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第三章
33話 幸せの始まり
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33話 幸せの始まり
「痛いっ、まじでこれ何なんだよ…。」
ライモレノの断罪が終わり家に帰ると、俺は全身の痛みに襲われた。このひどい筋肉痛は、魔力の枯渇のせいか元祖返りのせいか。ちょっと体を動かしただけで手足がビリビリと痺れる。
「ガロンいたい?」
城での治癒魔法のおかげでエルの腕の痕は綺麗に消えていた。こんなことなら俺も治してもらいたかった。治癒魔法で治るのか分からないが…。
「えいっ!」
「痛いっ、本当、いまはやめてくれっ!」
ベッドに寝転がる俺の足をツンツンとつつくエルはちょっとだけ不機嫌だった。
「ガロンもうトラにならない?」
もふもふがよっぽど気に入ったのか、帰ってきてからそればかり言う。虎の姿の間は嬉しかったけど、いまはものすごく複雑な気分だ。
「エルの為に今日すげー頑張ったんだけどな。エルは俺より虎のほうがいいのか…。」
「ガロンすごいかっこよかったよ!けんでシュッて、たおしちゃうの!はやくてびっくりした!」
身ぶり手振りをしながら嬉しそうに話すエルが凄まじく可愛い。どうして俺の体はいま動かないのか。
「腕はもう大丈夫か?痛くないか?」
「うん、だいじょうぶ!」
ベッドに乗り寝転がる俺の横にエルがぴったりとくっつく。
「ガロンありがとう。きょうこわかったけど、がんばれたのはガロンのおかげだよ。」
シュトヘルに娼婦と言われても、涙を流してもエルは俺たちや両親を庇っていたそうだ。強く優しい彼女を俺は誇りに思う。
「いってぇ!ほんとに…。」
横にいる彼女を抱きしめるだけでギリギリだ。そんな俺を見て彼女はクスクスと笑っている。
「ガロンとってもかっこよかった。だいすき。」
「エルわざとだな?俺が動けないときに、わざと言ってるだろ?」
俺の胸にぐりぐりと頭を押し付けるエルは、明らかに楽しんでる。
「覚えとけよ、すぐに治すからな。」
そんなことを言いながら、俺が普段通り動けるようになるまで三日かかった。
* * *
それから3ヶ月後。季節が夏になった頃。俺たち4人はある場所に向かっていた。
「「クレアー!」」
俺たちが2人と出会った場所、カーフェの港町で懐かしい坂道をあがる。白衣をなびかせながら、なぜかクレアは仁王立ちで待っていた。
「リリ!エル!貴族の奥方が人前でバタバタ走るもんじゃないよ!」
ぴたっと動きを止めた2人。ゆっくりと坂を上りきったあと、スカートの端を摘まみ恭しくお辞儀をした。
「やれば出来るじゃないか。おかえり。」
「「ただいま!」」
2人を抱きしめるクレアの顔は優しい母親の顔だった。
* * *
「結婚式…?ってそれはなんだい?」
懐かしい薬草の匂いと庭の緑の気配。海からの風のおかげで首都よりも涼しい。
「エルたちの世界では婚姻を結ぶときに、結婚式ってのをするんだと。家族や親戚、友達の前で誓いの宣言をする儀式らしいんだが。」
この世界にそんな習慣はなかった。しかし、エルとリリが話しているのを偶然聞いた母がものすごい勢いで話を進めてしまったのだ。今年の秋、首都ヴィンドヘイムの神殿でこの国初めての結婚式が行われる。
「どうしてもクレアに来てほしいって2人が言うから。」
「それでわざわざ来たって?そんなの手紙で済むだろう。やっぱり都会の騎士は暇なんだね。」
クレアの口の悪さは相変わらずだ。エルとリリが来て嬉しいくせに。
「たった一年足らずで、アホ面に磨きがかかったね。その顔で騎士団長が勤まるのかい?」
「相変わらずうるさいババアだな。素直に会えて嬉しいって言えよ。」
ふんっと鼻を鳴らして、クレアは庭を見つめた。エルとリリ、兄貴の3人は庭で夕飯の材料を取っている。
あの騒動の後、メルヴィンの策略により正式にシオンが次期近衛隊長だと発表された。兄貴はものすごく嫌そうだったが、唯一の候補だったラッセルをボコボコにしたのが決め手になったようだ。
そのため兄貴は第4騎士団を抜け、親父の率いる近衛隊でその仕事を学んでいる。繰り上げで俺は第4騎士団長になった。今まで2人でこなしていた業務を1人でやることになり毎日毎日死ぬほど働いている。
メルヴィンに直談判し、休みをもぎ取って今ここにいる。決して暇だからじゃない。
「リリ?あんたのそれ…?」
畑から戻ったリリの首には小さな小瓶のついたネックレスがかかっている。
「うん…。けっこんしきがおわったら…。」
小瓶には兄貴とリリの魔力が込められた種が入っている。結婚式が終わったあと、2人は子どもを授かる予定だ。
そのことが決まってから、兄貴のリリへの過保護がさらにひどくなった気がする。一緒にいられる限り彼女の側を離れず、決してひとりにしなくなった。
まぁ多分俺も同じことをするだろう。
「クレア!わたしにあかちゃんができたら、なまえをつけて!」
「エル?本気かい?私はただの田舎の医者だよ?」
双子とはいえシオンは長男だ。両親は子どもの名前候補を両手じゃ足りないくらい考えているらしい。いくらなんでも気が早すぎる。
「うちの親もそれでいいって言ってるから気にするな。」
「お前さんのところは本当に自由だね。貴族とは思えないよ。」
兄貴と同じようにエルも姉であるリリから離れなくなった。体の弱いリリが子どもを授かることをひどく心配している。
「でも、わたしはもうちょっとさきだよ!ガロンがあかちゃんできたら、かまってもらえなくてさみしいんだって。」
ゲホっ…ゴホっ?!飲んでいたお茶が変なところに入った。
「なぁ騎士団長さんよ?恥ずかしくないのかい?今のは聞かなかったことにしてやるよ。」
「痛いっ、まじでこれ何なんだよ…。」
ライモレノの断罪が終わり家に帰ると、俺は全身の痛みに襲われた。このひどい筋肉痛は、魔力の枯渇のせいか元祖返りのせいか。ちょっと体を動かしただけで手足がビリビリと痺れる。
「ガロンいたい?」
城での治癒魔法のおかげでエルの腕の痕は綺麗に消えていた。こんなことなら俺も治してもらいたかった。治癒魔法で治るのか分からないが…。
「えいっ!」
「痛いっ、本当、いまはやめてくれっ!」
ベッドに寝転がる俺の足をツンツンとつつくエルはちょっとだけ不機嫌だった。
「ガロンもうトラにならない?」
もふもふがよっぽど気に入ったのか、帰ってきてからそればかり言う。虎の姿の間は嬉しかったけど、いまはものすごく複雑な気分だ。
「エルの為に今日すげー頑張ったんだけどな。エルは俺より虎のほうがいいのか…。」
「ガロンすごいかっこよかったよ!けんでシュッて、たおしちゃうの!はやくてびっくりした!」
身ぶり手振りをしながら嬉しそうに話すエルが凄まじく可愛い。どうして俺の体はいま動かないのか。
「腕はもう大丈夫か?痛くないか?」
「うん、だいじょうぶ!」
ベッドに乗り寝転がる俺の横にエルがぴったりとくっつく。
「ガロンありがとう。きょうこわかったけど、がんばれたのはガロンのおかげだよ。」
シュトヘルに娼婦と言われても、涙を流してもエルは俺たちや両親を庇っていたそうだ。強く優しい彼女を俺は誇りに思う。
「いってぇ!ほんとに…。」
横にいる彼女を抱きしめるだけでギリギリだ。そんな俺を見て彼女はクスクスと笑っている。
「ガロンとってもかっこよかった。だいすき。」
「エルわざとだな?俺が動けないときに、わざと言ってるだろ?」
俺の胸にぐりぐりと頭を押し付けるエルは、明らかに楽しんでる。
「覚えとけよ、すぐに治すからな。」
そんなことを言いながら、俺が普段通り動けるようになるまで三日かかった。
* * *
それから3ヶ月後。季節が夏になった頃。俺たち4人はある場所に向かっていた。
「「クレアー!」」
俺たちが2人と出会った場所、カーフェの港町で懐かしい坂道をあがる。白衣をなびかせながら、なぜかクレアは仁王立ちで待っていた。
「リリ!エル!貴族の奥方が人前でバタバタ走るもんじゃないよ!」
ぴたっと動きを止めた2人。ゆっくりと坂を上りきったあと、スカートの端を摘まみ恭しくお辞儀をした。
「やれば出来るじゃないか。おかえり。」
「「ただいま!」」
2人を抱きしめるクレアの顔は優しい母親の顔だった。
* * *
「結婚式…?ってそれはなんだい?」
懐かしい薬草の匂いと庭の緑の気配。海からの風のおかげで首都よりも涼しい。
「エルたちの世界では婚姻を結ぶときに、結婚式ってのをするんだと。家族や親戚、友達の前で誓いの宣言をする儀式らしいんだが。」
この世界にそんな習慣はなかった。しかし、エルとリリが話しているのを偶然聞いた母がものすごい勢いで話を進めてしまったのだ。今年の秋、首都ヴィンドヘイムの神殿でこの国初めての結婚式が行われる。
「どうしてもクレアに来てほしいって2人が言うから。」
「それでわざわざ来たって?そんなの手紙で済むだろう。やっぱり都会の騎士は暇なんだね。」
クレアの口の悪さは相変わらずだ。エルとリリが来て嬉しいくせに。
「たった一年足らずで、アホ面に磨きがかかったね。その顔で騎士団長が勤まるのかい?」
「相変わらずうるさいババアだな。素直に会えて嬉しいって言えよ。」
ふんっと鼻を鳴らして、クレアは庭を見つめた。エルとリリ、兄貴の3人は庭で夕飯の材料を取っている。
あの騒動の後、メルヴィンの策略により正式にシオンが次期近衛隊長だと発表された。兄貴はものすごく嫌そうだったが、唯一の候補だったラッセルをボコボコにしたのが決め手になったようだ。
そのため兄貴は第4騎士団を抜け、親父の率いる近衛隊でその仕事を学んでいる。繰り上げで俺は第4騎士団長になった。今まで2人でこなしていた業務を1人でやることになり毎日毎日死ぬほど働いている。
メルヴィンに直談判し、休みをもぎ取って今ここにいる。決して暇だからじゃない。
「リリ?あんたのそれ…?」
畑から戻ったリリの首には小さな小瓶のついたネックレスがかかっている。
「うん…。けっこんしきがおわったら…。」
小瓶には兄貴とリリの魔力が込められた種が入っている。結婚式が終わったあと、2人は子どもを授かる予定だ。
そのことが決まってから、兄貴のリリへの過保護がさらにひどくなった気がする。一緒にいられる限り彼女の側を離れず、決してひとりにしなくなった。
まぁ多分俺も同じことをするだろう。
「クレア!わたしにあかちゃんができたら、なまえをつけて!」
「エル?本気かい?私はただの田舎の医者だよ?」
双子とはいえシオンは長男だ。両親は子どもの名前候補を両手じゃ足りないくらい考えているらしい。いくらなんでも気が早すぎる。
「うちの親もそれでいいって言ってるから気にするな。」
「お前さんのところは本当に自由だね。貴族とは思えないよ。」
兄貴と同じようにエルも姉であるリリから離れなくなった。体の弱いリリが子どもを授かることをひどく心配している。
「でも、わたしはもうちょっとさきだよ!ガロンがあかちゃんできたら、かまってもらえなくてさみしいんだって。」
ゲホっ…ゴホっ?!飲んでいたお茶が変なところに入った。
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