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異世界魔王

魔王、急転生!?

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我の名前は、ルファル・ルーンルート。
魔王として、我の民を従わせ、人間を襲っている。が、我はそのようなことを1度もしていない。
ただ、1度だけ人間と戦争になった。戦争理由は、また今度言う。

我は、民の生活を自由にし、ただただ、1万年という時間をのんびりしていた。悪いことはしていないが、勇者は我の存在を許していないため、ただただ相手をしているだけの魔王だ。

そんな生活を続けてある日、ついに我はそんな生活を飽きてしまった。
そこでだ。我は、転生しようと思う。
流石に1万年も生きていると、きついのだ。

「魔王様、今なんとおっしゃいました!?」
「だから、転生だ。飽きたのだよ。」
「だからって、転生の他にもっといいことがあるのですが...」
「この世界にも飽きた。問答無用に転生する。」
「お待ちください!魔王さmーーー!!!」

「すまんな。もう、遅いのだ。」

その時、眩しい光とともに、魔王の姿はなくなった。




・・・・・人間界へようこそ、ルファル魔王様。

その声は、我をずっと見ていた神の声だった。


嗚呼、すまない息子よ。
また会えるという約束は、守れなかった。




転生しました。これから貴方は、人間として、生まれます。では、また会いましょう。
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