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東方への旅立ち
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「既にお聞き及びでいらっしゃるでしょうが、私は翠蓮国の代表として参りました。その際に贈り物も持参したのですが、エライオンの皆様のお気に召さなかったようでして……」
浮かれた頭に冷水でも掛けられたかのように、一気に血の気が引きました。
「……一部の品を除いて、受け取りを拒否されました」
他国から贈られてきた品々を突き返すなんて有り得ないことです。
「申し訳ございません」
贈り物を拒否する。
使節を無碍に扱う。
戦争が起きてもおかしくはないほどの実態の数々。翠蓮国への対応はあまりに杜撰が過ぎます。
国王陛下のお指図なのでしょうか。
「対応してくださったのはヘリオス王子です」
「あぁ……」
思わず声が出てしまいました。
もし私がお側にいたのなら、そのようなことはさせませんでした。
交流が少ないからと陛下は外交の練習のつもりで任せたのかしら。外交は距離の遠い近いを問わず、相手と真摯に向き合うべきものなのに。
「恐らく私の出自を厭ったのでしょう」
「出自、ですか?」
「私は翠蓮国の第十五皇子です」
王族・皇族が外交に携わることはよくあることです。けれど突然目の前の方が高貴な方だと分かって、身の置き場がなく慌ててしまいます。
「我が国の皇帝には28人の皇子と49人の皇女がおりますので」
「ご、御兄弟が多いのですね」
「交流のある兄弟は片手で数えるほどですよ」
困ったように微笑んでいらっしゃる玄曜様。対する私は当たり障りの無い言葉を返すのが精一杯。
翠蓮国には後宮があると聞いています。皇后を筆頭に、皇家と結びつきを強める為に各氏族から差し出された女性達が、皇帝の愛を得て多くの御子を産むのです。
一夫一妻制のエライオン王国で育ったヘリオス殿下は、継承権の低い皇子だと切り捨てたのでしょう。
「我々はエライオン王国と事を構える気はありませんので」
「寛容なお心遣い、感謝致します」
私の頭くらいでは謝罪になるとは思いませんが、頭を下げることしかできません。
「そこで辺境伯殿の協力を得て、上手く荷物を捌くことになりました」
贈り物を抱えたままでは帰国も出来ませんからね。私を助けたことで、伝手が生まれたというわけです。
ふと、先程頂いた髪飾りに思わず手を伸ばしてしまいました。これもまた処分する不用品だったのだと思うと少し胸が苦しい。
「素晴らしい品だと思いませんか?」
「え、えぇ」
この国には無い意匠の髪飾りで、とても素晴らしいものだと思うのですが、ヘリオス殿下のお眼鏡には叶わなかったのかしら?だとしたらとんだ節穴ですね。
「私が隠したのです」
「えぇッ!?」
「物の価値の分からぬ者に渡して良いものではありませんので」
麗しい笑みを讃えていらっしゃいましたが、本心では相当腹に据えかねていらっしゃったのです。
「でしたら私のような者が持つべきではありませんね」
この美しい髪飾りは私のように醜い者には相応しくない。
「いいえ。貴女にこそ相応しい」
「そうでしょうか?」
「えぇ。私の国では珊瑚は厄除けの守りなのですよ」
「あぁ、そういう……」
玄曜様の言葉に一喜一憂して恥ずかしい。病気の私を慮ってくださっただけなのに。
「そして、私の国では結婚の時に女性に贈る装飾品なのです」
「えッ!?」
「これからは、それを身に付けた貴女の姿を毎日見ることが出来るなんて私は幸せです」
そう言って玄曜様は本当に嬉しそうに微笑みました。
すっかり退路が断たれてしまったような気もしますが、それが嫌ではない、むしろ嬉しいと思ってしまうのは、既に私が玄曜様に絆されているのでしょう。
治療が開始されて一月ほど経つと、私を苛んでいた頭痛や目眩が落ち着き始めました。相変わらず体は重かったけれど、このまま治療を続けていけば良くなるのではないかと気分が軽くなりました。
両親は私の回復をとても喜び、玄曜様に深い感謝を示しました。
「本当にありがとうございます。玄曜様のお陰で、すっかりローラは良くなりました」
「何を仰っているんですか。治療はまだ始まったばかりですよ」
感謝の言葉を受け取りながらも玄曜様は微かな苦笑を浮かべます。
「翠蓮国ではあれば、もっとお嬢様に最善の治療を提供できるでしょう。私の力が至らず、申し訳ありません」
「それほどまでに貴国の医療は進んでいるのですか?」
「我が国の技術が特に進んでいるとは思いませんが、お嬢様の症状には合っているのだと思います」
「では、翠蓮国に行けば、私の体は元に戻ると思いますか?」
思わず私は二人の会話に割って入ってしまいました。
彼の国での治療法が私に合っているというのなら、新たな可能性に心が逸ってしまうのです。そして玄曜様は一瞬考え込んだような表情を浮かべました。
「それは……確かに、可能性はあるかもしれません。但し、すぐに効果が表れるとは限りませんし、時間がかかることでしょう」
そして玄曜様は翠蓮国が遠く、大変な旅になることと簡単には帰って来れないことを説明してくれました。
「それでも、私は元の体に戻りたいのです。ご迷惑をお掛けすることは分かっていますが、我儘をお許しください」
私の懇願に、玄曜様は静かに頷きました。
「それほどまでに決意が固いのならば私から言うことはありません。けれど御父上が……」
言葉を濁してから玄曜様は父を見ます。
「ローラ。翠蓮国への道は遠く、多くの危険が潜んでいる。途中で嫌だと言っても逃げ帰ることはできない。その覚悟を持っているのか?」
父の声は厳格に聞こえはしましたが、同時に私への思いやりが滲み出ているようにも感じられました。私は父の目を見つめ、深く息を吐き出しました。
「お父様、私は本気です。本気で私の体を治したいのです。どんな困難があっても、逃げるつもりはありません」
父は私の言葉をじっと受け止め、しばらくの間、考え込んでいました。
「……それに、静かな場所で気持ちを整理したいのです」
婚約破棄をされてまだ一月。物見高い方々からのお節介な手紙が引っ切り無しに届けられていることを知っています。しばらくすると不本意な縁談が持ち込まれてくるかもしれません。
「玄曜殿。どうか娘を翠蓮国までお連れください。そして、必要な治療を与えてください」
その言葉に私はほっと胸を撫で下ろしました。
父は玄曜様に深く一礼し、玄曜様は深く頷かれました。重々しい表情からは真剣な決意と責任感が伝わってきます。
「命に代えても私がお守りします。決して貴女を危険に晒さないと誓います」
真摯な言葉の後、やがて玄曜様の口元が緩んで柔らかな笑みを浮かべました。彼の誠実さや情熱に胸が熱くなり、心が満たされるのを感じました。
こうして私の東方への旅は決まりました。初めて国外に出るということで不安はありましたが、隣には玄曜様がいらっしゃるので心強かったです。
浮かれた頭に冷水でも掛けられたかのように、一気に血の気が引きました。
「……一部の品を除いて、受け取りを拒否されました」
他国から贈られてきた品々を突き返すなんて有り得ないことです。
「申し訳ございません」
贈り物を拒否する。
使節を無碍に扱う。
戦争が起きてもおかしくはないほどの実態の数々。翠蓮国への対応はあまりに杜撰が過ぎます。
国王陛下のお指図なのでしょうか。
「対応してくださったのはヘリオス王子です」
「あぁ……」
思わず声が出てしまいました。
もし私がお側にいたのなら、そのようなことはさせませんでした。
交流が少ないからと陛下は外交の練習のつもりで任せたのかしら。外交は距離の遠い近いを問わず、相手と真摯に向き合うべきものなのに。
「恐らく私の出自を厭ったのでしょう」
「出自、ですか?」
「私は翠蓮国の第十五皇子です」
王族・皇族が外交に携わることはよくあることです。けれど突然目の前の方が高貴な方だと分かって、身の置き場がなく慌ててしまいます。
「我が国の皇帝には28人の皇子と49人の皇女がおりますので」
「ご、御兄弟が多いのですね」
「交流のある兄弟は片手で数えるほどですよ」
困ったように微笑んでいらっしゃる玄曜様。対する私は当たり障りの無い言葉を返すのが精一杯。
翠蓮国には後宮があると聞いています。皇后を筆頭に、皇家と結びつきを強める為に各氏族から差し出された女性達が、皇帝の愛を得て多くの御子を産むのです。
一夫一妻制のエライオン王国で育ったヘリオス殿下は、継承権の低い皇子だと切り捨てたのでしょう。
「我々はエライオン王国と事を構える気はありませんので」
「寛容なお心遣い、感謝致します」
私の頭くらいでは謝罪になるとは思いませんが、頭を下げることしかできません。
「そこで辺境伯殿の協力を得て、上手く荷物を捌くことになりました」
贈り物を抱えたままでは帰国も出来ませんからね。私を助けたことで、伝手が生まれたというわけです。
ふと、先程頂いた髪飾りに思わず手を伸ばしてしまいました。これもまた処分する不用品だったのだと思うと少し胸が苦しい。
「素晴らしい品だと思いませんか?」
「え、えぇ」
この国には無い意匠の髪飾りで、とても素晴らしいものだと思うのですが、ヘリオス殿下のお眼鏡には叶わなかったのかしら?だとしたらとんだ節穴ですね。
「私が隠したのです」
「えぇッ!?」
「物の価値の分からぬ者に渡して良いものではありませんので」
麗しい笑みを讃えていらっしゃいましたが、本心では相当腹に据えかねていらっしゃったのです。
「でしたら私のような者が持つべきではありませんね」
この美しい髪飾りは私のように醜い者には相応しくない。
「いいえ。貴女にこそ相応しい」
「そうでしょうか?」
「えぇ。私の国では珊瑚は厄除けの守りなのですよ」
「あぁ、そういう……」
玄曜様の言葉に一喜一憂して恥ずかしい。病気の私を慮ってくださっただけなのに。
「そして、私の国では結婚の時に女性に贈る装飾品なのです」
「えッ!?」
「これからは、それを身に付けた貴女の姿を毎日見ることが出来るなんて私は幸せです」
そう言って玄曜様は本当に嬉しそうに微笑みました。
すっかり退路が断たれてしまったような気もしますが、それが嫌ではない、むしろ嬉しいと思ってしまうのは、既に私が玄曜様に絆されているのでしょう。
治療が開始されて一月ほど経つと、私を苛んでいた頭痛や目眩が落ち着き始めました。相変わらず体は重かったけれど、このまま治療を続けていけば良くなるのではないかと気分が軽くなりました。
両親は私の回復をとても喜び、玄曜様に深い感謝を示しました。
「本当にありがとうございます。玄曜様のお陰で、すっかりローラは良くなりました」
「何を仰っているんですか。治療はまだ始まったばかりですよ」
感謝の言葉を受け取りながらも玄曜様は微かな苦笑を浮かべます。
「翠蓮国ではあれば、もっとお嬢様に最善の治療を提供できるでしょう。私の力が至らず、申し訳ありません」
「それほどまでに貴国の医療は進んでいるのですか?」
「我が国の技術が特に進んでいるとは思いませんが、お嬢様の症状には合っているのだと思います」
「では、翠蓮国に行けば、私の体は元に戻ると思いますか?」
思わず私は二人の会話に割って入ってしまいました。
彼の国での治療法が私に合っているというのなら、新たな可能性に心が逸ってしまうのです。そして玄曜様は一瞬考え込んだような表情を浮かべました。
「それは……確かに、可能性はあるかもしれません。但し、すぐに効果が表れるとは限りませんし、時間がかかることでしょう」
そして玄曜様は翠蓮国が遠く、大変な旅になることと簡単には帰って来れないことを説明してくれました。
「それでも、私は元の体に戻りたいのです。ご迷惑をお掛けすることは分かっていますが、我儘をお許しください」
私の懇願に、玄曜様は静かに頷きました。
「それほどまでに決意が固いのならば私から言うことはありません。けれど御父上が……」
言葉を濁してから玄曜様は父を見ます。
「ローラ。翠蓮国への道は遠く、多くの危険が潜んでいる。途中で嫌だと言っても逃げ帰ることはできない。その覚悟を持っているのか?」
父の声は厳格に聞こえはしましたが、同時に私への思いやりが滲み出ているようにも感じられました。私は父の目を見つめ、深く息を吐き出しました。
「お父様、私は本気です。本気で私の体を治したいのです。どんな困難があっても、逃げるつもりはありません」
父は私の言葉をじっと受け止め、しばらくの間、考え込んでいました。
「……それに、静かな場所で気持ちを整理したいのです」
婚約破棄をされてまだ一月。物見高い方々からのお節介な手紙が引っ切り無しに届けられていることを知っています。しばらくすると不本意な縁談が持ち込まれてくるかもしれません。
「玄曜殿。どうか娘を翠蓮国までお連れください。そして、必要な治療を与えてください」
その言葉に私はほっと胸を撫で下ろしました。
父は玄曜様に深く一礼し、玄曜様は深く頷かれました。重々しい表情からは真剣な決意と責任感が伝わってきます。
「命に代えても私がお守りします。決して貴女を危険に晒さないと誓います」
真摯な言葉の後、やがて玄曜様の口元が緩んで柔らかな笑みを浮かべました。彼の誠実さや情熱に胸が熱くなり、心が満たされるのを感じました。
こうして私の東方への旅は決まりました。初めて国外に出るということで不安はありましたが、隣には玄曜様がいらっしゃるので心強かったです。
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