男爵令嬢と結婚するから婚約破棄?二代続けてふざけるな!この低脳がっ!!

三条桜子

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3 長引く隣国からの圧力、ストレスたまって八つ当たりだぜ③ 白紙委任状

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  その後
 
 あのピンク犯罪トリオちゃんが、親同伴で謝りに来たのは、早い子で3日後で遅い子は10日後だった。

 正気じゃない。

 私ならば水が止まったらすぐ謝る。もっと言及するならば水を止める命令を出したあの日ワザワザ目の前で出してるのだ、すぐに潔く謝り許しを乞うべきだ。

 トイレすら困るだろうに。

 親に暴言の件を隠したのか。

 王女相手だぞ。隠せるわけがない。

 自力で水道局と掛け合ったか。甘いな。

 水道局は、彼女達の家を相手にしない。「担当者がいない」「記録にない」「部品が届かない」如何にも役所仕事。私からの命令に日々の鬱憤を晴らせると悪い顔で参加してくれたのだ。

 故に水道局は、絶対に水をくれない。

 欲しかったら私に謝るしかないのだ。

 彼女達は、親に頭を押さえ付けられ「もうしません」クタクタの状態で謝っていた。
泣くとか青い顔とかの状態はとっくに過ぎ去った後だったな。家や学校で叱られたのだろう。

 退屈だから全部見たかったのに…

 「赦します」と尤もらしく言ってやった。彼女達に王女に喧嘩を売った落し前として『二度としないとの誓約書』と『白紙委任状』を書かせた。

 白紙委任状…白紙の下に彼女達の名前だけがサインされた紙。
 例えば空白に「どこどこで死ね」と書くことがいつでも出来る。既にサイン済みの為に拒否が出来ない。生殺与奪は我の手のうち。

 何故に彼女達はつるむのか。結局、責任をとるとき人生の決断の時、進路。統べてで一人で歩むのだ。
本質的に人は独り。
 貴族の癖に責任と覚悟が何故に無い。
腹立つ。苛立つ。これが我々世代か。
 どうやって隣国に立ち向かう。敵前逃亡は軍事裁判無しの現場での銃殺と知っての所業か。

 我に生殺与奪握られていること、ゆめゆめ忘れるなよ。

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