上 下
24 / 50

20

しおりを挟む
 吐く息が白い。
 こちらに来て、はや半年。
 今となっては、透子はすっかりあの自称・女神をあてにしていなかった。
 あきらめたと言っても過言ではない。

「とにかく仕事…………収入ですよ…………」

 呪いのように呟きながら、ダイニングのテーブルで色紙をカットしていく。
 日本のネット小説を参考に、五百枚の原稿を完成させて投稿してから、三ヶ月ちかく。
 今、透子は紅霞に紹介された内職を細々とこなしていた。

「チュン」

「牡丹の花です。富貴の象徴で、お祝いの席に用いるそうですよ」

 透子はテーブルの端で米粒をつつく茶色い小鳥に説明する。
 紅霞が持って来てくれたのは、日本風に言うと『切り絵』の仕事だった。
 色紙を鉛筆の線に沿って小刀でカットし、花や鳥の形にくりぬく。図案はおめでたいものや安息を願うもので、祝いの席や葬儀の場で用いられる。
 この切り絵を部屋中に貼ったり撒いたり、あるいは棺に詰めたりと、使い道は様々だが、とにかく「あればあるほど良い」という代物なので、庶民でも必要な時には山ほど用意する。そのため内職としても一般的である…………と紅霞が教えてくれた。

「昔は木製だったらしいぜ。金持ちは金や銀で作ったんだと。けど、製紙と染色技術が向上して、色のきれいな紙が安価で出回るようになったんで、庶民は紙で大量に作るようになったらしい。今は紙が一般的だな。金や銀は金持ちだけだ」

 初めて色紙の束を持って帰ってきた夜、紅霞はそう透子に説明した。
 自分は細かい作業は苦手なので、こういう仕事はやらない、とも。

「翠柳は小銭稼ぎに、よくこれをやってたんだ。あいつは手先が器用で、複雑な模様もそこそこ作ったから、依頼側にも重宝されてたんだ」

 色紙を見つめながら、懐かしそうに紅霞は語った。

「チュン」

「もう少し待ってください、すずさん。これが終わったら昼食にするので、お米をあげます」

 透子は小刀から目を離さずにスズメに語る。
 職人技とはいかないが、透子もそれなりに器用なので、この切り絵作業にはすぐ慣れた。二ヶ月が過ぎた今では、中の下くらいのレベルの図案が送られてくるようになっている。むろん、一枚の値段は図案の複雑さに比例する。
 正直、割りのいい仕事ではない。
 これで食べていけるとしたら、神業を仕上げられる一握りの上級職人だけだ。
 だが外に出られない以上、仕事は限られるし、安くても収入になるなら、文句は言わないと決めていた。
 せっせと彫刻刀のような小刀を動かして、牡丹の花びらを一枚一枚、切り抜いていく。
 最近では空き時間はずっとこの作業だ。昼食をはさんでひたすら小刀を動かしつづけ、日が暮れだすとテーブルの上を片付けて、夕食の支度にとりかかる。
 この日も、小さな友人が米粒をくわえて林に戻るのを見届けてから、野菜を切り刻んで鍋に入れていると、いつもより早い時間帯に玄関が騒がしくなった。

「透子!! どこだ!?」

 紅霞の声だ。焦るような大声。
 透子は竈の火を確認して、小走りに玄関に向かう。

(また何かあったの? まさか《四姫神》さんがらみで、また…………!)

 透子の胸に不安がわいたその時、透子は、がばっ! と大きな影に正面からおおいかぶさられた。

「こっ、紅霞さん…………!?」

 紅霞が抱きついてきたのだ。両腕を大きくひろげて。
 透子が『控えてほしい』と告げて以来、スキンシップは遠慮するようになっていたのに。
 真っ赤になって目を回す透子に、紅霞が早口で伝えてきた。

「すごいな、透子! 大賞だぜ!? 本当に小説で稼いだんだ、やったな!!」

「えっ…………えっ…………」

「なに、ぼーっとしてんだ! 大賞だぞ、大賞!! 一位!! 嬉しくないのか!?」

「えっ、あの…………なんの大賞ですか…………?」

「小説に決まってんだろ!? 透子が書いた小説!! あれが大賞をとったんだ!! 今日、仕事場にあの出版社の知り合いが直接、来て、伝言していったんだ! あとで色々相談したいって! 本も置いていった!」

 紅霞は透子の肩をつかんで、がくがくとゆさぶる。
 透子は恥じらいだけが原因ではなく、意識が遠のきかける。

「本、とは…………」

「これだ。店頭に並ぶのは明日だけど、見本を置いていったんだ」

 紅霞は愛用の仕事用の袋から一冊の雑誌をとり出し、端が折られたページを開いてくれる。

「ほら、ここ」

『第八回長編新人賞 大賞『死んだら聖なる泉にいて勇者と呼ばれ、最終的に後宮を抱える皇帝となった男の話』 透湖』と、でかでか載っている。
 透子は目を疑った。
 ページに印刷された題名や筆名ペンネームには、たしかに覚えがあるけれど。

(でも私、ネット小説サイトに細々と投稿していただけで、受賞経験は一度もない素人なのに…………)

「これ…………本物ですか?」

「本物に決まってるだろ、わざわざ偽物を刷ってなんの得があるんだ」

「手違いじゃないんですか? 受賞者の名前をとり違えたとか…………」

「それはないだろ。わざわざ俺の所にまで持ってきたんだ」

「本当に…………本物ですか?」

「本物だって。なにをそんなに疑ってるんだ」

「夢じゃないですよね!?」

「これが夢に見えるか?」

 紅霞は、ぺちん! と両手で透子の頬をはさんだ。叩かれた、というほどの強さではないが、確かに痛みを感じた。

「…………夢じゃない…………」

 ゆるゆると脳に情報が届いて分析される。

「本当に…………私が…………」

 ぐん、と突然、体が浮いた。足の裏が床から離れる。

「きゃ…………!」

「三ヶ月間、苦労した甲斐があったな!! 透子はやっぱり、すごい女だ!!」

 紅霞が両手を透子の脇にすべり込ませて「高い高い」のポーズで抱きあげたかと思うと、ぐるぐる回りはじめる。

「こ、紅霞さん…………!」

 危なっかしさに透子が思わず紅霞の肩にすがりつくと、紅霞は「ははっ」と笑った。
 よく笑うようになった最近の中でも、特に明るい輝くような笑顔だった。
 台所で薪を足されない鍋の火が、危うく消えかける。





 それから三日後。透子は紅霞の休日を利用して、例の出版社に来ていた。
 ここに来る前には一悶着あった。

「紅霞さんが行ってくれませんか? できれば、作者という体で」

 透子はこちらの人間ではないし、《四気神》のいない《無印》なので、可能な限り外の人間とは関わりたくない。皆が皆、紅霞のように理解ある人間ばかりではないはずだ。
 だが、この提案は即座に却下された。

「無理だろ。俺は透子の書いた原稿の内容を全然、知らないんだぜ? 内容について質問されたら、すぐばれる。俺が手伝ったのなんて、原稿を出しに行ったのと、透子の筆名と登場人物の名前を考えた時くらいだぜ?」

 もっともな意見だった。
 けっきょく話し合いの結果、やはり男装したうえで透子自身が行くことになった。
《印》のない手の甲には包帯を巻いて隠す。
 ちなみに出版社の知人には透子のことを「翠柳の遠縁の少年。仕事を探して夕蓮に来たので、部屋を貸している」と説明しているらしい。
 万一、女とばれた時には「実は由緒ある家柄の令嬢で、実家が小説を書くことを許さないので、今回、家族に内緒で応募した」とごまかすことになった。
 透子には理解しがたい感覚だが、こちらでは小説は『下等な娯楽』らしい。『文学』は高尚だが、小説は『無学で無教養な大衆向けの下世話な娯楽』なのだそうだ。

(そういえば、今でこそ『クールジャパン』と言われる日本の漫画やアニメも、昔は『子供向け』、『大人が見るものじゃない』って言われていたとかなんとか…………)

 たどりついた出版社は小さなビルだった。いや、ビルと形容していいのか。
 木造の、見るからに古い三階建ての建物は、日本の鉄筋のビルを見慣れた身には、踏み入れるのに勇気を必要とする。

「いや、とんでもない売れ行きですよ!!」

 玄関で来社を告げると、ばたばたと『編集長』を名乗る男がやって来て「お待ちしておりました!」と満面の笑みで迎えられる。
 応接室に案内され、勧められて長椅子に紅霞と腰をおろした途端、向かいに座った編集長がしゃべり出す。

「受賞原稿を掲載した今月号が店頭に並んで、今日でまだ三日目ですよ!? なのに、あちこちの本屋から売り切れの連絡が次々届くんです! こんなことはめったにありません!! 小さな書店まで、じき在庫がつきそうだと連絡がくるくらいで!!」

 編集長は、今にも透子の肩や背中をばしばし叩きそうだ。
「ジリリリン!!」とベル音が響いて、居合わせた編集者が音源となる機械の一部を手にとる。

「はい、はい。少々、お待ちを。編集長ー、まーた在庫確認っすー。二十部追加でー」

「二十も回せん! 他の所からも注文が来てるんだ! 八部と言っとけ!!」

「もしもーし? 聞いたとおりっすー、八部っすねー」

 軽薄な口調で若い編集者が機械に話している。
 透子はちょっと驚いていた。

(電話はあるんだ。そういえば、絵で見た昔の電話が、あんな感じだったかも?)

「いやもう、ご覧のとおりです!」

 編集長の声も顔もほくほくして、今にももみ手せんばかりだ。
 透子はまだ夢見心地だが、紅霞は「すごいな」と、なんだか透子以上に嬉しそうに顔をほころばせて、瞳をきらきらさせている。そうしていると艶っぽい雰囲気が薄れて、少年のような屈託ない印象になった。何故か編集長が、それをきょとんと見つめる。

「いや、透湖先生の斬新な発想には驚かされました! 正直なところ、審査員の先生方の間では『文章が低俗すぎる』『こんな文章では受賞に値しない』という意見が多数だったんですが」

「低俗、ですか…………」

 透子はちょっとショックをうける。
 読みやすくてわかりやすい文章は、透子の原稿の数少ない長所と自負していたのだ。
 編集長は慌てて弁解する。

「いえ、低俗といっても、平易すぎるという意味です。私自身は読みやすくて、場面が目の前に浮かぶようないい文章と思うのですが、なにぶん、作家の方々は教養に裏打ちされた比喩だの暗喩だの寓意だのが、お好きで…………ですが、なんといっても設定は群を抜く斬新さです! 事故で死んだと思われた冴えない主人公が、新しい世界に行く!! そこは美女美少女にあふれた世界!! 目覚める勇者の力!! 主人公を迎えてくれる心優しい娘達に、支えとなる頼りがいのある大人の女性達!! 最後には『誰も悲しませたくないから』と全員を妃に迎えて、大円団!! いやあ、久々に底抜けに楽しみました! あそこまで惹きつけられた原稿は何年かぶりですよ! 本当にすばらしい!! ちなみに、私のお気に入りは侍女の愛蓮ですな。あの健気さ! 世に、こんないじらしい女性がいたのかと…………!」

 腕をふって力説する編集長に、透子もゆるゆると実感がわいてくる。

(やっぱり、男の人はハーレムが好きなんだなあ。気持ちはわかるけど)

 女性だって、程度に差はあれ、魅力的な男性に囲まれる『逆ハーレム』は鉄板だ。透子も「説得力のない安易な逆ハーレムが嫌」というだけで、魅力的なヒロインが複数に慕われる展開は好きだ。

(まあ、紅霞さんは別意見だろうけれど…………)

 ちらりとうかがうと、紅霞は熱弁する編集長の話に「ほうほう」と楽しげにうなずいている。

「で、さっそくですが」

 編集長は切り出してきた。

「こちらではすでに、今回の受賞作の出版作業に入っています。異例のことではありますが、雑誌の伸びを考えると、できるだけ早くに本で出したほうがいいだろう、と社内の意見が一致しまして。つきましては、透湖先生には是非、続編を依頼したく」

「続編、ですか?」

 透子はぎょっとした。
 まったくなかった発想だ。

「先生の原稿は今、売れに売れています。本のほうも確実に売れるでしょう。この勢いのまま是非、二巻、三巻を…………!!」

 恰幅のいい編集長は、ずい、と身を乗り出してくる。

「いいんじゃねぇか? 書けば」

 紅霞が気楽に勧めてくれる。

「簡単に言わないでください…………」

 執筆作業自体はともかく、アイデアとなるとそうぽんぽん浮かぶものではない。

「ええと…………それは、同じ系統の話で、ということですよね?」

「できれば、もちろん」

「…………いったん持ち帰って検討させてください」

 透子は即答を避けた。
 その後、編集長は担当編集者と交代し、今回の原稿についての詳細な批評や、出版に関する約束事などを一通り教えられる。
 幸い、印税制度はこちらの世界にも存在しており、透子は胸をなでおろした。
 出版部数ではなく販売部数に応じて、という条件付きだが、賞金や原稿料以外にも収入があるのは、ありがたい。編集長の言を信じるならば、本の印税もかなり期待できるだろう。
 透子は礼を述べて、紅霞と応接室を出た。





 廊下に出た透子は「はあ…………」と頬に手をあて、ため息をつく。

「まだ少し信じられません…………本当に、私の原稿なんですよね?」

「ここまで来て、まだ信じらんねぇのか」

「だって、故郷にいた時は…………賞とかとは無縁でしたから…………」

 これまでネット小説サイトに新作を投稿しても、そこそこのPVとポイントが集まるだけで、出版の話が来たり、受賞に至ることはなかった。
 今回が、小説で初めてもらった賞である。
 とはいえ透子一人の力量ではない。

(やっぱり、アイデアの勝利よね)

 ネット小説、恐るべし。
 けれど、これで透子の小説がヒットすれば、来月再来月からは、どんどん二番煎じ三番煎じの作品が出てくるだろう。

(先頭を走っていられるうちに、できるだけ収入を集めたほうが…………)

 思案する透子の様子をどう解釈したのか、紅霞は両腕で透子を抱きしめてきた。

「こ、紅霞さん!?」

「信じろ。これは夢じゃない。透子の努力が報われたんだ、もっと素直に喜べ」

 ぽんぽんと背を叩く紅霞の言葉に、透子はちょっと複雑な気分を味わう。

(私一人の努力、とは言い難いんですが…………)

 だって、大筋はネット小説を参考にしているし。

「よし、祝いだ! 帰りは、どこかいい店で食べて行こうぜ」

 紅霞は嬉しそうに透子の頭をぐしゃぐしゃ、なでる。

「こ、紅霞さん…………っ」

「あ、紅粧さん」

 廊下で騒ぐ二人に、第三者の声がかけられた。
 さっき電話で応対していた、かるい口調の若い編集者だ。
 傍目には抱き合って見える二人に「ああ、なるほど」と、うなずく。

「なにが『なるほど』だ」

「いや、『翠柳さんの遠縁の子を預かった』って聞いて、『ひょっとして』と思ってたんすけど。やっぱり、なんすね。とにかく翠柳さんなんすね」

 紅霞の不機嫌そうな問いにも、編集者はけろりとしたものだ。
 彼の言葉に透子は首をかしげ、数泊おいて理解した。

「…………? あ、いえ、そういうわけでは」

「編集長とか泣きますよ。あの人、あれで紅粧さんに惚れてるから、わざわざ見本誌と伝言を届けに行ったりしたのに。仕事場にも紅粧さんの信奉者ファンがたくさんいるんでしょ」

「知るか」

 紅霞は吐き捨てたが、透子は心当たりがあった。

(さっき、編集長さんが紅霞さんの笑顔にきょとんとしていたのは…………ひょっとして、見惚れていたの…………?)

「どうして『紅粧』って呼ぶんですか? 『紅霞』さんでしょう?」

「訊かなくていい」

 透子が訊ねると、紅霞は嫌そうな顔で若い編集者から透子を離そうとする。
 編集者は「知らないんすか?」と説明してきた。

「『紅粧』ってのは、そのままだと『化粧した美人』のことですけどね。ご存じ、《東の守護者》たる《四姫神》をあそこまで惑わす色男ですから。『化粧した美女にも勝る』って意味で、いつの間にか広まったんすよ。むしろ最近では『傾国の美女にも勝る』って、もっぱらの…………」

 若い編集者はそれ以上を語れなかった。
 紅霞の大きな手による張り手を顔面にくらったからだ。
 紅霞は編集者をふりかえらず、「じゃあな」と投げ捨てて透子をうながす。

「すぐに手を出すのは良くないですよ」

「今、聞いたことは忘れろ」

 紅霞は不機嫌そうに言った。
 透子は同情する。
 この世界は女性の数が圧倒的に少ない分、男同士での恋愛や結婚が身近だ。紅霞自身、男の伴侶を持っていた。
 この世界では、紅霞のような中世的で飛び抜けた美男子は、女性だけでなく、男性にも当たり前に目をつけられるのだろう。
 透子の姉の凜子は、今でこそ出産を経てすっかり『ぽっちゃり』になったが、十代、二十代は『美人が経験する苦労のフルコース』だった。
 間近で見てきた妹としては、紅霞の苦労を偲ばざるをえなかった。
 けっきょく、そのあとは家に帰った。
 紅霞としてはせっかくの機会だし、祝いも兼ねて透子に外食の一つもさせてやりたかった。
 しかし、この街では紅霞が有名人らしいことを知ると、大勢の人前で彼と親しげに食事することははばかられる。
 万一、透子の存在が《四姫神》花麗の耳に入ったら。
 そう考えると、紅霞としても外食の選択肢は外すしかなかった。
 せめて、おいしいと評判の店で持ち帰りの惣菜をたくさん買い込む。

「悪いな、せっかくの祝いなのに」

「これで充分、立派なご馳走ですよ。紅霞さんがお祝いしてくれるなら、私はそれで充分です」

 嘘偽りない言葉だった。

「…………そうか」

 紅霞も気をとりなおし、荷物を持ち直す。

「そっちも持ってやるよ」

「大丈夫です、私も持てます」

「いいから任せとけ。受賞祝いの一環だ」

 紅霞は笑って、透子から惣菜の詰まった袋をとりあげる。
 帰り道でさらに、少ないがちょっと高級な酒も購入する。
 その日の夕食は、この世界に来てから一番豪勢で大量で、一番嬉しいものとなった。
しおりを挟む
感想 15

あなたにおすすめの小説

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった

なるとし
ファンタジー
 鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。  特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。  武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。  だけど、その母と娘二人は、    とおおおおんでもないヤンデレだった…… 第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。

病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない

月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。 人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。 2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事) 。 誰も俺に気付いてはくれない。そう。 2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。 もう、全部どうでもよく感じた。

小さなことから〜露出〜えみ〜

サイコロ
恋愛
私の露出… 毎日更新していこうと思います よろしくおねがいします 感想等お待ちしております 取り入れて欲しい内容なども 書いてくださいね よりみなさんにお近く 考えやすく

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた

りゅう
ファンタジー
 異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。  いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。  その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

処理中です...