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第217話:ナナリ♡
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リリナの件で箍が外れたアユムは今夜ナナリに夜這いを掛けるつもりである!
・・・と言うのも家令として雇っている老紳士のワトキンスや新しく他の領から転勤してきた中年のエレンダ人メイドであるエバに今までの勤務先での経験談を聞いた際に他の貴族による使用人達の扱いは元の世界のブラック企業どころの騒ぎではなかったからだ!
なんでも彼ら彼女らによれば他の貴族達は使用人を同じ人間ではなく人間の姿をした別の次元の生き物――つまり別の階層の2流の人々として扱うのが普通らしい...
もっと概念的に分かりやすく例えるのであれば身分制度による階級は生まれた時からの原罪や宿罪のようなモノで生涯放免される事ない――つまり許されざる罪を神によって与えられている下級国民であると考えられているようなのだ!
詰まるところ――階級の下の者達が過酷な境遇にあるのは神の定め運命!そのような人達は悲惨な境遇でも甘んじて受け入れるべきである!と言う世間一般的な常識らしい!!!
ゆえに他の貴族屋敷では使用人に対して自分から挨拶はしないし、こちら話しかけないのが常識だとされ使用人は雇用主と廊下で出会ったら道を空け出来れば壁を向いた方が良いとされている(また紳士淑女が仕事場に来た際は必ず立って出迎えなければならない...)
つまりアユムのように『Hey!you! 調子はどう!』とフランクに挨拶される事はなく彼ら彼女からすればアユムの距離感は可笑しいらしい...
ちなみに先ほど知らせられた通り下々の人々は生まれた時から原罪を背負いし罪人なので使用人たちの住環境は普通は悪く他の貴族屋敷では良くても寒暖差の激しい屋根裏部屋や地下室が大半であり...
無論、一人部屋という訳でもなく複数人で同居させられ悪ければ物置やキッチンの隅、風呂場の脱衣所などで寝起きしなければならないのだと言う!
また使用人が使用する休憩室も――この館に設置されているキチンとした使用人ホールではなく台所の傍にある地下室などが多く...
雇用主が親切な場合は床にココナッツ繊維で編まれたマットと使い古しのソファーなどが置かれ快適に過ごせるようにされているが...
通常は大きな台所テーブルが1つに木製の椅子が数脚、引き出し付きの鏡台に休憩の際に使用する為の安楽椅子など最低限のモノに限られており...
最高でも裕福な屋敷に勤めている使用人だけがサービスでピアノや本棚を置いて音楽や読書を楽しめるようにしてくれる程度だと言う。
ウチの休憩室みたいに新品のコイルソファーやゴーレムが清掃、補充を含め全てやってくれる最大15気圧~19気圧の本格エスプレッソ全自動マシーンを備えたフリードリンクコーナーなどはないらしい...
もちろん――そのような職場で、まともな食事が提供される訳もなく...
貴族や大物商人達の使用人になれれば他の職場の労働者に比べれば比較的――豊かな食生活を送っているとは言え提供される料理の内容は雇用主の食事の余り物か料理見習いの台所女中が修練の為に作った料理が大半であり...
上級の使用人・・・つまり家令や執事、家政婦などは主人の食事後に冷めているとは言え雇用主と同じ内容の料理を自室で食べられる事が多いようだが...
下級使用人達は通常――下級の使用人達は上級の使用人達が自室で食事を食べ終わる前に休憩室での食事を切り上げなければならないばかりか...
提供される食事の内容もローストビーフやシチュー、ハッシュ、プディングなど手間の掛からない物が多く見習いの料理人が練習で作っているので味の方も期待できないようで...
ついでに礼儀作法にも気を付けなければならないので――くつろいだ雰囲気で食事は望めないようだ
しかも腹いっぱい食べたら使用人は怠惰になると言う謎の価値観から食事の量は少なく設定されていると言うので堪らない!
しかし――これでも恵まれているようで酷い所だとバターを塗ったパン一切れにチーズ一切れだけといった軽い食事すら出ないようで卵1つを渡され一日分の食事だと言い張る雇用先もあるのだと言う!
そのような事もありほかの職場では仕事が辛く泣いている若い女性使用人に対し老年の執事が「今は辛くても天国で報われる時が来る」と慰める場面が目撃されるのは珍しい事ではないようだ・・・地獄かな?(白目)
ただ勿論――そのような酷い職場だけでなく、ちゃんとした所もあるようで元の世界の感覚では信じがたいが『野菜や細切れ肉のシチューや細切れ肉の入った温野菜スープなど食べたくない、ステーキを食わせろ!』と不満を言う猛者もいるとの事で正直――何が何だかよく分からない!
余談だが一応――アユムの所のようにハーブティーなどの飲み物代や砂糖、制服などの嗜好品や生活物資などを支給してくれる所もあるらしいが、その代わり給料が低く平均的な賃金を支払ってくれるアユムのようなケースは大変めずらしいようだ!
・・・随分と話が長くなったがアユムがナナリに夜這いを掛けようと思ったのは他の貴族よりも彼女達を大切に扱っているのにビレネーの人々が徒党を組んでサボタージュを起こされた事と他の貴族屋敷での使用人に対する次の話を聞いて...
――思ったより自分が、おいしい思いが出来ていない!!と気づいてしまったからだ!!
なんでも数々の雇用主と職場を転々として来た家令のワトキンスと身寄りのない子どもの時代からメイドとして働いていた中年のエレンダ人メイドのエバ曰く。
使用人の恋愛は恋愛にかまけて仕事が疎かになったり恋人の為に犯罪まがいな行為に手を染める事を雇用主側は恐れたおり...
この世界の宗教観や道徳観の観点からも嫁入り前の娘が例え恋人であったとしても男性と関係を結ぶのは、ふしだらな事であり、そのような事が世間様に発覚すれば雇用主の監督不足――お屋敷全体の恥であり御法度だとされているが...
だが男女が色恋沙汰が起こるのは当然!
美しい女性使用人が屋敷に来れば男は気になるもの!!
雇用主や――その息子、他の使用人などの恋愛対象になる事が多いの事実。
滅多にない事だが中には領主の後妻に収まったり使用人同士で幸せな結婚できた人――郷里の恋人と長いあいだ文通をした末に――ようやく結婚するなど穏やかな例もある一方で...
結婚に漕ぎつける前に妊娠が発覚した場合『自分の子か、どうかも疑わしい』と問答無用で解雇され...
無論――相手が雇用主の家族であれば男性側はお咎めなく例え同じ職場の使用人同士でも男性側は誘惑されただけで社会的に責められる事もない事がザラだと言う!
さらに悪い事に悪い雇用主や使用人、出入りの関係者などが使用人たちに乱暴を働く事も少なくないらしいのだ!
これは男性の使用人の場合でも例外ではなく中高年の女主人や性的嗜好が同性に向いている雇用主などにベットに引きずり込れた話もあるのだと言う!
それを聞いてアユムは思った!
他の貴族は――若い女性なら手当たり次第に手を出してるのか?!!
な、なんて!酷い!けしから・・・うらやましい!!!
こうして話を聞いたアユムは居ても立ってもいられず...
今まで散々ビレネーの人々に足を引っ張られたのだ!
少しくらい――おいしい思いをしても罰は当たらないハズ!!!
とナナリへの夜這いを決行するのであった!!!
***
草木も寝静まった真夜中――以前自作した魔灯ランプを手に持ってスペアキーを使いナナリの寝室に忍び込むとベットの脇にある小さな個人用テーブルにランプを置くと静かに寝息をたてているナナリのベットへと潜り込む...
彼女がネグリジェの下に履いているランジェリーをずらし花弁を舐め回すと...
「んっ♡・・・はぁっ♡」
と甘い吐息が漏れ出てきた!
十分に濡れるまで執拗に舐め回すと――いよいよ自身の分身を取り出し蜜弁に導かれるままに一気に中へと侵入する!!
「――――?!!!ん"っ――やあ"っ♡あ"あ"あ"あ"あ"あ"~~~♡」
『いやぁっ?!だ、誰?!!』と破瓜の痛みにナナリが掛け布団を捲ると魔灯ランプに照らされたアユムの顔が照らし出されると彼女は『りょ、領主様?!』と驚愕した声を挙げ――
「いやぁっ!お止め下さい!!わたし好きな人が――いやぁっ!ダメぇぇえええっ!!」
腰を浮かせて逃げようとするナナリに合わせて腰を追いかけ無情にも犯す!!
「いやぁっ!そんな!だめぇっ!!ぃたっ!お許し下さい!お願いです!領主様!あ"あっ!どうか、お慈悲を!!!」
止めるように懇願するナナリに対しアユムは「そんな!こんなに気持ち良いのに!そんな事を言わないで!」と身勝手にも言い放つと「別にいいじゃないか!!そもそも領主の性の防波堤の役割は君たちの務めだろう!!へっへっへっ♪今晩はひと晩中可愛がってやるぞ!!」と彼女の願いを却下した!
「ぃやぁっ!ぁぁ!そんなぁ!この!けだもの!!!どうかお情けを!ユユスくん!助けて!ユユスくーん!!ぁぁっ♡やぁっ!ぃやぁっ!いやぁっ!」
(ほう、ほう・・・ナナリの思い人とは俺の護衛を務めている騎士のユユスなのか)と感想を抱きながら自身が彼女をモノにし寝取った征服感と興奮から性的な快感の高まるのを感じ絶頂を悟る!
「あぁっ!そんなに締めつけれたら!・・・イクッ!」
「いやぁっ!!ダメぇぇーーーえええっ!!!」
彼女は子種を受け取るのを拒否するも脈打つ!
無情にもメスとしての本能が雄の子種を全て飲み干さんと男根を物欲しげに媚肉で締め付ける!!
「ぁぁ・・・ぃやぁっ・・・そんな・・・だめぇっ...」と力なくナナリが呟く...
ようやく獣欲に耐える悪夢が終わった...
そう彼女が考えたのも束の間――
「ふぅ~・・・もう一回!」
「そ、そんな!!!ダメッ!いやぁっ♡はあっ♡んっ♡あぁっ♡ふあっ♡」
なんと彼の肉棒は――その硬さを取り戻し、また再びそそり立つと彼女の中で暴れ出したではないか?!!
「んんっ♡あっ♡やぁっ♡だめぇっ! ふあっ♡ああっ~~~♡はあっ♡あっ!!!」
***
昨晩は高校男子の若さを生かしてベッドで何回もナナリを可愛がったせいか今日は寝不足気味である。
それもこれもルルナやリリナの時と違ってナナリは終わった後『酷いです!領主様!』『こんな無理やり為さる方だったなんて・・・思いませんでした...』と言わんばかりにベッドで――すすり泣いていたからである!!
これも夜這いをかけたとしても女性側も気持ち良くすれば問題ないと言っていたリリナパパやナナリパパの言葉を信じたからだ!!
耳を大きく話を聴いてたのに随分と話が “ちげぇーじゃねぇーか”!!!
お陰様で罪悪感からキョロキョロ、オロオロしながら「ごめん!ナナリがあまりに可愛かったから!」とフォローしなきゃイケなかった!
※フォローの御陰もあり、なんとか『いいです・・・私が悪いです...』といじけた様子の彼女から言質を引き出す事に成功したが...
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バン!と戸が開かれる音!!
「あゆむ君! どう言う事! リリナさんとナナリさんとエッチしたって!」
案の定、俺は――別の問題に追われている!!!
「ま、待ってくれ!My honey!・・・コレは、その・・・違うだよ!(白目)ほら!それに日和はさせてくれないじゃないか!!」
「言い訳しないでꐦ それは、あゆむ君が生でしようとするからでしょうꐦ 妊娠したら、どうするのꐦ 私たち、まだ学生なんだよꐦ 」
「いや・・・でも・・・子孫を残すのも貴族の務めだし!!」とアユムが弁明するが――しかし日和は...
「意味、分からないꐦ お仕事だから浮気するなんて許さないꐦ 」と激おこ!ぷんぷん!自分の彼氏であるハズのアユムの裏切りにブチ切れである!
売り言葉に買い言葉と言うのか――これにはアユムもムッとし「うるせぇ!一発やったくらいで女房づらはやめろꐦ」と言ってはいけないクズ発言を口に滑らせる!
アユムの逆ギレに、ひよりは...
「・・・るさない...許さないꐦ」と目に涙を浮かべると自分の天恵スキルを使い――いったい何処から出したのか!!
その白く細い手にキラーン☆と白く妖しい光を放つナイフを持ち出し!
「あゆむ君を殺して私も死ぬぅ~~~!!!」と恐ろしい事を言い出したではないか?!!
「いや!いや!いやぁー!ちょっと待って!!死ぬぅ!死ぬぅ!死ぬぅ~~~!!
重い、重い、重い!愛が重いぃぃ~~~い"?!!!」
梨島の想定外の凶行に狼狽しているアユムだけでなく護衛についていたユユスも「な、梨島殿!お、落ち着いて下さい!」と彼女を宥めるが...
「少しでも私を愛してるなら一緒に死んでぇ!!あゆむくぅ~~~んꐦ 」
・・・と、なんと!彼女は本当に突撃してきたのだ!!
これにはアユムも堪らず「うわぁぁーーーア"ア"ア"!!!暴力反対~~~!!!」と声を挙げながら護衛のユユスが日和に刺され「あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ~~~」と悲鳴を上げているのを後目に...
『すまない!ユユス!君の犠牲は忘れないぃ~~~い"い"い"!!!と』三階の窓から飛び降りるとパラシュートの五点着陸の要領で逃げ出す!!
(良くやったぞ!!ユユス!勲章モノの活躍だ!!)
と心の中でユユスに謝りながら「あゆむくぅ~~~ん"ん"ꐦ 」と言う怨嗟に満ちた日和の怒声とナナリの「いやぁっあ"あ"あ"!!!ユユスく~~~ん!死なないでぇぇえええ!!!」と言う声が遠ざかるのを耳にしながら一気に走り去る!!
***
なんとか脱兎の如き勢いで人混みの多い街まで逃げおおせる事に成功すると――すぐに鳩便と早馬の伝言で領主の館と連絡を取り、状況を把握した!
どうやら護衛のヤヤハに取り押さえられたようだ。泣き崩れていたので簡単だったらしい...梨島は保護され落ち着くまで自室へと軟禁されたようだ
今は使用人と衛兵達がで梨島をドア越しから宥めておいてくれるらしい...
ちなみに屋敷からは『はやく帰って来て下さい!』と頼まれたが冗談ではない!!
「彼女への謝罪の言葉とプレゼントを考える時間が欲しい・・・」と言い訳がましく最もらしい理由も持ち出すと「彼女の機嫌を取るのも君たちの仕事だろう!存分に頑張ってくれたまえ!!!」と無茶ぶりしておいた...
(ふぅ~・・・さて、どうするか...)
ほとぼりが冷めるまで帰れねぇ...
日和を怒らせてしまったアユムは...
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(媚びぬ!引かぬ!省みぬー!!)
※もちろん、前の二つは嘘...
なんと!怒らせてしまった日和への謝罪の言葉とプレゼントを考える為に・・・
懲りることもなく娼館の娼婦達と遊び歩きながらデートし彼女達と一緒に梨島への謝罪のプレゼントを考えると言う有り得ない行動に出たのだ!
無事――プレゼントを選び終えたので領主の館へ乗り合い馬車で帰る...
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うわぁぁーーーあああア"ア"ア"ーーー!!!脳みそを破壊されりゅぅぅう"う"う"ーーー!!
なんと!帰って――まず名誉の負傷をしたユユスに謝ろうと思って彼の私室を訪れると彼は看病をしていたナナリと寝ていたのだ!!!
「きゃあっ?!」「領主様?!ち、違うです・・・これは!」と全裸の二人が反応しているが!しっかり見たからな!!!
うわぁぁーーーア"ア"ア"ーーー!!!
年下イケメン騎士に白髪爆乳メイドを寝取られたぁぁア"ア"ア"ーーー!!!
いや!俺がNTRったのをNTR返されたと言うべきかぁぁあああ!!!
これは反乱である!クーデターである!!こうなったら最悪の裏切りをした二人とも絞首台に送って・・・
・
・
・
ピコーン!!∑(⊙∀⊙)
うん?待てよ?
ふっと頭が冷静になる...
よくよく考えて見ればナナリの初めては、もう貰った訳だし――ここでユユスと結ばれるのであれば養わなくて済むのでは?
良い人アピールできるうえに何より護衛のユユスが居なくなっては不都合もあるし理不尽な理由で処罰したら領民であるビレネーの人々も黙っていないだろう...
それにナナリも若い内に別の奴と結婚すれば婚期を逃す事もなく幸せになるし・・・これは!もしかして完璧な三毛作では!!!
アユムは一転――真剣な顔を作ると「騎士ユユスよ・・・ナナリの事を心から愛しているか?ナナリほどの器量好しを手放すのは正直、惜しいが――もし彼女を心から愛して幸せにするのであれば彼女との結婚を認めよう!」とユユスに問いかけた。
『領主様!本当ですか?!』とナナリは目を輝かせユユスも領主であるアユムに問われ逃げられない状態だ!!
「は、はい!」と緊張した様子でユユスは答えると――『よし、なら・・・』と二人に初夜税の免除と結婚式の費用を出してやる事を約束してやった!
当然、思い人と結ばれたナナリは大喜びである!!・・・単純な奴めっ...
( `д´)、ぺっ!
ちなみに例のプレゼント作戦は大成功で梨島の私室の前で懸命に謝り彼女への愛をドア越しに長々と呟くアユムの作戦は功を奏した!
なお余談だが彼を許した日和がドアから出てきて――すぐ、その後にお互いの体を抱きしめ愛を確かめるようにハグし合った所...
日和が彼の体から別の女性の香水がする事に気づき首筋にキスマークの口紅が付いていたのを発見する完璧なオチが付いた事は言うまでもない!
『あゆむくんのバカぁ~~~あ"あ"ꐦ』と言う日和の怒号が夜のケルダンの夜空を駆け抜けたとか、とかないとか...つづく
・・・と言うのも家令として雇っている老紳士のワトキンスや新しく他の領から転勤してきた中年のエレンダ人メイドであるエバに今までの勤務先での経験談を聞いた際に他の貴族による使用人達の扱いは元の世界のブラック企業どころの騒ぎではなかったからだ!
なんでも彼ら彼女らによれば他の貴族達は使用人を同じ人間ではなく人間の姿をした別の次元の生き物――つまり別の階層の2流の人々として扱うのが普通らしい...
もっと概念的に分かりやすく例えるのであれば身分制度による階級は生まれた時からの原罪や宿罪のようなモノで生涯放免される事ない――つまり許されざる罪を神によって与えられている下級国民であると考えられているようなのだ!
詰まるところ――階級の下の者達が過酷な境遇にあるのは神の定め運命!そのような人達は悲惨な境遇でも甘んじて受け入れるべきである!と言う世間一般的な常識らしい!!!
ゆえに他の貴族屋敷では使用人に対して自分から挨拶はしないし、こちら話しかけないのが常識だとされ使用人は雇用主と廊下で出会ったら道を空け出来れば壁を向いた方が良いとされている(また紳士淑女が仕事場に来た際は必ず立って出迎えなければならない...)
つまりアユムのように『Hey!you! 調子はどう!』とフランクに挨拶される事はなく彼ら彼女からすればアユムの距離感は可笑しいらしい...
ちなみに先ほど知らせられた通り下々の人々は生まれた時から原罪を背負いし罪人なので使用人たちの住環境は普通は悪く他の貴族屋敷では良くても寒暖差の激しい屋根裏部屋や地下室が大半であり...
無論、一人部屋という訳でもなく複数人で同居させられ悪ければ物置やキッチンの隅、風呂場の脱衣所などで寝起きしなければならないのだと言う!
また使用人が使用する休憩室も――この館に設置されているキチンとした使用人ホールではなく台所の傍にある地下室などが多く...
雇用主が親切な場合は床にココナッツ繊維で編まれたマットと使い古しのソファーなどが置かれ快適に過ごせるようにされているが...
通常は大きな台所テーブルが1つに木製の椅子が数脚、引き出し付きの鏡台に休憩の際に使用する為の安楽椅子など最低限のモノに限られており...
最高でも裕福な屋敷に勤めている使用人だけがサービスでピアノや本棚を置いて音楽や読書を楽しめるようにしてくれる程度だと言う。
ウチの休憩室みたいに新品のコイルソファーやゴーレムが清掃、補充を含め全てやってくれる最大15気圧~19気圧の本格エスプレッソ全自動マシーンを備えたフリードリンクコーナーなどはないらしい...
もちろん――そのような職場で、まともな食事が提供される訳もなく...
貴族や大物商人達の使用人になれれば他の職場の労働者に比べれば比較的――豊かな食生活を送っているとは言え提供される料理の内容は雇用主の食事の余り物か料理見習いの台所女中が修練の為に作った料理が大半であり...
上級の使用人・・・つまり家令や執事、家政婦などは主人の食事後に冷めているとは言え雇用主と同じ内容の料理を自室で食べられる事が多いようだが...
下級使用人達は通常――下級の使用人達は上級の使用人達が自室で食事を食べ終わる前に休憩室での食事を切り上げなければならないばかりか...
提供される食事の内容もローストビーフやシチュー、ハッシュ、プディングなど手間の掛からない物が多く見習いの料理人が練習で作っているので味の方も期待できないようで...
ついでに礼儀作法にも気を付けなければならないので――くつろいだ雰囲気で食事は望めないようだ
しかも腹いっぱい食べたら使用人は怠惰になると言う謎の価値観から食事の量は少なく設定されていると言うので堪らない!
しかし――これでも恵まれているようで酷い所だとバターを塗ったパン一切れにチーズ一切れだけといった軽い食事すら出ないようで卵1つを渡され一日分の食事だと言い張る雇用先もあるのだと言う!
そのような事もありほかの職場では仕事が辛く泣いている若い女性使用人に対し老年の執事が「今は辛くても天国で報われる時が来る」と慰める場面が目撃されるのは珍しい事ではないようだ・・・地獄かな?(白目)
ただ勿論――そのような酷い職場だけでなく、ちゃんとした所もあるようで元の世界の感覚では信じがたいが『野菜や細切れ肉のシチューや細切れ肉の入った温野菜スープなど食べたくない、ステーキを食わせろ!』と不満を言う猛者もいるとの事で正直――何が何だかよく分からない!
余談だが一応――アユムの所のようにハーブティーなどの飲み物代や砂糖、制服などの嗜好品や生活物資などを支給してくれる所もあるらしいが、その代わり給料が低く平均的な賃金を支払ってくれるアユムのようなケースは大変めずらしいようだ!
・・・随分と話が長くなったがアユムがナナリに夜這いを掛けようと思ったのは他の貴族よりも彼女達を大切に扱っているのにビレネーの人々が徒党を組んでサボタージュを起こされた事と他の貴族屋敷での使用人に対する次の話を聞いて...
――思ったより自分が、おいしい思いが出来ていない!!と気づいてしまったからだ!!
なんでも数々の雇用主と職場を転々として来た家令のワトキンスと身寄りのない子どもの時代からメイドとして働いていた中年のエレンダ人メイドのエバ曰く。
使用人の恋愛は恋愛にかまけて仕事が疎かになったり恋人の為に犯罪まがいな行為に手を染める事を雇用主側は恐れたおり...
この世界の宗教観や道徳観の観点からも嫁入り前の娘が例え恋人であったとしても男性と関係を結ぶのは、ふしだらな事であり、そのような事が世間様に発覚すれば雇用主の監督不足――お屋敷全体の恥であり御法度だとされているが...
だが男女が色恋沙汰が起こるのは当然!
美しい女性使用人が屋敷に来れば男は気になるもの!!
雇用主や――その息子、他の使用人などの恋愛対象になる事が多いの事実。
滅多にない事だが中には領主の後妻に収まったり使用人同士で幸せな結婚できた人――郷里の恋人と長いあいだ文通をした末に――ようやく結婚するなど穏やかな例もある一方で...
結婚に漕ぎつける前に妊娠が発覚した場合『自分の子か、どうかも疑わしい』と問答無用で解雇され...
無論――相手が雇用主の家族であれば男性側はお咎めなく例え同じ職場の使用人同士でも男性側は誘惑されただけで社会的に責められる事もない事がザラだと言う!
さらに悪い事に悪い雇用主や使用人、出入りの関係者などが使用人たちに乱暴を働く事も少なくないらしいのだ!
これは男性の使用人の場合でも例外ではなく中高年の女主人や性的嗜好が同性に向いている雇用主などにベットに引きずり込れた話もあるのだと言う!
それを聞いてアユムは思った!
他の貴族は――若い女性なら手当たり次第に手を出してるのか?!!
な、なんて!酷い!けしから・・・うらやましい!!!
こうして話を聞いたアユムは居ても立ってもいられず...
今まで散々ビレネーの人々に足を引っ張られたのだ!
少しくらい――おいしい思いをしても罰は当たらないハズ!!!
とナナリへの夜這いを決行するのであった!!!
***
草木も寝静まった真夜中――以前自作した魔灯ランプを手に持ってスペアキーを使いナナリの寝室に忍び込むとベットの脇にある小さな個人用テーブルにランプを置くと静かに寝息をたてているナナリのベットへと潜り込む...
彼女がネグリジェの下に履いているランジェリーをずらし花弁を舐め回すと...
「んっ♡・・・はぁっ♡」
と甘い吐息が漏れ出てきた!
十分に濡れるまで執拗に舐め回すと――いよいよ自身の分身を取り出し蜜弁に導かれるままに一気に中へと侵入する!!
「――――?!!!ん"っ――やあ"っ♡あ"あ"あ"あ"あ"あ"~~~♡」
『いやぁっ?!だ、誰?!!』と破瓜の痛みにナナリが掛け布団を捲ると魔灯ランプに照らされたアユムの顔が照らし出されると彼女は『りょ、領主様?!』と驚愕した声を挙げ――
「いやぁっ!お止め下さい!!わたし好きな人が――いやぁっ!ダメぇぇえええっ!!」
腰を浮かせて逃げようとするナナリに合わせて腰を追いかけ無情にも犯す!!
「いやぁっ!そんな!だめぇっ!!ぃたっ!お許し下さい!お願いです!領主様!あ"あっ!どうか、お慈悲を!!!」
止めるように懇願するナナリに対しアユムは「そんな!こんなに気持ち良いのに!そんな事を言わないで!」と身勝手にも言い放つと「別にいいじゃないか!!そもそも領主の性の防波堤の役割は君たちの務めだろう!!へっへっへっ♪今晩はひと晩中可愛がってやるぞ!!」と彼女の願いを却下した!
「ぃやぁっ!ぁぁ!そんなぁ!この!けだもの!!!どうかお情けを!ユユスくん!助けて!ユユスくーん!!ぁぁっ♡やぁっ!ぃやぁっ!いやぁっ!」
(ほう、ほう・・・ナナリの思い人とは俺の護衛を務めている騎士のユユスなのか)と感想を抱きながら自身が彼女をモノにし寝取った征服感と興奮から性的な快感の高まるのを感じ絶頂を悟る!
「あぁっ!そんなに締めつけれたら!・・・イクッ!」
「いやぁっ!!ダメぇぇーーーえええっ!!!」
彼女は子種を受け取るのを拒否するも脈打つ!
無情にもメスとしての本能が雄の子種を全て飲み干さんと男根を物欲しげに媚肉で締め付ける!!
「ぁぁ・・・ぃやぁっ・・・そんな・・・だめぇっ...」と力なくナナリが呟く...
ようやく獣欲に耐える悪夢が終わった...
そう彼女が考えたのも束の間――
「ふぅ~・・・もう一回!」
「そ、そんな!!!ダメッ!いやぁっ♡はあっ♡んっ♡あぁっ♡ふあっ♡」
なんと彼の肉棒は――その硬さを取り戻し、また再びそそり立つと彼女の中で暴れ出したではないか?!!
「んんっ♡あっ♡やぁっ♡だめぇっ! ふあっ♡ああっ~~~♡はあっ♡あっ!!!」
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昨晩は高校男子の若さを生かしてベッドで何回もナナリを可愛がったせいか今日は寝不足気味である。
それもこれもルルナやリリナの時と違ってナナリは終わった後『酷いです!領主様!』『こんな無理やり為さる方だったなんて・・・思いませんでした...』と言わんばかりにベッドで――すすり泣いていたからである!!
これも夜這いをかけたとしても女性側も気持ち良くすれば問題ないと言っていたリリナパパやナナリパパの言葉を信じたからだ!!
耳を大きく話を聴いてたのに随分と話が “ちげぇーじゃねぇーか”!!!
お陰様で罪悪感からキョロキョロ、オロオロしながら「ごめん!ナナリがあまりに可愛かったから!」とフォローしなきゃイケなかった!
※フォローの御陰もあり、なんとか『いいです・・・私が悪いです...』といじけた様子の彼女から言質を引き出す事に成功したが...
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バン!と戸が開かれる音!!
「あゆむ君! どう言う事! リリナさんとナナリさんとエッチしたって!」
案の定、俺は――別の問題に追われている!!!
「ま、待ってくれ!My honey!・・・コレは、その・・・違うだよ!(白目)ほら!それに日和はさせてくれないじゃないか!!」
「言い訳しないでꐦ それは、あゆむ君が生でしようとするからでしょうꐦ 妊娠したら、どうするのꐦ 私たち、まだ学生なんだよꐦ 」
「いや・・・でも・・・子孫を残すのも貴族の務めだし!!」とアユムが弁明するが――しかし日和は...
「意味、分からないꐦ お仕事だから浮気するなんて許さないꐦ 」と激おこ!ぷんぷん!自分の彼氏であるハズのアユムの裏切りにブチ切れである!
売り言葉に買い言葉と言うのか――これにはアユムもムッとし「うるせぇ!一発やったくらいで女房づらはやめろꐦ」と言ってはいけないクズ発言を口に滑らせる!
アユムの逆ギレに、ひよりは...
「・・・るさない...許さないꐦ」と目に涙を浮かべると自分の天恵スキルを使い――いったい何処から出したのか!!
その白く細い手にキラーン☆と白く妖しい光を放つナイフを持ち出し!
「あゆむ君を殺して私も死ぬぅ~~~!!!」と恐ろしい事を言い出したではないか?!!
「いや!いや!いやぁー!ちょっと待って!!死ぬぅ!死ぬぅ!死ぬぅ~~~!!
重い、重い、重い!愛が重いぃぃ~~~い"?!!!」
梨島の想定外の凶行に狼狽しているアユムだけでなく護衛についていたユユスも「な、梨島殿!お、落ち着いて下さい!」と彼女を宥めるが...
「少しでも私を愛してるなら一緒に死んでぇ!!あゆむくぅ~~~んꐦ 」
・・・と、なんと!彼女は本当に突撃してきたのだ!!
これにはアユムも堪らず「うわぁぁーーーア"ア"ア"!!!暴力反対~~~!!!」と声を挙げながら護衛のユユスが日和に刺され「あ"あ"あ"あ"ぁぁぁ~~~」と悲鳴を上げているのを後目に...
『すまない!ユユス!君の犠牲は忘れないぃ~~~い"い"い"!!!と』三階の窓から飛び降りるとパラシュートの五点着陸の要領で逃げ出す!!
(良くやったぞ!!ユユス!勲章モノの活躍だ!!)
と心の中でユユスに謝りながら「あゆむくぅ~~~ん"ん"ꐦ 」と言う怨嗟に満ちた日和の怒声とナナリの「いやぁっあ"あ"あ"!!!ユユスく~~~ん!死なないでぇぇえええ!!!」と言う声が遠ざかるのを耳にしながら一気に走り去る!!
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なんとか脱兎の如き勢いで人混みの多い街まで逃げおおせる事に成功すると――すぐに鳩便と早馬の伝言で領主の館と連絡を取り、状況を把握した!
どうやら護衛のヤヤハに取り押さえられたようだ。泣き崩れていたので簡単だったらしい...梨島は保護され落ち着くまで自室へと軟禁されたようだ
今は使用人と衛兵達がで梨島をドア越しから宥めておいてくれるらしい...
ちなみに屋敷からは『はやく帰って来て下さい!』と頼まれたが冗談ではない!!
「彼女への謝罪の言葉とプレゼントを考える時間が欲しい・・・」と言い訳がましく最もらしい理由も持ち出すと「彼女の機嫌を取るのも君たちの仕事だろう!存分に頑張ってくれたまえ!!!」と無茶ぶりしておいた...
(ふぅ~・・・さて、どうするか...)
ほとぼりが冷めるまで帰れねぇ...
日和を怒らせてしまったアユムは...
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(媚びぬ!引かぬ!省みぬー!!)
※もちろん、前の二つは嘘...
なんと!怒らせてしまった日和への謝罪の言葉とプレゼントを考える為に・・・
懲りることもなく娼館の娼婦達と遊び歩きながらデートし彼女達と一緒に梨島への謝罪のプレゼントを考えると言う有り得ない行動に出たのだ!
無事――プレゼントを選び終えたので領主の館へ乗り合い馬車で帰る...
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うわぁぁーーーあああア"ア"ア"ーーー!!!脳みそを破壊されりゅぅぅう"う"う"ーーー!!
なんと!帰って――まず名誉の負傷をしたユユスに謝ろうと思って彼の私室を訪れると彼は看病をしていたナナリと寝ていたのだ!!!
「きゃあっ?!」「領主様?!ち、違うです・・・これは!」と全裸の二人が反応しているが!しっかり見たからな!!!
うわぁぁーーーア"ア"ア"ーーー!!!
年下イケメン騎士に白髪爆乳メイドを寝取られたぁぁア"ア"ア"ーーー!!!
いや!俺がNTRったのをNTR返されたと言うべきかぁぁあああ!!!
これは反乱である!クーデターである!!こうなったら最悪の裏切りをした二人とも絞首台に送って・・・
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ピコーン!!∑(⊙∀⊙)
うん?待てよ?
ふっと頭が冷静になる...
よくよく考えて見ればナナリの初めては、もう貰った訳だし――ここでユユスと結ばれるのであれば養わなくて済むのでは?
良い人アピールできるうえに何より護衛のユユスが居なくなっては不都合もあるし理不尽な理由で処罰したら領民であるビレネーの人々も黙っていないだろう...
それにナナリも若い内に別の奴と結婚すれば婚期を逃す事もなく幸せになるし・・・これは!もしかして完璧な三毛作では!!!
アユムは一転――真剣な顔を作ると「騎士ユユスよ・・・ナナリの事を心から愛しているか?ナナリほどの器量好しを手放すのは正直、惜しいが――もし彼女を心から愛して幸せにするのであれば彼女との結婚を認めよう!」とユユスに問いかけた。
『領主様!本当ですか?!』とナナリは目を輝かせユユスも領主であるアユムに問われ逃げられない状態だ!!
「は、はい!」と緊張した様子でユユスは答えると――『よし、なら・・・』と二人に初夜税の免除と結婚式の費用を出してやる事を約束してやった!
当然、思い人と結ばれたナナリは大喜びである!!・・・単純な奴めっ...
( `д´)、ぺっ!
ちなみに例のプレゼント作戦は大成功で梨島の私室の前で懸命に謝り彼女への愛をドア越しに長々と呟くアユムの作戦は功を奏した!
なお余談だが彼を許した日和がドアから出てきて――すぐ、その後にお互いの体を抱きしめ愛を確かめるようにハグし合った所...
日和が彼の体から別の女性の香水がする事に気づき首筋にキスマークの口紅が付いていたのを発見する完璧なオチが付いた事は言うまでもない!
『あゆむくんのバカぁ~~~あ"あ"ꐦ』と言う日和の怒号が夜のケルダンの夜空を駆け抜けたとか、とかないとか...つづく
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