金色に輝く気流師は、第五王子に溺愛される 〜すきなひとがほしいひと〜

朝子

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オスカー×ユージィン編

17.気流師の求婚の返答と王との対面

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 それはそうと、今後の事を考えねば。
 オスカーが言った。

 王族の事も、国の事も、戦についても、ユージィンにはわからない。
 だから、そのに口出しはしないでおこうと、オスカーの言うことに耳を傾けながらお茶に口をつけた。

「急務は専属執事だな……いや。待て、それよりも。……いや、どっちが先だ」

 目の前で何かをぶつぶつ呟いているオスカーを尻目に、ユージィンは窓の外に目を向ける。
 ——朝日にきらめく庭が見えた。
 昨夜庭を通った時は夜で暗かったことと、気落ちして歩いていたこともありよく見ずにいたが、テラスから外に出れば庭の散策も楽しめそうだ。
 季節のせいか、花はなく緑だけの庭だが、そもそも花が咲いていてもユージィンは観賞用の花の名前は1つも知らないので、緑だけのこの庭をとても好ましいと思う。
 いいな、後で庭を散歩させて欲しいと殿下に頼んでみようか……。
 そこまで考え、ふと空気の動きを感じて目の前に意識を戻すと、ユージィンの足元にオスカーが跪いていた。
 ぱちり、と瞬きをしてから目の前に跪くオスカーを見つめる。
 オスカーは至極真面目な顔で、膝に乗っていたユージィンの左手を両手で包んだ。

「オスカー? あの」
「ここで」
「……」
「ここで、毎朝、俺と朝食をとり、毎朝、……なんでもいい。話しをしよう。いや、話さなくてもいい。今のような時間を、毎朝、死ぬまで俺にくれ」

 これは。
 これは、求婚のやり直しか。
 やり直し、と言うか、返事をしないままになっていたユージィンに返事をする機会をくれたのか。

「これからの事を考えていたが、返事を聞いていないことに今更気づいた。返事を貰えなくては、これからの事を考えられない。
 今朝程、返事をくれようとしていたのに遮ったのは俺だったな。
 もう遮らない。聞かせてくれ」

 そう言い、ユージィンの左手の甲に口付け、額をあてオスカーは返事を待っている。
 さながらそれは儀式のようだ。

「……」

 優しい人だ。
 多少暴走するきらいはある、ように思うが、普段は冷静で人を思い、人の為に働く事の出来る人だ。
 ユージィンの事もユージィンが思っていたよりも深く想ってくれているらしい。
 ——ユージィンは立ち上がり、左手はそのままに、オスカーの目の前に跪いた。

「オスカー・ジグライド殿下。……お申し出、謹んでお受けいたします。
 毎朝ここで、あなたと共に過ごします」

 その時の、オスカーの気流の変化を、どう表せば良いのだろう。
 心拍が著しく上がり、体温が上昇し、汗が吹き出し、言葉にすればこんな変化だが、その変化の全てがユージィンの目には光を反射してできるきらきら光るこの世界で一番きれいなもののように見えた。

「……え?」

 ユージィンの左手から額を離したオスカーが、猛禽のような瞳で強くユージィンを見つめながらも、問い返してくる。

「……え?」

 ユージィンも、意味が分からず、問い返す。

「いや、……いや違う嫌ではなく、いや、そうではなく。ああもう、俺としたことが。……すまない。ひどい有様だな、この俺は。悪いが、こんな無様な俺を見て考え直したりはしないでくれ。この話を受けると言った時の気持ちを変えないでくれ」
「変えませんが……オスカー殿下も、本当によろしいのですか。
 話した通り、私は本当の意味で人を好きになると言うことがわかっていないと思いますし、その強い想いには恐怖を覚えることもあります。
 自分ではよくわかりませんが、ひとの心の機微にひどく鈍感だと言われます。
 必要を感じないためあまり頻繁には笑えないのですが、そのことが人間関係を円滑に進めるための努力を怠っているとも言われます。
 それら全てをひっくるめて、付き合いが面倒な人間だと思われることがある事も、自覚はしています。
 オスカー殿下のお申し出をお受けしたのも、このまま一生1人でいる事よりも、離婚の無い王族の方と居れば1人にならずに済むと言う打算もあるんです。
 ……なので、正直申し上げますが……。
 今なら。今なら、まだ、やめることもできます」

 ふ、と、オスカーが吐息で笑った。

「お前は、……本当に馬鹿だな。
 ……いつも、戦場で真剣に治療に挑む姿を見てきた。何事にも一生懸命に手を抜かず、取り組む姿を見てきた。
 誇っても良い仕事なのに、驕らずにいる様も、見ていた。
 俺の話しに、俺の行動に、素直に反応する様も、ひどく好ましい。
 それよりなにより、王族との婚姻だ。
 お前の言う通り王族は離婚を認められていないから……一度婚姻を結べば一生安泰に暮らすことができる。
 自身の短所など、隠して婚姻を結ぼうとする人間はいくらでもいるのに、お前は先程から自分で短所と思っている所を暴露し通しではないか。
 本当に婚姻を結んでもいいと思っているのか疑わしくなってくるぞ。
 遠回しに断っているようだ」
「……断っているんですかね?」
「おい!」
「ふふ、冗談です」

 胸を押さえ、ぐぅと、うめくオスカー。

「オスカー殿下? 大丈夫ですか」
「……大丈夫だが、……クソ、このまま治療と称してなだれ込みたい。だがやらねばならぬことが」
「オスカー殿下、思った事が口から出すぎです」

 ふ、と鋭い目付きを緩めて、オスカーはユージィンに笑いかける。
 握ったままでいた左手をとり、共に立ち上がるとユージィンに告げた。

「父上の所に行くぞ。
 オズタリクアの話では俺に対してもご立腹のようだが、俺はオズタリクアとは違うと言うことをきちんと説明しなくては。
 その後は共に専属執事について考えよう。もう今朝のような思いはごめんだ」

 父上の所、と言う事は国王か。
 遠目に数度見た事があるだけだ。
 白い肌で灰色の髪の(もしかしたら若い頃は黒髪だったかもしれないが)長躯で痩身の王だ、と言う印象しかない。

 とりあえず、この件に関してユージィンに何か出来ることがあるとも思えないので、大人しくオスカーについて行くことにした。

 内廊下からオスカー個人の宮の外に出て、渡り廊下で繋がる本宮である王宮へ向かう。
 オスカーの宮も1人で使うには大きいと思っていたが、王宮の広さときたらオスカーの後ろをしっかり付いて行かなくては迷いそうだ。

 この建物には全ての王族が集い、時に執務に勤しみ、時に王族同士の会合や面会を行う場として使われ、王族主催の会食も行われる、王城と同等の国の重要な施設だ。
 広くなくてどうする。
 それにしても、廊下ですれ違う人たちの視線はどうした事か。
 そう多くない人とすれ違っているが、まるで慈しまれているかのような視線を感じる。

「オスカー殿下、伺ってもよろしいですか?」
「その話し方は、」
「このような所で無茶をおっしゃらないでください。あなたの宮で2人ならばまだしも、私からしたら身分の違う方しか歩いていない世界です。気安い話し方など、無理とご理解いただけませんか」
「ぐ……なんだその慇懃無礼な態度は……それはそれでかわいいのだから始末に負えんな……。なんなんだそのかわいさは……本当に俺をどうしようと言うのだ」
「ですから、恥ずかしい言葉が口から出ていらっしゃいます。それはそうと、すれ違う人から随分生温かい視線を感じますが気のせいでしょうか」
「いや、気のせいではない。俺の片想いは王室に関わる全ての人間が知っていたからな。お前を連れこの王宮を歩いているというだけで、祝福の気持ちであのような視線となるのだろう」
「全ての人間が知っていた片想い……」
「隠しても仕方ないので言うが、剣術師団も全員知っている」
「……それはまた……何とお返ししていいか……」
「言うな」

 そこまで話が広まっていたのに、なぜ自分の元にオスカー殿下の片想い話は届かなかったのだろう。
 本当に自分が好きなのかなど、無駄に考え、悩んでしまったのは何だったのか。
 それだけ王族関係者と剣術師団、それぞれの結束が強いということか。
 だが、腑に落ちたことが一つある。
 だから、自分を口説く相手に剣術師団の人間がいなかったのだ。
 自分の所属するところの長の想い人にわざわざ手を出そうと考える人間はいないだろう。

 そこまで考えた時、目の前を歩いていたオスカーの歩みがとまり、ひときわ大きな扉の前で止まった。
 ユージィンに背を向け、扉を見つめながらオスカーが言う。

「お前は好きがわからないと言うが、俺はそうは思わない。
 本当にそれを知らないなら、先に求婚したオルシラに応えても良かったんだ。
 あいつだって、俺と同じ王族だ。
 その上、女だからな。子を残す事だってできる。
 それを、どんなつもりで断ったか知らんがそうしなかった理由を勝手に決めつけて、それに縋って、俺は今自惚れている」

 オスカーの言葉を、きちんと頭で理解する前に、当の本人は扉をたたき大きな声を上げた。

「父上、オスカーです。只今御前に罷り越しました。入ってもよろしいですか」

 特に応えもなく、扉は中から開けられた。
 瞬間に、オスカーから押し倒され、同時に頭の上を矢が飛んで行くのが見える。

「父上! 危ないではないですか!」
「チッやはり外したか……」

 石段で一段高みにある金と黒を基調とした豪奢な椅子の横に、国王と思われる人物が次の矢をつがえながら立っている。

 決して華美ではない、いたって簡素な焦げ茶色の襟付きの服に黒い細身のパンツを穿いているが、間違えようがない。
 少し浅黒い肌、灰色の髪、赤と黒の中間色のザクロのような色の瞳。
 痩躯だが鍛えてある事が感じ取れる身体から、気が流れるのが見えた。

「オスカー殿下、左に!」

 とっさに声を上げたユージィンの意図を正しく察したオスカーが、ユージィンを抱えたまま左に転がるのと、元いた場所に2本目の矢が刺さるのは同時だった。

「なんだ、ギャザスリー気流師よ、貴様はオスカーの味方か。貴様の為に息子を成敗するつもりだったが、面白い。貴様らがどこまで抵抗できるか、この俺gいたい!」

 3本目をつがえようとしていた国王と思われる人物の後ろから、国王の身体を押さえ首にナイフをあてながら中年の女性が顔を見せた。

「母上……」
「久しいですね、オスカー。ギャザスリー気流師も、怪我はありませんか」

 小さく頷いて見せると、女性は安心したようににこりと微笑みかけてきた。

「あなた、そろそろおやめなさいませ。
 万が一にもその矢がオスカーに擦りでもしたら、私、あなたを許しませんよ」
「現役の剣術師団長だぞ! 当たるわけがないだろうが!」
「そんなのわかりませんわ。あなたの手元が狂って、オスカーが見誤ることもあるかもしれませんでしょう」
「手元が狂う前提か……いい、興が削がれた。もう弓を射らないから手を離せ。俺の首から血が出てないか? 見てくれるか」

 オスカーが手を引いてユージィンを起こす。立ち上がりながら国王を見ると、国王の気流は今にも3本目の矢をつがえられるよう動こうとしていた。

「だめです、王妃! 国王はまだ弓を使います!」

 思わず叫びながらオスカーの前に飛び出した。
 同時に腕を緩めずにいた王妃が「いいっ加減に!!! なさいませ!!!」と酷く大きな雷を落とし、その場は一旦収まったのだった。

 王の専属執事が矢を片付けている間に、王妃の専属執事がお茶を入れてくれる。
 王も王妃も、上段からは既に下りて応接に移動していたが、同じく応接に移動したオスカーは酷く不機嫌そうだ。
 不機嫌はわかるが、挨拶をしないわけにはいかない。
 ユージィンからすれば、国王と王妃など雲の上の存在だ。
 気軽に戦に出てきて国民との距離も近い王族とは違い、国王と王妃に会う機会なんてあるわけもなくユージィンは酷く緊張しながらも、床に片膝をつき首を緩く傾げて臣下の礼をとった。
 部屋に入った時には確かに緊張していたのに、その後のいざこざですっかり緊張がほぐれた、と思ったのは勘違いだったようだ。

「お約束もなく御前に罷り越し大変失礼いたしました。初めてお目にかかります、気流師団に所属しておりますユージィン・ギャザスリーと申します」

 あらまあ、と既にソファに座っていた王妃が立ち上がりユージィンのもとにきた。
 そうして、床についたユージィンの手をその手ですくうように持ち上げた。

「面をあげてください、ユージィン。
 私はオスカーの母、アレイシャ・ジグライドです。どうか、アレイシャと。まずは、座ってください」
「ユージィン、母はまだしも父に臣下の礼なんて取る必要はないぞ。先程殺されかけたのを忘れたのか」

 オスカーがつまらなそうに言う。
 心の中で、無茶を言うなと悪態をつきながらも王妃に促され、ソファへと腰掛ける。

 目の前に座る国王が、「オスカーの父のオスタバルトだ」と、名乗り、笑いながら話しかけてきた。
 酷くノリが軽い。

「ユージィン、貴様、戦いは得手だったか」
「実践として戦う事はできませんが、身体の動きを視れば次の手がわかりますので補助は得手かと存じます。ただ、実際の戦で速さを求められる剣術などの補助をするのは難しいかと」
「ほう、それはなぜか」
「動きを伝えている間に斬られます」
「はは、それはそうだな」
「医術以外での戦の補助は遠くから魔術師の動きを視て伝えるのがいい所でしょう。魔術であれば、発動着弾まで多少の時間がかかりますので……」
「剣術や体術が使える気流師がいたら、どうか。実践で役に立つと思うか」
「そちらの才能があれば、もしかしたら。
 相手の気流が流れるのと同時に動けるような才能もあわせて持っていれば良いですが、剣術や体術が普通程度の才能であるなら、それらは専門に任せて、気流師は気流を視ることに専念した方が使い勝手がよろしいかと存じます」
「まあ、そうだな、もっともだ。
 なあ、ユージィン。
 縁あってこうして会えたのだから、たまにはここに話しにこないか。
 王室つきの気流師は頭がかたくこのような雑談にはなかなか応じてくれんしな。
 身内の気流師と言えばシェルフェストがいるが、オズタリクアが嫌がって連れてこないのだ」
「俺も嫌に決まっているでしょう、父上。
 やめてください、ユージィンを自分の知的探究心を満たすために使おうとするのは。
 それから、王室つきの気流師が雑談に応じてくれなくなったのは父上が興味本位で色々試そうとしたのを恐れたんですよ。
 耄碌するのも大概にしてください」
「お前ら兄弟は揃いも揃って心が狭いな」

 国王であるオスタバルトは、眉間に皺を寄せ、目の前のお茶を飲んだ。

「まあいい。
 それよりオスカー、話があってきたのだろう。さっさと話せ。あまり時間がない。公務の時間が迫っている」
「臣下は貴方が怪我をするのを恐れて誰も戦ってくれないからと、息子に喧嘩を売ってストレス発散をするような真似をするから遅れるのです。もういい加減おやめなさいませね」

 アレイシャの忠告は無視することにしたらしい。
 オスタバルトは、で? と、オスカーを促した。

「ユージィンと婚姻を結ぶことにしました。
 10日後には戦が始まるようなので、今日にでも婚姻の儀を執り行いたいのですが可能ですか」
「「今日?」」

 ユージィンとアレイシャ2人の声が重なった。

 中草国民の一般的な婚姻の儀とは、婚姻を結ぶ2人とその身内が集まり、祭場で国と国王に対し2人が共にあるための祈りを捧げ、祈りを受け取った国王が婚姻を認める。
 と、言うのが大まかな流れだ。

 とは言え国王は、全ての国民の婚姻の儀を執り行い見届け認める事はできない。
 その為、国の要所に国民の為の祭場が置かれ、国王の代わりに儀式の執り行い婚姻を認める主宰者という役がいる。

 もちろん王族に関しては代わりの主宰者ではなく、国王本人が執り行う。
 国王本人が是と言えば、当然その日に行うことも可能であろう。

 しかし。
 いや、今日?
 今日て、今日? 今? この日?
 ユージィンはようやく言われた事を理解し、もう一度口に出した。

「オスカー殿下、今日、とは……?」

 オスカーは酷く優しい目でユージィンを見返す。

「急すぎると思うだろうが、戦に出る前に婚姻を結んでおきたい。明日以降、戦まで時間が取れる保証もないし、王族と婚姻を結んでいる配偶者は戦の配置の融通が利くんだ。お前に少しでも危ない目にあって欲しくない」
「……いえ、私は気流師なので戦に関してはそもそも随分と融通を利かせてもらっていると思いますし、婚姻に関する準備も全くできていませんし、兄にも報告していませんし、とにかく、戦の後にしませんか」
「だめだ。みなみ相手の戦でなければ、戦後でもいいかもしれないが、みなみは、だめだ。
 小競り合いで済むものではない。
 万が一俺が死んだら。
 万が一お前が奪われたら。
 そう考えると、万全を期さずにはおられんよ、ユージィン」

 死。奪われる。
 確かに、前回、数年前にみなみに狙われた東砂国とうしゃこくは今以て戦後の復興に時間がかかっている。
 また、その前にみなみに仕掛けられた中草国の争いでは、現王オスタバルトの弟妹たちが半数は亡くなったとも言われる、歴史に残る戦だ。

 オスカーの言う通り、戦後のことなんて、不確か過ぎて、約束もできないのかもしれない。



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