ、になれた…っ兄さ、ぁ…!」
「…っや、め…っばか…ぁ!っは、なせ…!」


身をよじって抜け出そうと試みるが、遥の腕の力強くてかなわない。
しつこいキスのせいで、次第に身体に力が入らなくなっていく
そうして抵抗を弱めると、遥は嬉しそうに目を細めた


「ああ…っ可愛いね…兄さん…キスで気持ちよくなっちゃった…?」
「…ちがっ!…ぁ…ん…!」
「ほら、ここも悦んでる…っ」

シャツの裾から、滑るように遥の掌が侵入する。
するりと突き進んだそれは、俺の胸の突起をピンっと飛ばしてみせた。

その瞬間、


「…っぅあ…!」


雷が落ちたように高速で、何かが俺の全身を駆け抜けていった。
おかしい。これじゃまるで、


「ぁ…っ!兄さん…!乳首で感じるんだねっ!…可愛いよ、さすが俺の兄さんだ…」


唇が解放されたかと思うと、今度はそのまま両手でくりくりと二つの突起を弄る遥


「ち、が…ぁ…っう…っん、ん、」
「…ほら、ぷっくり膨らんできたよ…兄さん…身体もびくびくして…っ俺を欲しがってる…!」
「…っち、がぁ…っや、だ…!」


前では乳首を弄られながら、後ろでは硬くなった遥のモノをズボン越しに尻に擦り付けられる

緩急をつけて、くにくに、くりゅくりゅと触られるたびに、びりびり、じんじんとした感覚が全身を襲う


「兄さん…もう、ダメだ…!っ俺…」
「っな!?、にして…」


後ろから、ひょいと身体を抱きかかえられる。
足がぷらぷらと宙に浮いている状態のまま、移動する遥
嫌な予感しかしない


「ここだね、」
「…っや、勝手に開け…」


バンっ!と寝室のドアを足蹴にして、開ける遥。
いつから俺の弟はこんなにもお行儀が悪くなったのだろうか


「なにいってるの兄さん…っ今日から二人で同棲するんだよ…?二人の部屋だよ…」
「ちがう…!それはみんなが勝手に…っわぁ!」


ボスン、とベットの上に放り投げられる身体
仰向けに着地した俺の上に、すかさず馬乗りになる


「…兄さん?いい加減観念してよ…もう兄さんは俺とずーーっと、一緒なんだよ?」


にこりと笑うその笑顔が。怖くてたまらない。
俺に、狂うほどに執着しているようなその表情が。


「ほら、邪魔だから脱ごうね」
「ちょっ」


上着のシャツを少々乱暴に剥ぎ取られ、俺の上半身が露わになる。そんな俺の身体を舐め回すように見やると、突然頭を抱えて悶絶する遥


「~っああ!兄さん…!すごい…っ乳首がピンクで、可愛すぎるよ…!そんなに俺を煽って…どうするの…!」


もう、もはや、弟が何をいっているのかが理解できない。ぶっ壊れている
そのまま遥は、まるでかぶりつくように俺の胸の突起を舐め始めた。


――ちゅく、ちゅく、ぢゅ、ぢゅ、ぢゅるる


またもや、身体が無意識に反応してしまう。


「…っや、舐め、ないで…ぇっ」
「おいひぃ…おいひいよ、ああ、中三の時よりも、…濃い、ピンクだね…っ」
「…っい、みわからな…ぁっ…あ…ん…」
「ほら…こんなに主張して…っ俺に、舐めてって、訴えてる…!」


舐めていない方の突起は、指で丁寧になぞられる。
腰が勝手にビクビクと動く。遥の舌に、感じてしまっている自分がいた

俺の身体に力が入らなくなった頃合いに
遥はさも当たり前とでもいうように、俺のスボンを脱がし始めた


「さ、兄さん…やっと…繋がれるよ…」
「っひ…!な、に、言って…!ぃ、やだ…っやめて…!」
「兄さんに、ぶち込んで、ぐちゃぐちゃに掻き回して…っきっと、満足してもらえるよ…俺、自信があるんだよ…」


ズボンも、パンツも、全てずり下ろされ、久しぶりに会う弟の前で、全裸になる自分。

(いったい、これは何の悪夢だ…)

俺の腕をベットに押さえつけながら、片手で器用に自身の性器を露出させる遥。それは、もうすでに完勃ちしてしっかり上を向いていた。


「…っ遥…!こういうの、なんて言うか知ってるかっ!?…っ強姦、レイプだぞ…!っ家族だからって許され」
「何いってるの兄さん」


俺の言葉を遮る遥のその表情は、笑っていなかった。


「兄さんも、俺も。互いに求めあってるんだ…そうだよね?」
「…な、に…言って…っおれは…」
「これから兄さんは、俺だけを見て生きていくんだ…俺がそうしてきたように…大丈夫…俺だけいれば、十分だよ…寂しくないでしょ、ねえ、そうでしょ?」


低く、狂気的な声色で言葉を紡ぐ遥は、目が虚ろで、どこか焦点が合っていない。まさに、狂っているという言葉がお似合いだった。
もう、逃げられないのかもしれないと、そう思ってしまった。身体が萎縮して、抵抗する腕から力が抜け落ちる。


「兄さん、…俺のために、守っててくれたんだよね、ここ…」
「~っぁ!?」


またしても、後ろの窄みに遥の指が突き立てられる。ぬぷ、と侵入してくる指とともに、今までに感じたことのない感覚が俺を襲う。


「…っい゙…ぁ……っ…あ…」


痛みと、表現しがたい不快感にも似たそれが、どうしようもなく気持ちが悪かった。声が、うまく出せない。


「きついね…兄さん、偉いよ、欲しがって締め付けて、離さない…っちゃんと、ハジメテは守ってくれてたんだね…」
「い、だ…っぁあ…い゙ぁ…!ぬ、いて…ぇ…やだぁ…」
「一本、奥まで入ったよ。ほら…兄さん…もっと、足を広げて…そうすればもっと楽に…はるかのちんぽ咥えられるよ…!」


膝の裏を掴まれて、また先ほどのように無理やり股を開かされた。同時に、遥の指が、ぐにぐにと中で動き出す。


「っや…らぁ!やめて…ッもう、嫌だ…ぁ…!」


痛い、痛い、痛い。後ろの穴なんて触られて、汚い、気持ち悪い、嫌だ。嫌だ!


「ここかな…兄さん?」
「~~ッ!?」


その時、中の奥の方を指の腹でこすられた。
ごりゅ、という感覚が中心から全身に響いて、声にならない声が込み上げた。


「っあ、兄さん…っ気持ち良いんだね…っ嬉しいよ…!俺まで濡れてきちゃった…!」


止まらない遥の指。ある部分をこすり続ける。あろうことか、首をもたげていた俺のモノは、ピン、と上を向いてしまった


「…っにいさ…興奮してるんだね…!なか、すごくひくひくして…っ俺を離してくれないっ」
「~~…ッ!!~~っん゙…ッ」


おかしい、何で。こんなのおかしい。
なぜ、後ろの穴なんて触られてるのに、快感によがってるんだ、俺は


「兄さん、もう、我慢できない…ッ挿れるよ、良いよね?兄さん…!」


ぬぽっ、と音を立て、指が抜かれる。間髪入れずに、遥の反り立った大きなモノが、窄みにピタッとあてがわれた。指とは比べものにならない太さだ。

(まさか…嘘…)


「っや、やめ…」
「挿れるよ…兄さん…ッ!」
「っや、だ無理無理無理入らな…ぁ……ッん゙ぅっう”ぅ~~ッ!」


みち、みち、と悲鳴をあげる俺の窄みを掻き分けて、遥の太くて硬いモノが侵入する。


「…ッん゙ぐ…ぅ~ッむ、りぃ!ぬ、い゙で…ッ」
「兄さん、っ兄さん、兄さん…!ああ、やっと、っ兄さんに、俺の、ちんこブチ込めるよぉ…!」


ーぬりゅ、りゅりゅ……ッばちゅん!!


その一突きで、遥のモノが完全に俺のナカへと挿ってしまった。

激痛と、同時に痛みを凌駕するほどの、形容し難い感覚が、全身を襲う。
その後の記憶は、ぱったりと事切れている。


意識が完全に切れる直前、最後に聞こえたのは、


「ッどこにも行かないで…兄さん…ッ!」



狂おしいほどに俺に執着するその目つきで言い放つ、その一言だった。




こんなにお前に縛り付けられて、どこに行けるっていうんだよ、馬鹿野郎。



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