双子獣人は番も双子でした。。~少女たちは、異世界で虎に溺愛され初めての愛を知る~

塔野明里

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第一章

14話 我慢の限界~リーエル~*

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 14 我慢の限界~リーエル~*

 「またすぐくるからねっ!」

 ゆっくりと扉を閉めて、リリの眠っている部屋を離れた。本当はずっと側に居たいのに。でも、リリは優しいから、私まで風邪をひいたら、きっと悲しむ。

 おかあさまもおとうさまも、すごく心配している。ガロンとシオンに似て、とっても優しい2人を私はすぐに好きになった。

 でも、やっぱりこわい。こんな大きなお屋敷に住んで、私にはもったいないことばっかり。本当に私でいいのかと不安になってしまう。

「エルっ!」

「わっ!?」

 びっくりした。長い廊下の途中、入ったことのない部屋からガロンが私を手招きしていた。

「ガロン?」
「エル、ちょっといいか?」

 呼ばれるまま、部屋に入った。最近、ガロンとシオンはどこかに出かけていたり、忙しそうであんまり話してなかった。今日はお休みなのかな。

 そこは、かわいい壁紙の子ども部屋だった。小さなベッド、机やオモチャ、本棚が並んでいる。

「ここは、俺と兄貴が子どものとき使ってた部屋だ。いまは誰も使ってないけどな。」
「かわいい、ぜんぶちっちゃいね。」

 窓からは、綺麗な中庭が見渡せた。ガロンは小さいとき、この景色をみてたのかな。

 ふいに後ろから抱きしめられた。

「んっガロン?どうしたの?」

 彼の唇が、耳の後ろに触れる。息がかかってくすぐったい。

「ガロン?だいじょうぶ?」

 鋭い歯が、私の耳を優しく噛んだ。

「エル、ごめん、大丈夫じゃない。」

 ガロンが後ろから私の胸をぎゅっと掴んだ。服の上から優しく揉まれると、自然と体が疼いてしまう。

「ふぇっ、まって、ガロン?んんっ、やぁっ。」

 強く優しく撫でられると、すぐに体の奥が熱くなってくる。そのまま固くなってしまった胸先を、クリクリと摘ままれた。

「んんっ、まって、だれかきちゃうよっ!」
「さっき鍵閉めたから大丈夫。でも、声は聞かれるかもしれない。ごめん。」

 さらに胸を強く揉まれ、彼の舌が首筋をなぞる。

「やだぁ、はずかしいよ。ガロン、んんっ。」
「エル、ごめん。本当に限界なんだ。」

 普段着としておかあさまからもらったワンピース。フリルがたくさん付いていてかわいい。
 その胸元から、彼の手が入ってくる。

「んんっ、ガロン、げんかいってなに?」

 直接胸の先をいじられ、きゅっと固くなってしまう。ガロンなら触ってほしいけど、まだお昼だし、みんないるのに。

「アアっん、ダメ、そこっ、クリクリしないでっ!」
「エル、胸弱いか?本当にかわいいな。」

 質問には答えてくれない。私の気持ちいいところばっかり触る。

「まって、ガロン!」

 彼の手が、ワンピースの裾をたくしあげた。下着の中に手が入ってくる。

「んんっ、ダメ、がまんできなくなるのっ、こえっでちゃう。」
「いい、かわいい声聞きたいっ。」

 下着の中でくちゅくちゅといやらしい音がする。

「んっ、ガロンっ、アァんんっ!」
「もう濡れてる。」

 そのとき、廊下から誰かの足音が聞こえてきた。

「ガロン、だれかくるよっ。」
「エル、声おさえて。」

 おさえてって言ったのに、彼の指が、ゆっくりと私の中に入ってきた。

「んっ……ふっ…んんっ。んんっ。」

 手で必死に口を押さえて我慢した。でも、いやらしい音が聞こえるかもと思うとはずかしいよ。
 足音が部屋の前を通りすぎ、ゆっくりと遠ざかっていく。その間も、ガロンは私を離してくれない。

「やだぁ、なんでっ!ガロンのいじわるっ。」
「エルの顔赤くなってるな。すごい中ヒクヒクしてる。」

 指がさらに奥まで入ってくる。太ももをぬるぬると液体が流れていった。

「すごいドロドロ、気持ちいいのか?」
「んんっ、ガロンの手、気持ちいいのっ、アァっ。」

 ぐちゅぐちゅと音をたてながら、中を掻き回される。力が抜けて立っていられない。

「ここ、手ついて。」

 壁に手をついて、必至に体を支える私の下着を彼が下ろしいった。私のお尻が丸見えになってしまう。

「ごめん、もう無理。」

 ガロンの固いモノが、後ろからゆっくりと入ってきた。

「アァ゛!んんっ、やぁっ、こえっでちゃう!」
「アアっ、エルの中、ヤバいっ。」

 すごく固くて、熱い。何度も何度も突き上げてくる。腰を押さえられて、奥の奥まで、彼を感じてしまう。

「アアっ、おくっ、ガロンっ!」
「すきだっ、エル。」

 首筋に彼の歯が刺さった。痛いのか気持ちいいのか、分からなくなってしまう。

「ガロンっ、アァんんっ、やぁっ。」
「すごい、締まるっ。」

 後ろから同時に胸を弄られ、快感がさらに強くなった。

「アアっ、ダメ、いっしょにいじっちゃっ、んんっ。」
「ごめん、もうこれ以上、我慢できない。」 

 首だけ後ろを向き、唇を重ねる。

「ふっ、んんっ、アァんんっ、ガロンっ!」

 キュンキュンと体の奥が、反応してしまう。彼の熱い手に触られると、そこがどんどん気持ちよくなって、もっとしてほしくなる。

「もっとさわって、ガロンにさわってほしいの。」
「そんな顔で、そういうこと言うな!!」

 後ろからまた胸をわしづかみにされた。先っぽをぎゅっと引っ張られたり、爪でカリカリと弄ばれる。

「ふぁっんっ、ダメっ、きもちいいっ!」

 体の中も外も、ガロンでいっぱいで、気持ちいいのが止まらない。

「アアっ、きちゃうのっ。ダメっ!」
「イクか?俺ももうっ。」

 腰の動きが速くなっていく。私の気持ちいいところが、たくさん擦られる感覚が、たまらないよ。

「アア!!イクっ、イっちゃう!んんっ!」
「アァっ!」
 
 びくびくと気持ちいいのが溢れて止まらない。

 ポタポタといやらしい液体が私から溢れて、床を汚してしまった。

 * * *

 放心で立っていられない私をガロンが抱き上げ、子供用の小さなベッドに寝かせてくれる。

「悪かった、エルに触れないの本当にキツイんだ。我慢とか無理すぎる。」

「がまんって、なにをがまんするの?」

 すると、ガロンが私に覆い被さった。どうしたらいいか分からなくて、彼のくせっ毛を撫でてみる。

「ガロン?だいじょうぶ?」
「それ、いいな。もっと、撫でて。」

 言われるがまま、わしゃわしゃと頭を撫でる。ちょっとたのしい。

「あぁ、なんだこれ、すげー癒される。」
「ガロン、おしごとつかれた?」

 ぎゅーっと、大きな腕に抱きしめられた。私も頑張って腕を回すけど、全然届かない。

「ごめんエル、それはなんかいろんなものが当たってやばい。」

 ガロンの言うことは、ときどき難しい。

「もう少し、もう少ししたら一緒にいられるからな。」

 訳もわからず、頷いた。ガロンと一緒にいられる、その言葉がただただ嬉しい。

 そのときガロンたちがなにを頑張ってくれているのか、私もリリも全然知らなかった。

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