31 / 45
第三章
29話
しおりを挟む
29話
「ピピピピンポーンっ!!」
10回目のインターホン連打。
(やっぱり連絡しないで来たから…いないかな…)
私が諦めかけたそのとき、部屋の中から人の気配がした。遅れて鍵が開く音がする。
「うるっさいっ!!来るなら先に言え!」
「千春ーー!」
不機嫌な彼女の首に思い切り抱きついた。相変わらず髪ボサボサ。でも懐かしいにおいがする。
「一年も連絡しなかったくせに、いきなり来んな。」
悪態をつきながらも、頭を撫でてくれる手が優しい。ちょっと涙が出そうになった。
「連絡したかったけど、できなくて……。会えてよかった。」
わたしが魔界に行って半年、人間界では一年が過ぎていた。
* * *
私が、人間界に行きたいと言ったとき、意外にも側近2人には反対されなかった。先日の切り札が効いているのかは分からないが、案外あっさりと認められた。特に田中さんはいつもの小言もなく、逆に怖い。千春のこと、結局彼の答えは聞けないままだ。
問題は、もちろんギルだった。里帰りと聞いて、一緒に行くと言う。しかし、それには田中さんもサッシャさんも猛反対した。私が魔界に来てから、ギルの仕事は、滞ってばかりだ。はっきりと言葉にはされないけど、田中さんの冷たい視線が、私のせいだと言っている。その仕事を片付けない限り、ギルはどこにも行けない。
しかし、もうすぐ私の両親の命日。どうしても墓参りに行きたかった。できればギルも来てくれたら嬉しい。
私の願いに意外にも協力的だったのがサッシャさんだった。ギルの仕事が終わるまで、私が先に人間界に行き、その間護衛すると言ってくれたのだ。田中さんがあんなに驚いた顔をするのを初めて見た。私も正直びっくりした。一人で勝手に行けと言われるとばかり思ってた。
「お前の姉貴の顔が見たい。」
私にはそう言っていたが、本当にそれだけの理由だろうか?あまりしつこく聞いて、気が変わっても困るのでそれ以上は突っ込まず、お言葉に甘えることにした。そして現在…。
「噂の旦那は一緒じゃないの?」
「明日か明後日には来られると思うんだけど…。」
あの仕事量からして、明日は無理かも。ふと、千春の部屋の違和感に気がついた。
「なに……これ?」
びっくりするくらいに綺麗に片付いた部屋。この部屋の床なんて久しぶりに見たかも。
「なに、どうしたの?めっちゃ綺麗に片付いてるけど。」
絶対ヤバイくらい汚いと思って、掃除するつもりで来たのに。
「あぁ、実はこないだ、田中さんに片付けてもらったんだよね。多分。」
「……。えーーっ!!」
* * *
げふっっ。
飲んでいたコーヒーを吹き出すところだった。あぶねー。
綾の姉、千春の住むマンションの一番近くの喫茶店。いちお護衛としてついては来たが、別にべったり側にいるつもりはない。むしろそんなことしたら、ギルに何を言われるか。あいつのポケットには通話にしたままのスマホを入れてある。なにかあればすぐに分かるだろ。
それどころじゃない。いまは田中の話だ。なんだ部屋の片付けって?あいつ何やってんだよ。
『それ、どういうこと?多分ってなに?』
千春の話によると、先週田中と酒を飲み、泥酔して記憶もない千春は、朝起きると自分の部屋で寝ていて、部屋が綺麗に片付いていたらしい。
『ねぇ、田中さんだから絶対ないと思うけど、本当にそういうのやめなよ。しかも、あの汚い部屋に入れたの?』
どうやら、千春はかなりの汚部屋の持ち主らしい。
いや、それより女の部屋にあがって、部屋の片付けだけして帰るってなんだよ。
『朝起きたら、綺麗すぎて自分の部屋って分かんなかった!』
『笑い事じゃないから!』
ゲラゲラ笑う千春は、だいぶ俺のイメージとはちがった。遠目からだが、さっきみたのはボサボサな頭の背の高い女。たしかにスタイルは良かったが、女らしさは皆無だった。部屋も汚いらしい。
正直、田中の趣味がわからん。
綾が魔力への過剰反応で倒れたとき、田中は千春に会いに行った。それは間違いない。しかし、そこからがわからない。それから田中はほぼ毎月人間界に来ている。そのたびに千春と会っているなら、その目的はなんだ?最初は綾の情報収集かと思ったが、それならそんなに時間はかからないはずだ。やはり、千春と会うのが目的?なら、部屋にあがって、何もしないってなんだよ。
ますます分からなくなった。
『ねぇ、買い物付き合って、今日泊まるんでしょ?』
『うん。私も買い物行きたい。千春の本も買いたいし。』
『別にわざわざ買わなくていいのに、律儀なやつ。』
千春は小説家らしい。そういうのはさっぱりだが、結構有名なのか?
『準備するからちょっと待ってて。』
千春が部屋から出た気配がすると、話し声が大きくなった。
『サッシャさん、聞きました?』
「聞いた。てか片付けってなんだよ。」
『田中さんって、結局千春のことどう思ってるんですかね?』
「知らねーよ。まじ本人に聞け。」
『私に答えてくれるわけないじゃないですか。』
「なぁ、千春は料理とかできんの?」
『えっ、できるように見えます?てか呼び捨てって。』
「だよなー。」
汚部屋に、家事スキルなし。だいぶ長く一緒にいるつもりだが、あいつの女の好みなんてさっぱりだ。
『やっぱりサッシャさんて、チャラそうに見えて、家庭的な女の人好きです?だからリリーさんなのかー。』
ガチャっ、ツーツーツー………。
* * *
ガチャ切りされた。護衛とはなんなのか。
「なに?電話?」
部屋に戻ってきた千春は、外出用のバッチリ仕様。相変わらず準備早い。
「うーん、チャラい男は、家庭的な女が好きって話?」
「なんだそりゃ。でもいるよね。そういう男。結婚したら、いいパパになるタイプ?」
サッシャさんのそんな姿まったく想像つかないけど。ちょっと笑える。
「てか、綾さ、服の趣味変わった?」
今日の私は、紺色の膝丈フレアスカートにキレイ目な白ブラウス。たしかに、キャバ嬢の頃なら絶対着ないタイプの服だ。
「そうかも。あんまり足とか出してると…ダメっていうか…」
魔界では女性は基本的に肌を出さない。リリーさんのメイド服もスカート丈は長いし、ドレスでも足と腕は出さない。別に、ここは日本だし、今はいいんだけど。絶対ギル嫌がりそう……。
「それは旦那が嫌がるから?」
「うーん…そうかな。」
「ふーん…。」
なんか千春めっちゃニヤニヤしてる。
「綾、なんか可愛くなったよね。ギスギスしてたのがなくなったかんじ。」
「私、ギスギスしてた?」
「ギスギスっていうか、なんか頑張って気を張ってたのが、抜けたみたいな?」
「よくわかんない。でも、楽しくやってるよ?」
千春が嬉しそうに笑った。私も笑う。帰ってきたなって感じがした。
「まぁでも、今は旦那いないし。たまにはいいじゃん。綾の服買ってあるし。」
マンションから出てくる2人を待った。別に買い物くらい勝手に行けと思うが、万が一があったらギルに殺されるのは俺だ。それだけは勘弁願いたい。
しばらくして、部屋のドアが開く。出てきた2人を見て、正直驚いた。千春はラフなTシャツにダメージの入ったショートパンツ。高いヒールのサンダル、ボサボサだった髪をストレートに整え、化粧もバッチリ。足長いな。モデルみたいだ。
対して、綾はフリルのついた白のミニワンピース。髪を巻いて、こちらも化粧バッチリ。腕も足も出てるし、絶対ギルの好みだが、ギルがいない時のそれは逆効果だ。本当、綾に関してアイツの心は狭すぎる。
バレないことを祈りながら、2人の後をつけた。
「ピピピピンポーンっ!!」
10回目のインターホン連打。
(やっぱり連絡しないで来たから…いないかな…)
私が諦めかけたそのとき、部屋の中から人の気配がした。遅れて鍵が開く音がする。
「うるっさいっ!!来るなら先に言え!」
「千春ーー!」
不機嫌な彼女の首に思い切り抱きついた。相変わらず髪ボサボサ。でも懐かしいにおいがする。
「一年も連絡しなかったくせに、いきなり来んな。」
悪態をつきながらも、頭を撫でてくれる手が優しい。ちょっと涙が出そうになった。
「連絡したかったけど、できなくて……。会えてよかった。」
わたしが魔界に行って半年、人間界では一年が過ぎていた。
* * *
私が、人間界に行きたいと言ったとき、意外にも側近2人には反対されなかった。先日の切り札が効いているのかは分からないが、案外あっさりと認められた。特に田中さんはいつもの小言もなく、逆に怖い。千春のこと、結局彼の答えは聞けないままだ。
問題は、もちろんギルだった。里帰りと聞いて、一緒に行くと言う。しかし、それには田中さんもサッシャさんも猛反対した。私が魔界に来てから、ギルの仕事は、滞ってばかりだ。はっきりと言葉にはされないけど、田中さんの冷たい視線が、私のせいだと言っている。その仕事を片付けない限り、ギルはどこにも行けない。
しかし、もうすぐ私の両親の命日。どうしても墓参りに行きたかった。できればギルも来てくれたら嬉しい。
私の願いに意外にも協力的だったのがサッシャさんだった。ギルの仕事が終わるまで、私が先に人間界に行き、その間護衛すると言ってくれたのだ。田中さんがあんなに驚いた顔をするのを初めて見た。私も正直びっくりした。一人で勝手に行けと言われるとばかり思ってた。
「お前の姉貴の顔が見たい。」
私にはそう言っていたが、本当にそれだけの理由だろうか?あまりしつこく聞いて、気が変わっても困るのでそれ以上は突っ込まず、お言葉に甘えることにした。そして現在…。
「噂の旦那は一緒じゃないの?」
「明日か明後日には来られると思うんだけど…。」
あの仕事量からして、明日は無理かも。ふと、千春の部屋の違和感に気がついた。
「なに……これ?」
びっくりするくらいに綺麗に片付いた部屋。この部屋の床なんて久しぶりに見たかも。
「なに、どうしたの?めっちゃ綺麗に片付いてるけど。」
絶対ヤバイくらい汚いと思って、掃除するつもりで来たのに。
「あぁ、実はこないだ、田中さんに片付けてもらったんだよね。多分。」
「……。えーーっ!!」
* * *
げふっっ。
飲んでいたコーヒーを吹き出すところだった。あぶねー。
綾の姉、千春の住むマンションの一番近くの喫茶店。いちお護衛としてついては来たが、別にべったり側にいるつもりはない。むしろそんなことしたら、ギルに何を言われるか。あいつのポケットには通話にしたままのスマホを入れてある。なにかあればすぐに分かるだろ。
それどころじゃない。いまは田中の話だ。なんだ部屋の片付けって?あいつ何やってんだよ。
『それ、どういうこと?多分ってなに?』
千春の話によると、先週田中と酒を飲み、泥酔して記憶もない千春は、朝起きると自分の部屋で寝ていて、部屋が綺麗に片付いていたらしい。
『ねぇ、田中さんだから絶対ないと思うけど、本当にそういうのやめなよ。しかも、あの汚い部屋に入れたの?』
どうやら、千春はかなりの汚部屋の持ち主らしい。
いや、それより女の部屋にあがって、部屋の片付けだけして帰るってなんだよ。
『朝起きたら、綺麗すぎて自分の部屋って分かんなかった!』
『笑い事じゃないから!』
ゲラゲラ笑う千春は、だいぶ俺のイメージとはちがった。遠目からだが、さっきみたのはボサボサな頭の背の高い女。たしかにスタイルは良かったが、女らしさは皆無だった。部屋も汚いらしい。
正直、田中の趣味がわからん。
綾が魔力への過剰反応で倒れたとき、田中は千春に会いに行った。それは間違いない。しかし、そこからがわからない。それから田中はほぼ毎月人間界に来ている。そのたびに千春と会っているなら、その目的はなんだ?最初は綾の情報収集かと思ったが、それならそんなに時間はかからないはずだ。やはり、千春と会うのが目的?なら、部屋にあがって、何もしないってなんだよ。
ますます分からなくなった。
『ねぇ、買い物付き合って、今日泊まるんでしょ?』
『うん。私も買い物行きたい。千春の本も買いたいし。』
『別にわざわざ買わなくていいのに、律儀なやつ。』
千春は小説家らしい。そういうのはさっぱりだが、結構有名なのか?
『準備するからちょっと待ってて。』
千春が部屋から出た気配がすると、話し声が大きくなった。
『サッシャさん、聞きました?』
「聞いた。てか片付けってなんだよ。」
『田中さんって、結局千春のことどう思ってるんですかね?』
「知らねーよ。まじ本人に聞け。」
『私に答えてくれるわけないじゃないですか。』
「なぁ、千春は料理とかできんの?」
『えっ、できるように見えます?てか呼び捨てって。』
「だよなー。」
汚部屋に、家事スキルなし。だいぶ長く一緒にいるつもりだが、あいつの女の好みなんてさっぱりだ。
『やっぱりサッシャさんて、チャラそうに見えて、家庭的な女の人好きです?だからリリーさんなのかー。』
ガチャっ、ツーツーツー………。
* * *
ガチャ切りされた。護衛とはなんなのか。
「なに?電話?」
部屋に戻ってきた千春は、外出用のバッチリ仕様。相変わらず準備早い。
「うーん、チャラい男は、家庭的な女が好きって話?」
「なんだそりゃ。でもいるよね。そういう男。結婚したら、いいパパになるタイプ?」
サッシャさんのそんな姿まったく想像つかないけど。ちょっと笑える。
「てか、綾さ、服の趣味変わった?」
今日の私は、紺色の膝丈フレアスカートにキレイ目な白ブラウス。たしかに、キャバ嬢の頃なら絶対着ないタイプの服だ。
「そうかも。あんまり足とか出してると…ダメっていうか…」
魔界では女性は基本的に肌を出さない。リリーさんのメイド服もスカート丈は長いし、ドレスでも足と腕は出さない。別に、ここは日本だし、今はいいんだけど。絶対ギル嫌がりそう……。
「それは旦那が嫌がるから?」
「うーん…そうかな。」
「ふーん…。」
なんか千春めっちゃニヤニヤしてる。
「綾、なんか可愛くなったよね。ギスギスしてたのがなくなったかんじ。」
「私、ギスギスしてた?」
「ギスギスっていうか、なんか頑張って気を張ってたのが、抜けたみたいな?」
「よくわかんない。でも、楽しくやってるよ?」
千春が嬉しそうに笑った。私も笑う。帰ってきたなって感じがした。
「まぁでも、今は旦那いないし。たまにはいいじゃん。綾の服買ってあるし。」
マンションから出てくる2人を待った。別に買い物くらい勝手に行けと思うが、万が一があったらギルに殺されるのは俺だ。それだけは勘弁願いたい。
しばらくして、部屋のドアが開く。出てきた2人を見て、正直驚いた。千春はラフなTシャツにダメージの入ったショートパンツ。高いヒールのサンダル、ボサボサだった髪をストレートに整え、化粧もバッチリ。足長いな。モデルみたいだ。
対して、綾はフリルのついた白のミニワンピース。髪を巻いて、こちらも化粧バッチリ。腕も足も出てるし、絶対ギルの好みだが、ギルがいない時のそれは逆効果だ。本当、綾に関してアイツの心は狭すぎる。
バレないことを祈りながら、2人の後をつけた。
0
お気に入りに追加
1,061
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
地味女で喪女でもよく濡れる。~俺様海運王に開発されました~
あこや(亜胡夜カイ)
恋愛
新米学芸員の工藤貴奈(くどうあてな)は、自他ともに認める地味女で喪女だが、素敵な思い出がある。卒業旅行で訪れたギリシャで出会った美麗な男とのワンナイトラブだ。文字通り「ワンナイト」のつもりだったのに、なぜか貴奈に執着した男は日本へやってきた。貴奈が所属する博物館を含むグループ企業を丸ごと買収、CEOとして乗り込んできたのだ。「お前は俺が開発する」と宣言して、貴奈を学芸員兼秘書として側に置くという。彼氏いない歴=年齢、好きな相手は壁画の住人、「だったはず」の貴奈は、昼も夜も彼の執着に翻弄され、やがて体が応えるように……
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
冷徹上司の、甘い秘密。
青花美来
恋愛
うちの冷徹上司は、何故か私にだけ甘い。
「頼む。……この事は誰にも言わないでくれ」
「別に誰も気にしませんよ?」
「いや俺が気にする」
ひょんなことから、課長の秘密を知ってしまいました。
※同作品の全年齢対象のものを他サイト様にて公開、完結しております。
とある高校の淫らで背徳的な日常
神谷 愛
恋愛
とある高校に在籍する少女の話。
クラスメイトに手を出し、教師に手を出し、あちこちで好き放題している彼女の日常。
後輩も先輩も、教師も彼女の前では一匹の雌に過ぎなかった。
ノクターンとかにもある
お気に入りをしてくれると喜ぶ。
感想を貰ったら踊り狂って喜ぶ。
してくれたら次の投稿が早くなるかも、しれない。
お知らせ有り※※束縛上司!~溺愛体質の上司の深すぎる愛情~
ひなの琴莉
恋愛
イケメンで完璧な上司は自分にだけなぜかとても過保護でしつこい。そんな店長に秘密を握られた。秘密をすることに交換条件として色々求められてしまう。 溺愛体質のヒーロー☓地味子。ドタバタラブコメディ。
2021/3/10
しおりを挟んでくださっている皆様へ。
こちらの作品はすごく昔に書いたのをリメイクして連載していたものです。
しかし、古い作品なので……時代背景と言うか……いろいろ突っ込みどころ満載で、修正しながら書いていたのですが、やはり難しかったです(汗)
楽しい作品に仕上げるのが厳しいと判断し、連載を中止させていただくことにしました。
申しわけありません。
新作を書いて更新していきたいと思っていますので、よろしくお願いします。
お詫びに過去に書いた原文のママ載せておきます。
修正していないのと、若かりし頃の作品のため、
甘めに見てくださいm(__)m
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる